ゆるめるモ!(You'll Melt More!)とは【徹底解説まとめ】

ゆるめるも!(You'll Melt More!)とは、フリーライターの田家大知がももいろクローバーの「ピンキージョーンズ」に触発されて、「辛い時は逃げてもいいんだよ」をテーマとして自ら街頭でスカウトして集めてきたメンバーで結成された女性アイドル・グループ。名前の由来は「(窮屈な世の中を)ゆるめる」というメッセージと「You'll melt more!(あなたをもっとトロけさせたい)」という2つの意味が込められている。

田家 : 自分たちのために動いてくれるスタッフさんが10何人もいる、ああいうのを見ると変わるよね。

けちょん : 自分たちが辛いって思ってるのが超ばかばかしいなと思ったんです。全然寝る時間もなかったんですけど、それ以上に関わってくれてる方々は寝てなくて。それでも機嫌が悪くなるとかないし、すごく気を遣ってくれて「大丈夫?」とか「寒いから入ってなよ」とか。私だったら絶対にツンツンしちゃうと思って。ツンツンっていうかピリピリか。だから、それを見て尊敬しました。

田家 : あれは接着剤みたいな効果をもたらしたと思います。そのぎゅーが、そのままブリッツでもぎゅーってなった気がします。

けちょん : うん。言われると、たしかにそんな気がします。

――ブリッツ後、もねさんとちーぼうが活動をお休みすることを発表したじゃないですか。けちょんさんは、ブリッツのライヴ中に知っていたと思うんですけど、どういう気持ちでいたんですか?

けちょん : 2人がお休みしちゃうからこの瞬間を楽しもうとは思ってたけど、このステージをやっている中で早く戻ってきたいと思ってほしいと思っていました。絶対に楽しいから。Zeppも決まったし、途中で気持ちが変わらないかなって。

――言葉で説得するんじゃなくて、ライヴでもいい光景を一緒に感じて欲しいってことですよね。

けちょん : 言葉をそんなに上手に話せないって言ったら変ですけど、気持ちを伝えることが苦手だから。でも、そう決めたってことは自分の気持ちはまとまってるはずだから、感じ取ってもらうしかないのかなって思っていました。

出典: ototoy.jp

――今までも活動休止だったり、卒業する子を送り出す経験をしてるわけじゃないですか。それを1番経験しているけちょんさんはどう思ってるのかなって。

けちょん : さびしいなと思うけど、やりたいことがあって全力でそっちをやるために休むとか辞めるっていう判断は正しいと思うんです。もちろん、ただ辞めたいだけっていう気持ちだったら怒りますけど(笑)。みんな理由はしっかりしてるから。

――それは、けちょんさんが辞めなかったっていうのにも繋がってきますよね。ちなみにZeppでのワンマンは知らなかったんですよね?

けちょん : 知らなかったです。すっごくびっくりしました。あと、恐怖でしかなかった(笑)。Zepp DiverCityって画面に出た瞬間に「すごーい!」っていうのと、「何を言っているんだ!」と。しかも半年後って。わー!! っていうか絶叫しました(笑)。まだ夢かなって思ってるけど、早く動きたい。

田家 : ブリッツは早くの準備が成功に繋がったからね。前までは10あったら10全部を説明しなきゃいけなかったので、自分の中で考えがまとまるまでみんなに内容を説明してなかったりしていたんですけど、今はメンバーたちが自分たちで考えて動けるから、僕の中で2の段階でも投げると、メンバーの中で今できることはなんだろう? って準備をしてきてくれたりするから、そこはすごくやりやすくなりましたね。

――メンバーの中で1番付き合いが長いけちょんさんから見て、田家さんってどんな人ですか?

けちょん : 田家さん… メンバーに気を遣い過ぎている感じがある。あと、面白いことをいっぱい思いつく人(笑)。面白くて新しいことをやろうとしていて、体調を崩しそうで怖い人(笑)。でも優しい人ですね。

田家 : 時々不安がられる、優しすぎ、気を遣い過ぎだから、もっとガッとくればいいのにって言われます…。

けちょん : だってプロデューサーですよ!! 偉そうにしてほしいですよ。偉そうにしすぎられたらイライラしちゃうんですけど(笑)。もうちょっと喧嘩してもいいくらいの感じでいいかなって。

――田家さんと喧嘩したりとかあるんですか?

けちょん : ないです。田家さん優しいから。そうだよねって1回飲み込んでから言ってくれる。

田家 : 大人がその時の感情でばーんって言うのはよくないから、飲み込んで、それでも言った方がいいなって思ったらちゃんと落ち着いた言葉で言うし。

けちょん : ふふふ。わかった!! みんなに愛されてる人。一見奇抜過ぎて怖いけど、周りの大人の人たちが支えたくなる人。

田家 : ありがたいことです(照)。

出典: ototoy.jp

――けちょんさんは、初期メンバーとして、自分が先頭に立って引っ張って行かなきゃっていう気持ちもあったりしますか?

けちょん : それはないです。引っ張って行こうとはあんまり思わなくて、どちらかといったら土みたいな感じ。土台っていうわけじゃないんですけど、縁の下の力持ちみたいな。そっと見守ってようっていうイメージが自分の中である。

田家 : たぶん、それはけちょんのやり方で引っ張って行ってるんだよね。そうやって土でいてくれるから、みんながすくすくお花になったり、チョウチョになったりしてるんだと思います。

――ここからZeppに向けてどういうことをやっていきたいですか。

けちょん : 練習をしているときに指示してくれる人が欲しいかも。立ち位置とかもバミリを貼るけど、結局センターとかズレちゃうんですよね。ズレてますとか言ってくれる人が欲しい。あと、もっと早い段階から通しで練習したり、細かい振りとか揃えたいなって思う。歌ももっと上手になりたいし、バンドさんともっとコミュニケーションとりたいなって思います。一体感がもっとほしい。

田家 : それは音に出るからね。

けちょん : あとはなんだろ。何したらよくなるんですかね(笑)? でもゆるめるモ! にしかできないことをしたいなって思う。面白いことをしたいです。

――ゆるめるモ! にいるからこそやってみたいことってありますか?

田家 : あ!! 前に西澤さんにインタヴューしてもらった時の記事を読み返したら、まだやりたいことやれてないって言っていたよね?

けちょん : あー… なんかそんなこと言った気がする!

田家 : あれは結局なんなんだったの(笑)?

けちょん : え、忘れちゃったー。

一同 : (笑)。

出典: ototoy.jp

2015年5月29日、OTOTOYに掲載されたあののインタビューより。

――赤坂BLITZ直前に都内3ヶ所で行なったゲリラ広報活動、いま振り返ってみてどうですか?

あの : はじめて新橋に行ったんですけどサラリーマンばっかりでした。だから応援してみました。フレッフレ。

――あの時って活動休止中だったんですよね。ブリッツ前に新宿MARZで行なったuchuu,さんとの対バンには出てましたよね?

あの : あの時が最後です。あの時色々あってきつくなっちゃって、uchuu,さんとのコラボは出れなくて。他のスタッフさんに「そんなんじゃ出れないでしょ」って止められてたんですけど、直前までアナウンスとかしてなかったから出なきゃと思って出たんですけど、やっぱ完璧なものができない感じがあってすごくイヤだった。

――自分の体調とかモチベーションがあまりよくなかった?

あの : 体調とか気分が落ちてました。その前からずっと、今年に入ってから、ライヴがきついというか、しんどかった。普段から気持ちの浮き沈みがかなり激しいんですけど、今年に入ってから、ほとんどずっと気持ちが下がっていて。メンバーにも自分の思ってることとか言えないんですけど、友達もいないから、自分の中だけで溜めたり抱え込みやすくて。今までそれが当たり前だったけどそれがなんかね、ちょっと抱え込めなくなったから、ライヴには立てないですって。

――ステージに立ちたいんだけど立てないみないなジレンマがあった?

あの : そうですね。極端なんです。その場しのぎみたいなことができなかったりするから、両極端なのかなって思う。自分でもダメだなって思います。

――他のインタヴューとか読んでも、わりと自分を責めちゃうみたいなことは言ってますよね。

あの : 最近は特にそうかもしれないです。ひとつできないとイヤなんですよ。ひとつできないだけで自分の全てがダメだって思う。自分にやってる意味があるのかなっていう感じのライヴが自分の中で続いていて。

――だからブリッツ前、1回活動休止して体調を整えようと。

あの : 休止したんですけど、映画の撮影が何日間に渡ってあって全然休めなかった。みんなが主役なんですけど、1人だけ特殊な役で、雨にうたれながら倒れたり過酷なシーンが多くて、休養中なのになにこれ? って感じだった(笑)けど逃げることができない環境はぼくにとって良い環境でもあったと思う。逆に撮影には集中できました。

――それでも、ブリッツに向けて自分のモチベーションを上げていこうとしていた?

あの : 上げてかなきゃって感じだったんですけど、上がらなかったし、ずっと沈んでたから表に立ちたくなくて。家から出たくない。でも家にも帰りたくないと思う日もあって、夜とかもさまよっていたときもありました。そのときの意識はほとんど飛んでてよく自分でもわからないけど、今思い返すと普通に駅員さんとかおまわりさんとかに囲まれました。「大丈夫ですか?」ってすごく頻繁に言われるんですよ。そういうのもむかつくっていうか、なんで知らない人に大丈夫ですかって言われなきゃいけないのって。みんなと対等になれない感覚が改めてハッキリ見えちゃう感じ。

出典: ototoy.jp

――結局ブリッツの時は立て直せたんですか?

あの : うーん。

田家 : その前に名古屋・大阪のツアーで久しぶりに出てね。

あの : 名古屋・大阪は、本番はやれたんですけど終わって家に帰るとすぐ元の状態に戻るし、ブリッツも本当は立ちたくなかったんですよ。5日前とか4日前とかまではそんな気持ちでいました。

――ゲネプロの時もそういう感じだった?

あの : ゲネの日は、体調もだし気持ちがどうしても下がっちゃってて寝れてなかったです。体が震えたり、耳鳴りとか吐き気がひどくて、ゲネプロの日も家に帰ってない。前日の夜、1人でどっか行ってた(笑)。今初めて言うんですけど、何事もないようにやってました。

――ゲネプロの前日に、メンバー含めて全員で話し合いをしたんですよね?

あの : 話し合いというか呼ばれて。外出たくないのになーと思いながら行ったんですけど、その時もたしか1番最初にその部屋から抜けて、そのまんま家に帰れなかった。

田家 : 行方不明になっちゃって…。

あの : 行方不明(笑)。頻繁ではないけど、あるんですよ。メンバーもたぶん知らないかもしれないんですけど。

――ゲネで、バンド・メンバーと合わせて歌ってみて、気持ちが変わったりとかはしませんでしたか?

あの : 久々に生音を聴いて単純にすごいなって思いました。楽器とか、音とか。普段はあまり思わないけど、そういう時に聴くと、すごいなとちょっと思ったりした。自分のギターの練習もしなきゃなって思った(笑)。

田家 : ゲネの時点で演奏がすさまじかったので、あの音を聴いたら理屈を超えてあーって気持ちが高揚したのはあったと思います。これなら成功するだろうし、がんばらなくちゃなって僕も思いました。

――そこからの1週間っていうのはどうやって過ごしたんですか?

あの : そこからはレッスンが続いたんで、体調とか気分とかいろいろあったんですけど、とりあえずブリッツだけを考えようと思い集中はしました…。

田家 : 1回タワレコ新宿店のインストアを挟んだんですよ。

あの : そうだ、それもあった。出れる状況ではなかったんですけど、出たんですよね。活動休止してる訳なんだけど、ファンの人が待ってるとか出てって言ってくれて直前まで悩んでたから発表が遅くなっちゃって、自分が遅かったのにグループのせいになっちゃっていたからイヤだったし、じゃあ出るから絶対見に来てって思って。でも自分の気持ちが整ってないとライヴがちゃんとできなくて、ボロボロだったんですよ。見せられるものではなくて。それで、その時もライヴの後走って逃げちゃいましたね。泣きながら。

田家 : 渋谷疾走の頃からそういう時にあのちゃんを1人にしちゃいけないっていうのは学んだので、その時はどこまでも追いかけて行きました。目撃したファンとかもいっぱいいると思うんで、すごい心配をかけたと思うんですけど。

――ブリッツまではあと3日という状況で、どういう気持ちでいたか覚えてますか?

あの : ちょっともう無理だって。

――当日ブリッツに行くまでの気持ちはどうだったんですか?

あの : 頭がぼーっとしていました。ブリッツに着いて、すぐチェキ撮影があって。いっぱい来てくれて嬉しかったし、大丈夫かもなって思った。雰囲気的にファンの人は不安だったと思うんですけど。

――人が集まってるところを見て気持ちを持ち直した?

あの : 今日のライヴでゆるめるモ! のライヴは良い意味でもう見なくていいってなるくらい、自分自身が消えてもいいってくらいのライヴじゃないと絶対にイヤだったから。ライヴを見てもらわないと分からないこととか多いと思うんですけど、お金払って来てくれたし、普通にやろうって思った。

出典: ototoy.jp

――「ライヴに来ないとわからない」ってMCでも言ってましたよね。

あの : インターネットは便利なんですけど、めんどくさいし1年前ぐらいから嫌いになった。誹謗中傷は普段全く気にしないけどスルースキルがない時もあって。そうゆう時はすごく腹立つこともあるし、傷つくこともある。ライヴを観に来てくれた人は、グループにとっても嬉しいことを言ってくれるし、ライヴでしか感じ取れないものがあるからだと思う。

――そういうライヴの場に2ヶ月ちょっと出れなかったていうのは辛いことでもあったと思います。特にあのちゃんへの期待も高いっていうのもあるだろうし。

あの : うーん…(笑)。

田家 : ネットでいろいろ言われたりして、プレッシャーというか責任感とかが大きかったと思うんですよ。

あの : 逆の意見もあるんですけどね、いなくてもいいみたいな。だけど出なきゃって感覚でした。最初言ったように今年に入ってから精神的に落ちてたんですけど、出なきゃって感覚でライヴに出ていて、結局自分が潰れたって感じ。

田家 : 端から見ていても完全に潰れていて。そこまでプレッシャーをかけないで、休むことも必要だよっていう感じで、半ば強制的に休業させましたね。

――実際ブリッツで1200人の前に立って、最初に言ってたのが「ここで馬鹿にならなきゃいつ馬鹿になるんだよ」ってことで。あれは、自然に出た言葉なんですか?

あの : 自己紹介プラス一言言わなきゃいけない流れだったから咄嗟に出た感じ(笑)。

――実際、始まってからはどうだったんですか?

あの : やっぱりリキッドルーム以上に景色がすごかった。人があんなに埋まると思ってなかったからびっくりした。

――ブリッツの時のメンバー間のモチベーションだとかっていうのはどうでした?

あの : みんなテンションは上がっていたと思います。普通に和やかな感じはありました。でも、(もねとちーぼうが)活動休止するのを知っていたから、最後の方はとりあえずこの6人は一区切りなんだなと思って。それで「逃げろ!!」を歌ったから、言葉に表せない何かがあった感じがした。

――それって言葉にするの難しいと思うんですけど、どんな感じだったんですか。

あの : どんな気持ちでやればいいんだよって思った。笑えないっていうか。でも逆に笑ってやろうって思ったし、「逃げろ!!」を笑って歌う、そういう意地みたいなのがあった気がする。2人が活動休止するっていうのを聞く前、自分もブリッツに立てないと思っていて、辞めようかな… ってくらいまで来てたんですよ。このままずっと活動休止しようかなとか、いろいろ迷ってる時にその話が来ちゃって、言えなくなっちゃったというか。ここで言ったら終わり感があるなって。もちろん3人でもいけると思うんですけど、とりあえず言えなくなっちゃって。だから辞めたい気持ちはあったんですけど、その話が来て続けざるをえなくなったって感じで、混乱しちゃって。

田家 : あのちゃんの中では今ステージに立つのがきついし、辞めるまでにいかないにしても、ブリッツ後もしばらく休止することは考えてたんですよね。

あの : ほとんどそうしようと思っていたから。けど、その話が来て、ここでなーと思って。

出典: ototoy.jp

――かなりギリギリな状況の中でブリッツに臨んだわけですね。

あの : だから、あれは奇跡というか、よくあそこに6人全員で立てたなってレベルで。

田家 : それほど危機的状況でしたね。ちーぼうもブリッツ前は体調不良でライヴを休むことが多かったんですけど、あの日ステージに上がってやりきって。

――お客として見てる限りは全然そんなふうになっているとは感じなかったです。

あの : 見せないですもん(笑)。

田家 : そこはプロというか、自覚が出てきたし、成長したってとこですね。

――あのちゃん的に、ブリッツの出来はどうだったんですか?

あの : んー、正直あんまり覚えてないんですよね。でも褒めてくれる人が多かったから、よかったのかなって思うけど、客観的に見れてないからなんとも言えない部分があります。

――Zepp DiverCityでやるっていうのは事前には知っていた?

あの : いや、あの時知りました。

――発表を訊いてどう思いました?

あの : えー、内心あんまり驚かなかった。最初、「冬」って表示されたからカウントダウン・ジャパンか!! と思って「え!」みたいになったけど、あ、Zeppかって(笑)。けど、Zeppも立ちたいねって話が出たこともあったから、嬉しかった。

――田家さんはあえて直前には言わなかったんですね?

田家 : そうですね。たぶんサプライズでみんなで共有した方がストーリーが始まるのをお客さんと共有できるかなと思って。ステージ・サプライズってあんまりやったことなかったんで、映像付きでちょっとやってみたいなと思ってやりました。

――これからしばらく4人体制で活動が続いていくわけですが、あのさんはTwitterでは何も触れてないけど、どう思ってますか?

あの : 自分の気持ちとかをTwitterとかで言いたくない。

田家 : 誤解する人がどうしても出てきちゃうというか、最近叩かれることも増えてしまい、参っちゃってるところがあるので。 今後心配なのは普通のライヴっていうか、あれだけのライヴをブリッツでしちゃったんで、若干みんなプチ燃え尽き症候群みたいなところがあるからどう立てなおすか。

あの : 実際「4人じゃやばくね?」みたいな意見が多いと思うんですよ。2人も休んで大丈夫なの? って。けど「別に余裕だけど」って思う(笑)。

出典: ototoy.jp

――あのちゃんは、ネットでゆるめるモ! の募集を見て、最初は軽い気持ちで応募したそうですけど、活動を続けてきて意識は変わったりしましたか。

あの : 最初はリハビリ感覚だったけど若干変わった。アイドルは辛かったらやめちゃえばいいじゃんって話なんですけど、2年くらい続いてる。他のグループだったらとっくに辞めてるはずなんだけど、ゆるめるモ! だから… というより田家さんがいるから、なんとかやれてる。田家さんが強くゆるめるモ! に誘ってくれたし、田家さんはすごいですよね。尊敬してる人とかあんまりいないんですけど、田家さんは尊敬まで行かないけど(笑)、なんかそういう感じの。… 合うんですよ、話してても。合わない時もあるけど、たまに合うんですよ。だから続けられてるのかなって。この先続けられないかもしれないですけど(笑)。

――今後のスケジュールもいろいろ詰まってそうですし、これはダイバーシティまで休む暇なさそうですよ。

あの : まず休まず健康になれるようにします(笑)。

――あのちゃんも、体調管理がより大切になってきますね。寝れない、食べれないって状態が続くとぼーっとしちゃうんじゃないですか?

あの : めっちゃぼーっとしてますね。頭回らない。寝ないからかな。

――寝れないとか食べれないってところから抜け出したいって思うことはありますか?

あの : うーん、寝たい。

――あのちゃん的にゆるめるモ! でギター弾いたりしてるじゃないですか。音楽部分でもいろいろやってきたいっていう気持ちは大きいですか?

あの : ギターはそんな好きじゃないっていうか、難しいじゃないですか。でも楽しいから、もっとできるようになりたい。活動休止しちゃったことは申し訳ないけど、それでも赤坂ブリッツ、5月2日にぼくを待ってくれる人がいてありがとうと思った、これからもそうだったらいいな。

田家 : あのちゃんは感謝の気持ちを簡単に言葉にしないというか。だから伝わってない人がいるかもしれない。

あの : あんまりなんか…。

田家 : 言葉にすると軽くなっちゃう気がするのかな?

あの : そういうわけではないんですけど、なんか違うかなって感じが。

田家 : 僕から見てもすごく感謝の気持ちを持ってる子だし。

あの : いやー、そんなことない(笑)。

田家 : ファンの人たちが待ってくれるから頑張ろうっていう気持ちも絶対あるので、ぼくからもファンの人たちには感謝したいし。

――あのちゃんに、そういう思いがあるのは話してるとすごい分かりますよ。

あの : それこそ自分のためというより、ぼくのために時間とお金使って見に来てる人にそういう姿を見せたくないってそういうのもあったし、新宿MARZのuchuu,さんの時も本当は出ない方がよかったんですよ。気持ちが整ってなかったから。でもアナウンスもできてなくて「今日行きます」みたいなリプとかも来るし、その人たちのためにだけでも出ようと思って。それで自分が壊れてっていうのもすごくダサいんですけど、そういうことが多いかもなって。ほんとのファンの人ってすごい気を使ってくれるから。

田家 : どんな状態だとしてもそれを受け止めてくれるからね。

あの : このインタヴューでは普段は絶対出さない話しをしちゃってるんですけど、いつもは自己満でやりたいようにやってるんで何しててもあのちゃんなんです、それに頻繁に「ありがとう」とか「好きです」とかも言わないし、けどついてきてくれて。それが本当にありがとうと思う。誰でも簡単に言える言葉よりライヴとかの一瞬一瞬だと思う。ぼくにはみんなのこと安心させれる力が皆無なのに、ぼくのファンの人って変な人もたくさんいるけど、馴れ合いとか抜きで本当の意味での優しさをもってるなって(笑)。

出典: ototoy.jp


楽曲概説

01. ゆるトロ (slo-モ!)
作詞:松坂康司
作曲:松坂康司
編曲:松坂康司

「NEW ESCAPE UNDERGROUND」の1曲目に収録されていた楽曲。

ゆるめるモ!のライヴにとって、いわゆる「Overture」的存在となっている楽曲。

箱庭の室内楽をはじめとするメンバーはすでにステージで待機している。

02. manual of 東京 girl 現代史
作詞:小林愛
作曲:ハシダカズマ
編曲:ハシダカズマ

「箱めるモ!」に収録されていた楽曲。

箱庭の室内楽をはじめとするバック・バンドの生演奏でスタート。すでにツイン・ドラム構成になっている。

「2014:A Space Odyssey On Liquid RooMo! ~リキッドルーモ!号で行く、2014年宇宙の旅~」でのライヴに比べて、バック・バンドの演奏、観客のノリ、なによりもゆるめるモ!のパフォーマンスの熱量が段違いに向上しているのが判る。バンドはベースがしっかりとボトムを固めており、安定感が数段良くなっているし、メンバーのダンスもヴォーカルも見違えるほどに素晴らしくなっている。

03. ゆるめるモん
作詞:小林愛
作曲:田家大知
編曲:Tamptin

「HELLO WORLD EP」及び「Unforgettable Final Odyssey」に収録されていた楽曲。

アップ・テンポの曲であるが、ゆるめるモ!はそのスピードを余裕で取り込んでパフォーマンスを繰り広げる。
04. 難
作詞:小林愛
作曲:Tamptin
編曲:Tamptin

「Hamidasumo!」に収録されていた楽曲。

図太いボトムに煌びやかなキーボードが飛び交う生演奏が素晴らしい。

ゆるめるモ!の各メンバーの歌唱力も確実に上がっており、バックの演奏と対等に戦えるだけの声が出ている。

05. あさだ
作詞:小林愛
作曲:ハシダカズマ
編曲:ハシダカズマ

「Electric Sukiyaki Girls」に収録されていた楽曲。

ゆるめるモ!のメンバーはカウベルのかわりにメガフォンを持ってパフォーマンス。

間奏でのちーぼうとしふぉんのファイトは、ちーぼうの勝ち。

06. アーメン
作詞:小林愛
作曲:ハシダカズマ
編曲:ハシダカズマ

「Electric Sukiyaki Girls」に収録されていた楽曲。

飛んだり跳ねたりするパフォーマンスが続く楽曲なので、ゆるめるモ!のヴォーカルは、時々息切れする場面もあるが、それもライヴの醍醐味だろう。クチぱくで逃げないところが潔い。

07. 場viewer
作詞:小林愛
作曲:田家大知・松坂康司
編曲:松坂康司

「Unforgettable Final Odyssey」に収録されていた楽曲。

この楽曲も結構激しいダンスがあり、時々ヴォーカルが苦しそうになるが、ゆるめるモ!のメンバーはそんな状況も楽しんでいるように笑顔でパフォーマンスを続ける。

08. ぺけぺけ
作詞:小林愛
作曲:田家大知
編曲:Tamptin

「Unforgettable Final Odyssey」に収録されていた楽曲。

途中で繰り広げられるラップ合戦と、それに伴うリズム隊の演奏は聞きものである。

09. 眠たいCITY vs 読書日記
作詞:小林愛
作曲:マモル
編曲:マモル

「SUImin CIty DEstroyer」に収録されていた楽曲。

ここから数曲はオケをバックのパフォーマンスになる。

手にはめたグローブから天井に向けてレーザーを発射する演出が観られる。「虎よ」の際のMCで明らかにされるが、しふぉんのレーザーだけ不発に終わっている。

楽曲自体がかなり難しく複雑なので、観客もノリ辛そうになっている場面が時々あって面白い。

10. メルヘン
作詞:小林愛
作曲:マモル
編曲:マモル

「SUImin CIty DEstroyer」に収録されていた楽曲。

グローブからのレーザー光線のパフォーマンスはこの曲でも使用される。ただし不発だったしふぉんだけ、グローブをはめていない。

これまた難しく複雑な楽曲で、「眠たいCITY vs 読書日記」以上に変拍子が強烈なので、観客も少々ノリ辛そうにしている。ゆるめるモ!のメンバーの振付はミュージカル的というか、かなりシアトリカルなので、じっくりと鑑賞するのが良いのかもしれない。

11. 波がない日
作詞:小林愛
作曲:大星徹
編曲:大星徹

「SUImin CIty DEstroyer」に収録されていた楽曲。

変拍子の嵐から解放されて、ホっと出来る楽曲。とはいってもこの曲にもほんの少しだが変拍子は登場するし、曲調も変わるので、一筋縄ではいかない。

12. 虎よ
作詞:小林愛
作曲:ハシダカズマ
編曲:ハシダカズマ

「箱めるモ!」及び「解体的交歓 ~真夜中のヘヴィ・ロック・パーティ~」に収録されていた楽曲。

編集の関係なのだろうが、ここで初めてメンバーのMCが入る。

ようなぴから「佐々木さんのあれでしたよね」と言われしふぉんが「レーザー使いたかったよ」と嘆いている。
しふぉんから「リキッドに比べれ歌が上手くなってない?」と問われ、ようなぴから「少しだけヴォイトレをするようになった」との報告がある。

バンドが再びステージに登場してくる。あのもギターで参加するため、ツイン・ドラムスのトリプル・ギター構成となる。

あののギターをプレイする姿もかなり様になってきており、「2014:A Space Odyssey On Liquid RooMo! ~リキッドルーモ!号で行く、2014年宇宙の旅~」での少し恐々と弾いていた姿はここにはなく、堂々と見事に弾きこなしている。

13. DO FUFU
作詞:小林愛
作曲:田家大知
編曲:Tamptin

「Unforgettable Final Odyssey」に収録されていた楽曲。

「虎よ」から切れ目なく始まり、あのはここでもギターを担当する。

14. 聞こえる
作詞:小林愛
作曲:田家大知・ハシダカズマ
編曲:ハシダカズマ

「Hamidasumo! 通常盤」に収録されていた楽曲。

この楽曲も前の「DO FUFU」から殆ど切れ目なく始まる。

怒涛の3曲連続といった感じで、さすがに冒頭のちーぼうのヴォーカルは少々苦しそう。

あのはここでもギターをプレイしている。

15. SWEET ESCAPE
作詞:田家大知
作曲:田家大知
編曲:松坂康司

「NEW ESCAPE UNDERGROUND」に収録されていた楽曲。

ギターにJOJO広重氏とマモル氏、サックスに福山タク氏、そしてレーザーギターにドラびでお氏が参加。バック・バンドは総勢15名に膨れ上がる。

これまでにない重圧な演奏が繰り広げられる中、ドラびでお氏が操るレーザーが縦横無尽にステージ上を駆け巡る。

ゆるめるモ!は、そんな演奏や演出にも一歩も引けを取らない歌とパフォーマンスを披露している。

こうして映像作品で観ていても迫力を感じるのだから、実際のライヴに参加していれば、物凄い体験になっただろう。もはやロックとかアイドルとかで括るのではなく、まさに「ゆるめるモ!」のライヴ空間である。

16. たびのしたく
作詞:小林愛
作曲:ハシダカズマ
編曲:ハシダカズマ

「Unforgettable Final Odyssey」に収録されていた楽曲。

「ゆるめるモ!」のライヴ空間はまだまだ続行される。

15名のメンバーはそのままに、この大作が披露されるのだが、イントロにホーン・セクションが加わったために、一瞬「ブラス・ロック」っぽいサウンドになっていたりする。

バンドの演奏、ゆるめるモ!のパフォーンマンス、そして観客、まさに三位一体となった極上の空間が生まれている。

yamada3desu
yamada3desu
@yamada3desu

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鏑木・T・虎徹/ワイルドタイガー(TIGER & BUNNY)とは【徹底解説・考察まとめ】

鏑木・T・虎徹(かぶらぎ・ティー・こてつ)とは、『TIGER & BUNNY』及び『TIGER & BUNNY 2』の登場人物で、落ち目ながらも奮闘するベテランヒーロー。ヒーロー名はワイルドタイガー。 職業としてのヒーローが存在するシュテルンビルドで活動している。妻とは死に別れ、娘の楓を溺愛している。困っている人を放っておけない優しく真っ直ぐな心を持ち、頑固で一本気で1人で問題を背負い込みがち。新人ヒーローのバーナビー・ブルックスJr.と組まされることとなり、デコボコな名コンビとなっていく。

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仙石昴/Mr. ブラック(TIGER & BUNNY 2)とは【徹底解説・考察まとめ】

仙石昴/Mr. ブラック(TIGER & BUNNY 2)とは【徹底解説・考察まとめ】

仙石昴(せんごく すばる)とは、『TIGER & BUNNY 2』の登場人物で、売り出し中の新人ヒーロー。ヒーロー名はMr. ブラック。 実直で熱血気質の少年。超常的な能力を持つ新人類「NEXT」の1人。若くしてヒーローとして活躍し、その実績と実力を評価され、スカウトされる形でシュテルンビルドにやってくる。同じく新人ヒーローのトーマス・トーラスとコンビを組まされ、有能ではあるが高圧的で単独行動を好む彼と幾度も衝突する。失敗を繰り返しながらも成長し、市民の平和のために力を振るった。

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バーナビー・ブルックスJr.(TIGER & BUNNY)とは【徹底解説・考察まとめ】

バーナビー・ブルックスJr.(TIGER & BUNNY)とは【徹底解説・考察まとめ】

バーナビー・ブルックスJr.とは、『TIGER & BUNNY』及び『TIGER & BUNNY 2』の登場人物で、新進気鋭のプロヒーロー。ヒーロー名は本名をそのまま使用している。 幼い頃に“絡みつく蛇”のタトゥーをした人物に両親が殺されるところを目撃し、これを追うためにヒーローを志す。スポンサーの意向で、人々の注目を集めるためにベテランヒーローの鏑木・T・虎徹とコンビを組むこととなり、当初は彼を軽んじていた。しかし次第に互いのことを認め合い、息の合ったコンビとして数々の事件を解決していく。

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【あのちゃん】ano率いるパンクバンドI’s(アイズ)の魅力を徹底解説

【あのちゃん】ano率いるパンクバンドI’s(アイズ)の魅力を徹底解説

パンクバンドI’s(アイズ)をご存じだろうか。2021年に結成し猫猫レコーズよりメジャーデビューを決めた当バンドを率いるのは、ボーカルとギターを担当するano(年齢非公表)。彼女の描き出す唯一無二の世界観、そして陰と陽をあわせ持つ独特の歌声と歌詞は、時には優しくやわらかく、また時には鋭く切り込むように響き、聴く人一人一人の心を深く捉えて止まない。その魅力の秘密はいったいどこにあるのだろうか。本記事ではanoの音楽性について追求するとともに、バンドI’sの魅力を深くひも解いていく。

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