マイティ・ソー/ダーク・ワールド(Thor: The Dark World)のネタバレ解説まとめ

Thor the dark world

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』とはマーベルコミックのヒーロー、ソーを主役とした映画シリーズの第2弾であり、2013年に公開された。次元移動のできる橋を壊してしまったソーは、地球にいるジェーンを想いながらも次期国王としての仕事をこなしていた。そんなとき、ジェーンがインフィニティ・ストーンのひとつを吸収してしまうという事件が起きたため、恋人と世界を守るためにソーは再び地球に降り立った。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』概要

アメリカのマーベルコミックに登場するヒーロー、ソーを主役とした映画シリーズの第2作目であり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のクロスオーバーシリーズとしては第8作目にあたる。原作スタン・リー、ジャック・カービーら、監督はアラン・テイラーにて作製され、2013年11月8日に全米で公開された。日本での公開は2014年2月1日。全世界興行収入は6億3000万ドルを突破し、マーベルの世界中においての人気ぶりが明らかとなった。また今作は前半にコメディパートが多く、ソーとロキのコミカルな掛け合いも魅力のひとつとなっている。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のストーリー

はるか昔、マレキス率いるダークエルフの軍団とアスガルド軍は強大なパワーを持つインフィニティ・ストーンのひとつであるエーテルを巡って戦っていた。このときはアスガルド軍が勝利しエーテルは世界を繋ぐ時空の狭間に封印され、マレキスは宇宙のどこかで眠りについた。

ニューヨーク決戦(Marvel’s the Avengers)から1年後、ロキはアスガルドでの裁判を終えて永久に投獄されることが決定していた。一方ソーは四次元キューブが原因で起こった戦いや、9つの惑星が直列に並ぶという現象の影響で戦争が勃発しやすくなり混乱している世界の平和を取り戻すために、ウォーリアーズ・スリーとシフとともに闘いに明け暮れていた。ついにヴァナヘイムで最後の鎮圧を成功させ、ソーは地球の様子を見てもらうよう千里眼の門番、ヘイムダルに依頼した。
ちょうどそのころ、ソーの恋人であるジェーンは重力や空間異常の調査に廃工場を訪れていた。そして、異常個所を追いかけているうちに時空の狭間に迷い込んでしまう。時空の狭間に封印されていたエーテルは宿主を感知し、ジェーンに取り込まれてしまった。そして、エーテルの活性化を感知したマレキスも目覚めてしまったのだ。
その後無事に地球に戻ることができたジェーンだが、時空の狭間にいたため姿が発見できないジェーンを心配して地球に降り立ったソーと再会する。ソーはジェーンが異常なパワーを持ってしまったことを知り、アスガルドで治療するためにアスガルドに連れ帰った。

アスガルドで調べても、エーテルをジェーンの身体から出す方法は判明しなかった。その上アスガルドの王であるオーディンは地球人であるジェーンがソーの恋人であることを、あまり快く思っていなかった。しばらくアスガルドに滞在することになったジェーンだが、そんなときに捕虜として連れてきたダークエルフの1人アルグリムがエーテルの欠片によりパワーアップして脱獄、エーテルのありかを感じ取ったマレキスの軍がアスガルドに攻め入ってくるという事件が起こった。必死に応戦するアスガルド軍だが、マレキスたちはどんどんジェーンに近づいていく。王妃であるフリッガはジェーンをかばい魔法で応戦しジェーンを守り切ったが、自身はアルグリムに刺殺されてしまった。実は牢にいたロキが気まぐれに左の階段を使えとアルグリムに助言したことも一因となって、フリッガは殺されてしまったのだ。
ロキはまさかフリッガが戦死するとは思わず、ショックを受けていた。そのこともあり、ソーを闇の世界への抜け道に案内し、マレキス討伐の誘いを承諾する。

ソーはマレキスにジェーンからエーテルを摘出させてから討伐する計画を立てていた。ジェーンのために息子を危険にさらしたくないオーディンはそれを反対。ソーたちはアスガルド軍をかいくぐり城から脱出することとなった。力ずくのソーとトリックスターのロキの力を合わせてなんとか闇の世界に到着したソー一行だが、エーテルをジェーンから抜くことには成功したもののマレキスを倒すには至らなかった。更にこの戦いで、ロキがソーをかばい死んでしまった。
ソーはショックを受けながらも戦うことを決意し、偶然見つけた時空の狭間から地球に移動した。

ソーとジェーンはロンドンで天文学の研究仲間であるセルヴィグ博士やダーシーと合流し、時空転送装置でマレキスを地球ではない場所に移動させて倒そうという計画を練る。ジェーンたちは装置を駆使して敵兵を移動させたりしていたが、惑星が直列になるにつれ時空の境界が不明瞭な場所が増えてきてしまった。そのため9つの世界のひとつであるヨトゥンヘイムの怪物が地球に来てしまったり、戦闘機が別の世界に飛ばされてしまったりという事態も発生。武器であるムジョルニアと離されてしまうこともあったが、ついにソーはマレキスを闇の世界で行動不能にすることに成功した。だがソーは地球に戻った直後、負傷と疲労のため倒れてしまった。敵艦が今にもソーの上に倒れてきそうなときセルヴィグ博士が装置を起動させて敵艦を移動、闇の世界に移動した敵艦はマレキスの上に倒れ、マレキスは倒されたのだ。

ソーはアスガルドに報告のため一度帰還したが、オーディンに王位を継ぐ意思がないことを宣言した。ジェーンの側にいたいがために、地球に住もうというのだ。オーディンは渋々ながらもソーの決意を承諾するが、実はそのオーディンは死んだはずのロキが化けていた。

回収したエーテルはコレクターと呼ばれる保管屋に依頼し保管してもらうことになり、四次元キューブ(テッセラクト)はアスガルドに保管することになった。そしてソーはロンドンに戻り、ジェーンと再開することができたのだ。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の登場人物

Thor Odinson(ソー・オーディンソン)(演:クリス・ヘムズワース)

Thor 1

アスガルドの第1王子。北欧神話の雷神Thorがモデルのキャラクターである。以前は傲慢な言動だったが、地球で地球人と接して考え方や振る舞いを改めた。武器はムジョルニアというハンマーで、直接攻撃はもちろん雷を操ったり空を飛んだりできる。野望のためにトラブルばかり起こす弟ロキのことは、口では養子だとか裏切るだろうなどと言っているが、なんだかんだ大事に思っている。アベンジャーズの仲間の中では大雑把な性格であるソーだが、今作ではロキが以前に起こした事件を警戒してか一応ロキに対し警戒していた。しかし基本の大雑把な性格自体は変わっていないため、戦艦を操縦する際には適当にボタンを押しすぎてロキにアドバイスされたり歴代国王の銅像を破壊したりしていた。

Loki Odinson(ロキ・オーディンソン)(演:トム・ヒドルストン)

Loki2

アスガルドの第2王子。北欧神話の邪神ロキがモデルのキャラクターである。出自は氷の巨人の国ヨトゥンヘイムだが、赤ん坊のころ戦のさなかに捨てられていたのをオーディンにより拾われた。兄のソーに対して並々ならぬコンプレックスを持っていて、方法がゆがんでいるがオーディンに自分を認めてもらおうと画策している。フリッガのことはそれなりに好きなようで、ソーやオーディンのように陥れようとしたことはない。第1作目で時空の狭間に落ちていったが生き延びていた。”Marvel’s The Avengers”(2012年公開)にてインフィニティ・ストーンの力を使い異星人チタウリと組んで世界を亡ぼそうとしたことで、アスガルドの牢に収監されている。今作では魔法が得意なトリックスターというキャラクター設定が活かされていて、ロキが軽口をたたいたり頻繁に魔法を使ったりしている。

Jane Foster(ジェーン・フォスター)(演:ナタリー・ポートマン)

Jane1

ソーの恋人。天文物理学者であり、現在はイギリスのロンドンを中心に動いている模様。研究に没頭していてもソーのことは忘れておらず、戻るという約束を破り会いに来てくれないことを密かに怒っている。今作ではソーに2年放っておかれたため好意を寄せてくれている男性と食事に行ってみたりしたが、結局ソーのことが忘れられなかった。本編では削除されていたが、ボーナストラックではアスガルドに行ったときに魔法を少し習っていたようなくだりがある。

Darcy Lewis(ダーシー・ルイス)(演:カット・デニングス)

Darcy1

ジェーンの助手。今回は彼女もインターンを連れていて、荷物運びなどに借りだしている。性格は超のつくマイペースで、今作でもインターンに時空の狭間に落とすように靴を貸せなど気軽にわがままを言っている。最終的にインターンの彼とは恋人同士になった。

Erik Selvig(エリック・セルヴィグ)(演:ステラン・スタルスガルド)

Selvig

天体物理学者であり、カルバー大学教授。”Marvel’s The Avengers”(2012年公開)にてロキに洗脳された後遺症で、何故か服を着ていると落ち着かない精神状態になってしまった。作中においては服をかろうじて着ていても、室内ではズボンをはきたくない様子であった。精神病院に放り込まれたのも、全裸でストーン・ヘンジの周りを駆け回り逮捕された結果である。精神病院では何種類もの精神安定剤を飲んでいたが、本業に戻るとなると覚醒したようで全部薬を捨てた。ヒーローのホークアイもロキに洗脳されていたため彼もおかしくなったのではとファンの間では不安がよぎっていたが、その後の映画でしっかり治っていることが確認された。

Odin(オーディン)(演:アンソニー・ホプキンス)

Odin1

アスガルドの王でソーの実父。北欧神話のオーディンがモデルのキャラクターである。やや選民意識があるようで、作中ではソーがジェーンを連れ帰ったときに追いだそうとしていた。ソーやロキに比べると考え方に融通がきかない様子を見せている。

Frigga(フリッガ)(演:レネ・ルッソ)

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