カーズ/クロスロード(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2017年7月15日に公開されたピクサー映画。ブライアン・フィーの初監督作品。大人気カーズシリーズの第3弾。ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーンがシーズン最後のレースで最新テクノロジーを追及した次世代レーサーたちのスピードに圧倒され大クラッシュをしてしまう。「人生の岐路(クロスロード)」に立たされ仲間や新しい相棒に支えられながら運命の決断を迫られる物語。

『カーズ/クロスロード』の概要

「カーズ/クロスロード」は2017年7月15日公開のブライアン・フィー監督によるピクサー制作の長編アニメーション映画作品。ピクサーの長編映画としては18作目でカーズシリーズの第3弾で日本では「カーズ3」ではなく「カーズ/クロスロード」のタイトルで公開された。ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーンが大クラッシュをし再び表舞台に戻るために新しい相棒に支えられながら奮闘する物語。マックィーンが人生の岐路でどんな決断をするのかが大注目の作品。

『カーズ/クロスロード』のあらすじ・ストーリー

「ピストン・カップ」で7回の優勝を誇る人気ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーンは最新テクノロジーを駆使した新世代ルーキーの「ジャクソン・ストーム」に追い抜かれて優勝を逃した。ストームの生意気な態度を忌々しく思ったマックィーンはストームをライバル視するようになる。その後ストームは連勝し、マックィーンは連敗が続いた。次々と現れる次世代レーサーに旧世代のレーサーは次々と引退してしまい、マックィーンは焦りに駆られてしまう。マックィーンはシーズン最後のレースで無理に速度をあげたことで制御できなくなり壁に衝突し激しいクラッシュをしてしまう。

事故から4か月後、怪我から回復したマックィーンはチームの本拠地がある「ラジエーター・スプリングス」で今後のことについて考えていた。マックィーンは今は亡きマックィーンの師匠「ドック・ハドソン」がレーサーを引退する一因となったクラッシュ事故の映像を見て、自分もドックと同じように引退に追い込まれてしまうかもしれない、自分にはもう居場所はないのかもしれないと恋人のサリーに打ち明けた。しかしサリーやラジエーター・スプリングスの仲間たちがマックィーンを励まし、マックィーンを立ち直らせたのだ。マックィーンは自分のスポンサーの「ラスティーズ」がレーサー育成施設「ラスティーズ・レーシング・センター」を新設したことを知りそこへ向かった。
ラスティーズ・レーシング・センターへ着くと、ラスティーズの社長兄弟「ラスティーとダスティー」は高齢化のため、「スターリング」という車にラスティーズを売却していた。スターリングの任命でここで働く「クルーズ・ラミレス」がトレーナーにつき特訓を始めることになる。しかしマックィーンは次世代レーサー育成のためのプログラムになじめず特訓でシミュレーターを壊してしまう。なかなか成果が上がらないマックィーンを見てスターリングはレーサー引退を勧めブランド商品の販売を提案した。マックィーンは次のシーズンの初戦「フロリダ500」で優勝できなければスターリングの提案を受け入ることを決める。

マックィーンはラスティーズ・レーシング・センターを飛び出しフロリダ500まで特訓をしながら旅に出た。シミュレーターではなくリアルな走りを掴むためにかつてレースが行われていたビーチで特訓を開始するが、データ分析のために同行するも砂地を走ったことがないクルーズが足を引っ張ってしまい砂地を走る技を教えることに時間を費やしてしまい自分の練習にならなかった。
その後、移動中に「サンダーホロウ・スピードウェイ」というレース場の看板を見つけ、さらなる実践を求め乗り込んだが、そこで行われていたのは泥の中で車同士を壊し合うというデモリション・ダービーで「クレイジー8」というレースだった。これに強制参加させられたが偶然にもクルーズが優勝してしまう。
なかなか成果が表れないマックィーンはフロリダ500が刻々と迫るにつれて焦燥感にかられてしまい、クルーズに「君はレーサーじゃなくトレーナーだから自分の気持ちが分からない」と八つ当たりをしてしまう。するとクルーズは自身の過去を打ち明けた。クルーズはマックィーンに憧れてレーサーになる夢を抱きながらも、周りからの反対や他のレーサーとの空気が違うことを感じその夢を諦めていた。クルーズは憧れのマックィーンに復活して欲しかったが力になれないと思いトレーナーを辞め、マックィーンの元から離れていった。
クルーズに八つ当たりしてしまったことを悪く思いながらもマックィーンは親友のメーターとテレビ電話で話をした。マックィーンは特訓が上手くいっていないと言い、こんな時にドックがいてくれたらと、メーターに弱音を吐いた。ドックはマックィーンにとってレースについて教えてくれた師匠で、マックィーンを支えてくれたとても大事な存在だった。するとメーターはドックの師匠である「スモーキー」のことを教えてくれた。スモーキーに会えば何か変わるかもしれないと希望が見えたマックィーンは、クルーズを引き止めて謝り、そして一緒にスモーキーのいる「トーマスビル・スピードウェイ」というレース場へと向かった。

ドックの全盛期を支えたスモーキーからドックの話を聞いた。クラッシュ事故を起こし、引退に追い込まれたドックはラジエーター・スプリングスに移住し、約50年後スモーキーに手紙を送るようになった。その手紙の内容はすべてマックィーンのことだった。その手紙を見せながらスモーキーは「ドックの教えてる顔は幸せそうじゃないか」と言った。マックィーンはドックの1番の幸せはレーサーとして活躍することではなく、弟子である自分の成長を見守ることだと知った。気合を入れ直したマックィーンは、スモーキーにスピードではなくテクニック重視の技を教えてもらい、トラクターの群れの中から抜け出す特訓や、暗闇をヘッドライトなしで走る特訓をクルーズとともに受けた。しかしフロリダ500に向かう直前に行ったクルーズとのレースで、マックィーンは見事な仕上がりを見せるも、クルーズに完敗してしまうのだった。

フロリダ500の開催当日、自信を失ったマックィーンは、予選に参加していなかったため最後尾からのスタートとなったが、特訓の成果もあり徐々に巻き返した。そんな中、レース中にクラッシュ事故が起き、レースが中断したタイミングでマックィーンはクルーズと交代し、自分の代わりにレースに参加させようとしたのだ。マックィーンはクルーズにレーサーになるチャンスを与えたかった。このレースがクルーズに与えられる最後のチャンスだと思い、マックィーンはクルーズに「チャンスを掴め」と言う。初めは躊躇していたクルーズだったが、自分の夢を後押ししてくれるマックィーンに感謝しながらマックィーンのゼッケン95をつけてレースに参加した。そしてマックィーンの的確なアドバイスによりクルーズはストームに続く2位まで追いつく。最後の1周でストームとの激しいトップ争いとなり、クルーズはストームの妨害で壁に押し付けられてしまうが、かつてドックも使っていた宙返りの技を使ってかわし、ストームを抜いて優勝した。途中まで走っていたマックィーンと2台での優勝(大会のルールで同じゼッケンなら車が変わっても可ということになっていた)となりマックィーンの引退も取り消された。
クルーズはスターリングとの契約を解除し、大石油会社「ダイナコ」とスポンサー契約を交わしてレーサーとして活躍することに決めた。マックィーンはクルーズのクルーチーフ兼トレーナーとして活躍していくと決めたのだ。

『カーズ/クロスロード』の登場人物・キャラクター

主要登場人物・キャラクター

ライトニング・マックィーン

カーズシリーズの主人公。ピストン・カップで優勝7回を誇る真っ赤なボディの伝説的レーサー。トレードマークは稲妻。ゼッケンは95。
レース中のクラッシュ事故で初めての挫折を経験しレーサーとして続けるか別の道を切り開くか決断を迫られる。
マックィーンの決め言葉だった「カッチャオ」が今作では一度も言われなかった。
エンディングで車体をドックと同じ色の紺色にしている。

クルーズ・ラミレス

ラスティーズ・レーシング・センターで働く黄色のボディが特徴の若手女性トレーナー。音声コマンドアシスタント「ハミルトン」を搭載していてマックィーンと並走することでスピードを計測していた。子どもの頃にテレビでマックィーンのレースを見て大ファンになりレーサーになることを夢見ていたが周りとの空気が違うと感じ断念していた。
ダイナコと契約した際にゼッケンをドックが使っていた51にしている。

ジャクソン・ストーム

最新テクノロジーを駆使したボディを持つ新世代レーサー。空力重視の低く角張った黒と青の車体が特徴。最新設備によるバーチャル空間でのシミュレーション訓練を重ね最も効率的な走行ラインを維持でき新技術こそが至高だと考えている。そのため旧世代レーサーを見下す態度をとる。
ゼッケンは2.0。

その他の登場人物・キャラクター

ドック・ハドソン

1950年代のピストン・カップの伝説のレーサー。クラッシュ事故で引退に追い込まれ、ラジエーター・スプリングスに移住して町医者と判事をしている時にマックィーンに出会った。マックィーンの師匠。2作目以前に他界している。

スターリング

マックィーンのスポンサー、ラスティーズの新社長。ラスティーズ・レーシング・センターの運営者。マックィーンに引退を勧める。

スモーキー

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ポカホンタス(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ポカホンタス』とは1995年に公開されたディズニーアニメ映画33番目の作品。ディズニー映画史上、初めて実在の人物を扱った歴史的映画である。映画中盤の挿入歌「カラー・オブ・ザ・ウィンド(Colors of the Wind)」はアカデミー賞で受賞するほど評判が高い。舞台は17世紀初頭のアメリカ、インディアンのポカホンタスが植民地開拓するためにアメリカ大陸に上陸したジョン・スミスに出会い、お互いに恋に落ちる。人種の壁を越えたロマンスは、ディズニーでは異例ともいえる作品だ。

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