ゆるめるモ!(You'll Melt More!)の徹底解説まとめ

ゆるめるも!(You'll Melt More!)とは、フリーライターの田家大知がももいろクローバーの「ピンキージョーンズ」に触発されて、「辛い時は逃げてもいいんだよ」をテーマとして自ら街頭でスカウトして集めてきたメンバーで結成された女性アイドル・グループ。名前の由来は「(窮屈な世の中を)ゆるめる」というメッセージと「You'll melt more!(あなたをもっとトロけさせたい)」という2つの意味が込められている。

ゆるめるモ!1/5ゼップ東京1/26ゼップなんばCM(ニュボボンガーの病編)。

ゆるめるモ!1/5ゼップ東京1/26ゼップなんばCM(ゆるめる大学編)。

ゆるめるモ!1/5ゼップ東京1/26ゼップなんばCM(こちょこちょ星人ねこじゃらモ!編)。

ゆるめるモ!1/5ゼップ東京1/26ゼップなんばCM(紅白歌合戦編)。

ゆるめるモ!1/5ゼップ東京1/26ゼップなんばCM(新年のご挨拶編)。

ゆるめるモ!のディスコグラフィー

メンバーについて

・2013年1月加入のもねは、加入当初は「ももぴ」であったが、2014年11月29日に「もね」に改名している。ここでは「もね」で統一する。

・2013年9月21日加入のちーぼうは、加入当初は「ちー坊」であったが、2014年8月27日に「ちーぼう」に改名している。ここでは「ちーぼう」で統一する。

ひどもやま日記について

小林氏の発言の後に記述されている「ひどもやま日記」とは、小林愛さんのブログの名称。

レーベルについて

・You'll Records
ゆるめるモ!自身のインディーズ・レーベル

・T-Palette Records
2011年にタワーレコード内に設立されたアイドル専門のレコードレーベル。

・KIMONO
2007年9月に三浦俊一(KERA & The synthesizers)が中心となって、ニュー・ウェイヴ/ニュー・レイヴの魅力を広めるべく設立されたレーベル。

・SPACE SHOWER MUSIC
株式会社スペースシャワーネットワーク音楽ソフト事業本部のサービス名称。
2014年4月にインディーズを中心とするレコード流通事業「BounDEE(バウンディ)」、および音楽レーベル・マネージメント事業(旧:ブルース・インターアクションズ→SPACE SHOWER MUSIC)を統合。

・AqbiRec
女性アイドル・グループ「BELLRING少女ハート」のディレクターだった田中紘治氏が2013年9月に設立したレーベル。

・アルケミー・レコード
1984年6月、非常階段のギタリスト、JOJO広重が、元INU(日本のパンク・バンド)のメンバーであった林直人の協力を受け大阪府に設立したレーベル。JOJO広重氏は取締役社長。林直人は専務に就任していたが、残念ながら2003年に他界。
現在は自社流通の他、メジャーのレコード会社を含む他社へのライセンス貸与でのリリースも積極的に行っている。

・Maltine Records
tomadが主宰を務めているインターネット・レーベル。
無料ダウンロードで楽曲をリリースしている。

・クリバン (Creators Bang)
詳細不明。

・ekoms
音楽家「桜井健太」が代表を務める音楽制作会社。「桜井健太」は現在、「サクライケンタ」としてMaison book girl や クマリデパートをプロデュースしている人物。

・TRASH-UP!! RECORDS
映画「女の子よ死体と踊れ」の企画・制作をした「株式会社トラッシュ・アップ」が2015年9月1日に発足させたレーベル。

・Thistime Records
東京をベースに2003年から活動しているインディペンデントレーベル。

・Pヴァイン・レコード
1975年から続く老舗のインディーズ・レーベル。
当初はブルースやR&Bを主に扱っていたが、現在ではロックやJポップも手掛けている。
本場アメリカでも入手困難な作品を、採算度外視でリリースする非常に気骨のあるレーベル。

・IDOL NEWSING
アイドル専門ライターの岡島紳士が自主制作したDVDマガジンやCDを発行するためのレーベル。
アイドルDVDマガジンの名称でもあり、2016年のVol.2 から発売元として「IDOL NEWSING」が使用される。

・CURIOUSCOPE
株式会社 CURIOUSCOPE (キュリオスコープ)のことで、映画・ビデオの制作及び販売を行っている。

・hug inc.
TOWA TEIが代表を務める音楽事務所。音源制作、イベント企画を手がけている。

・なりすレコード
アナログフォーマットに拘っているインディーズレーベル。

・Office KINDAN
音楽集団「禁断の多数決」関連の作品をリリースしているレーベル。

・LOST RECORDS
ライブハウス「新宿ロフト」、「下北沢シェルター」、「NAKED LOFT」を運営しているロフトプロジェクトが主宰するインディーズレーベル。

・クラリスディスク
音楽ソフト制作会社「株式会社シティコネクション」がコンピュータ・ゲームのサウンドトラックCDを制作・販売するために立ち上げたレーベル。

・テイチクエンターテインメント
キングレコードと並ぶ日本の老舗レコード会社。
現在は通信カラオケ等を主業務とする「株式会社エクシング」の連結子会社。
「テイチク」とは「帝国蓄音機商会 (テイこくチクおんきしょうかい)」の略。

・キングレコード
テイチクレコードと並ぶ日本の老舗レコード会社。
出版社である講談社 (発足当時は大日本雄辯會講談社)の音楽部門として発足。
「キング」は講談社の雑誌「キング」が由来となっている。

・SDP
スターダストピクチャーズの略称で、スターダストプロモーションの関連会社。
商号は株式会社SDP。

・avex trax
エイベックス・エンタテインメントのレコードレーベル。
浜崎あゆみなどが所属している。

・ポニーキャニオン
フジサンケイグループの大手映像・音楽ソフトメーカー。
あの「およげ!たいやきくん」をリリースしたのがこのポニーキャニオン。
前身は「株式会社ニッポン放送事業社」。

・バップ
日本テレビホールディングスの事業子会社のひとつで、映像・音楽ソフトメーカー。

規格について

・マキシシングル
CDシングルの1形態。
現在では殆ど見かけなくなったが、8cmサイズを「CDシングル」と呼ぶのに対し、12cmサイズを「マキシシングル」と呼んでいる。
マキシシングルとミニアルバムの明確な違いの定義はないが、オリコンによると、4曲まではシングル、それ以上はアルバム(ミニアルバムを含む)と定義されている。
この4曲というのがクセもので、同じ曲のリミックス違いが複数収録されていても、1曲と見做される。例えば「A」という曲のリミックス・ヴァージョンが10種類収録されていても、曲数はあくまでも「1曲」となる。つまりリミックス・ヴァージョンが増えて収録時間がフルアルバムと殆ど変らなくても、曲数が4曲であればシングルとなる。また「A」という曲と、そのインストルゥメンタルが収録されていても曲数は「1曲」となる。

・ミニアルバム
アルバムの1形態。
フル・アルバムとの明確な違いの定義はないが、6~8曲前後が収録されていればミニアルバム、それ以上であればフルアルバムと呼ばれる。
また、通常はインストルゥメンタルは収録曲数には含まれない。

・アルバム
アルバムの1形態。
ミニアルバムが6~8曲前後が収録されているのに対し、それ以上収録されていればアルバムと呼ばれる。

・12インチアナログレコード
いわゆる30cmサイズのレコード (ビニール盤)。

配信限定作品について

オトトイ株式会社が運営する音楽配信・情報サイト「OTOTOY」より配信限定でリリースされているシングル及びアルバムに関しては、DVD化はされているがCD化はされていないライヴ音源、あるいはDVD化もCD化もされていない楽曲に関してのみ取り上げる。

2013年

4月20日:HELLO WORLD EP

HELLO WORLD EP
名義:ゆるめるモ!
参加メンバー:けちょん、のんちゃん、ゆみこーん、もね
発売日1:2013年4月20日 ライヴ会場限定リリース
発売日2:2013年5月15日:OTOTOYより配信リリース
発売日3:2013年7月17日:タワーレコード秋葉原店限定リリース
発売日4:2013年9月25日:ディスクユニオンで取扱い開始
レーベル:You'll Records
規格:マキシシングル

収録曲
01. ゆるめるモん
02. なつ おん ぶる ー
03. ゆるめるモん (Instrumental)
04. なつ おん ぶる ー (Instrumental)

ゆるめるモ!のデビュー・シングル。

2013年4月20日にライヴ会場限定でリリースされたが、同年5月15日には音楽配信・情報サイト「OTOTOY」より配信でのリリース開始。メンバーの一人、ゆみこーんの誕生日である7月17日よりタワー・レコード秋葉原店限定での販売が開始。そして同年9月25日、ディスクユニオン下北沢店で開催された「New Escape Underground レコ発インストア」を機にディスクユニオンでの販売も開始された。

現在では廃盤になっているが、ディスクユニオンのオンラインショップでは中古での在庫が若干残っており、2,100円~2,350円の価格で取り扱われている (2018年8月4日現在)。

特典として4人のメンバーのうち一人の生写真が封入されていた。

Special Thanks として数名の名前がクレジットされているが、そこには卒業していった「いっちー(七海苺香)の名前もある。残念ながら彼女の名前がクレジットされるのは、これが最後となった。

タワーレコード秋葉原店での限定販売が開始された際に行われた「取扱い開始イベント」は以下のような内容であった。

ゆるめるモ! 『HELLO WORLD EP』タワーレコード秋葉原店限定 取扱い開始記念イベント
開催日時
2013年08月04日(日) 12:30
場所
秋葉原店
参加方法
タワーレコード秋葉原店にてゆるめるモ!シングル『HELLO WORLD EP』(YLRC1)¥1,000をお買上げの方に先着で手もみ券を配布。
【購入特典】
1枚買っていただいた方に手もみ券(3人全員と)
2枚買っていただいた方に手もみ券+2ショットチェキ(サインなし)
3枚買っていただいた方に手もみ券+2ショットチェキ(サイン付き)
4枚買っていただいた方に手もみ券+全員(3人)とのチェキ(サインなし)

楽曲概説

01. ゆるめるモん
作詞:小林愛
作曲:田家大知
編曲:Tamptin
Guitar&Programming:Tamptin

ゆるめるモ!のオリジナル楽曲第1号。ただし楽曲自体は田家氏が以前組んでいたバンドの楽曲のリメイク。
アレンジのTamptinは田家氏のバンドのギタリストだった人物。またTamptinはグループ・ロゴも作成している。

ゆるめるモ!のグループ・ロゴ。

作詞を担当した小林氏も一時期、田家氏のバンドに在籍していたが、歌詞に関しては改めて書き下ろされている。小林氏によると、アイドルらしい歌詞を作るのにかなり悩んだという。この「ゆるめるモん」は今でも一番好きな歌詞であり、彼女自身の真骨頂であると語っている。これ以降、ゆるめるモ!の多くの楽曲の歌詞を担当していくことになる。

小林氏:私の中の真骨頂は「ゆるめるモん」のような歌詞です。うまいこといったなあ、と思っています(ゆるめるモ!オフィシャル・サイト:2014年3月8日)。

小林氏:アイドルってこういう感じなんだろうか…と悩みながら書いた曲。いまだに、一番好きくらいの歌詞。メンバーのけちょんさんが「メインが鰤ってどういう意味ですか?」と訊ねたエピソードが萌えしぬ!(ひどもやま日記:2015年12月3日)。

ゆるめるモ!のデビュー・ライヴ(2012年12月29日:渋谷DESEO)のオープニング・ナンバーであり、まさにグループの初お目見えを飾る楽曲となっている。
ちなみにこの日のセット・リストは
01. ゆるめるモん
02. これが私の生きる道 (Puffy カヴァー)
03. 自己紹介ラップ
04. ゆるめるモん (二度目)

最初からオリジナル曲を準備したことに対して田家氏は、「カバー曲の練習に割く時間がもったいない」と語っている。また、自身のバンドの楽曲のリメイクを採用したことに対しては、「結成から2ヵ月後に初ライブと決めていたこともあり、デビューライブからオリジナル楽曲でのライブをするためにまずはコストのかからない自身のバンドのリメイク楽曲からはじめた」「既にアレンジができ上がっていたことと、初ライブでいきなり高速ヒップホップみたいなのやったらインパクトあるだろう、と思ったから」と語っている。

ゆみこーん : まだダンス・レッスンも始まったばかりで、それを歌って踊る自分が想像できませんでした。最初は自分たちの曲っていう感覚はなくて、練習が始まって何度か歌ううちに実感が持てました。

のんちゃん : でも、やっとできた感はあったかな。グループ名だけあったから、やっとそれに色がついて具現化したような感じです。それまでは、入れ物だけあった感じだったので。

田家氏が「アイドルというフォーマットを使って、パンク・ロックみたいなことをやりたいんですよね。(中略)パンク・ロックが起こった時代のムーヴメントとか、白人でヒップ・ホップをやって道を切り開いたビースティ・ボーイズのような存在になりたいですね」(OTOTOY:2013年5月15日)と語っているように、パンク、エレクトロ・ポップ、ビースティ・ボーイズ、ももいろクローバーZあたりの要素がごった煮になったような楽曲。
楽曲全体を支配しているのは彼女たちのラップ。ラップによくあるような、鼻に突く、スノップで、変に格好つけている格好悪さがなく、アイドルのラップにありがちな「無理してラップしている感」が感じられないのがとても好印象。けっして上手い訳ではないのだが、キュートで人懐っこく、適度に真面目で適度にチャラチャラしていて、背伸びしている窮屈さが全く感じられない、抗しがたい魅力に溢れている。良い意味でのアマチュアっぽさもプラスに働いている。

02. なつ おん ぶる ー
作詞:小林愛
作曲:Tamptin
編曲:Tamptin
Guitar&Programming:Tamptin

「ゆるめるモん」同様、田家氏が以前組んでいたバンドの楽曲のリメイクで、歌詞のみ書き下ろし。

小林氏:冬に生まれた夏の歌です(ひどもやま日記:2015年12月3日)。

第2回目のライヴ(2013年1月27日:渋谷DESEO)で初披露されている。この日のライヴはもね(ももぴ)参加後初のライヴであり、5人体制による初ライヴでもあった(けちょん、いっちー、のんちゃん、ゆみこーん、もね)。いっちーは同年2月28日に卒業してしまうので、この5人体制での活動はわずか約1ヶ月だけであった。この「なつ おん ぶる ー」は「新曲やります! 真夏の曲ですー!」という掛け声で初披露された。

田家氏によると「四つ打ちで明るい曲だから、盛り上がるだろう」とのことで、この楽曲をリメイクしているが、ライヴで披露することで本来のアイドルの楽曲作成とは異なることに気が付いたという。その後、アイドルの楽曲を研究した結果、作られた楽曲がゆるめるモ!の代表曲の一つである「逃げろ!!」であった。

田家氏はこの「なつ おん ぶる ー」と「逃げろ!!」を使い分けるセット・リストを組んでいたという。「なつ おん ぶる ー」はバンドが中心のライヴでの受けが良かったため、バンドよりのライヴに出演する際にはこの「なつ おん ぶる ー」を、それ以外は「逃げろ!!」をセット・リストに入れていたとのこと。

イントロに沖縄っぽいテイストを取り入れた、まさに夏といった楽曲。
バックの演奏は打ち込み中心の四つ打ちのエレクトロ・ポップであり、「ゆるめるモん」にあったようなごった煮感はない。「しゅみは、無趣味。。。嘘!嘘!嘘!海!」と歌われるところ、その後のはしゃぎ具合、そして最後の「海、行きたいなぁ」のセリフがたまらなくキュート。

6月1日:ゆるめるモ!初ワンマン&のんちゃん生誕祭 ゆるすぎちゃったらごめんなさい!

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