スパイダーマン(Spider-Man)のネタバレ解説まとめ

『スパイダーマン』とは、スタン・リーとスティーヴ・ディッコのアメコミが原作、サム・ライミ監督の2002年公開のアメリカ映画。全3部作の1作目である。高校生のピーター・パーカーは校外学習先で遺伝子操作された“スーパースパイダー”に偶然かまれ驚異的な力を手に入れた。幼なじみのメアリー・ジェーン・ワトソン(MJ)や友人のハリー・オズボーンとともに過ごしながら、ピーターが正義のために悪と戦うスパイダーマンになるまでが描かれている。

『スパイダーマン』の概要

“スーパースパイダー”の驚異的な力を得たことに気づき、壁を登ってみようとするピーター

『スパイダーマン』とは、スタン・リーとスティーヴ・ディッコのアメコミが原作で、サム・ライミが監督した2002年公開のアメリカ映画である。本作含めた3部作全てをサム・ライミが監督している。

ピーター・パーカーは学業優秀で特に科学が得意な高校生。根暗な雰囲気やよく遅刻をするのろまなところがあったので同級生にいじめられていた。それでもピーターは、言い返したり立ち向かったりしない優しい性格の持ち主だった。ピーターは隣の家に住むメアリー・ジェーン・ワトソン(MJ)のことが幼い頃から好きだったが、なかなか言い出せずにいた。
ある日、ピーターは高校の校外学習で訪れたコロンビア大学で遺伝子操作された“スーパースパイダー”に偶然噛まれてしまう。めまいや悪寒に襲われたピーターが自宅に帰って翌朝まで寝て起きると、驚異的な力を手に入れていた。伯父ベンとの別れ、メアリー・ジェーン・ワトソン(MJ)への恋心、そして“大いなる力”と向かい合う覚悟、様々なものと葛藤しながらスパイダーマンへと成長していくピーター・パーカーの姿を描いた作品である。

北米の大ヒット作の基準値である興行収入1億ドルを公開1週目のオープニング成績のみで達成した初めての作品であり、日本では2002年間総合興行収入ランキングで第5位にランクインしている(興行収入は75億円)。

『スパイダーマン』のあらすじ・ストーリー

ピーター・パーカーとノーマン・オズボーン

“スーパースパイダー”にかまれたピーター

スクールバスに乗り遅れたピーター

ミッドタウン高校に通うピーター・パーカーは幼い頃に両親を亡くし、伯父のベン(以後ベンおじさん)と伯母のメイ(以後メイおばさん)に育てられた。ピーターはとても優しい性格で科学が得意な青年だが、高校に遅刻しそうになってスクールバスを追いかけて走っているのを同級生にからかわれたり、バスの通路を歩いているときに足をひっかけられたりするなど陰湿ないじめを受けていた。それでもいじめてきた同級生に対し言い返したり立ち向かったりすることは無かった。
そんなピーターが物心ついた時から好意を抱いている相手が、隣の家に住む幼なじみメリー・ジェーン・ワトソン(以後MJ)だった。ピーターはMJを遠くから見つめるだけでなかなか声をかけられず、ましてや思いを打ち明けることもできない程奥手だった。MJはピーターの思いには気づいていなかった。

ある日、高校の校外学習でコロンビア大学の自然科学部を訪れたピーターは、“スーパースパイダー”の説明を受けた。
スーパースパイダーとは、飛びついて攻撃するタイプのクモ、吊り橋のワイヤに匹敵する張力をもった糸で巣を作るクモ、反射神経が鋭敏なので先が予知できる“スパイダーセンス(クモの第六感)”を持っているのではないかと言われるクモ、この3タイプのクモの性質を持ち合わせる遺伝子操作されたクモのことである。そして研究室には「15匹のスーパースパイダーがいる」と大学の女性教師は話した。しかし生徒たちが見ていたクモが入った容器には14匹しかおらず、MJが「14匹よ。1匹いないわ」と指摘すると女性教師は「多分今研究に使われているんでしょう」と答えた。

見学中ピーターの友人であるハリー・オズボーンがMJと話していた時、「(とどまっていないで)次の説明を聞くように」と高校の引率の先生に促され、MJが1人になる瞬間があった。離れていくハリーが、今がチャンスだといわんばかりにMJに声を掛けるよう目配せをしてきたので、ピーターは意を決してMJに声をかけた。
学校新聞に載せるための写真を撮っていたので「写真とっていい?生徒を入れた写真も撮りたいんだ」とピーターが尋ねると、MJはすぐに快諾した。クモを紹介するような手付きをしながら楽しそうにMJが何度もポーズを変えたので、ピーターは「完璧だ、最高だよ」と褒めながら次々シャッターを切っていた。

ポーズをとるMJ

夢中でMJを撮っていたピーターの手に降りてきたクモ

そこへ、天井から1匹のクモが糸を垂らして降りてきて、シャッターを切るピーターの右手にとまった。MJの写真を撮るのに夢中になっていたピーターはクモに気づいていなかった。その後、MJが友達に呼ばれて去っていくのを見て「待って、ありがとう」とピーターが声をかけた瞬間、クモが思い切りピーターの右手に噛みついた。ピーターが痛みで思わず右手を振り払うと、青と赤が入り混じった色鮮やかなクモが床を逃げていくのが見えた。噛まれた右手にはくっきりとクモの牙のあとが残っていた。
引率の先生に呼ばれピーターがその場を離れた後、近くにあったモニターに一部が欠損した螺旋状の遺伝子情報が映った。それが別の遺伝子によって徐々に補われ完成すると、画面には大きく“NEW SPECIES(新種)”と表示が出た。MJが1匹いないと指摘したスーパースパイダーは実験に使われていたのではなく、逃げ出していたのだった。

夕食の時間帯になりメイおばさんがキッチンで夕食の準備をするかたわら、ベンおじさんは新聞の求人欄を見て気を落としていた。35年電技師として勤めた工場をクビになり家族のためにまた働かないといけないが「68歳の自分に何が合うのか?」とぼやいていたのだった。メイおばさんはじっとベンおじさんを見つめ「あなたは本当に責任感の強い人よ。今までもつらい時期はあった。でもやってきたじゃない」と優しく声をかけ励ました。
そこへピーターが校外学習から帰ってきた。ピーターは非常に具合が悪い様子で、ベンおじさんとメイおばさんが声をかけても「部屋に行って横になるよ。心配しないで」とだけ返事し、すぐに自分の部屋がある2階へ上がっていってしまった。部屋に入ったピーターはめまいで立っていられなくなり、ベッドに倒れ込んだ後はずみで床に落ちてそのまま寝てしまった。
悪寒を感じながら寝ているピーターの頭の中では、昼間大学で聞いた“スーパースパイダー”の説明がずっと呪文のように響いていた。

床に倒れ込むピーター。スーパースパイダーにかまれた部分が赤く腫れ上がっている。

ピーターは自分の変化に驚き喜んだ

翌朝起きるとピーターの体つきは突然筋肉質になっていた

翌朝ピーターが目を覚ますと、眼鏡を掛けなくても目がよく見えるようになっていたり、細身だった体つきが筋肉質になっていて、突然の変化にピーターは驚いた。ピーターは鏡に映った筋肉質な自分の体つきを見て、これならMJに振り向いてもらえるんじゃないかと喜んだ。
学校の準備をしたピーターが軽快に1階へ降りていくと、まだピーターは具合が悪いのではないかと思っていたベンおじさんは驚き回復したことを喜んだ。そしてピーターは、学校から帰ったらキッチンのペンキ塗りをするのをとベンおじさんと約束して出かけていった。

ピーターが家を出たのと同じタイミングで、MJが父親に怒鳴られながら隣の家から出てきた。酒浸りの父親から「おまえはクズだ!母親とおんなじな!さっさと学校へ行け!」とひどい言葉をかけられ、MJは悲しそうに歩いていた。
一部始終を見ていたピーターは今日こそはMJに声をかけようとした。しかし話しかける言葉を一人で練習している間に、MJは車で登校する友人に声をかけられ一緒に乗って行ってしまった。ピーターががっかりしていると、MJが乗っていった車の後ろを黄色いスクールバスが走っていったのに気づきすぐにバスを追いかけた。バスに乗っている同級生は乗り遅れたピーターをいつものようにからかったが、以前と違ってピーターの走りは俊敏ですぐにバスに追いついた。「止まって!」と言いながらピーターがバスを叩くと、少し触れただけなのにバスの側面に貼ってあった長いポスターがピーターの手にくっついてきた。立ち止まってポスターを引き剥がそうとしてもすぐには取れない程だった。
ポスターの接着面側を触ったわけでもないのになぜ手にくっついてきたのか分からず、ピーターは不思議そうに自分の手を見つめていた。

その後、学校で昼ごはんの時間になってからも、ピーターには不思議な変化が次々と起こった。
MJがピーターの横を歩いて通り過ぎていった時、学食の床にこぼれたジュースでMJが転びそうになるのを察知し、ピーターは素早い動きで左手でMJを抱きとめ、そのまま右手で空中に跳ね上がった食事やトレーを受け止めた。
反射神経のすごさにMJも驚いていたし、ピーター自身もびっくりしていた。

ピーターの反射神経に驚くMJ

ピーターの手首から出た糸

また、朝のポスターの時と同じように、触れただけのフォークが手のひらにくっついてくる現象も依然起こっていた。さらにはそのフォークを引き剥がそうとすると、フォークに絡みつくようにクモの糸のようなものが手首から出てきた。驚いたピーターが糸を振り払おうと右手を少し動かすと、今度は別の糸が手首から出てきて、学食の向かいの机に置いてあった食事のトレーにくっついてしまった。誰にも気づかれていないのを確認してからもっと強く振り払おうとすると、運悪くピーターの背後にいたMJの恋人であるフラッシュにトレーの上の食事ごとぶつけてしまった。フラッシュは何かとピーターをいじめる存在で学校のガキ大将的な存在だったので、ピーターはまずいと思い学食から逃げ出そうとした。
食事で服を汚されたフラッシュが後ろを振り返ると、そこには糸がからみついたトレーを引きずりながら急ぎ足ででていくピーターの姿があった。

ロッカーまで行ったピーターのところへすぐにフラッシュがやってきて、ピーターに殴りかかろうとした。しかし、フラッシュのパンチがスローに見え、フラッシュの仲間の攻撃もかわすことができた。そして最終的には、ピーターはフラッシュの腕を捻り上げ、何メートルも飛んでいってしまうようなパンチをフラッシュに浴びせた。
ピーターは一瞬スカッとしたような表情をして、自分がしたことが信じられずパンチした姿勢のまま固まっていた。かけつけたハリーは「ピーター、今のすごいよ」と言ってくれたが、フラッシュの仲間の「お前バケモノかよ」という言葉で我に返ったピーターは、MJが恐ろしい表情で自分を見ているのに気づき自分が怖くなって学校を飛び出していった。

誰も居ない路地でクモの巣を見つめるピーター

ピーターは街中まで走っていって人通りがない路地で立ち止まった。

ピーターの右手首の糸が出ていた辺りにはクモの巣のようなあとがあり、大学でクモにかまれたところは未だに赤く腫れていた。ピーターは路地の上の方に巣を張っているクモを見ながら、大学でクモにかまれてからのことを頭の中で反芻した。手の指の腹をじっと見たところ、無数の鋭い繊毛が生えていることにピーターは気がついた。この繊毛が手に物がくっつく理由だった。ピーターは「もし自分がクモの力を手に入れたなら、クモと同じようにあらゆるところを這う事ができるのでは?」と考え、背後にそびえる建物の壁に手を伸ばした。予想通り何の支えがなくても手足だけで壁を登れることに驚き喜んだピーターは、今度は街中の建物を屋上から屋上へと飛び回った。

次の建物の屋上まで少し距離があるところまで来たピーターは、近くで作業をしているクレーンに糸を飛ばしてターザンのように飛び移ろうとした。しかし糸の出し方が分からなかったので、「糸よ飛び出せ!」「シャザーム!」などいろいろな言葉を唱えたり様々な手の形をしてみると、手のひらを上に向け中指と薬指だけを曲げた手の形をすると糸が出ることが分かった。そしてクレーンに糸を飛ばして引っ掛け意を決して飛び降りたピーターは、着地に手間取って壁の広告に激突してしまった。
自分が思うように糸を出したり動いたりするには、まだ少し訓練が必要なことがわかった。

ピーターがMJが倒れるのを予知できたのも、蜘蛛の優れた第六感による予知能力「スパイダーセンス」によるものだった。

手足だけで壁を登ることが出来て喜ぶピーター

ピーターは自分が得た能力にすっかり有頂天になってしまい、家に帰るころにはもう真っ暗になっていた。キッチンのペンキ塗りをするというベンおじさんとの約束をすっぽかしてしまったので静かに家の中へ入ると、キッチンは既にペンキ塗りがされていて夕食がオーブンにあると書かれたメモ書きがあった。

ピーターが申し訳無さそうな表情でメモを見ていると、MJの父親が「ビールを持ってこい!無いなら買ってこい。皿も洗ってないじゃないか!」とまた怒鳴っているのが隣の家から聞こえてきた。ピーターがゴミを片付けに庭へ出たところ、父親との言い争いに耐えられなくなったMJも自分の家の庭に出てきた。ピーターの姿を見つけたMJは「今の聞いてたの?」と尋ねたが、ピーターはゴミ出ししてただけだと弁解した。そしてピーターは今日のフラッシュとの出来事を自分から謝った。
少し話をしたあと、MJは高校卒業後のことをピーターに尋ねた。「僕はマンハッタンに引っ越したい。そして出来たらカメラマンをやって、働きながら大学を卒業したい。」とピーターは答え「君はどうするの?」とMJに聞き返した。
MJも「この街を出たい」と答え、その後の自分の夢を言うのを恥ずかしそうに少しためらってから、舞台女優になりたいと打ち明けた。ピーターは「君にぴったりだよ。人を見るだけで、その人の将来がどうなるかわかる時があるんだ。」と言ってMJを勇気づけた。
MJが「じゃああなたの将来は?」と尋ねると、「分からないな…でも今までと違った僕になると思うよ」とピーターは答えた。そして、MJが不安そうな表情で「私の未来はどうなると思う?」と聞くと、ピーターはまっすぐにMJの目を見つめ「ブロードウェイのスターだよ」と答えた。

そこへフラッシュが誕生日プレゼントでもらった車をMJに見せにやってきたので、MJは「ゴージャスな車ね!」と言ってフラッシュのもとへ走っていった。
フラッシュの車に乗って楽しそうに去っていくMJを見ながら、ピーターは「かっこいい車だね」と羨ましそうにつぶやいた。

MJは少し恥ずかしそうに「舞台女優になりたい」という自分の夢をピーターに話した

追い詰められるノーマン

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アベンジャーズに出てた人 その1 ジェレミー・レナー

「日本よ、これが映画だ」のCMのおかげで大体の日本人が知っている映画「アベンジャーズ」シリーズ。でも主要登場人物のうち、日本で広く名前が知れ渡っている俳優は「アイアンマン」役のロバート・ダウニー・Jrくらいではないでしょうか。意外と知らない他のメインキャストについて、今回から勝手にシリーズものとして紹介していきます。

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