モンスターズ・インク(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『モンスターズ・インク』とは、ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。

『モンスターズ・インク』のあらすじ・ストーリー

人間の子供部屋に繋がるドアからモンスターを送り込み、怖がる子供たちの悲鳴をエネルギーに変換してモンスターの世界に供給する業務を行う大きな会社、モンスターズ・インク。
この世界では「人間の子供は危険」とされていて、怖がらせるのが仕事のモンスター達は、同時に子供たちを恐れてもいる。最近ではテレビゲームなどの普及で、怖がらない子供が増えてしまい、モンスター界にとって深刻なエネルギー不足が懸念されているのである。
そんな会社の中で、怖がらせ屋No.1として尊敬されているのが、毛むくじゃらのモンスター「サリー」と、その相棒である一つ目のモンスター「マイク」のコンビ。

ある日の営業後、マイクは受付レディで恋人のモンスター「セリア」の誕生祝いでデートに出かけ、サリーは、マイクに頼まれたレポートを提出するため会社に残っていた。そこで、サリーをライバル視しているカメレオンのようなモンスター「ランドール」が、作業場で勝手に子供部屋のドアを使っているのを発見。そのドアを開けてみるが誰もいない。不思議に思い振り返ると、そこには人間の女の子が立っていた。サリーは、大慌てで女の子を子供部屋に帰そうとするのだが、なかなかサリーから離れない。そうこうしているとドアが片付けられてしまい、女の子は完全にモンスターの世界に入り込んでしまう。
困ったサリーは女の子を隠しながらデート中のマイクのいる店へ。だが女の子を隠し切れず、店の中は大混乱。そしてそのことがTVでも報道されて大問題になってしまう。

いったんマイクの部屋に逃げ込み、何とかして女の子を人間の世界へ戻そうと、モンスターズ・インクに連れていく計画を立てる。
そして女の子をモンスター風に変装させ、何とか会社に潜り込んだマイクとサリー。最初は女の子を怖がっていた2人だったが、サリーは女の子の面倒を見ているうちに徐々に愛情が芽生え、女の子を「ブー」と命名する。
だが会社の中では女の子を探すため物々しい雰囲気でCDA(子供検疫局)が右往左往していた。そして自分の担当するドアから逃げたことで、ランドールも必死に探している。
そんな折、マイクとサリーは社内で秘密の研究をしているランドールを見つける。それは、子供から驚かせることなく強制的に悲鳴を吸収する装置だった。2人は、ランドールの悪質な研究を、モンスター・インクの社長「ウォーターヌース」に告発するのだが、なんとその研究はウォーターヌースがランドールに命令をしていたのだ。そのため、2人はブーと引き離され、あるドアから吹雪の舞うヒマラヤに放り出されてしまうのだった。

なんとしてもブーを救い出したいサリーは、ヒマラヤにいた雪男から子供たちのいる村の存在を聞くと、ソリを作って一目散に雪山を滑り、再び会社へ。
ウォーターヌースとランドールがブーを装置に掛けようとしていた処へ、間一髪、サリーがブーの救出に成功。後からマイクも合流、ドアを求めて作業場へ駆けつけるが、ランドールも必死に追ってくる。
そして、たくさんのドアが行き交う工場の中でサリー・マイク・ブーとランドールの、壮絶な追いかけっこが展開され、最後にはサリーとブーが協力してランドールを適当なドアに放り込み、そのドアを壊して永久に追放してしまうのだった。
そして、マイクとサリーは、会社の研修室にウォーターヌースを誘い出すと、「会社の利益のためなら千人でも子供を誘拐してやる」と悪質な陰謀を喋らせることに成功。その会話は全て研修室で録画されており、ウォーターヌースはCDAによって逮捕される羽目に。

ようやくブーを、無事に人間界に帰す時が来た。ドアを開けると嬉しそうに部屋に入るブー。サリーはベッドにブーを寝かせてお別れをする。そして二度と同じ過ちの無い様にドアは壊され、サリーはドアの破片をひとかけらだけ持ち帰るのだった。
やがて、モンスターズ・インクはサリーによって立て直され、子供の悲鳴ではなく笑い声でエネルギーを変換する業務に変えることにした。そして、マイクが笑わせ屋のトップとなり大活躍。
でもサリーは、ブーのことが忘れられない。そんなある日、サリーはマイクに呼び出されるとそこには、粉々にしたはずのブーの部屋に繋がるドアが。それは、マイクが全てのピースを集め、つなぎ直したものだった。サリーは持っている最後の1ピースをはめて、そっとドアを開ける。そしてブーの名を呼ぶと、ブーの声が聞こえた。

『モンスターズ・インク』の登場人物・キャラクター

サリー(CV:ジョン・グッドマン/ 吹替:石塚英彦)

本作の主人公モンスター。
240センチの巨体に2本の角、紫斑点のある青緑の毛むくじゃらの体が特徴。
モンスターズ・インクの作業では相棒のマイクとコンビを組み、悲鳴エネルギー獲得量はいつもトップ。
社内一の怖がらせ屋だが、外見とは裏腹に性格は温厚かつ謙虚。社員のモンスターたちからも慕われている。
ブーに出会ってからは、一緒に過ごしていくうちに彼女の愛らしさに次第に情が移ってしまい、モンスターの世界の「人間の子供を愛してはいけない」という掟を破ってしまう。
ウォーターヌースの陰謀を暴き、逮捕されたことを機に後任の社長に就任。子供を笑わせてエネルギーを供給するシステムでモンスターズ・インクを再始動させた。

マイク(CV:ビリー・クリスタル/ 吹替: 田中裕二)

サリーと共にもう一人の主人公モンスター。
外見は一つ目に緑のボールから手足が生えたような体つきが特徴。
サリーの親友であり、モンスターズ・インクの作業ではサリーのアシスタントでもある。
お調子者で頭の回転が速くよく喋るが、短気でそそっかしい性格。小柄なので、モンスターズ・インクのCMでは会社のマークで隠れてしまい、雑誌の表紙ではバーコードに隠れてしまったりする。
受付レディのセリアとは熱愛中で、彼女の誕生祝に最高のデートを企画するが、ブーの出現で最悪なデートになってしまう。
その後は、サリーがあってはならない大騒動を引き起こしたことで、サリーに批判的に接したりもするが、そこは親友、サリーやブーのことを心配し最後まで協力、ウォーターヌースの逮捕にも一役買う。

ブー(CV:メアリー・ギブス / 吹替:井上愛理)

モンスターの世界へ入り込んでしまった人間の女の子。
ランドールが担当している白地に花柄のドア(クローゼットの扉)につながる子供部屋に住んでいる。
まだ言葉を上手く話せないほど幼いので、サリーを「Kitty」(日本語版では「にゃんにゃん」)と呼んで追い掛け回し、好奇心旺盛で目を離すとすぐにいなくなってしまう。
初対面のサリーやマイクなど、モンスターを恐れていない様子だが、ランドールだけは怖いらしい。だが、サリーがピンチに陥った際にランドールに掴み掛かるといった勇敢な面もある。
騒動の最中、会社へ侵入する際にはサリーが作成した椅子の生地で造った胴体、モップの髪、電球の目玉でモンスターの着ぐるみとして着用していた。

ランドール(CV:スティーヴ・ブシェミ/ 吹替: 青山穣)

外見は8本の手足を持つ紫色のトカゲのようなモンスター。
カメレオンのように体の色を周囲の風景と同化させてその場から消え去ったかのように見せる能力を持つ。
陰湿かつ狡猾な性格で、あまり社交的ではない。社内では怖がらせ屋トップのサリーを常にライバル視している。
ウォーターヌース社長の命令で子供から強制的に悲鳴を吸収する装置を、ファンガスというモンスターを助手に従え作っていたが、自分が担当するドアからモンスターの世界に入り込んだブーを執拗に探しまわり、間違えて捕えたマイクに悲鳴吸収装置でブーの居場所を吐き出させようとするなど、業績を上げるためなら手段を選ばないという冷徹な一面を持つ。
終盤にはブーに痛めつけられ、サリーとマイクによってドアの向こうの人間の世界に放り込まれ、人間にワニと間違えられて退治された。

ウォーターヌース(CV:ジェームズ・コバーン/ 吹替: 大平透)

モンスターズ・インクの社長。
上半身はスーツを着た人間形だが、目が5個あり、下半身はカニのような多足型モンスター。
信頼と安全をモットーに、業績トップのサリーには新人研修を依頼するなど、会社の期待と信頼を寄せているが、その一方でエネルギー需要の伸び悩みによる業績不振に悩んでいる。
何とか業績を取り戻そうと、ランドールとファンガスを巻き込んで悲鳴吸収装置を開発させ誘拐した子供から強引に悲鳴エネルギーを蓄えようという陰謀を企んでいた。
その企みを知ったサリーとマイクを、ネパールのヒマラヤ山脈の吹雪の中に追放するが、自力で帰還したサリーとマイクの策略によって陰謀を暴かれ、「会社を救うためなら、千人だって誘拐してやる」とCDAに本性を暴露してしまい逮捕。同時に社長の権限も剥奪される。

セリア(CV:ジェニファー・ティリー / 吹替:高乃麗)

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ポカホンタス(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ポカホンタス(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ポカホンタス』とは1995年に公開されたディズニーアニメ映画33番目の作品。ディズニー映画史上、初めて実在の人物を扱った歴史的映画である。映画中盤の挿入歌「カラー・オブ・ザ・ウィンド(Colors of the Wind)」はアカデミー賞で受賞するほど評判が高い。舞台は17世紀初頭のアメリカ、インディアンのポカホンタスが植民地開拓するためにアメリカ大陸に上陸したジョン・スミスに出会い、お互いに恋に落ちる。人種の壁を越えたロマンスは、ディズニーでは異例ともいえる作品だ。

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