トイ・ストーリー4(Toy Story 4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。

『トイ・ストーリー4』の概要

『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」である。
ジョシュ・クーリーが監督を務めた。第1作、第2作はジョン・ラセター、第3作目はリー・アンクリッチが監督作だったため、ジョシュ・クーリーが『トイ・ストーリー』シリーズで監督を務めるのは今作が初めて。
今作がピクサー初の作品である『トイ・ストーリー』から数えてピクサー第21作品目である。また、短編も含めた『トイ・ストーリー』シリーズでいうと『トイ・ストーリー4』の前作は『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』であり、4年ぶりの新作となる。
アメリカでは第1作目の公開から約24年が経った2019年6月21日、日本ではその翌月12日に公開された。日本での興行収入50億円突破という記録を公開から16日で樹立し、ディズニーアニメーションシリーズ史上最短の快挙を遂げた。台湾では世界最速となる2019年6月20日に公開された。
ボニーという少女のおもちゃとなったウッディとその仲間たちが、新しく加わったフォーキーとキャンプに行く途中で、フォーキーがアンティークショップのおもちゃたちにつかまってしまった。それを受けて、かつての仲間のボーと共に冒険、奮闘していく物語である。
『トイ・ストーリー』シリーズを通してのテーマだった、「何がおもちゃにとって幸せなのか」というものに加えて、「人格や感情を持ったものが人間の所有物になっていいのか」というテーマも問いかけられた内容になっている。
「人格や感情を持ったものが人間の所有物になっていいのか」というテーマを『トイ・ストーリー』シリーズで描くことに関しては、数々の映画評論家や映画ファンの間で疑問を投げかけられたりするなど波紋を呼んでいた。

『トイ・ストーリー4』のあらすじ・ストーリー

まだウッディというカーボーイのおもちゃが少年・アンディの部屋にいた頃のある雨の日のことである。かつてアンディのおもちゃであった陶器の人形のボー・ビープはアンディの妹・モリーの部屋に移されていた。ウッディは雨水で溢れきった用水路に引っかかってしまい、流されかけていているRCという車のおもちゃを助けようと、バズ・ライトイヤーたちとモリーの部屋に潜入した。ボーの協力もあってRCの救助に成功するも、アンティークなアイテムを集めるのが好きなアンディのママの知人によってボーとボーが飼っていることになっている羊のおもちゃのビリー、ゴート、グラフが連れ去られてしまう。ウッディはボーを助けようとしたものの、ボーたちは運命を受け入れてウッディと別れを告げ、車でどこかへ運ばれて行ってしまった。
ボーがアンディの家を去ってから8年の歳月が流れた。アンディからボニーというアンディの親戚である女の子に譲り渡されたウッディたちはボニーの家で他のおもちゃたちと仲良く暮らしていた。そしてアンディの家にいた頃のように、ウッディはおもちゃたちのリーダーとなっていた。しかし、ボニーがウッディより後に出会ったバズやジェシーに魅力を感じはじめ、段々とウッディは飽きられたのか遊ばれなくなっていく。ウッディは前の持ち主であるアンディと遊んでもらっていた時のことを懐古しては、目の前にある「ボニーと遊んでもらえない」現実をどこか受け入れられないでいた。そんなウッディのことを、ボニーに遊んでもらっているバズたちも心配するようになっていった。ウッディは自分と遊ぼうとしないボニーのことや、選ばれないウッディ自身のことを決して責めたりしなかった。
そんなある日、ボニーは幼稚園に入園することになる。人見知りであるボニーは、幼稚園に行くことを躊躇ってしまう。ボニーが幼稚園に行きたがらないのを見て、ウッディはいたたまれない気持ちになる。

ボニーのパパとママに宥められながら、ボニーは幼稚園へ向かう準備をする。それを見て心配になったウッディは、昔自分がアンディと一緒にいた時のように、ボニーのカバンにこっそり忍び込み、一緒に幼稚園へ向かうことにする。他のおもちゃたちは、なぜウッディがそこまでするのか分からずにいたため危険だと反対するが、ウッディは聞く耳を持たずに幼稚園へと向かった。
ウッディが幼稚園に行ってみると、ボニーは担任のウェンディ先生とは打ち解けてはいた。しかし、ウェンディ先生はクラスの子供たち全員を順番に周って見ているため、ずっとボニーに付きっ切りというわけではなかった。さらに、ボニーは人見知りな性格から図画工作を楽しむ周囲と馴染めず、教室に一人でいた。
見兼ねたウッディはゴミ箱を漁り、ボニーの図画工作の材料になりそうなものを拾っては投げてを繰り返す。音に気付き、ボニーはその中からフォークとアイスの棒とモールを拾い集め、少しずつ何かを作っていく。
やがて出来上がったものに、ボニーはフォーキーと名付け、ウェンディ先生やボニーのパパ、ママに見せては喜んだ。

一方のウッディは、一緒にカバンに入れられたフォーキーが突然しゃべりだすようになり、戸惑いを見せる。フォーキーは自分をおもちゃではなく、ゴミだと思い込んでいるため、ウッディは世話を焼いていた。ボニーの家に帰った後、ウッディはすぐ他のおもちゃにフォーキーを紹介する。バズたちは「こんなのがおもちゃなのか」とフォーキーのことを理解しようとしなかった。そうしている間にも、フォーキーは度々ゴミ箱に入ろうとする。フォーキーは、ボニーに抱きしめられながら寝ていても腕の中からすり抜けたり、ボニーにどれだけ遊んでもらっても「自分はゴミだ」「おもちゃじゃない」と叫びながらゴミ箱に入ってしまうため、ウッディは何度も引き上げたり引き止めたりした。

次の日、ちゃんと幼稚園に行ったご褒美として、ボニーのパパとママはボニーをキャンプへ連れていく。ボニーはパパとママに頼み、ウッディやフォーキーなど、おもちゃを全て引き連れてキャンプへと臨んだ。そのキャンプの道中も、ボニーはフォーキーに夢中であった。そのフォーキーはというと、キャンピングカーや道端にゴミ箱を見つけては入ろうとし、ウッディが引き止めに入っていた。
夜になってバズがウッディに、フォーキーを見張るのを変わろうかと提案する。しかし、ウッディはこれは自分の使命だ、そう自分の中の声が言っているのだと言って断った。これに対してバズは、訳が分からないといった素振りを見せる。
そうこうしていると、フォーキーが走行中の車の窓から脱走してしまう。他のおもちゃたちの制止も聞かず、ウッディは窓から飛び降り、フォーキーを探しに行く。なんとかフォーキーを見つけたウッディは嫌がるフォーキーをよそに約8キロ歩いてキャンプ場を目指す。その道中でウッディは、アンディと一緒に遊んだ頃の思い出や、そのアンディがいつも楽しい気持ちで毎日を過ごせるようにしたいというおもちゃとしての使命を語りつくし、フォーキーと少しずつ打ち解けていく。そしてフォーキーもまた、ウッディと話していくにつれて自分がボニーにとって必要な存在なんだということを理解する。

ウッディとフォーキーは長い時間をかけたはものの、夜明けが来る前にキャンプ場にたどり着く。するとウッディは、キャンプ場の近くにアンティークショップがあるのを見かける。そのアンティークショップのウィンドウには、ボーの陶器の人形とセットになっていたはずのスタンドランプが飾られていたのだ。戻ろうというフォーキーの助言も聞かずに、ウッディはそのアンティークショップにボーがいるかもしれないと思い込んでしまい、店の中に入り込む。
ウッディとフォーキーがアンティークショップの中に入ると、人間は誰もいなかった。しかし、よく見るとおもちゃがずらっとならんでおり、ウッディはただならぬ気配を感じていた。その時、フォーキーが大きな音を立ててしまう。それを聞いたベンソンというおもちゃがウッディたちを睨みつける。だが、ベンソンが押す押し車に乗っていたギャビー・ギャビーという人形がウッディたちに優しく話しかける。ウッディたちと話しているうちに、ギャビーはウッディがボイスレコーダーで話せることを知る。その途端に、ベンソンが襲い掛かろうとする。すると、アンティークショップの経営者であるマーガレットの孫娘・ハーモニーがウッディを連れ去ってしまう。こうしてウッディはなんとか逃げ切れたが、フォーキーだけアンティークショップ取り残されてしまう。

命辛々ハーモニーからも逃げ出してきたウッディは、キャンピングカーに戻ってバズたちにフォーキーを助けに行くことを提案しようと試みる。しかし、キャンピングカーに向かう途中で砂場のおもちゃたちに仲間が増えたと勘違いされて取り押さえられてしまう。その結果、砂場に遊びに来た大勢の子供たちにもみくちゃにされてしまう。するとその時、同じく子供たちによってもみくちゃにされ、砂の上に放置されてしまったボーと偶然再会する。再会の余韻に浸る暇もなく、ボーは子供たちが見ていない隙にウッディを連れ出して砂場から脱出する。途中、ウッディはスカンクがこちらを目掛けて突進して来た為に、襲われると思い込んだ。すると、スカンクのことをボーが制止する。このスカンクもボーの仲間のおもちゃであった。スカンクは、ウッディが敵だと勘違いしていただけだったため、ボーとウッディを乗せて高速で砂場から離れていく。
やっと落ち着ける場所にたどり着いたウッディは、ボー、ビリー、ゴート、グラフとの再会を喜んだ。ボーはアンディの家を離れてから新たにギグルというおもちゃとも仲良くなっていた。ボーはアンディの部屋を去った後、やはり一度アンティークショップにいた。しかし、その後ボーはアンティークショップを抜け出し、持ち主のいない野生のおもちゃになったという。それを聞いたウッディは、持ち主のいないおもちゃがどう幸せに過ごすのか、疑問に思い始める。
ボーは話題を変え、持ち主が未だにいるウッディがなぜ砂場にいたのかを問う。そこでウッディは、フォーキーと一緒にボーを探しにアンティークショップに入ったこと、そこでフォーキーとはぐれてしまったことを打ち明ける。そしてウッディは、一緒にフォーキーを助けてほしいとボーに頼む。ボーとギグルはアンティークショップをとんでもない場所だと言って最初は断ったが、最後はウッディに折れて協力することにした。

一方、ずっとキャンピングカーでウッディとフォーキーの帰りを待っていたジェシーたちおもちゃは、2人が帰ってこないことを心配しはじめる。また、バズはというとウッディが言っていた「自分の中の声」とはなんなのか、考えていた。やはり「自分の中の声」がよくわからないバズは、試しに自分に装備されているボイスサウンドが発動するボタンを押す。すると、「無限の彼方へ、さあ行くぞ!」と自分を後押しするサウンドが流れてきたため、バズはキャンピングカーの外に出てウッディを探すことにする。

しかし、ウッディを探す途中でバズは射的の屋台の主にさらわれてしまう。射的の景品として結束バンドで留められてしまったバズは同じく景品としてぶらさがっていたバニーとダッキーに話しかけられる。子どものいる家に貰われたいバニーとダッキーの話を聞いたバズは、子どもの家に連れて行ってあげるから協力してほしいと持ち掛ける。ダッキーとバニーはこの話にのり、バズに協力する。
一方、ウッディとボー、ギグルはアンティークショップに屋上から入り込もうとしていた。するとボイスサウンドの「流星の方へ」という指示に従い、偶然アンティークショップに向かっていたバズ、バニー、ダッキーと遭遇する。そこでウッディはバズにフォーキーとはぐれてしまったと事情を説明し、全員で助けに行くことを決意する。

ウッディ、バズ、ボー、ギグル、バニー、ダッキーはアンティークショップの中に入る。しかし、最初にウッディとフォーキーが入ったときよりもベンソンが厳重に警戒しており、より一層物騒な雰囲気が増していた。実は、ギャビー・ギャビーがこうするように命じていたのだった。ギャビー・ギャビーは自分の意に背くものを片っ端から敵視し、反抗する者はベンソンに始末させていた。ボーもこの独裁政治ともとれるアンティークショップのルールに背いた一人で、過去にやっとの思いで脱出してきたのであった。その時に覚えたことを頼りに、ボーはウッディたちを連れて着実に進んでいく。
しかし、ボーが自分の言う事を聞くようにと言い聞かせていたにも関わらず、ウッディはフォーキーを早く助けて活躍したいという自分勝手な思いから焦って突然飛び出してしまう。その結果、せっかくフォーキーを連れ出せそうだったのにベンソンに襲われ、その場にいたウッディの仲間全員が危険な目に遭ってしまう。

勝手に行動したウッディを叱責しながら、ボーはアンティークショップの中でもひときわディスコを踊って盛り上がっている、箱で区切られた秘密のエリアへと向かう。ここでボーと昔仲の良かったデューク・カブーンという走るタイプのおもちゃに協力を仰ぐことになる。
ウッディ、バズ、ボー、ギグル、バニー、ダッキー、デュークでフォーキー奪還に向かう。全員で知恵を出し合い、このタイミングでこの棚からジャンプするといった具合に念入りに作戦を立て実行するも、フォーキーが視界に入ったという理由でまたもウッディが勝手な行動をしたことにより、ボーたち全員がベンソンたちに襲われ、危険な目に遭う。
なんとか全員で逃げ切ったものの、結局フォーキーも連れ出せず、ウッディは周りから信頼を失ってしまう。ボーたちはなぜウッディが自分の命を危険に晒してまで仲間を助けようとするのか理解できなかった。アンディが愛情をこれまで注いできたことによって、ボーやバズと違ってウッディには仲間を大切にする心が芽生えていたのだった。ウッディは一人でもう一度ギャビー・ギャビーを説得し、フォーキーを救出する作戦に出る。

一方その頃、ボニーはフォーキーを無くしたことに気付く。そのまま置いて帰ろうとするボニーの両親の思惑に気付いたジェシーたちはキャンピングカーのタイヤをパンクさせたり、カーナビになりすまして適当な道を案内させたりすることで、ウッディたちが戻ってくるまでの時間を稼ぐ。
この時、一旦キャンピングカーに帰ってきたバズは、ウッディもフォーキーもいないことをジェシーに問い詰められる。バズはウッディとフォーキーがいないのはボニーにとって良くないと説得され、ウッディがそうしていたように「自分の中の声」と信じている自分のボイスレコーダーのボタンを押してウッディを助ける決意をする。

ウッディはベンソンたちをくぐりぬけ、ギャビーにフォーキーを返すよう説得する。しかし、ギャビーはウッディのボイスレコーダーが欲しいと言って聞かない。ウッディはなぜそんなにも自分のボイスレコーダーにこだわるのか尋ねた。するとギャビーは自分のボイスレコーダーが壊れているがために、一度も愛されたことがない、誰かと一緒に遊んでみたいと思うようになったと返す。それを哀れんだウッディは、もう二度と自分がボニーの前で話せなくなることを案じたが、最後に決心し、ギャビーにボイスレコーダーを渡す。
ギャビーがボイスレコーダーを手に入れると、さっそくアンティークショップの孫娘・ハーモニーがギャビーに気付く。しかしギャビーのボイスレコーダーにはハーモニーは興味を示さなかった。落ち込むギャビーに、ウッディはボニーのところに行かないかと提案してみる。ギャビーは躊躇うが、ウッディが心配で迎えにきたボー、ギグル、ダッキー、バニー、デューク、そしてフォーキーとともに外の世界に出る。

最後にボニーのキャンピングカーを目指し、冒険に出るウッディたち。するとその道中で迷子の女の子を見かける。かわいそうだと嘆くもその場を離れる一行の中、ギャビーだけがその女の子を心配そうに見つめていた。それを案じたウッディが、ギャビーにあの女の子のところに行くように提案してみる。それを聞いたギャビーは戸惑うも、なんとか女の子に気付いてもらえるようにそっとそばに寄り添った。すると女の子はギャビーに気付き、大事そうに抱えていった。
ウッディやボー、フォーキーもようやくバズたちと合流する。やはり野生のおもちゃとしてこのまま生きるボーと別れる時となったウッディは、名残惜しさを通り越して未練を抱えていた。ボイスレコーダーがある自分ですら振り向いてくれないボニーに尽くすか、このまま自由なおもちゃとしてボーと生活するのかを迷っているようだった。それを見たバズは、「自分の内なる声を聞け」と、かつて自分にウッディが言った言葉をかける。それを聞いたウッディは、バズたちに別れを告げ、ボーたちと暮らすことにするのだった。

『トイ・ストーリー4』の登場人物・キャラクター

主人公

ウッディ

原語版声優:トム・ハンクス/日本版吹替:唐沢寿明
本作及び、本シリーズの主人公でプレミアがついたカウボーイ人形のおもちゃ。かつてはアンディの一番のお気に入りだったが、『トイ・ストーリー3』でバズたちと共にボニーのものとなった。それまでは靴の裏にアンディのサインがあったが、今作ではボニーのサインになっている。
正義感が強く仲間想いな性格で、おもちゃたちを引っ張るリーダーのような存在とされている。
背中に紐がついており、引っ張るとセリフを話すことができる。
今作ではボニーに認められたい、他のおもちゃのように遊ばれたい、アンディといた頃のような信頼を取り戻したい、という焦りから多々身勝手な行動も見受けられたものの、自分をゴミだと腐るフォーキーを諭したり、長年の相棒であるバズにアドバイスをしたり、ぶれない正義感からフォーキーを救出、持ち主のいなかったギャビー・ギャビーと迷子の少女を出会わせるなどの大活躍を見せた。
かなり自立心が強く、アンディの手元から離れたとき、おもちゃとして扱われることを嫌い、持ち主のもとに帰らない性格になってしまう。これは大人の独立と似ているもので、おもちゃとして扱いがひどいものに対し救いの手を差し出す、まさにおもちゃの持ち主側として成長を遂げていく。

バズ・ライトイヤー

原語版声優:ティム・アレン/日本版吹替:所ジョージ
『トイ・ストーリー』でアンディのバースデープレゼントとして新たに加わったおもちゃ。当時としては最新のおもちゃで、レーザー光線や飛び出す翼などを備えている。
悪の帝王ザーグの侵略から銀河の平和を守るスペース・レンジャーという設定で、『トイ・ストーリー』では自身も本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいた。そのことで最初はウッディと打ち解けられずにいたが、自分はおもちゃであることに気付いてからは一番の相棒である。
クールな性格にも思えるが、思い込みが激しかったり、無茶をする一面もある。
ジェシーに好意を寄せている。
決めセリフは「無限の彼方へ、さあ行くぞ!」。今作でもウッディとタッグを組んでフォーキーの救出に臨むなど、活躍を見せている。
また、『トイ・ストーリー』でウッディにいくら自身がおもちゃであることを指摘されても頑なに認めないなど、頑固な一面が多く見受けられたが、今作ではフォーキーの世話を引き受けようとウッディを気にかけたり、バズの申し出をやんわりと断ったウッディが発言した「自分の中の声」というものについて深く考えるなど、まるで血が通った人間のように思慮深くなり、成長した姿を見ることができる。

ボー・ピープ

原語版声優:アニー・ポッツ/日本版吹替:戸田恵子
陶器でできた羊飼いの少女の人形。かつてはウッディの仲間であった。本来は電気スタンドの飾り物だが、アンディはおもちゃとして遊んでいた。
『トイ・ストーリー』でアンディの家にいたが、『トイ・ストーリー3』ではもうアンディの家から離れていた。
8年前、アンディの妹のモリーの部屋に移されていたところをアンディのママの知人によって連れ去られてしまう。ウッディはボーを助けようとしたものの、ボーたちは運命を受け入れてウッディと別れを告げ、車でアンティークショップへと運ばれて行ってしまっていた。その後、自らの意志でアンティークショップを抜け出し、野性のおもちゃとなっていた。
自らの意志が強く、行動に迷いがない。
ウッディとは相思相愛であることが仄かに描写されている。
最初は嫌がっていたものの、ウッディの強い気持ちによってフォーキーの救出作戦に協力する。かつてアンティークショップにいた時に培った土地勘の良さ、持ち前の意志の強さで無事フォーキーを救出した。また、ベンソンと対峙するシーンではキレのあるアクションを見せている。

ボニーのおもちゃ

フォーキー

原語版声優:トニー・ヘイル/日本版吹替:竜星涼
ボニーがプラスチックのフォークなどで作ったおもちゃ。
自分をゴミだと思い込んでいる。そのため、ゴミ箱に入ろうとする癖がある。その度にウッディがゴミ箱から連れ出していた。
キャンプ場に向かう道中でのウッディの説得により次第に自分がボニーにとって大切なおもちゃであることを自覚していく。
セカンド・チャンス・アンティークショップに潜り込んだ際、ベンソンに追いかけられて逃げ切れず捕まるなど、今作のトラブルメーカーである。

ジェシー

原語版声優:ジョーン・キューザック/日本版吹替:日下由美
プレミア付きのカウガールのおもちゃ。『トイ・ストーリー2』の後半でウッディたちの仲間になった。過去にエミリーという名の持ち主にベットの下に落ちて以来忘れられた挙句見つかった後に捨てられ、倉庫に入れられたことから段ボールなどの暗くて狭いところが苦手。今作ではボニーの母親が週に1回、掃除のためにクローゼットにおもちゃを全てしまうが、それも苦手だった。
ヨーデルが得意で、普段は元気いっぱいでおてんばな性格。口癖は「イー、ヤッホー!」。
大胆なアクションで時に活躍する。
今作ではキャンピングカーの中でウッディたちがフォーキーを連れて戻ってくることを信じてひたすら待っていた。

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『レミーのおいしいレストラン』とは、2007年に公開されたディズニー/ピクサー制作のハートウォーミング・コメディな長編アニメーション映画である。監督はブラッド・バード。物語の舞台はフランス・パリ。料理を愛し、フランス料理のシェフになることを密かに夢見るネズミのレミーと、料理が苦手な青年リングイニが出会い、かつて5つ星だったが星を2つ失ってしまったレストラン「グストー」に新風を巻き起こしていく。自分に自信がもてないネズミと人間の成長と友情が描かれた、子どもから大人まで楽しめる作品。

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ファインディング・ニモ(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファインディング・ニモ(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファインディング・ニモ』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した、ディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジー映画である。 2016年には続編『ファインディング・ドリー』が公開された。人間に捕らえられたニモを助ける為、父親であるカクレクマノミのマーリンが旅の途中で出会ったナンヨウハギのドリーと共に、大冒険を繰り広げる物語を描いている。ニモの居場所がシドニーだと知り、急いで向かう2人に幾度となくピンチが降り注ぐ。旅の終わりに親子の絆を感じる事が出来る、感動が詰まった作品である。

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インサイド・ヘッド(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

インサイド・ヘッド(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インサイド・ヘッド』とは、公開される前からピクサー史上最高傑作と言われた、人間の頭の中が舞台となったアニメ映画である。人間の感情「喜び」「怒り」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」がキャラクターとなり様々なピンチを乗り越えるという内容。それぞれの感情がなぜ必要なのか、子供から大人まで楽しんで見ることの出来る作品である。ピクサー長編アニメーション第1作は『トイ・ストーリー』であり、20年後の2015年に本作が公開されたので「20周年記念作品」とされている。

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マイ・エレメント(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マイ・エレメント(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マイ・エレメント』(原題:Elemental)とは、2023年夏に日本で公開されたファンタジー映画。ウォルト・ディズニー・ピクチャーズと、『トイ・ストーリー』などでお馴染みのピクサー・アニメーション・スタジオが製作した。同スタジオが製作する長編映画は、27作目である。同時上映作品として、『カールじいさんのデート』も公開された。 火・水・土・風のエレメントが住むエレメント・シティを舞台に、火のエレメントであるエンバーと水のエレメントであるウェイドの種族を超えたラブストーリーが繰り広げられる。

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インクレディブル・ファミリー(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

インクレディブル・ファミリー(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インクレディブル・ファミリー』とは、2018年に公開されたディズニー/ピクサー製作の長編アニメーション20作目となる映画である。また、アカデミー賞で長編アニメーション賞、音響編集賞を受賞した『Mr.インクレディブル』の続編映画となっている。主人公はMr.インクレディブルの妻であるイラスティガール。ヒーロー活動が禁じられひっそりと暮らしていたが、ある事をきっかけにパー一家は再びヒーローとして活躍を遂げる。それぞれ違った才能を持つヒーロー達の活躍を見て、家族で楽しめるコメディ映画作品である。

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ファインディング・ドリー(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファインディング・ドリー(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファインディング・ドリー』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した『ファインディング・ニモ』の続編映画であり、その1年後の物語を描いたディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジーアニメーション映画である。極度の忘れん坊のドリーがある事を機に、今まで忘れていた家族を探す冒険を描いている。旅の途中、家族を見つける手掛かりは人間達が海の生物を保護している施設、海洋生物研究所にあると知る。旅の中で親友のニモとマーリンや家族との絆が深まっていく、感動が詰まった映画作品である。

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私ときどきレッサーパンダ(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

私ときどきレッサーパンダ(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『私ときどきレッサーパンダ』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオが2022年3月11日に公開した、ティーンエイジャーの成長を描く3DCGアニメーション映画である。思春期を迎え自分らしくあるべきか、母の期待に応え続けるべきかに迷う少女の姿をコミカル、かつ丁寧に描いている。頑張り屋の主人公メイは母の期待に応えるために努力する優等生だったが、赤くて巨大なレッサーパンダに変身してから生活は一変する。時にはぶつかり合いながらもお互いに成長する母娘や、親友たちとの関係性が見どころ。

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20世紀少年(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

20世紀少年(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

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アラジン(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アラジン(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ディズニー製作の大ヒットアニメ映画。 貧しい青年アラジンが王女ジャスミンと出会うことから話は始まる。 願いを三つ叶えてくれるランプの魔人・ジーニーは貧しいアラジンを王子に変身させ、ジャスミンとの恋の成就を後押しする。 しかし、最大の敵であるジャファーの魔の手が忍び寄るのであった。 アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を舞う際に流れる「ホール・ニュー・ワールド」は珠玉の名曲として知られる。

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ムーラン(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ムーラン(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ムーラン(原題:Mulan)』とは、アメリカのディズニーで1998年に制作された、古代中国を舞台としたディズニー映画である。中国の伝説の人物である「花木蘭」をモデルに描かれている作品。2020年には実写映画化もされたが、こちらの作品は多くの波紋を呼んでいる。古くからのしきたりに従う周囲に求められる女性としての自分、自分らしく振る舞いたいという気持ちを持つ自分とで葛藤をするムーランが、父の代わりに男装して出兵することをきっかけに多くの困難を乗り越える過程と成長する姿を描いた物語である。

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花束みたいな恋をした(はな恋)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

花束みたいな恋をした(はな恋)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花束みたいな恋をした』とは、2021年公開の日本のラブストーリー映画。主演は菅田将暉と有村架純。『東京ラブストーリー』『Mother』などで知られる坂元裕二によるオリジナル脚本で、終電に乗りそびれた二人が21歳で恋に落ちて、26歳で別れるまでの忘れられない恋愛を描く。坂元裕二はあくまで「普通の恋愛」を描くことを目指しており、等身大の恋愛に共感する視聴者が続出した。

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スパイダーマンの歴代スーツまとめ

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。

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美女と野獣(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

美女と野獣(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は2017年にアメリカで制作された映画。1991年に制作された、ディズニーアニメーション不朽の名作を完全実写化。魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子と、孤独を抱えながらも前向きに生きる美しい娘ベルが出会い次第に惹かれあっていく模様を描く。愛すること、信じ抜くことを描くファンタジーロマンス。

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スクール・オブ・ロック(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スクール・オブ・ロック(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スクール・オブ・ロック』とは、リチャード・リンクレイター監督によるアメリカの映画。日本では2004年に公開。脚本は出演もしているネッド役のマイク・ホワイト手がける。バンドをクビになってしまい途方にくれていたギタリストのデューイが、一本の電話をきっかけに教師の友人ネッドになりすまして名門小学校の臨時教師となり、子どもたちと共にバンドバトルを目指すコメディである。

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魔法にかけられて(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

魔法にかけられて(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『魔法にかけられて』とは、2007年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したミュージカル映画。ディズニー伝統のアニメーションと実写を融合し、過去のディズニー作品からのセルフパロディや楽しいミュージカルナンバーを随所にちりばめて描いたファンタジック・ラブ・コメディ。王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれたおとぎの国のプリンセス・ジゼルは、見知らぬ世界の中で困り果てていた時、弁護士の男性・ロバートと出会い、やがて彼に惹かれていく。

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塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『塔の上のラプンツェル』とは、2010年11月24日にアメリカで公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作の第50作目の長編アニメーション映画である。バイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務めた。魔法の髪を持つ少女ラプンツェルは幼い頃、魔法の髪を独り占めしようとしたゴーテルにさらわれ、森の中の塔で育てられた。塔から出ることを許されず、誕生日にだけ空に浮かぶ灯りを間近で見るのが夢だった。そんな所に現れた青年フリン・ライダーとその灯りを見に行く旅に出る。

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ムーラン2(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ムーラン2(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ムーラン2(Mulan II)』とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ディズニーの人気作品『ムーラン』の続編である。『ムーラン』の物語から1ヵ月後、主人公のムーランとシャン将軍が新たな任務を受け、旅に出る物語である。そのため、前作とリンクする部分も多々見受けられる。2005年にアメリカで公開された。日本では劇場での公開は無かったが、2004年に先行してビデオで販売された。一方で、主要キャラクターの中には今回新たに登場する者もおり、新しい『ムーラン』を見せることにも成功している。

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ノートルダムの鐘(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ノートルダムの鐘(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ノートルダムの鐘』とは、1996年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品で、容姿が醜いことで周囲から酷い扱いを受けるカジモドが1人の女性に恋をする物語である。ディズニー作品といえば、プリンセスとプリンスが結ばれるストーリーで、年齢問わず楽しめるテーマが多い。一方で、今作は社会問題の1つである「差別」をテーマとした描写が見られ、歴史上差別対象となった「ジプシー」と呼ばれる民族が登場することからディズニー映画の中でも大人向けで異質なストーリーとなっている。

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アナと雪の女王(アナ雪)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アナと雪の女王(アナ雪)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「アナと雪の女王」はアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。 日本ではアナ雪の略称でも呼ばれる。 王家の娘、2人の主人公アナとエルサを待ち受ける過酷な運命を描く。 大人から子供まで楽しめるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作。

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