リメンバー・ミー(Coco)のネタバレ解説まとめ

「リメンバー・ミー(Coco)」とは2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサー・アニメーション・スタジオの劇場公開長編第19作目。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。家族の絆をテーマとしている。
『リメンバー・ミー(Coco)』の概要
『リメンバー・ミー』(原題:Coco)は、2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサーの劇場公開長編 第19作目。
邦題は本作の主題歌から採用されている。家族の絆について描いた作品であり、先祖や亡くなった家族のことを子供たちの世代に語り継いでいくことの重要性を説いている。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。
日本版キャッチコピーは「それは、時を越えて― 家族をつなぐ、奇跡の歌。」。
監督は「トイ・ストーリー3」で有名なリー・アンクリッチ。共同監督としてエイドリアン・モリーナがノンクレジットで参加している他、原案、脚本、作詞を担当。また、「トイ・ストーリー3」の製作担当ダーラ・K・アンダーソンも本作で製作に参加。
メキシコを舞台としており、キャストの多くはヒスパニック系である。原語版の主要言語は英語だが、セリフや劇中曲にはスペイン語が多く用いられている。
死者の日というメキシコ独特の文化を題材として取り入れ、死者の世界は非常にカラフルな色彩が描かれている。また、死者という要素が含まれるため、ピクサー作品としては比較的ダークな要素も描かれる。
同時上映はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の短編アニメーション「アナと雪の女王/家族の思い出(Olaf's Frozen Adventure)」。
制作費は推定1億7500万~2億ドル。アメリカの映画批評サイトRotten Tomatoesでは274件のレビューにより97%の高数値を獲得し、興行収入は全世界で8億ドルを超えるなど、興行・評価ともに大成功している。
スタッフは本作の制作にあたって「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「ジョン・ウィック」を参考にしたと語っている。
『リメンバー・ミー(Coco)』のあらすじ・ストーリー
リヴェラ家

オープニングシーン。切り紙のアニメーションによりリヴェラ家の過去が解説される。
メキシコの田舎街サンタ・セシリアで暮らすリヴェラ家にかつてミュージシャンだったある男がいた。その男は小さな田舎町の中だけでなく、全世界に自分の音楽を届ける成功を求め家を出るが、二度と戻ってはこなかった。
残された妻イメルダとその娘ココは音楽を憎むようになり、リヴェラ家に「音楽禁止の掟」を立て、去った男の話も禁止した。イメルダはシングルマザーとして一人で娘を育てるため、靴職人となる。以降、リヴェラ家は代々靴職人を稼業とし、音楽禁止を戒め続けてきた。
月日は流れ、イメルダや多くの家族が他界し、去った男の顔や名前を知っているのは娘のココのみとなった。ココはママ・ココとして存命していたがすでに99歳の高齢であり、認知症も患っていて、娘やひ孫のこともうまく認識できず、家を出た父親のことを朦朧とつぶやくばかりだった。
ミゲルと家族とデラクルス

サンタ・セシリアに設置されたデラクルスを讃える銅像。
代表曲「リメンバー・ミー(Remember Me)」をステージで演奏するデラクルス。しかしこのステージでの事故で彼は亡くなっている。
ココのひ孫にあたる12歳の少年ミゲル・リヴェラは、音楽禁止を掟とする大家族に囲まれて暮らしながら、ミュージシャンを志していた。
彼が尊敬するエルネスト・デラクルスはサンタ・セシリア出身の伝説的ミュージシャンで、1942年にステージ上の事故で亡くなったが、現在でも多くのファンに愛されていて、サンタ・セシリアには彼の銅像や彼を讃える祭壇なども設置されていた。
特に代表曲「リメンバー・ミー(Remember Me)」は誰もが知るほど人気があった。しかし、その曲をステージで演奏中に設置されていた鐘が落下して下敷きになったことで彼は亡くなっていた。
ミゲルは家族に隠れて屋根裏でデラクルスに関するレコードやビデオを集め、更に彼のギターのレプリカを作成し、彼の曲を演奏していた。屋根裏の秘密を唯一知っているのは近所に住む犬のダンテだけだった。
いつかデラクルスのようなミュージシャンになりたいと思っていたが、家族からは靴職人になってほしいと期待されていたため、自身の将来に悩んでいた。特に祖母で家長のエレナからは溺愛されながらも、靴職人としての期待と音楽禁止を強く迫られていた。
死者の日
そんな中、メキシコは年に一回の「死者の日」(メキシコで行われる、亡くなった人々に祈りを捧げる行事。日本の「お盆」に近い。)となり、街中で先祖を迎える準備が行われていた。リヴェラ家の祭壇にも多くの先祖の写真が飾られ、その中には若き日のイメルダとココと、家を去ったココの父親の写真もあったが、家族を捨てた男として疎まれているココの父親は写真の顔の部分が破り取られていた。
同日には街で音楽コンテストが行われる予定であり、ミゲルも参加を熱望していたが、家族から反対されることがわかりきっていた。諦めかけていたが、デラクルスの「夢に向かって手を伸ばし、しっかりと掴めば必ず叶う」という言葉もあり、家族に秘密で出場することにする。
こっそりレプリカのギターを持ってコンテストに向かうミゲルだったが、エレナに見つかりそうになり、一家の祭壇に身を潜める。なんとかその場をやり過ごしたが、飾られていた先祖の写真立てをあやまって落としてしまう。写真立てから出てきた写真の折られて見えなかった部分には、ココの父親が握っているギターが映っていた。そのギターはデラクルスのギターと同一だった。ココの父はデラクルスだと確信したミゲルは興奮し、伝説的ミュージシャンの子孫として自身もミュージシャンになることを家族に宣言するが、猛反対を受ける。更には屋根裏に隠していたデラクルスのレコードやギターなども見つかってしまう。
先祖が偉大なミュージシャンなのに、なぜ自分がなってはいけないのか、とミゲルは言うが、一家は「どんなに偉大でも、家族を捨てた男なんて間違っている」と主張する。
納得できないミゲルだったが、エレナは頑なに反対し、レプリカのギターを壊してしまう。傷ついたミゲルは「こんな家族の一員でいたくない!」と叫び、飛び出してしまう。
死者の世界

拝借したデラクルスのギターを弾いた瞬間、ミゲルの周囲にマリーゴールドの花びらが舞う。この瞬間から、ミゲルは死者の世界に迷い込む。
ミゲルは家族と決別し、コンテストに参加することを決意するが、ギターが壊されてしまったため、出場ができない。なんとか代わりの楽器を手に入れようとするミゲルは、街の祭壇に飾られているデラクルスが愛用していた本物のギターを無断で拝借することにする。
祭壇に忍びこみ、デラクルスのギターを弾いてみると、ミゲルの周囲に突然マリーゴールドの花びらが舞う。
次の瞬間、周囲の人間はミゲルを見ることも触れることもできなくなっていた。唯一 ダンテだけはミゲルを認識できたが、家族の誰もミゲルに気づかない。
先祖と対面

自身の先祖たちと対面するミゲル。
そんな中、穴に落ちたミゲルは通りすがりの女性に助けられたが、その人物は全身が骸骨姿の死者だった。いつの間に周囲には死者であふれ、彼らはミゲル以外には認知されていない。
混乱するミゲルがある死者にぶつかると、その相手はミゲルを知っていた。他にもミゲルを知っている死者が集まり、彼らは「私達は君の家族だよ」と言う。服装や輪郭から、彼らは何年も前に他界したリヴェラ家の先祖達だったことに気がつく。
ミゲルは死者の世界に迷い込んでしまった。
しかし、なぜミゲルは生きているのに死者の世界に来てしまったのかがわからない。解決策を得るため、ミゲルは先祖達とマリーゴールドの橋を渡って死者の国まで行くことにする。
ゲートとヘクター

死者の国の街並み。色彩鮮やかな街にミゲルは驚く。
死者の国は非常に色彩鮮やかな街であり、街並みの美しさにミゲルは感嘆する。
死者の国にはゲートがあり、そこでは通過審査が行われていた。死者が生者の世界へ行くためには、死者の日に生者が祭壇に自分の写真を飾っていることが条件だった。
ミゲル達が死者の国に入ろうとすると、ある人物が生者の国に行こうとしていた。その人物は、自分は有名女性画家のフリーダ・カーロであり、審査なんか受けるまでもないと語っていたが、実際はフリーダ・カーロに変装しただけの男性ヘクターであり、審査の結果、誰も彼の写真を飾っていないという。
ヘクターは強引に生者の世界に行こうとするが、橋の途中で力尽き、強制的に戻された。
イメルダと対面

イメルダから祝福を受けるミゲル。
ミゲルと先祖達はゲートの審査官に事情を話し、ミゲルを死者の国に入れる。
死者の国の中では、ミゲルのひいひいおばあさん、祖母の祖母にして死者の国でのリヴェラ家の家長・イメルダがいた。イメルダは写真が飾られていないと審査結果が出て橋を渡れなかったのだが、そんなことはあり得ないと審査官に怒鳴っていた。ミゲルが祭壇のイメルダの写真を落としてしまい、そのまま持ってきてしまっていたことが原因だった。
ミゲルはイメルダと対面し、事情を話す。ミゲルが死者の世界に迷い込んでしまった理由は、「死者の日に死者の持ち物を盗んだ者は、死者の世界に飛ばされる」というルールによるものだった。
イメルダはミゲルが盗みをはたらいたこと、しかも禁じられてるはずの音楽をやろうとしたことに憤慨する。先祖達もやはり一家に音楽を禁じていた。
死者の世界に迷い込んだ生者は、死者の国で日の出を迎えるまでに生者の世界へ戻らないと永久に帰れなくなるという。
ミゲルが生者の世界に戻る方法は簡単で、「先祖から祝福を受けること」(先祖がマリーゴールドの花びらを持って祝福を与えると告げて、相手に花びらを渡せばいい)だけだった。
イメルダは早々にミゲルに祝福を与えて戻そうとするが、その際に条件を付け加える。「イメルダの写真を祭壇に戻すこと」と「二度と音楽はやらないこと」だった。
ミゲルは後者の条件に不満だったが仕方なく了解し、生者の世界へ戻るが、すぐそばに飾られたままのデラクルスのギターを手に取るとコンテストに出場するため駆けだした。
条件を破ったため、ミゲルはたった2秒で死者の世界に戻ってきてしまった。
デラクルスへの道
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目次 - Contents
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の概要
- 『リメンバー・ミー(Coco)』のあらすじ・ストーリー
- リヴェラ家
- ミゲルと家族とデラクルス
- 死者の日
- 死者の世界
- 先祖と対面
- ゲートとヘクター
- イメルダと対面
- デラクルスへの道
- 死者の世界での死
- ヘクターとオン・ステージ、そして亀裂
- 憧れの人との対面
- 明かされる真実
- 本当の家族
- デラクルスのコンサート
- 夜明け
- ココとリメンバー・ミー
- そして一年後
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ミゲル・リヴェラ
- ヘクター
- エルネスト・デラクルス
- リヴェラ家(生者)
- エレナ・リヴェラ
- エンリケ・リヴェラ
- ルイサ・リヴェラ
- ママ・ココ / ココ・リヴェラ
- ソコロ・リヴェラ
- リヴェラ家(死者)
- ママ・イメルダ / イメルダ・リヴェラ
- パパ・フリオ / フリオ・リヴェラ
- ティオ・オスカル & ティオ・フェリペ / オスカル・リヴェラ & フェリペ・リヴェラ
- ティア・ロシータ / ロシータ・リヴェラ
- ティア・ヴィクトリア / ヴィクトリア・リヴェラ
- その他
- ダンテ
- ペピータ
- フリーダ・カーロ
- チチャロン
- ロス・チャチャラコス
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 夢を掴むことの大切さ
- 死者の国の街並み
- ヘクターとココ
- 家族の再生
- イメルダ「条件は… 家族がどれだけあなたを愛しているか、決して忘れないこと」
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の用語
- 死者の日
- 死者の世界
- 死者の国
- マリーゴールド
- 最後の死
- アレブリヘ
- 生者が迷い込んだ際のルール
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の評価・興行収入
- 受賞
- 第90回アカデミー賞
- 第75回ゴールデングローブ賞
- 第45回アニー賞
- 興行収入
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ピザ・プラネット
- エル・サント
- リヴェラ家の家系
- 『リメンバー・ミー(Coco)』の音楽
- 日本版サウンドトラック収録曲一覧
- 主題歌
- ミゲル&ナタリア・ラフォルカデ「Remember Me (Duo)」
- シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ「リメンバー・ミー(エンドソング)」
- 挿入曲
- ベンジャミン・ブラット&アントニオ・ソル「Much Needed Advice」
- ガエル・ガルシア・ベルナル「Everyone Knows Juanita」
- アンソニー・ゴンザレス&ガエル・ガルシア・ベルナル「Un Poco Loco」
- アンソニー・ゴンザレス「The World Es Mi Familia」
- アラナ・ユーバック&アントニオ・ソル「La Llorona」
- アンソニー・ゴンザレス「Proud Corazon」
- 『リメンバー・ミー(Coco)』のエンドロール