ストリートファイターIII(ストIII、Street Fighter III)のネタバレ解説まとめ

『ストリートファイターIII』とは、カプコンが開発・販売したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作であり、ストリートファイターシリーズの4作目。
『ストリートファイターII』の10年後を舞台に、CPU戦を勝ち抜く、あるいは他プレイヤーと対戦するゲーム。
シリーズは全部で3作品がリリースされ、最終作となった『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は長きにわたってプレイされる名作となった。

『ストリートファイターIII』の概要

『ストリートファイターIII』とは、キャラクターを1人選び、試合に勝利してエンディングを目指すオーソドックスな対戦格闘ゲーム。
敵の攻撃を捌くガードよりもハイリスクハイリターンな防御手段「ブロッキング」が最大の特徴。
『ストリートファイターII』『ストリートファイターZERO』シリーズの伝統を受け継ぎつつも、主人公・リュウとライバル・ケンを除きすべてのキャラが入れ替えられ、主人公も新キャラクター・アレックスに変更された。
当時最高クラスのスペックを持つ業務用基板「CPS-3」専用のゲームとして制作され、流麗なドットアニメーションがプレイヤーを魅了した。
第1作『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』から『ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-』『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』とシリーズを重ねるごとに完成度が高まり、特に『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は対戦ツールとして高評価を得て、長年対戦とプレイヤーによるゲームの研究が続けられている。

『ストリートファイターIII』のシリーズ作品解説

アーケード版

『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』

1997年2月稼働。通称「1st」。「III」シリーズの第1作として衆目を集めた。
登場キャラクターはリュウとケンを除いて全面的に入れ替えられ、「II」との違いが明確化された。
敵の攻撃を捌く「ブロッキング」という斬新なシステムを引っ提げて鳴り物入りで登場したが、開発途中の段階で強行リリースされた(詳細はトリビア「開発が進まず未完成のまま発売」を参照)ため、著しくバランスを崩す仕様が複数残っており、評価は高くなかった。
それまで地上戦で強力無比だった「しゃがみガード」に被弾時のダメージ増加、被弾状態の長時間化などの弱体化が施された。

『ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-』

1997年10月に稼働開始。通称「2nd」。前作から半年少しというハイペースでリリースされたアッパーバージョン。
未完成とされる前作と違い、完成させてからリリースされたといわれている。
新キャラクターが3体増やされ、EX必殺技、パーソナルアクション、グラップディフェンス(投げ抜け)が追加された。
ブロッキングにも調整が入り、前作に比べリスクとリターンが明確化された。
本作発売前に「3rd」の製作が発表され、隠しエンディングでは「TO BE CONTINUED」とテロップされるなど、続編の存在が念頭に置かれた作品となった。

『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』

1999年5月稼働。通称「3rd」。約2年の開発期間を設け、既存システムの修正・演出の大幅刷新など徹底した作りこみがなされた。
新キャラクターは5人。新システムにガードブロッキングが追加。ブロッキングの仕様も完成形となった。
リリース当時はアーケードゲーマーの情報源であった雑誌「ゲーメスト」の廃刊と重なったために攻略情報の共有がなされず、ヘビーな対戦格闘ゲームユーザー以外に作りこみが評価されることはなかった。そのため、新規プレイヤーの獲得に完全に失敗。数年後にカプコンがアーケード市場から一時撤退したため、シリーズ最終作となった。
しかし、前述のヘビーユーザーによる熱心な活動により徐々にユーザー数を増やし、2000年代には対戦格闘ゲームの全国大会「闘劇」や世界大会「EVOLUTION」の常連種目となり対戦ツールとして定着、広くプレイされるようになった。
特にブロッキングにより相手の行動を読み切れば必ずチャンスを作り出せるシステムが良点とされる。

家庭用移植版

以下に本シリーズの家庭用移植作をまとめた。

『ストリートファイターIII W IMPACT』

1999年10月にドリームキャスト向けに発売されたソフト。
「1st」と「2nd」がカップリング移植されている。

『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』(ドリームキャスト版)

2000年6月発売。ドリームキャスト向け作品。
アナログモデムによる通信対戦が可能となっている。

『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』(PlayStation2版)

2004年7月発売。PlayStation2向けソフトウェア。
本移植版より後述の「ガード不能連携」が使用可能か否かを設定により変更できるようになった。

『ストリートファイターアニバーサリーコレクション』

2004年10月発売。Xbox向けソフト。
『ハイパーストリートファイターII』と「3rd」のカップリング移植。
Xboxシリーズ向けネットワーク機能「Xbox Live」に対応しており、ドリームキャストに比べ違和感の少ないネット対戦を可能としていた。

『ストリートファイターIII 3rd STRIKE ONLINE EDITION』

2011年8月発売。
対応機種はPlayStation3とXbox360。タイトル通りオンライン機能に特化しており、ネット対戦機能の標準実装の他ネット対戦の様子をYouTubeにアップロードすることが可能だった。
対戦中の画面は旧来のものを使用しプレイ感覚を極力変えない一方、他の場面は高精細なHD画像に置き換え、新世代のハード・ハイビジョン映像機器でプレイしやすいようにリファインされている。
勝利時のテロップ・及びエンディングの文字表記は英語のみで、他の部分の文字は日本語と英語を選択可能。これは元々本作の版権を移乗されたカプコンUSAが海外向けに制作したものを、プレイに支障がある部分だけを日本用にローカライズしてリリースしたため。

『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション』

北米版は2018年5月31日発売予定、日本国内版は発売未定(2018年5月時点の情報)。
初代『ストリートファイター』『ストリートファイターIIシリーズ』『ストリートファイターZEROシリーズ』と共に『ストリートファイターIII』全作品が収録されたコンピレーションソフト。
「3rd」は通信対戦に対応予定となっている。

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