トイ・ストーリー4(Toy Story 4)のネタバレ解説まとめ

『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。

ウッディを助けに行く途中で人間につかまってしまったバズはダッキーとバニーに会う

しかし、ウッディを探す途中でバズは射的の屋台の主にさらわれてしまう。射的の景品として結束バンドで留められてしまったバズは同じく景品としてぶらさがっていたバニーとダッキーに話しかけられる。子どものいる家に貰われたいバニーとダッキーの話を聞いたバズは、子どもの家に連れて行ってあげるから協力してほしいと持ち掛ける。ダッキーとバニーはこの話にのり、バズに協力する。
一方、ウッディとボー、ギグルはアンティークショップに屋上から入り込もうとしていた。するとボイスサウンドの「流星の方へ」という指示に従い、偶然アンティークショップに向かっていたバズ、バニー、ダッキーと遭遇する。そこでウッディはバズにフォーキーとはぐれてしまったと事情を説明し、全員で助けに行くことを決意する。

フォーキーを助けに行くウッディたち

ウッディ、バズ、ボー、ギグル、バニー、ダッキーはアンティークショップの中に入る。しかし、最初にウッディとフォーキーが入ったときよりもベンソンが厳重に警戒しており、より一層物騒な雰囲気が増していた。実は、ギャビー・ギャビーがこうするように命じていたのだった。ギャビー・ギャビーは自分の意に背くものを片っ端から敵視し、反抗する者はベンソンに始末させていた。ボーもこの独裁政治ともとれるアンティークショップのルールに背いた一人で、過去にやっとの思いで脱出してきたのであった。その時に覚えたことを頼りに、ボーはウッディたちを連れて着実に進んでいく。
しかし、ボーが自分の言う事を聞くようにと言い聞かせていたにも関わらず、ウッディはフォーキーを早く助けて活躍したいという自分勝手な思いから焦って突然飛び出してしまう。その結果、せっかくフォーキーを連れ出せそうだったのにベンソンに襲われ、その場にいたウッディの仲間全員が危険な目に遭ってしまう。

カブーンのところへ行こうと思いつくボーと何が起こるのか分かっていないウッディ

勝手に行動したウッディを叱責しながら、ボーはアンティークショップの中でもひときわディスコを踊って盛り上がっている、箱で区切られた秘密のエリアへと向かう。ここでボーと昔仲の良かったデューク・カブーンという走るタイプのおもちゃに協力を仰ぐことになる。
ウッディ、バズ、ボー、ギグル、バニー、ダッキー、デュークでフォーキー奪還に向かう。全員で知恵を出し合い、このタイミングでこの棚からジャンプするといった具合に念入りに作戦を立て実行するも、フォーキーが視界に入ったという理由でまたもウッディが勝手な行動をしたことにより、ボーたち全員がベンソンたちに襲われ、危険な目に遭う。
なんとか全員で逃げ切ったものの、結局フォーキーも連れ出せず、ウッディは周りから信頼を失ってしまう。ボーたちはなぜウッディが自分の命を危険に晒してまで仲間を助けようとするのか理解できなかった。アンディが愛情をこれまで注いできたことによって、ボーやバズと違ってウッディには仲間を大切にする心が芽生えていたのだった。ウッディは一人でもう一度ギャビー・ギャビーを説得し、フォーキーを救出する作戦に出る。

必死でフォーキーを探すボニーとボニーのママ

一方その頃、ボニーはフォーキーを無くしたことに気付く。そのまま置いて帰ろうとするボニーの両親の思惑に気付いたジェシーたちはキャンピングカーのタイヤをパンクさせたり、カーナビになりすまして適当な道を案内させたりすることで、ウッディたちが戻ってくるまでの時間を稼ぐ。
この時、一旦キャンピングカーに帰ってきたバズは、ウッディもフォーキーもいないことをジェシーに問い詰められる。バズはウッディとフォーキーがいないのはボニーにとって良くないと説得され、ウッディがそうしていたように「自分の中の声」と信じている自分のボイスレコーダーのボタンを押してウッディを助ける決意をする。

ウッディたちに襲い掛かろうとするベンソンたち

ウッディはベンソンたちをくぐりぬけ、ギャビーにフォーキーを返すよう説得する。しかし、ギャビーはウッディのボイスレコーダーが欲しいと言って聞かない。ウッディはなぜそんなにも自分のボイスレコーダーにこだわるのか尋ねた。するとギャビーは自分のボイスレコーダーが壊れているがために、一度も愛されたことがない、誰かと一緒に遊んでみたいと思うようになったと返す。それを哀れんだウッディは、もう二度と自分がボニーの前で話せなくなることを案じたが、最後に決心し、ギャビーにボイスレコーダーを渡す。
ギャビーがボイスレコーダーを手に入れると、さっそくアンティークショップの孫娘・ハーモニーがギャビーに気付く。しかしギャビーのボイスレコーダーにはハーモニーは興味を示さなかった。落ち込むギャビーに、ウッディはボニーのところに行かないかと提案してみる。ギャビーは躊躇うが、ウッディが心配で迎えにきたボー、ギグル、ダッキー、バニー、デューク、そしてフォーキーとともに外の世界に出る。

バズたちと別れようとするウッディとボー

最後にボニーのキャンピングカーを目指し、冒険に出るウッディたち。するとその道中で迷子の女の子を見かける。かわいそうだと嘆くもその場を離れる一行の中、ギャビーだけがその女の子を心配そうに見つめていた。それを案じたウッディが、ギャビーにあの女の子のところに行くように提案してみる。それを聞いたギャビーは戸惑うも、なんとか女の子に気付いてもらえるようにそっとそばに寄り添った。すると女の子はギャビーに気付き、大事そうに抱えていった。
ウッディやボー、フォーキーもようやくバズたちと合流する。やはり野生のおもちゃとしてこのまま生きるボーと別れる時となったウッディは、名残惜しさを通り越して未練を抱えていた。ボイスレコーダーがある自分ですら振り向いてくれないボニーに尽くすか、このまま自由なおもちゃとしてボーと生活するのかを迷っているようだった。それを見たバズは、「自分の内なる声を聞け」と、かつて自分にウッディが言った言葉をかける。それを聞いたウッディは、バズたちに別れを告げ、ボーたちと暮らすことにするのだった。

『トイ・ストーリー4』の登場人物・キャラクター

主人公

ウッディ

原語版声優:トム・ハンクス/日本版吹替:唐沢寿明
本作及び、本シリーズの主人公でプレミアがついたカウボーイ人形のおもちゃ。かつてはアンディの一番のお気に入りだったが、『トイ・ストーリー3』でバズたちと共にボニーのものとなった。それまでは靴の裏にアンディのサインがあったが、今作ではボニーのサインになっている。
正義感が強く仲間想いな性格で、おもちゃたちを引っ張るリーダーのような存在とされている。
背中に紐がついており、引っ張るとセリフを話すことができる。
今作ではボニーに認められたい、他のおもちゃのように遊ばれたい、アンディといた頃のような信頼を取り戻したい、という焦りから多々身勝手な行動も見受けられたものの、自分をゴミだと腐るフォーキーを諭したり、長年の相棒であるバズにアドバイスをしたり、ぶれない正義感からフォーキーを救出、持ち主のいなかったギャビー・ギャビーと迷子の少女を出会わせるなどの大活躍を見せた。

バズ・ライトイヤー

原語版声優:ティム・アレン/日本版吹替:所ジョージ
『トイ・ストーリー』でアンディのバースデープレゼントとして新たに加わったおもちゃ。当時としては最新のおもちゃで、レーザー光線や飛び出す翼などを備えている。
悪の帝王ザーグの侵略から銀河の平和を守るスペース・レンジャーという設定で、『トイ・ストーリー』では自身も本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいた。そのことで最初はウッディと打ち解けられずにいたが、自分はおもちゃであることに気付いてからは一番の相棒である。
クールな性格にも思えるが、思い込みが激しかったり、無茶をする一面もある。
ジェシーに好意を寄せている。
決めセリフは「無限の彼方へ、さあ行くぞ!」。今作でもウッディとタッグを組んでフォーキーの救出に臨むなど、活躍を見せている。
また、『トイ・ストーリー』でウッディにいくら自身がおもちゃであることを指摘されても頑なに認めないなど、頑固な一面が多く見受けられたが、今作ではフォーキーの世話を引き受けようとウッディを気にかけたり、バズの申し出をやんわりと断ったウッディが発言した「自分の中の声」というものについて深く考えるなど、まるで血が通った人間のように思慮深くなり、成長した姿を見ることができる。

ボー・ピープ

原語版声優:アニー・ポッツ/日本版吹替:戸田恵子
陶器でできた羊飼いの少女の人形。かつてはウッディの仲間であった。本来は電気スタンドの飾り物だが、アンディはおもちゃとして遊んでいた。
『トイ・ストーリー』でアンディの家にいたが、『トイ・ストーリー3』ではもうアンディの家から離れていた。
8年前、アンディの妹のモリーの部屋に移されていたところをアンディのママの知人によって連れ去られてしまう。ウッディはボーを助けようとしたものの、ボーたちは運命を受け入れてウッディと別れを告げ、車でアンティークショップへと運ばれて行ってしまっていた。その後、自らの意志でアンティークショップを抜け出し、野性のおもちゃとなっていた。
自らの意志が強く、行動に迷いがない。
ウッディとは相思相愛であることが仄かに描写されている。
最初は嫌がっていたものの、ウッディの強い気持ちによってフォーキーの救出作戦に協力する。かつてアンティークショップにいた時に培った土地勘の良さ、持ち前の意志の強さで無事フォーキーを救出した。また、ベンソンと対峙するシーンではキレのあるアクションを見せている。

ボニーのおもちゃ

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