シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(MCU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マーベル・コミックのヒーロー『キャプテン・アメリカ』を原作に、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の続編として2016年に製作された。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の後日談で、アベンジャーズの2大巨塔キャプテン・アメリカとアイアンマンが、ヒーローを監視下に置く『ソコヴィア協定』を巡って対立する姿を描く。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の概要

マーベル・コミック作品をクロスオーバーさせた「マーベル・シネマティック・ユニバース」の一つ。
タイトルは『キャプテン・アメリカ』だが、キャストはスタークを始め、アベンジャーズのメンバーがほとんど登場する。

アベンジャーズの活動により甚大な被害が発生する状況に、国際連合がヒーローを管理下に置く「ソコヴィア協定」を立案。自身が生み出したウルトロンによって壊滅的な被害を与えたことに責任を感じるアイアンマンは、協定に賛成。しかし、キャプテン・アメリカは「自分の行動は自分で責任を持つべき」という信念からソコヴィア協定には反対する。二人のすれ違いはアベンジャーズ内に対立を生み、やがて望まぬ戦いへと発展する。

興行収入は、北アメリカで約4億800万ドル、世界全体で約11億5000万ドルを記録した。
監督は前作から引き続きアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ。二人は兄弟である。
日本での公開は全米よりも一週間早かった。また、ジャパンプレミアも予定されていたが、熊本地震により行われなかった。

これまでのような政治色が強い内容から一変して、アクションとユーモアを前面に出した作品となっている。
特に、最新CGを駆使したアクションシーンは、「前作を凌ぐ」と評価されている。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のあらすじ・ストーリー

『アベンジャーズ』では、ニューヨークに侵略異星人チタウリが襲来し、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、ソコヴィアにてトニー・スタークが生み出してしまった悪の人工知能ウルトロンとの激戦を繰り広げたアベンジャーズたち。所属していた国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)が崩壊した後は、独自に世界各地で活動していた。
ある時アベンジャーズは、第二次大戦中に生まれた世界征服を企む秘密組織『ヒドラ』の残党ブロック・ラムロウがリーダーを務めるテロ組織の鎮圧へ向かった。アベンジャーズたちに追い詰められたラムロウは、スティーブ・ロジャーズ=キャプテン・アメリカを道連れに自爆を図る。スティーブが爆炎に巻き込まれる寸前、ワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウイッチがテレキネシスで爆炎を抑え込もうとするが、コントロールに失敗して民間のビルを爆破し、犠牲者を出す。この事故を引き金に、世間ではアベンジャーズを危惧する声が高まり、各国政府は「ソコヴィア協定」を制定してアベンジャーズを国際連合の管理下に置く事を考え始める。

ソコヴィア協定を締結すれば、アベンジャーズの出動には国連の判断が必要になり、これまでのように自由には活動が出来なくなる。アメリカ国務長官のサディアス・ロスがホストとなり、ソコヴィア協定に署名するようアベンジャーズに働きかけた。
自身が生み出した悪の人工知能『ウルトロン』によるソコヴィア破壊に責任を感じているトニー・スターク=アイアンマンは協定に賛成し、友人であるジェームズ・ローズ大佐やヴィジョン、ナターシャ・ロマノフ=ブラック・ウィドウもそれに同調した。
しかし、スティーブは「正義を行うのに指示を待つのか?」と疑問を唱え、反対派にまわる。同じく反対派にまわったサム・ウィルソン=ファルコンやワンダと共に、スティーブはトニーたちと対立する形となった。
静かに対立が続く中、スティーブの想い人だったペギー・カーターが亡くなり、葬儀に参列したスティーブはペギーの姪であるシャロン・カーター=エージェント13と出会う。

一方オーストラリアでは、各国の首脳陣が集結し、ソコヴィア協定の署名式が行われる。そこには賛成派の代表としてナターシャが参加しており、ホスト役のワカンダの国王ティ・チャカと、その息子ティ・チャラが出席していた。
だが、署名式の最中にテロが発生し、ティ・チャカが犠牲となる。テロの実行犯として、監視カメラに映っていたスティーブの友人バッキー・バーンズが指名手配された。目の前で親を殺されたティ・チャラは復讐を誓う。

スティーブとサムはブカレストに飛び、潜伏中のバッキーと接触したが、間もなく特殊部隊の襲撃を受ける。辛くも脱出する3人だったが、ブラックパンサーがバッキーを攻撃してくる。激しい戦闘が繰り広げられるが、そこにジェームズ・ローディ・ローズ=ウォーマシーンが飛来し、バッキーを含む4人を逮捕する。逮捕時にブラックパンサーはマスクを脱ぎ、ティ・チャラだった事がわかる。

トニーは4人が収容された対テロ共同対策本部を訪れ、ソコヴィア協定に同意するようスティーブを説得したが、再び拒否される。
同じ頃、バッキーを精神鑑定にかけるため招聘していた鑑定医ヘルムート・ジモは、ヒドラの手帳に記されていた合言葉を使い、バッキーを再びウィンター・ソルジャーに洗脳する。ジモはアベンジャーズがソコヴィアで戦った際に家族を失っており、アベンジャーズに恨みを持っていた。
ウィンター・ソルジャーとなったバッキーは本部からヘリコプターで逃走しようとするが、スティーブが阻止し、2人は川に転落して行方不明となる。また混乱に乗じてサムも逃走した。サディアスはトニーに、スティーブたちを捉えるように要請した。トニーは援軍として、ピーター・パーカー=スパイダーマンを仲間に加える。

スティーブとサムの潜伏先で、洗脳の解けたバッキーは、暗殺者ウィンター・ソルジャーは他にもいることを明かす。ジモが持つ手帳があれば、他のウィンター・ソルジャーを操ることも可能で、ジモの狙いは全てのウィンター・ソルジャーを使ってテロ攻撃を行うことだとスティーブたちは考えた。
シャロンの手引きで装備を取り戻した3人は、クリント・バートン=ホークアイ、ワンダ、スコット・ラング=アントマンを仲間に引き入れ、残りのウィンターソルジャーが眠るシベリアの施設に向かうため、空港にやってくる。しかし、空港ではトニーたちソコヴィア協定賛成派のヒーローたちが待ち構えていた。

トニーは、ウォーマシン、ナターシャ、ヴィジョン、ブラックパンサー、スパイダーマンを引き連れ、スティーブたち反対派と空港で激突する。
ヒーロー同士の壮絶な戦いが繰り広げられる中、ナターシャの温情でスティーブとバッキーはクインジェットに乗り込み、シベリアの施設を目指す。
スティーブとバッキーが乗ったクインジェットをヴィジョンが攻撃したが、誤ってローズを撃墜してしまう。ローズの一命はとりとめたものの、下半身不随となる。また、スティーブに協力したサム、バートン、ワンダ、スコットは逮捕され、ラフト刑務所に収監された。

スティーブとバッキーはシベリアの施設にたどり着き、そこに居たジモと対面する。しかし、施設に居たウィンター・ソルジャーたちは、ジモの手によって全員殺されていた。ジモの狙いはウィンター・ソルジャーによるテロではなく、祖国ソコヴィアを破壊したアベンジャーズの内部分裂だった。
そこへ、一連の真犯人がジモであると気づいたトニーも施設に到着する。そしてジモは、トニーたちにある映像を見せる。それは、事故死したはずのトニーの両親が、ウィンター・ソルジャー=バッキーに殺されている映像だった。そして、それをスティーブが知っていたことも発覚する。
事故の真相を知ったトニーは、バッキーに強い憎悪を抱く。そして、その事実を隠していたスティーブに激しい憤りを覚え、3人は戦い始めてしまう。
スティーブは追い詰められたが、バッキーの助けでトニーのリアクターを盾で破壊する。トニーが「父の作った盾をお前が持つ資格はない」と言うと、スティーブは盾をトニーに返し、バッキーと共に施設を去った。
一方、ジモは施設を抜け出していたが、ブラックパンサーによって逮捕される。

後日、トニーは下半身不随になったローズのために義足を開発し、リハビリに付き合っていた。そして、トニーの元に一通の手紙が送られてくる。それはスティーブからの手紙で、「必要になったらいつでも友として駆けつける」という友としてのメッセージだった。
スティーブとバッキーは、逮捕されていた反対派の仲間たちを助け、ティ・チャラのワカンダ共和国に匿われていた。
バッキーは洗脳の解除法がわかるまで冷凍睡眠に入ることになる。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の登場人物・キャラクター

チーム:キャプテン・アメリカ(ソコヴィア協定反対派)

スティーブ・ロジャーズ=キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス 日本語版声:中村悠一)

第二次大戦から70年間眠っていたが、目覚めてからはシードルの一員としてアベンジャーズに参加する。
シールド崩壊後は、独自に平和維持活動を継続。
親友バッキーの無実を証明するため、アベンジャーズの仲間と対立することになる。
トニーたちと別れた後、ワカンダ共和国に潜伏している。

バッキー・バーンズ=ウィンター・ソルジャー(演:セバスチャン・スタン 日本語版声:白石充)

スティーブの親友。第二次大戦中に走行する列車から谷底へと転落し、行方不明となる。
ヒドラによって改造された影響で記憶をなくし、「ウィンター・ソルジャー」として暗殺をさせられていた。
バッキーとしての記憶を取り戻していたが、ジモにより再び洗脳状態に戻る。
最終的に洗脳は解けるが、解除法が見つかるまで冷凍睡眠でいることを決意した。

サム・ウィルソン=ファルコン(演:アンソニー・マッキー 日本語版声:溝端淳平)

元米国空軍の落下傘部隊員を務めていた。飛行スーツを装着することによりヒーロー『ファルコン』となる。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』からアベンジャーズに参加している。
ソコヴィア協定には反対の立場を取り、スティーブに協力する。

クリント・バートン=ホークアイ(演:ジェレミー・レナー 日本語版声:宮迫博之)

元シールドのエージェントで弓の名人。弓だけでなく、近接格闘にも優れる。
引退して家族と暮らしていたが、ソコヴィア協定への不信感とスティーブの呼びかけにより反対派につく。

ワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチ(演:エリザベス・オルセン 日本語版声:行成とあ)

強力なサイコキネシスを持つソコヴィア人。サイコキネシスの応用で飛行も可能。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でヒドラ側だったが、その後アベンジャーズに参加。
本作では、ソコヴィア協定の起因となる事故を引き起こしてしまう。

スコット・ラング=アントマン(演:ポール・ラッド 日本語版声:木内秀信)

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アメイジング・スパイダーマン(マーク・ウェブ版)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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「アメイジング・スパイダーマン」は、映画「スパイダーマン」のリブート(再始動)作品。 幼いころ両親を亡くした青年「ピーター」は、ある時遺伝子操作された蜘蛛に噛まれ超人的な力を身につける。両親の死の真相を知るため、伯父を殺した犯人を探し出すため、彼は「スパイダーマン」となった。

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