マーベル映画作品(MCU)フェイズ1のネタバレ解説まとめ

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マーベルが2008年にアイアンマンを作ってから10年。アイアンマンを始まりとするシリーズであるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の人気は留まるところを知らない。現在までで3つのフェイズに分かれており、そのフェイズ1のつながりを紹介する。6つの作品がつながるため、所々に同じ世界感を感じる伏線が盛り込まれている。

マーベル・シネマティック・ユニバース(Marvel Cinematic Universe) とは

2008年に公開された映画『アイアンマン』をスタートとして、個々の映画に同一の世界観とつながりを持たせたマーベルコミックのヒーロー映画シリーズである。略称は「MCU」と呼ばれている。配給会社の枠を飛び越えた映画作りは、画期的な試みであった。マーベルコミックの原作自体様々なパラレルワールドが広がっており、そのパラレルワールドのひとつと数えられている。パラレルワールドの名前は「アース○○」と呼ばれており、MCUの世界はアース199999に属する。基本的には『アルティメッツ』と呼ばれるコミックシリーズをベースに様々な時代で人気を博したストーリーを取り入れて構成されている。この『アルティメッツ』は、ヴィレッジブックスからも翻訳版が販売されている。
シリーズものの映画としては、長きにわたって人気のスター・ウォーズシリーズに大差をつけて興業収入歴代1位を獲得した。

アイアンマン

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2008年公開。トニー・スタークがいかにしてアイアンマンになったかを描いている。トニーは武器商人としてアフガンに武器のデモンストレーションに行っていたが、テロ組織に拉致されてしまう。襲撃の際胸に爆弾の破片が埋まってしまったトニーは、電磁石で破片が血流に乗らないよう共にとらわれていたインセン博士に処置を受ける。ジェリコという強力なミサイルを作るよう強要されたが、彼はインセン博士と協力してパワード・スーツを作り脱出。この出来事がきっかけとなりトニーは武器産業から手を引き、アイアンマンとして世界の平和を守ることを決意した。
アベンジャーズのビッグ3(キャプテン・アメリカ、ソー、アイアンマン)のひとりでありながら、他の2人に比べるとあまり人気の無かったアイアンマンが世界的人気を獲得した作品である。MCUの始まりの作品であり、世界平和を裏から支える組織・S.H.I.E.L.D.がアベンジャーズ計画をほのめかしている。次の作品に続く布石としてS.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーやエージェントのコールソンが登場している。ちなみにコールソンはMCUオリジナルキャラクターであり、映画での人気を受けコミックスにも登場した。
ニック・フューリーはエンドロール後のおまけ映像に出演し、トニーに対して「君は君だけが特別な存在だと思っているかもしれないが、君のようなやつは他にもいる。」と発言し、設立も不確かなアベンジャーズの存在をほのめかしていた。

ヒーロー

Iron Man(アイアンマン)/Anthony Edward Stark(アンソニー・エドワード・スターク)(演:ロバート・ダウニーJr.)

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天才実業家で、自身の会社であるスターク・インダストリーズの社長兼エンジニア。武器商人として財を築いてきたが、テロリストに自社製品が使用されていることに気づき兵器の無責任な製造は結局戦争を引き起こすことを悟り、自分がパワードスーツ・アイアンマンを着て戦う道を選んだ。かなりの自信家かつ心配症で、アイアンマンスーツにはあの細身のボディの中に多数の機能を搭載している。アイアンマンスーツはリアクターと呼ばれるエネルギー発生装置で稼働していて、原子炉2基分のパワーを持っている。今作ではいかにしてアイアンマンスーツを作製したかという経過が細かく描かれている。

ヴィラン

Iron Monger(アイアンモンガー)/Obadiah Stane(オバディア・ステイン)(演:ジェフ・ブリッジス)

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スタークインダストリーズの役員。トニーが小さいときから会社を支えてきたが、兵器をテロ組織にまで売るという行為を働き自分の利益を得ていた。もちろんトニーの兵器産業撤退の命令に大反対。

インクレディブル・ハルク

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2008年公開。超人血清開発実験の失敗によりハルクに変身してしまったブルース・バナー博士が、軍に追われたり元の身体に戻ろうと奮闘する状況を描いている。超人兵士を作り出す超人血清は、第二次世界大戦中にキャプテン・アメリカを作ることに成功したのみで超人兵士計画はとん挫していた。バナーは軍から詳しい情報は聞かされないまま超人血清の研究を続けていたが、ある日血清にγ線を当てることを思いつき、それを自分で試してしまう。その結果に生まれたのが怪物・ハルク。研究所を破壊し逃亡したバナー博士は、ブラジルでハルクをコントロールし静かに暮らすために修業をしていた。しかし強力な兵器となるハルクをアメリカ軍は放っておかず、バナー博士を捕らえるために動き出した。
超人兵士計画自体は第二次世界大戦時にキャプテン・アメリカを作る計画であったため、ハルクはキャプテン・アメリカと切っても切れない関係。このときブルース・バナー役はエドワード・ノートンが演じており、彼は次作からはマーベルとの意見の相違で降板してしまった。本編には他作品のヒーローが絡んでこないが、エンドクレジット後のおまけにトニー・スタークが登場。このとき何故トニーが現れたかというとS.H.I.E.L.D.の「相談役」だからで、このくだりはディスクのボーナス映像であるマーベル・ワンショットで明らかにされている。
更に、ハルクを追い詰めた超音波発生装置はスタークインダストリーズ製のものであり設計図が冒頭に登場している。

ヒーロー

Hulk(ハルク)/Robert Bruce Banner(ロバート・ブルース・バナー)(演:エドワード・ノートン)

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Banner

天才生物物理学者。軍の命令で超人血清の研究を行っており、自分の身体で実験を行ったらハルクに変身してしまった悲劇の科学者。心拍数が毎分200回を超えるとハルクに変身するため、ヨガなどを駆使して落ち着くよう努めている。ハルクとバナー博士は2重人格のようなもので、バナー博士にはハルクに変身している間の記憶は無い。血液は高濃度のγ線が放出されているので、他の人間には毒性が強い。ハルクは簡単な言葉だったら理解でき、基本的には自分とバナー博士を分けて考えてくれる人物が好き。実は、映画『マイティ・ソー』に出てくるセルヴィグ博士とバナー博士は友人である。

ヴィラン

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@whitelotus

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