バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード RE:2』とは、2019年1月にカプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク版である。話の大筋に大きな変更はないが、主人公関係者の物語は大幅に変更された箇所もあった。ゾンビが溢れかえる街から脱出することを目的に、新米警察官のレオン・S・ケネディ目線と、失踪した兄を探しにやってきた女子大生のクレア・レッドフィールド目線、2人の主人公の物語が描かれる。よりリアルなゾンビやサバイバルホラーを体験出来るようになった。

クリーチャーから逃げていたシェリーという少女を保護するクレア。

クレアが警察署の地下通路を進んでいくと、どこからか子供の声が聞こえてきた。その声に気付いたクレアは声の主を探す。
地下通路を先に進んでいくと、そこには何かから隠れている少女かいた。クレアは少女の前に倒れている棚を動かそうとするが、重くて動かせない。怯えた様子の少女を安心させるように声をかけるクレアだったが、少女は小さな声でクレアに何かを告げる。その声があまりにも小さくて聞き返すと、少女は小さく途切れながら「危ないのは貴女だよ」と言っていた。言葉の意味が分からないクレアが少女に言葉の意味を聞き返そうとした時、クレアは後ろに何者かの気配を感じ振り返る。そこにいたのはクリーチャーになりかけた白衣の男で、「痛い」と叫びながらクレアに襲いかかってきた。
クリーチャーに覆い被さる形で襲われたクレアは一段階下の階層に落とされるが、体勢を立て直すと白衣の男に応戦する。そしてクレアの攻撃に耐えきれなくなった白衣の男は、地下通路の更に下へと落ちていき、クレアは白衣の男を退けることに成功した。隠れていた少女に聞こえるように「もう何もいないわ」と話しかけたクレアは、少女に梯子を下ろすようにお願いをする。すると少女は梯子を下ろし、クレアと行動を共にすることになった。

少女の名前はシェリー・バーキンといい、クレアに「母親を探して欲しい」と頼む。クレアはシェリーの願いを叶えることを約束し、シェリーの母親がラクーンシティに多額の資金援助もしている大企業のアンブレラ社に勤めていることを知る。
そして二人は地下通路を通り抜け、警察署の駐車場にたどり着いた。駐車場にはシャッターが下りていたため、鍵を持っていない二人はシャッターを持ち上げようとするがまったく動かない。どうするか悩むクレアに、一人の男が声をかけて来た。
しかしその男は銃口をクレアに向けており、シェリーに「勝手に逃げ出しちゃ駄目だろう」と叱責しだす。そしてシェリーにロープを渡してクレアを縛るように指示をした。戸惑うシェリーに「早く縛らないとクレアを殺すことになる」と脅す男に、クレアは怒りを感じて怒鳴るが威嚇射撃をされる。銃声に怯えたシェリーは慌ててクレアの腕を縛り、「あなたの言う通りにするからクレアを傷つけないで」と男に懇願した。シェリーの従順な態度に満足した男は強引にシェリーを捕まえようとしたため、クレアは思わず抵抗をするが男に殴られてしまう。シェリーが慌てて男の注意を自分に向けるため「早くママのところに連れて行って」と男に話しかける。二人が立ち去ろうとする様子を見ながらも、クレアは落ちていたガラス片を拾いロープを切り始めた。だが先に男がシェリーを連れて駐車場の鍵を使いシャッターを開けると、警察署の外へ出てしまった。それと同時にロープを切り終え拘束を解いたクレアは、急いで二人の後を追うが目の前でシャッターが下りてしまい悔しそうに「覚えてなさいよ、ゲス野郎!」と男に向かって叫ぶ。ふと下を見ると、シェリーが落としてしまったネックレスに気がつきクレアは拾っておく。

シェリーを助け出すため、まずは駐車場の鍵を探すことになった。
男が出てきた通路を通るとそこには雑誌が置かれており、先程シェリーを連れ去った男がラクーンシティ警察署署長のブライアン・アイアンズだということが判明する。驚きが隠せないクレア。更に通路の奥には署長専用のエレベーターがあり、警察署へ戻れるようになっていた。クレアは一先ずエレベーターを動かすために必要な鍵を手に入れた後に、エレベーターに乗り込むとまた警察署へと戻ることになる。
エレベーターを下りて進むと署長室へと繋がっており、署長室の中にはブライアンが自ら狩猟した動物達の剥製が飾られていた。署長室の先にあるコレクションルームの奥には駐車場の鍵が置いてある。しかし駐車場の鍵が置いてある場所は、特別な施錠が施されておりしかも嵌めるはずの部品が足りていない。部品は特注品だったが、予備は警察署内にあるためすぐにクレアは部品を取りに向かった。

特注部品を手に入れる途中、激突したヘリコプターから発生した火災を止めたクレアは、通れるようになった道を進もうとした際大男と出会う。その大男はコートに身を包み帽子を被っていたが、銃で攻撃しても死ぬどころかクレアに攻撃を仕掛けてくる。大男はアンブレラ社が作成した生体兵器の一つでタイラントといい、ラクーンシティに残るアンブレラ社の秘密を知っている人物を殺すため送り込まれたものだった。タイラントの追撃をかわしながら、クレアは特注部品を入手し駐車場の鍵を手に入れる。
そこへ一本の電話が鳴り響く。クレアが電話をとると、かけてきた相手はブライアンだ。彼の目的はクレアにある取引を持ちかけることだった。

シェリーとの再会

クレアとシェリーは再会するが、すぐに新たな危険が二人を襲う。

ブライアンに連れられたシェリーは、彼が院長として運営しているラクーンシティの孤児院に連れて来られていた。
大人しくしているようにブライアンに言われるシェリーだったが、孤児院から脱出しようと行動を開始する。
ブライアンの目を盗み、孤児院の玄関までやってくることは出来たが、そこは鍵がかかっており脱出することは出来なかった。シェリーは玄関の鍵を探すため、孤児院の中を慎重に進んでいく。するとブライアンが音楽を大音量でかけている部屋にたどり着く。
ブライアンに見つからないように近づいたシェリーの目には、孤児院の鍵が置いてあるのが見えた。ブライアンにわからないように鍵を取ろうとするが、そのシェリーの行動はブライアンには丸見えで逆に追い込まれてしまう。シェリーは咄嗟にその場にあった薬品をブライアンの顔目掛けて浴びせると、彼の顔は溶けた。
痛みに怒ったブライアンはシェリーを捕まえようと追いかけ、シェリーは必死に逃げる。逃げた先でブライアンは部屋に鍵をかけ、シェリーをこれ以上逃げれないように追い込んだ。シェリーは孤児院の孤児達が使っていたであろう物や棚に隠れながら、必死にブライアンをやり過ごしていると、ブライアンはかけられた薬品の痛みに耐えきれずに洗面台へと向かってしまう。
洗面室を開けるために使った鍵が無防備に鍵穴に刺されたままだったため、シェリーは鍵を素早く入手して逃げ出すがすぐにブライアンに見つかってしまう。追いかけられながらも玄関の鍵を開けるが、玄関の扉は外からチェーンで巻かれており逃げれないようになっていた。このままではブライアンに捕まると判断したシェリーは、仕方がなくブライアンが音楽を聴いていた部屋へと戻ることになる。しかしその部屋には隠れる場所はなく、あっけなくシェリーはブライアンに捕まってしまった。
捕まった瞬間、シェリーは絶叫をあげる。それはブライアンに捕まったからではなく、警察署の地下通路で自分を追いかけていた白衣の男のクリーチャーが更に醜く変貌して立っていたからだった。

30分前に話は戻る。
クレアはブライアンからシェリーが落としたネックレスと、シェリーを交換するという取引を持ちかけられていた。孤児院で会うことを約束した二人。クレアは入手した駐車場の鍵を使って警察署の外へと出る。
しかしまたしてもそこへタイラントが現れ、クレアを追いかけ始めた。狭い通路を行くことで一時的にタイラントの追撃をかわすことができたクレアは、ブライアンに言われた通りに孤児院へとやってくる。
孤児院の扉には大きな爪の痕があった。
クレアは「シェリー、どこにいるの?」とシェリーの身を案じながら孤児院へと入っていく。するとブライアンが現れクレアに恨み言を言いながら縋り付いてくると、彼の腹からクリーチャーの幼虫のようなものが弾け出てきた。そしてそのまま絶命してしまったブライアン。何が起こったのかわからないまま、クレアはシェリーを探すが孤児院の中には彼女はいない。
地下へと続く階段を見つけたクレアは、そこにシェリーがいるのではないかと思い階段を降りる。「シェリー」と呼びながら進むクレアに「クレア!」というシェリーの返事が返ってきた。
再会を果たした二人だったが、クレアを追いかけてきていたタイラントが現れる。シェリーに逃げるように叫んだクレアは、奥へと進む。そこにはエレベーターがあり、乗り込んだ二人は必死にエレベーターの扉を閉めるボタンを押した。しかしタイラントは扉をこじ開けて入ってこようとする。だがタイラントは上半身と下半身を二つに裂かれて動きを止めていた。タイラントに攻撃をしたのは、白衣の男でその面影は少なくなっている。しかしシェリーはそのクリーチャーになりかけの白衣の男を見た時「お父さん」と呟いた。驚いたクレアだったが、クリーチャーのタイラントへの攻撃のせいでエレベーターは壊れてそのまま落下してしまう。

ワクチンを入手

ウィルスに感染してしまい、苦しむシェリー。

意識を失ったクレアに、シェリーが必死に何かを訴えている。
しかしシェリーは何かの気配に気がついて、そのまま立ち去ってしまった。
次に落ち着いた女性の声が聞こえてくる。意識を取り戻したクレアの前にいたのは白衣の女性だ。彼女は事務的にクレアに対して「ウィリアムはどうなっていた?」と、クリーチャーになりかけていた白衣の男が殺した遺体を観察しながら尋ねる。それよりクレアはシェリーが側にいないことに気付き、シェリーの安否を女性に尋ね返す。女性は観察に夢中になっているせいか、生返事な様子で「シェリーなら無事だ」と言う。シェリーが今どこにいるかを尋ね続け自分の質問に答えないクレアを疎ましく思ったのか、女性は苛ついた様子で「娘は無事だから貴女には関係ない」と言い放ちその場を後にした。彼女がシェリーの母親であるアネット・バーキンだったことに驚くクレアだったが、自分の子供に対してあまり関心のない態度に悪印象を持つ。

クレアはシェリーを探すため、下水道へと足を踏み入れた。
すると下水道の管制室でシェリーの声を聞く。シェリーはアネットと言い争いをしているようだったが、アネットは直接シェリーと対面しておらず室内にあるスピーカーからアネットの声が聞こえていた。「警察署にいれば安全だったのに、なんで出てきたの」とシェリーを責めるアネットに、「警察に連絡したけど来てくれなかった」と言い返したシェリーは途中で倒れてしまう。心配そうな声を出すアネットだったが、決してシェリーの側へと向かおうとしない。苦しそうな様子で倒れているシェリーを見てクレアはすぐにシェリーの側に行こうとするが、鍵が足りず扉が開かないため行くことが出来ない。
シェリーの元へ駆けつけるため、クレアは下水道の中を進みながら鍵を入手していく。途中アンブレラ社の私設特務部隊の遺体から回収したビデオテープで、ラクーンシティにウィルスが広がったのはネズミが媒体になっていたことを知る。あまりの出来事に「酷い」と呟くクレア。

入手した鍵を使い扉を開けると、シェリーのいる場所は電源が落ちていてシャッターが開かなかったため、クレアは先に変電室へ向かう。電源を入れて戻ろうとするクレアの前に、再度クリーチャーになりかけた白衣の男性が現れた。襲いかかる彼をコンテナ用のエレベーターを使って撃退すると、クレアは急いでシェリーが倒れている場所へと向かう。
鍵を開けてシェリーの側に近寄るクレア。スピーカーからはアネットが悲痛な声で「シェリー」と何度も呼びかけている。
そこへ現れたクレアの姿を見て、アネットは驚いた声をあげた。クレアはスピーカーの向こうから動こうとしないアネットに対して「早く来なさいよ」と非難するが、「シェリーはウィルスに感染しており自分がそこへ行き感染するわけにはいかない」とアネットが悲痛な声で告げた。「それでも母親なの!?」と怒りを露わにしたクレアはシェリーを抱きかかえると、自分でなんとかするために立ち上がる。
そんなクレアを見てアネットは何かを思い出したように「下水道にあるケーブルカーを使ってアンブレラの研究施設に行けば、ワクチンがあるからシェリーを助けられるかもしれない」とクレアに言う。
そうしてクレアとシェリーはケーブルカーに乗り込み、アンブレラ社の研究施設である"NEST"へ向かうことになった。
ケーブルカーに乗るとクレアは、自分の着ていた上着をシェリーに着せる。目を覚ましたシェリーがそのことに気付くと、その上着はクレアが兄からもらった幸運のお守りだと告げた。シェリーを励ましながら"NEST"へたどり着くと、クレアはシェリーをベッドに寝かせて自分はワクチンを探すため"NEST"内を探索する。

ラクーンシティ脱出

とんだ初デートになったと笑い合うレオンとクレア。

"NEST"の東エリアにワクチンがあることを突き止めたクレアは、数々のクリーチャーを退けながらワクチンを求めて東エリアへやってきた。
ワクチンを保管してある場所にたどり着いたクレアだったが、そこはセキュリティがかけられており開けることが出来ない。手の力で無理矢理開けようとするクレアだったが、やっぱり開かなかった。しかしそこでワクチン保管されている容器に記されたロゴが、シェリーの持っていたネックレスに描かれていたロゴと同じだということに気付く。半信半疑でネックレスを空いていた穴に嵌め込むと、容器は簡単に開いた。
ワクチンを無事に入手したクレアは急いでシェリーの元へと戻ろうとするが、もはや完全にクリーチャーになってしまった白衣の男が現れる。そこへアネットが現れて「もうやめて。ウィリアム」と彼に硫酸弾を浴びせた。行動不可能になってしまったクリーチャーこと、シェリーの父親であるウィリアムを前に、彼女はクレアに語り出す。
ウィリアムは自身が開発した"Gウィルス"をアンブレラ社に奪われそうになったため、"Gウィルス"を持って逃げ出そうとしていた。しかしウィリアムの行為はアンブレラ社に筒抜けであり、ウィリアムはアンブレラ社の私設特務部隊に撃たれる。死の間際、ウィリアムは自身に"Gウィルス"を投与しクリーチャーになってしまった。クリーチャーになってしまったウィリアムは、自身の繁殖のためDNAが近い娘のシェリーをしつこく追いかけ回すことが目的となる。そんな彼を同じ研究員であり、妻である自分が止めなくてはならないとアネットは行動していたのだ。
「そのためにシェリーを置き去りにしていいのか」とクレアは非難するが、「仕方がなかったし警察にいればシェリーは安全だと思っていた」と答えるアネット。そこに動けるようになったウィリアムがアネットに対して攻撃を仕掛けてきた。もうウィリアムを止めるためには自分が彼と戦うしかないと覚悟を決めたアネットは、今自分達がいるエリアを地下へと移動させる。だがそれを止めるクレア。
クレアはアネットにワクチンを渡し「今シェリーが必要としているのは貴女」と言って自ら地下へと下りていき、「あいつの相手は私がする」と言いウィリアムとの戦いに身を投じるのだった。

完全にクリーチャーになってしまったウィリアムは、施設に搭載されているガスボンベを投げつけてきたり怪物じみた力でクレアを圧倒する。クレアも必死にウィリアムに応戦をして弱点である目玉を潰し、ダメージを与え続けてウィリアムを倒すことに成功した。
地下から地上へ戻り、クレアは急いでシェリーの元へ向かう。
シェリーはアネットによって、ワクチンを与えられ治療を無事に受けていた。シェリーが起きるとウィルスの影響が消えており、ワクチンの効果が効いていることにクレアは喜ぶ。そして疲れ果てて寝ているアネットを起こすシェリー。アネットは慌てて起きると、シェリーの容態を確認し自身でもワクチンの効果が出ていることに安堵する。
するとアネットはウィリアムからの攻撃のせいで、その場に倒れ込み自分がもうすぐ死ぬことをシェリーに告げた。シェリーは悲しみ、クレアにアネットを助けて欲しいと懇願する。シェリーの頼みにクレアは「勿論」と答えるが、すぐにアラームが鳴り響く。
アネットが"NEST"の自己防衛システムが発動し、自爆することを二人に告げて、早く逃げるように促す。アネットはそのまま息を引き取った。シェリーは悲しみのあまりその場から離れられずにいるが、クレアが「お別れしてあげて」と言いアネットの遺志を引き継いでその場から逃げることにする。シェリーはアネットに別れを告げて、クレアと一緒に走り出す。
施設内にクリーチャーが溢れている中、二人は脱出手段を探しながら逃げていた。施設の奥で列車を見つけた二人。列車にシェリーを乗せるとクレアは列車を動かせるようにシステムを起動しに管制室へ向かう。すると、ラクーンシティで離れ離れになっていたレオンとの通信が繋がった。「施設が爆発するから早く逃げるように」と言うレオンに、「脱出方法は見つけた」と伝えるクレア。しかし通信はすぐに途絶えてしまう。

列車が動くようにシステムを起動出来たクレアは、列車に戻ろうと管制室から出るとそこへまたもやウィリアムがやってくる。巨大化したクリーチャーの姿で現れたウィリアムに、臆すことなくクレアは戦いを挑む。シェリーに異常な執着を見せるウィリアムを、「いい加減にしなさい」とクレアは倒す。
こうして無事に列車を起動させることが出来たクレアとシェリーは、そのまま"NEST"を脱出する。
クレアはシェリーに「脱出したらどうしたい?」と尋ねると、シェリーは「お風呂に入りたい」と答えた。「やだ。臭い?本当だ」とクレアが笑っていると、列車に乗れたレオンもやってくる。クレアはシェリーを紹介すると、レオンも自己紹介をする。
そんな空気を壊すように、いきなり後列車両が揺れた。クレアはシェリーをレオンに預けると、後列車両を見に行くことにする。そこにはまだシェリーを諦めきれていないウィリアムが、車両に巣食っていた。
クレアはすぐに自分の持っている全ての銃火器を使い、ウィリアムを倒すことにする。しかし彼は諦めることなく徐々にこちらへ近づいてきた。そこへレオンとシェリーがやってきて、ウィリアムが巣食っている後列車両を切り離す作業をする。クレアは鉄棒を握りしめると、ウィリアムの剥き出しになっている目に向かって突き刺す。雄叫びを上げるウィリアムの隙を突き、レオンが差し出した手に掴まってクレアは車両を飛び移る。悲痛な叫びを上げながら、爆発している"NEST"へ向かっていくウィリアムを見送る三人。

無事に脱出した三人はラクーンシティから離れた道を歩いていた。
そこへトラックが一台やってきて、シェリーは無邪気に「乗せてもらおう」と言うが、クレアはレオンに「感染が広まっていたらどうする」と聞く。レオンが代表してトラックに近寄るが、運転手からは中指を立てられて去っていった。
駆け寄ってきたクレアとシェリーに、レオンは「いい奴だった」と答える。感染は広まっていないのかと疑問に思うクレアだったが、レオンは「その時は俺達でなんとかしよう」と言う。
三人で歩きながら、クレアはシェリーに家に帰ったら何をしたいかを尋ねた。シェリーは楽しそうにこれからのことを語るのだった。

『バイオハザード RE:2』のゲームシステム

三人称視点

三人称視点での操作。

『バイオハザード2』では、固定カメラアングルとラジコン操作と言われるシステムで、キャラクターを動かしていた。
固定カメラアングルでは決まった場面でゲームが進行する。そのため通路の奥が見えないアングルでの固定も多々あり、先にゾンビがいる場合もあるが見えない事もあった。
更にラジコン操作という、コントローラーの十字キーでキャラクターを操作する方法は、慣れるまでキャラクターが自分の思った方向に向かわないという操作性を行うことになる。
なので、次場面にカメラアングルが変わった瞬間敵が現れ、慌てて元の場面に戻ろうとするがラジコン操作が上手くいかず、そのまま敵に向かってしまうということもあった。
その操作性の融通の効かなさが、新たな『バイオハザード』のコンセプトである恐怖を増長させることになる。

『バイオハザード Re:2』では、そのシステムを三人称視点へと一新する。
操作性の快適度は一気に上がったが、その分暗闇の中で先が見えない恐怖がキャラクターを通して、プレイヤーにリアルに感じられるようになった。

開発エンジンの変更

REエンジンを採用したことにより、よりリアルな表現が可能になった。一番最初に登場したハンバーガーがそれを表している。

『バイオハザード7 レジデント イービル』のために開発された、REエンジンでよりリアルな人物、物の表現が可能になった。
そのため撃退することになるゾンビも、よりリアルで生々しい表現がとられ、動きも今までの『バイオハザードシリーズ』のゾンビより動きが掴みにくくなり、倒すのがより難しくなっている。
更に生物兵器として登場する数々のクリーチャーもよりリアルな表現で登場し、キャラクターの目の前に現れるそれらのクリーチャーはあまりに生々しくプレイヤーの恐怖心を煽っている。

キャラクターの見た目の変更

『バイオハザード2』の主人公二人。

『バイオハザード Re:2』の主人公二人。

よりリアルな表現が可能になったREエンジンのおかげで、よりリアルな人物描写が可能になった。
それに伴い、登場キャラクターの服装も一新され、現代的な服装に変更している。
そしてキャラクターだけではなく、クリーチャー達もよりリアルで洗練されたモデルへと変更された。
主人公達をずっと追いかけ続ける生物兵器の一つであるタイラントは、リメイク前より一層人間に近づけたモデルに変更され、どんなに攻撃しても死なない不死身な存在としての恐怖を与えている。
更に生物兵器のリッカーと呼ばれるクリーチャーは、リアルな表現により全身の皮が剥がされた状態の肉が、生々しく表現され不気味さを際立たせた。

「The 豆腐 Survivor」について

『バイオハザード2』に登場する隠しモード。
主人公は前方が窪んだ直方体で、縦長い豆腐に独立した手がつけられた容姿の生物。 通称"とうふ姿"。存在自体が謎で、何故か関西弁で喋り、タイトル画面では何故かS.T.A.R.S.のベレー帽を被っている。
人間である主人公達よりも打たれ強くタフであるが、武器はナイフ、回復アイテムはグリーンハーブ2つとブルーハーブ1つしか持っていない。
オリジナル版ではゾンビに対するナイフのダメージがかなり低く設定されていて、使用回数無限でも敵を殺すよりスルーしたほうが効率的。
よって敵はスルーし、どうしても倒さなくてはならない敵だけ、ナイフでダウンさせてその隙に駆け抜けるのが基本戦術である。

実際はデバッグ用のテストキャラクターであり、当たり判定を表示するための四角いポリゴンテクスチャである。凹の形をしているのは前方の向きを分かりやすくするためのものであり、豆腐という名前は当時のスタッフが呼んでいた通称である。
ネタキャラであり、スタッフ間のお遊びの産物、兼極限を求めるヘビーユーザー向けの挑戦状であった。
オープニング画面の一枚絵の、Gに立ち向かう二体の豆腐の姿は、本編共々非常にシュールな絵面。

もちろん『バイオハザード RE:2』にも実装されている。
主人公である豆腐の種類も増え、オリジナル版よりも喋るようになっている。また、ゲーム中の無駄にカッコイイBGMは、豆腐モード固有のもの。
もともとはデバッグ用の白い四角柱であったが、今回はわざわざ本物の木綿豆腐をスキャンしてちゃんとした豆腐のグラフィックとテクスチャが作られており、よりリアルな形状と質感の木綿豆腐になった。
また窪みは無くなったが、代わりに今回はどんな状況だろうと決して落ちないS.T.A.R.S.のベレー帽を被っている。
なお豆腐が武器を構える構図はオリジナル版と同じだが、手が無いため武器が宙に浮いている。ついでに足音もファンシーな感じから、弾むような音に変わった。

kurokami81179
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@kurokami81179

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バイオハザード リベレーションズ(バイオリベ1)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『バイオハザード リベレーションズ』とは、2012年1月26日にカプコンより発売されたホラーアクションゲーム。今作は、「バイオハザード4」と「バイオハザード5」の間に起きた事件で、外伝的な位置づけである。捜査中に消息を絶ったクリス・レッドフィールドを救出するために、ジル・バレンタインは地中海上に漂流する豪華客船「クイーン・ゼノビア」に潜入するが、そこで新たな陰謀に巻き込まれていく。

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バイオハザード3 LAST ESCAPE(Biohazard 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード3 LAST ESCAPE(Biohazard 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード3 LAST ESCAPE』は1999年カプコンよりplaystation用ソフトとして発売されたゲームである。バイオハザードシリーズの3作目にあたり、1作目の登場人物であるジル・バレンタインが中心になっている。1作目で起きた生物災害「洋館事件」の2ヵ月後のラクーンシティが舞台となり、圧倒的強さを誇るクリーチャー「追跡者(ネメシス)」からの逃亡と対峙が今作の主軸となっている。

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バイオハザード5(Biohazard 5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード5(Biohazard 5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード5とは、1996年に第1作目がカプコンより開発・発売されてから続いているシリーズの第7作目(ナンバリング外含む)。 TPS(三人称)視点のバイオアクションゲーム。 今作の舞台は、バイオテロの恐怖に晒されているアフリカ。 闇取引があるとの情報を手に入れた主人公クリスは、新たな相棒シェバと共に、密売人リカルドを確保しようとするが、新たな生物兵器「ウロボロス」との戦いが待っていた。

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バイオハザード コード:ベロニカ(CODE: Veronica)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード コード:ベロニカ(CODE: Veronica)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード コード:ベロニカ』とは、2000年2月3日にカプコンよりドリームキャスト用として発売された「バイオハザードシリーズ」第4作目のホラーアクションアドベンチャーゲームである。 今作は孤島ロックフォートに収容された妹のクレア・レッドフィールドと、クレアを救出しに来た兄のクリス・レッドフィールドの兄妹が主人公である。バイオハザードが起きた孤島からの脱出と救出が今作の主軸となっている。

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ストリートファイターII(ストII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ストリートファイターII(ストII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カプコンが1991年にアーケードゲームとして発売したゲーム、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの2作目であり、シリーズ最大のヒットを飛ばした。 1対1のストリートファイトによる世界大会を舞台に、個性豊かな総勢19人のキャラクターから1名を選び、試合での勝利を目指す。 別のプレイヤーとの「対戦」が好評を博した。

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ストリートファイターZERO(ストZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ストリートファイターZERO(ストZERO)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カプコンが1995年にリリースを開始したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの3作目。 『ストリートファイター』の後、『ストリートファイターII』の前に位置する架空の時間軸を舞台に、CPU戦を勝ち抜いていく。 人気作となり、シリーズ3作品がリリースされ、最終的には総勢39人のキャラクターが登場する大型作品となった。

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Dragon's Dogma: Dark Arisen(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Dragon's Dogma: Dark Arisen(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Dragon's Dogma: Dark Arisen』 とは、 」2013年にカプコンより発売されたオープンワールドのアクションロールプレイングゲームで、2012年に発売された『Dragon´s Dogma』の拡張版である。売上本数はPS3版だけでも46万本を超えている。2017年にはPS4、Xbox OneやMicrosoft WindowsにNintendo Switchでも発売されている。ドラゴンに心臓を奪われてしまった主人公が広大なオープンワールドを冒険する物語となっている。

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鬼武者(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼武者(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼武者』は、カプコンが開発し、2001年1月25日に発売したPlayStation 2専用アクションゲーム。 全4作ある『鬼武者』シリーズの第1作目。 同社の『バイオハザード』において開発されたゲームエンジンを使用しており、刀剣を利用した、緊張感と駆け引きのあるアクションが特徴。主人公は、鬼の力を手にし、囚われの姫を救出するべく怪物が巣食う城へと向かう。

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ブレス オブ ファイアII 使命の子(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブレス オブ ファイアII 使命の子(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレス オブ ファイアII 使命の子』とは『ブレス オブ ファイア』シリーズの第2作目であり1995年にカプコンより発売されたRPGゲームである。前作でも好評であった迫力あるグラフィックをより進化させつつ合体システムや共同体など新しいやり込み要素も盛り込まれている。前作より500年後の世界、なんでも屋であるレンジャー業を営む主人公リュウは相棒のボッシュの無実の罪を晴らすための旅に出る。旅の中で様々な仲間と出会うリュウは使命の子としての邪神を封印するという運命の戦いに巻き込まれていく。

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ロックマンエグゼ6(Rockman.EXE 6​)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロックマンエグゼ6(Rockman.EXE 6​)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロックマンエグゼ6』とは、2006年11月23日にカプコンから発売された、ゲームボーイアドバンス用のデータアクションRPGゲームである。グレイガ・ファルザーと2バージョンリリースされていている。バージョンごとに獣化システムやクロスシステムなど使用できるシステムも異なってくる。本作の発売時はゲームボーイアドバンスからニンテンドーDSの移行期であったが、「ゲームボーイアドバンスで発売したソフトであるから、こちらで有終の美を飾りたい」といった発言があり、ゲームボーイアドバンスでリリースされた。

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Devil May Cry(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Devil May Cry(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Devil May Cry』は、カプコンのテレビゲームである『Devil May Cry』シリーズを原作として製作されたテレビアニメ。WOWOWによって2007年の6月から9月まで放送された。 ゲームシリーズの主人公であるダンテが「悪魔も泣き出す男(デビルメイクライ)」に相応しい圧倒的な強さで悪魔を倒す戦闘シーンの迫力は勿論、アニメオリジナルの登場人物とカードゲームに興じるなど、ゲームでは見られないダンテの日常も描かれている。

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ストリートファイターIII(ストIII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ストリートファイターIII(ストIII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ストリートファイターIII』とは、カプコンが開発・販売したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作であり、ストリートファイターシリーズの4作目。 『ストリートファイターII』の10年後を舞台に、CPU戦を勝ち抜く、あるいは他プレイヤーと対戦するゲーム。 シリーズは全部で3作品がリリースされ、最終作となった『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は長きにわたってプレイされる名作となった。

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デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ 2』(デビルメイクライツー、DEVIL MAY CRY 2)は、カプコンが制作したPlayStation 2用のアクションゲームソフトであり2003年発売。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズデビル メイ クライの続編である。キャッチコピーは、「悪魔と踊ろう」。 第6回のCESA GAME AWARDSでは「CESA GAME AWARDS FUTURE 優秀賞」を受賞している。

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デビル メイ クライ(Devil May Cry)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ(Devil May Cry)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ』とは、カプコンが制作したPlayStation 2専用のアクションゲームである。2001年8月23日に発売された。ゲーム続編は第4弾まで出ており、全世界シリーズ累計販売本数は1500万本に達している。ゲームや漫画など、様々なメディアミックスが成された。 ある満月の夜、トリッシュという美女が一人の男のもとを訪れる。その男はダンテといい、悪魔退治専門の便利屋『デビルメイクライ』を営んでいた。ダンテはトリッシュに導かれ、悪魔の救う島へと向かう。

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ブレス オブ ファイアIII(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブレス オブ ファイアIII(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレス オブ ファイアⅢ』とはカプコンより1997年に発売されたRPGである。初めてPlayStation用のタイトルとなった本作は伝統であるハイクオリティなドット絵を踏襲しつつ、背景に3Dポリゴンを使った新たな表現に挑戦した。シリーズ初のキャラクターボイスも実装されより迫力のあるストーリーが展開された。竜族の生き残りの少年リュウが世界や自らの出自を解き明かしていく旅が「幼年期」と「青年期」の2部構成で描かれる。

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デビル メイ クライ 3(Devil May Cry 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

デビル メイ クライ 3(Devil May Cry 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デビル メイ クライ 3』(デビル メイ クライ スリー、Devil may cry3)とは、カプコンが制作し2005年に発売されたPlayStation 2用のアクションゲームソフト。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズの第3作目であり、1作目「デビル メイ クライ」よりも過去の物語を描いている。 後に追加要素を含んだアップグレードバージョンの「デビル メイ クライ3 スペシャルエディション」も発表されている。

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バイオハザードII アポカリプス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザードII アポカリプス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザードII アポカリプス(Resident Evil: Apocalypse)は2004年のホラー・アクション映画。前作で猛威を振るったゾンビ化ウイルスが市街地へと広がり、生存者たちが決死のサバイバルを繰り広げる様を描く。前作の主演ミラ・ジョボビッチが続投しているほか、本作からはゲームキャラクターをモデルにした人物も登場する。

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バイオハザード(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザード(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザード』 (Resident Evil) は、2002年に公開されたホラー・アクション映画。生物を死に至らしめ凶暴化させて蘇らせる生物兵器T-ウイルスが暴走した地下研究所で、主人公たち特殊部隊員が死闘を繰り広げる様を描く。日本の有名ホラーゲームを原作としている本作の大ヒットから、現在までに6作目まで続編が製作されている。

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戦国BASARA(アニメ・ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

戦国BASARA(アニメ・ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「戦国BASARA」とはカプコンから発売されている人気アクションゲーム、及びゲームを原作にしたアニメーション作品。第一期、二期、劇場版をProduction I.Gが製作し、三期をテレコム・アニメーションフィルムが製作した。若い女性達の間で起こった戦国武将ブームの火付け役でもあり、漫画・アニメ・ドラマ・舞台など様々な媒体で展開している。

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バイオハザードIV アフターライフ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザードIV アフターライフ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザードIV アフターライフ』とは、2010年に公開されたポール・W・S・アンダーソン監督によるホラーアクション映画。 カプコンから発売された大ヒットゲーム『バイオハザード』の実写映画の第4作目の作品となる。ウイルス感染により荒廃した世界を舞台にアリスの死闘を描いており、同シリーズ3作目から1年後の『アフターライフ』では、原作ゲーム『バイオハザード5』からのオマージュ要素が多い。ゾンビ映画の中でも世界的に影響を与え、スリル満点のアクションや、ストーリーの充実度が注目を集めている。

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バイオハザードV リトリビューション(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バイオハザードV リトリビューション(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バイオハザードV リトリビューション』とは、2012年に公開されたホラーアクション映画であり、『バイオハザードシリーズ』の第5作目となる作品である。監督はポール・W・S・アンダーソン。今作では、シリーズ第1作に登場したアンブレラ社の特殊部隊レイン、ジル・バレンタインたちが再登場する他、レオン・S・ケネディ、エイダ・ウォンなどのゲームの人気キャラクターも続々登場する。 アリス・アバーナシーは謎の研究施設に囚われていた。多数のアンデッドからから追跡される中、研究施設から脱走しようとする。

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ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの』とは2000年にカプコンから発売されたRPGである。『ブレスオブファイアシリーズ』の4作目であり、これまでのシリーズとは一線を画したアジア風の世界観が特徴となっている。長く続いた帝国と諸国連合の戦争が休戦した世界、行方不明となった姉を探すウィンディアの王女ニーナは記憶喪失の少年リュウと出会う。時を同じくしてリュウの半身であるフォウルも長き眠りから目覚めようとしていた。2人の主人公の交錯するストーリーはシリーズ屈指の鬱シナリオとして話題となった。

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モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『モンスターハンターライズ』とは、2021年にカプコンからNintendo Switch向けソフトとして世界同時に発売されたハンティングアクションRPG。翌2022年には同じくカプコンから超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売された。新要素として、アクションの幅を広げる「翔蟲アクション」や移動の快適さを実現した新たなオトモ「ガルク」など、今までのシリーズ作品とはまた違った爽快な狩猟アクションを体験できる。

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