キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(Captain America: The First Avenger)のネタバレ解説まとめ

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マーベル・コミックのヒーロー『キャプテン・アメリカ』を原作に、2011年に製作された劇場公開作品。
ひ弱な青年だったスティーブ・ロジャースは、ある実験の被験体となることで超人的な肉体と力を持つ『キャプテン・アメリカ』となり、世界征服を企てる組織ヒドラのレッド・スカルと戦うことになる。アベンジャーズのリーダーであるキャプテン・アメリカのデビュー作。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』概要

マーベル・コミック作品をクロスオーバーさせた「マーベル・シネマティック・ユニバース」の一つ。クロスオーバーとしては『アイアンマン』『マイティ・ソー』と関係が深い。
マーベルヒーローが結集した『アベンジャーズ』では、キャプテン・アメリカはリーダーを務めている。

第二次世界大戦中、貧弱な身体ながらも正義感と愛国心の強い青年スティーブ・ロジャーズが「スーパーソルジャー計画」により屈強な肉体を持つ「キャプテン・アメリカ」となり、世界侵略を企てるヒドラのレッド・スカルと戦う。

興行収入は、北アメリカで約1億7500万ドル、世界全体で約3億6200万ドルを記録した。
監督は『ジュラシック・パークIII』のジョー・ジョンストンが務める。脚本には『アベンジャーズ』では監督を務めるジョス・ウィードンが参加している。
配給元のパラマウントは、アメリカ色の強いタイトルを懸念する国への配慮として、副題のみで公開できる権利を与えた。結果、ロシア・韓国・ウクライナは『ザ・ファースト・アベンジャー』のタイトルで公開された。

あらすじ

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第二次世界大戦の最中、ヒトラーの側近ヨハン・シュミットはルウェーに侵攻し『四次元キューブ』を強奪した。
四次元キューブは強力なエネルギー体で、かつてアスガルドのオーディン宝物庫に保存されていたが、何等かの事情で地球へと渡っていた。
ナチスの科学者アーニム・ゾラの協力で四次元キューブを大量破壊兵器に転用できたことで、シュミットとゾラはナチスを離反し秘密組織『ヒドラ』を創設した。

アメリカでは、貧弱な身体だが正義感は人一倍高い青年『スティーブ・ロジャーズ』が、何度も兵士に志願したが拒否され続けてきた。しかし、科学者エイブラハム・アースキン博士にその正義感を認められ、アメリカ軍で行われる「スーパーソルジャー計画」の被験者として入隊を許可される。アースキン博士は、自身が開発した”人間の肉体と精神を強化”する『超人血清』を投与することによって、スーパーソルジャーを創り出す研究をしていた。アースキン博士は、ナチスドイツで超人血清の実験に失敗した為、ドイツからアメリカに亡命していた。
科学者ハワード・スターク(トニー・スターク=アイアンマンの父)も立ち合い、スティーブは超人血清を投与され鋼鉄の肉体と超パワーを持つスーパーソルジャーとなった。
実験成功もつかの間、施設がヨハン・シュミット率いるヒドラに襲撃され、アースキン博士は暗殺されてしまう。アースキン博士の死亡により、スーパーソルジャー計画は頓挫してしまった。

その後、スティーブは戦場には投入されず、星条旗をモチーフとしたコスチュームを纏い、軍のマスコット「キャプテン・アメリカ」となって、戦争推進活動に従事することになる。だが、慰問に訪れたイタリアで前線の兵士から冷笑を受けて自身の行動に疑問を抱くようになっていた。
そんな時、親友であるバッキー・バーンズの107部隊が襲撃され、ヒドラに捕らえられたとの情報が入った。
スティーブは単身で救出に向かうことを決意し、スティーブが恋心を抱くイギリス軍エージェントのベギー・カーターやハワードたちの協力でヒドラ基地に潜入する。
その基地で、スティーブはシュミットと出会う。シュミットは、アースキン博士がドイツ時代に実験に失敗して副作用を負ったことでレッドスカルというモンスターになっていた。
激しい戦闘が行われるが、捕虜にされていた兵士たちが加勢してくれたことで、敵を撤退することに成功する。そしてスティーブは、バッキーたちと共に基地へ帰還した。

捕虜を救出したことで、スティーブは上官のチェスター・フィリップス大佐や軍上層部から功績を讃えられ、バッキーらと共にヒドラ壊滅のための特殊部隊「ヒドラ遊撃隊」を結成する。さらに、ハワードが開発した最高の硬度と軽量を兼ね備えた金属ヴィブラニウムで出来た盾を与えられる。盾には星条旗をかたどった装飾が施されており、以降はキャプテン・アメリカのトレードマークとなる。
バッキーたちと結成した特殊部隊は、ヒドラ基地を次々と陥落させていった。しかし、ゾラ博士の捕獲作戦で敵の反撃を受けてしまい、バッキーは走行する列車から谷底へと転落し行方不明となる。悲嘆に暮れるスティーブだったが、ゾラ博士からヒドラが四次元キューブを使い世界の主要都市への爆撃を計画していることを知り、ヒドラ拠点を叩くべく立ち上がった。
スティーブの部隊はヒドラ基地を陥落するが、レッドスカルは爆弾を搭載した爆撃機で脱出する。爆撃機に乗り込んだキャプテン・アメリカはレッドスカルと激しい死闘を繰り広げ、遂にレッドスカルを倒す。だが爆撃機が制御不能になり、せめてアメリカ本土への墜落を回避すべく北極海に爆撃機を沈める。やがて戦争は終わり、北極海に沈んだスティーブは行方不明のまま、四次元キューブだけがハワードに回収された。

そして70年の時は流れ、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の捜索隊によりスティーブと盾が発見される。北極海に沈んでいたスティーブは冷凍睡眠状態で保存されており、若さを保ったまま現代に蘇った。
スティーブは70年ですっかり様子が変わってしまったニューヨークに衝撃を受ける。そこへシールドの長官ニック・フューリーが現れた。
フューリーは新たな任務として、アベンジャーズの一員となって地球を護ることをスティーブに持ち掛けた。

登場人物(キャラクター)

スティーブ・ロジャーズ=キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス 日本語版声:中村悠一)

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ひ弱な青年だったスティーブは愛国心と正義感を買われ、「スーパーソルジャー計画」の被験者に抜擢されることで、超人『キャプテン・アメリカ』となった。
成功した被験体はスティーブ一人だけだった為、超人部隊が組めず当初は軍のプロパガンダ活動に従事させられていた。彼の親友バッキーが所属する107部隊をヒドラから救ったことで超人の有用性を認められ、部隊を与えられる。
レッドスカルとの戦闘後70年間眠っていたが、目覚めてからはシールドの一員としてアベンジャーズに参加する。

バッキー・バーンズ(演:セバスチャン・スタン 日本語版声:白石充)

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スティーブの親友。入隊試験に落ち続けるスティーブの慰め役だった。
107部隊でヒドラの捕虜になっていたところをスティーブに救出され、その後はヒドラ遊撃隊に加わった。
作戦中に走行する列車から谷底へと転落し、行方不明となる。
次作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では記憶をなくし、「ウインターソルジャー」となってスティーブの前に現れる。

ペギー・カーター(演:ヘイリー・アトウェル 日本語版声:園崎未恵)

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「スーパーソルジャー計画」を担当する陸軍軍人。射撃の腕前もかなりのもの。スティーブが思いを寄せる女性でもある。
後にハワード・スタークらと国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)を創設する。
次作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でスティーブと再会した。

ハワード・スターク(演:ドミニク・クーパー 日本語版声:野島裕史)

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トニー・スターク=アイアンマンの父親。軍事企業として「スーパーソルジャー計画」に参加していた。
スティーブがヒドラ基地に潜入する際に協力した。キャプテン・アメリカのコスチューム・盾も彼が制作している。
後にペギー・カーターらと国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)を創設する。

チェスター・フィリップス大佐(演:トミー・リー・ジョーンズ 日本語版声:谷口節)

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米国陸軍の大佐で、戦略化学予備軍SSRの長官。「スーパーソルジャー計画」に参加してる。
後にハワード・スタークやペギー・カーターらと国際平和維持組織S.I.E.L.D(シールド)を創設する。

エイブラハム・アースキン(演:スタンリー・トゥッチ 日本語版声:多田野曜平)

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ドイツからアメリカに亡命した科学者。超人血清で邪悪なレッド・スカルを生み出したことを後悔して、次の被験者は正義感の強いスティーブを選んだ。キャプテン・アメリカ誕生直後にヒドラのスパイに暗殺されてしまう。彼の超人血清はその後再現できず、スーパーソルジャー計画は頓挫した。

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