カーズ2(Cars 2)のネタバレ解説まとめ

2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。

『カーズ2』概要

「カーズ2」は2011年7月30日公開の長編アニメーション映画作品。ピクサー映画としては「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。監督はジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。今作は友情をテーマにし、アクションや潜入捜査などスパイ要素が濃い内容となっている。評価は賛否両論あるが、前作とまったく別の作品となっていて前作の主人公「ライトニング・マックィーン」よりもその親友「メーター」の方が主役と言える。メーターの天然キャラを生かしたストーリー展開、マックィーンとメーターの友情物語、スパイアクションが見どころの映画。

『カーズ2』のあらすじ・ストーリー

前作の「ピストン・カップ」に出場し4回連続優勝をした「ライトニング・マックィーン」はチームの本拠地がある「ラジエーター・スプリングス」で休息を過ごしていた。するとバイオ燃料「アリノール」の有用性を伝えるためにアリノール社のCEO「マイルズ・アクセルロッド」が企画したアリノールのみを使用してレースをする「ワールド・グランプリ」に招待された。休暇も大切だと参加を躊躇していたマックィーンだったが、イタリア代表の「フランチェスコ・ベルヌーイ」の挑戦や、親友の「メーター」、恋人の「サリー」に後押しされて参加することにした。
第1レースの会場は日本の東京だった。メーターに行儀良くして欲しかったマックィーンは「違うところに来たんだ。君も変われ。」と伝えるがここでメーターはワサビをピスタチオアイスと間違えて食べ大騒ぎしたり、ステージの上に上がってしまいそこでオイルが漏れ床を汚してしまったりで目立ち、マックィーンを悩ませた。メーターは今までオイル漏れはしたことがないのにと思いながらもマックィーンに言われたのでトイレに行った。トイレの個室から出たところには、追っ手に追われているアメリカの諜報員「ロッド・トルク・レッドライン」がいた。ロッドはワールド・グランプリの裏で起きようとしている陰謀の重要なデータをメーターの車体にこっそり託した。そんな中レースが始まるとレーサーが次々と原因不明の故障を起こした。会場からはアリノールが原因ではないかとの声が上がった。このことについて以前から調査していた者がいた。イギリスのスパイ「フィン・マックミサイル」とサポートの「ホリー・シフトウェル」だ。フィンとホリーはメーターが偶然、合言葉を答えられたことからメーターをスパイと勘違いしてしまう。メーターはレース中のマックィーンとの無線をつないだままホリーに「外にいろってことか。」と返事をしたためにマックィーンが指示と勘違いしてしまい第1レースの勝利を逃してしまう。「君のせいで負けたんだぞ。」「役に立とうとしなくていい。」「君の助けなんかいらないよ。」とメーターを責めてしまう。
落ち込んだメーターは置き手紙を残して先に帰ろうとするが、空港でフィンに呼びとめられる。そしてこのワールド・グランプリの裏では国際手配されている「ザンダップ」率いる「ペッパー・ファミリー」がアリノールに電磁波を浴びせると危険なものになると突き止め次々にレーサーたちを故障させていたと知り協力することにした。
第2のレースはイタリアのポルト・コルサで開催された。ここでもアリノールを使用したレーサーが次々と故障し、次のレースではアリノール以外の燃料が使えるようになったがマックィーンは最後までアリノールを使うと宣言したため、ペッパーファミリーの次の標的となってしまう。そのことをペッパー・ファミリーの会議に潜入して知ったメーターがマックィーンに伝えようとするがフィンやホリーと一緒にペッパー・ファミリーに捕まってしまう。
最終レースが開催されるイギリスのロンドンでのレース中にマックィーンは電磁波を浴びせられたがなぜか故障しなかった。ビッグ・ベンの中に監禁されていたメーターとフィンとホリーは何とか脱出しマックィーンと再会する。しかしメーターの体に爆弾が取り付けられていると通信が入り、メーターはマックィーンを巻き込まないようにと走り出すが、仲直りしたいマックィーンはもう離れないとメーターを追いかける。ペッパー・ファミリーは2人まとめて始末しようとするがフィンやホリー、ラジエーター・スプリングスの仲間たちが一致団結してペッパー・ファミリーを一網打尽にすることに成功した。ザンダップに爆弾の解体方法を聞き出すが、爆弾を設置したのは正体不明の黒幕「ビック・ボス」で本人しか爆弾は解除できないという。しかしメーターは爆弾のボルトが古いイギリスのエンジンに使われていることや、古いイギリスのエンジンはオイルが漏れるという知識から、東京のパーティーでのオイル漏れをメーターのせいにしたということを突き止め、アリノール社のCEOマイルズ・アクセルロッドこそがビック・ボスだと突き止め爆弾を解除させたのだ。新燃料が主流になる中、マイルズ・アクセルロッドが大量の油田を見つけたことから石油を主流にするためにバイオ燃料の評判を落とそうとしてワールド・グランプリを開催したのだった。
この事件を解決したメーターはイギリスの女王から称賛された。そしてワールド・グランプリの仕切り直しとしてラジエーター・スプリングスでレースが行われた。メーターはフィンから本格的にスパイにならないかと誘われたが、ラジエーター・スプリングスこそが自分に相応しいからと断った。
マックィーンが電磁波を浴びても故障しなかったのはマックィーンの友達のサージがマイルズ・アクセルロッドを信用できずこっそり燃料を入れ替えていたからだった。

『カーズ2』の登場人物・キャラクター

主要登場人物・キャラクター

ライトニング・マックィーン

ワールド・グランプリ代表国 「アメリカ合衆国」。
ゼッケン 「95」。
カーズシリーズの主人公。前作ではなかったヘッドライトが付けられ、ボンネットにピストン・カップとハドソン・ホーネット(前作に登場しラジエーター・スプリングスで判事をしていた)のペイントが施されるなど外観が少し変わった。
第1レースでメーターからの無線を聞き道を開けてしまったことで負けたマックィーンはメーターを責めてしまう。
モデルとなった車はストックカー(市販車にあまり改造を加えずに使用するレーシングカー)、ローラ・カーズ、フォードGT40、これらを組み合わせて創作された。

メーター

前作から引き続き登場のマックィーンの親友、レッカー車のメーター。今作の1番活躍するメインキャラクター。
正直者で天然な性格だが今作ではあちこちで大騒ぎしてマックィーンを困らせてしまう。フィンとホリーによる勘違いでスパイに協力することになる。車の部品に詳しい。
モデルの車はインターナショナル・ハーベスターL-170。

フィン・マックミサイル

イギリスの諜報員でアリノールで多発している事故について調査している。
ミサイル発射装置やマグネット爆弾など装備している。
モデルの車はアストンマーチンDB4。

ホリー・シフトウェル

フィン・マックミサイルのサポートをしてくれる見習い諜報員。見習いのためマニュアルに載っている方法を頼りに活動している。隠し武器やホログラフの立体ディスプレイなどいろいろなスパイ武器を使いこなす。飛行装備もあり飛ぶことが出来る。
モデルの車はジャガー・XJ220。

サリー・カレラ

マックィーンの恋人でラジエーター・スプリングスの敏腕弁護士。ワールド・グランプリへの出場を躊躇していたマックィーンを後押しした。
モデルの車はポルシェ911カレラ。

ワールド・グランプリに登場する主要登場人物・キャラクター

フランチェスコ・ベルヌーイ

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