デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『デビル メイ クライ 2』(デビルメイクライツー、DEVIL MAY CRY 2)は、カプコンが制作したPlayStation 2用のアクションゲームソフトであり2003年発売。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズデビル メイ クライの続編である。キャッチコピーは、「悪魔と踊ろう」。
第6回のCESA GAME AWARDSでは「CESA GAME AWARDS FUTURE 優秀賞」を受賞している。

『デビル メイ クライ 2』の概要

『デビル メイ クライ 2』(デビルメイクライツー、DEVIL MAY CRY 2)は、カプコンが制作したPlayStation 2用のアクションゲームソフトであり2003年1月30日発売。
前作の「デビル メイ クライ 」が、欧米市場・日本市場合わせて200万本を売り上げる大ヒットを記録し作られた本作。
開発メンバーが前作から一新され、プロデューサーも小林宏幸から田中剛に変更されている。
シリーズ初の二人主人公でありそれぞれパワータイプのダンテ、スピードタイプのルシアと差別化されており、プレイスタイルが変わってくる為やり応えもある。
ゲームの条件を達成することで前作のキャラクター「トリッシュ」も使用が可能となる。

一部ムービーが使い回されているシーンがあるが、「ダンテ編」と「ルシア編」の二枚組のディスク仕様となり、2つのストーリーをプレイする事で初めて1つのストーリーとして完成するゲームとなる。

さらに今ではミニゲームコンテンツ化した敵を倒し続ける塔に挑む新要素「Bloody Palace Mode」も本作から登場した。

また、本作ではファッションブランド、ディーゼルとコラボしており、コスチューム変更でディーゼル仕様に変更できる。(ダンテ、ルシア共に用意されている)

2009年11月号で発刊したゲーマガ特集「期待外れだったゲーム」アンケートにおいては8位を順位付けられており、海外では「最も商品価値を落としたゲーム」「最も失望させられたゲーム」賞を獲得している。
それ以前に日本では第6回CESA GAME AWARDS(日本ゲーム大賞)にて「CESA GAME AWARDS FUTURE優秀賞」を受賞しており、今作の期待の高さが見られる。それ故に評価も辛辣になってしまった。
2012年3月22日にはPlayStation 3とXbox 360、2018年3月15日はPlayStation 4、Xbox ONE、PCで、翌年の2019年9月19日にNintendo Switchで、HDリマスター版が発売された。
以下は大まかなあらすじである。

マレット島での決着をつけてから数年後、便利屋であるデビルメイクライを続けていたダンテは、デュマーリ島の「護り手」である赤髪の少女ルシアに案内され島を訪れる。
そこで魔剣士スパーダをよく知るというルシアの母マティエと出会う。
マティエによるとデュマーリ島ではアリウスという人物が覇王アルゴサクスの復活を目論んでおり、アリウスの手から島を守るために協力してほしいと頼まれるのであった。
ダンテはルシアと共に覇王の復活を目論むアリウスの阻止に向かう。
そしてダンテは父スパーダの足跡を踏み越える試練に挑み、ルシアは自分自身の隠された秘密と出生に向き合うことになるのだった。

『デビル メイ クライ 2』のあらすじ・ストーリー

依頼

美術館で初対面のダンテとルシア

かつて、悪魔がこの世を支配する暗黒の時代があった。
人類はなす術なくただ悪魔に怯える日が続いていた。
だが、人々の祈りを受けて 、一人の悪魔が人類の為に立ち上がった。
その悪魔は「スパーダ」。自らと同じ名の剣を振るい悪魔を切り捨てた。
そして今スパーダの伝説がその息子によって受け継がれる。
その息子の名前は「ダンテ」。

深夜の美術館―明かりの落ちた展示室。「神と魔の溶け合う島」デュマーリ島の祭祀長(護り手)であるルシアは、デュマーリの重要な遺物「コインのアルカナ」を手に入れる為、またダンテを待つ為にそこに佇んでいた。
だが、魔力による世界支配を企む国際企業「ウロボロス社」のCEO、アリウスが差し向けた鳥の悪魔「ピュイア」から襲撃を受ける事になる。
交戦するもコインを奪われ、ルシア自身もまた危機に陥ったその時、美術館の天窓を破って一人のダンテが飛び込んできた。
ダンテは空中で凄まじいほどの二丁拳銃の早撃ちで、地面に降り立つ前に、ピュアイの群れを一掃してしまった。
あれだけの数の悪魔をいつものことのように軽く全滅させ、ダンテは足元に落ちたコインのアルカナを拾い上げながら「呼び出したのはお前か」とルシアに問う。

ルシアの投げたナイフはプレート―デュマーリを指していた。

ルシアはその問いに答えず振り向きざまにナイフを鋭く投げ、「また会いましょう―英雄スパーダの息子さん」とだけ言い残し彼女は立ち去った。
ダンテもまた何も返答をすることなくその場を後にする。
突き立ったナイフは壁のプレート―デュマーリの地図を示していた。

デュマーリ島へ

時計塔から飛び降り目的地を見渡すダンテ

デュマーリに辿り着いたダンテ。彼は時計塔の上から街の南に建つ古い屋敷を見つける。
ダンテは時計塔から飛び降り普通の人間は即死する高さを難なく着地し、屋敷へ駆け出した。

荒れ狂うタルタルシアンとの激闘

一方街の南では、ルシアが時計塔の音に耳を傾けていた。
これから時計塔にある「剣のアルカナ」を手に入れるため、悪魔で溢れた街をかき分け時計塔に登った。
時計塔の最上階には鉄球を両手に武装した双頭の悪魔「タルタルシアン」が待ち構えルシアを迎撃した。
襲いくる鉄球を交わしタルタルシアンを撃破したルシアは、剣のアルカナを手にすることが出来た。
目的を達成したルシアは時計塔の最上階から飛び降りダンテの目的地と同じ屋敷に向かうのであった。

屋敷の爆発に間一髪で回避した二人

屋敷に戻ったルシアだがそこにダンテも辿り着く。
二人が再び会いまみえた瞬間、辺りを爆炎が包んだ。
ルシアを抱え、高台へと逃れるダンテ。
ダンテの肩越しにルシアが目にしたのは、無残な屋敷の残骸だった。
「母であるマティエの身を案じて、マティエは?-マティエ!マティエ!」と叫び、ルシアは煙の燻る中を探し回った。
「やれやれー派手に壊してくれたもんだ」一人の老婆が残念そうに呟いた。
老婆、マティエは無事だった。彼女は床下の地下道に身を隠していた為、爆破から身を守れていた。

父である伝説の剣士スパーダの話に興味を持つダンテ

安堵するルシアを横目にマティエはかつてこの地でダンテの父スパーダと共に戦ったことを話し、この島を悪魔の島に変えたアリウスとその背後にいる者を倒してくれと頼む。
懐からコインを取り出し、ダンテは指先でそれを弾いた。
弾いたコインは表だと確認し「いいだろう」と呟き、ダンテはマティエの依頼を受けると決めた。
地下道へと行くダンテに「全てが終わったら、親父さんの昔話でもしてやろうじゃないか」とマティエはダンテの背中にそう投げかけた。
地下墓地からダウンタウンを抜け、港へアッパータウンへ達したダンテの頭上をウロボロス社のヘリが行く。
ヘリを追い、ダンテは海上の油田採掘場へと向かった。

対峙

自分が生み出された悪魔と知り動揺するルシア

一方ルシアは、「杯のアルカナ」を手にする為遺跡へと向かった。
ダウンタウン、港を抜け、アッパータウンへ。そのときルシアの頭上に「UROBOROS」と描かれたヘリが横切る。
「あれは―」と呟きルシアはヘリを追う事にした。
海上油田採掘場のヘリポートに辿り着いたルシアは、ヘリから降りた白のスーツに赤色のマントに身を包んだアリウスが
「ほほう これはこれは。私の前に姿を現すとはな―できそこないが」と言い放つ。
困惑しルシアは思わず「でき、そこない―?」と聞き返した。
アリウスは彼女を魔術によって作り出したのは自分だと告げた。
動揺を隠せないルシアは「嘘よ!」とナイフをアリウスに投げ放った。
だがアリウスの身を守る強力な結界によってナイフはそのままルシアに跳ね返され肩の肉を裂いた。
アリウスがルシアの肩を指差し「見ろ、その肩に刻まれた印をーそれこそが人形の証」と嘲笑う。
露わになったルシアの肩には「X」の刻印が示されていた。
「X(カイ)、それがお前の本当の名前だ」吐き捨てるようにルシアに言い、魔王アルゴサクスと融合する為アルカナをよこせとルシアに迫る。
身構えるルシアにアリウスの右腕が突き出され、噴き出した魔力の渦に包まれたルシアは悪魔「ノクトプテラン」の巣へ飛ばされてしまう。
戸惑うも何とか敵を倒し、脱出したそこは、遺跡の地下だった。
「お前もいずれは本性を現し、人に害をなす存在となる―」「受け入れろ、運命を―」アリウスの声が脳裏に響きルシアを困惑させる。
「私が―作られた―?」「私の能力は、そのためなの―?」一人虚しく呟やき疑問を持つ。
「いつしか私も 人を襲うように―」しかし次の瞬間、ルシアは決然と顔を上げた。
今の私はアリウスや悪魔に勝たなくてはいけない、「それでも 行かなくちゃ―」そう自分を奮い立たせるしかなかったのだ。

牛型の悪魔、フェリアタウルスと闘うダンテ

時を同じく、海上油田採掘場のヘリポートに辿り着いたダンテに、「ほほう―これはこれは 珍しい客人だ」とヘリへ戻るアリウスは驚くことなく呟く。
「挨拶代わりに一杯おごろうか」皮肉な言葉を投げるダンテにアリウスは首を振り、「残念だが―安物は私の口に合いそうもない」といい、ぱちりと指を鳴らすとダンテの前に溶岩を思わせるような色をした魔法陣が現れ、
その魔法陣から牛型の悪魔「フェリアタウルス」が出現しダンテの前に立ちふさがった。

何か意味深な様子でアルカナを渡すルシア

フェリタウルスを撃破するが同時にアリウスが仕掛けていた自動爆破装置が起動し油田採掘場が崩壊し始めた。
燃え盛る採掘場を脱出したダンテは次なるアルカナのある町外れの遺跡へ向かった。
悪魔を切り分け遺跡の最奥アルカナの間へと辿り着いた。
そこには杯のアルカナを手にしたルシアの姿だった。
ダンテは「目当ての物は見つかったか」とルシアに問う。
うなずいたルシアの表情は何故か冴えない様子であり「私にはこれを持っている資格がないの」とだけ呟き、「これをマティエに届けて」とダンテに杯のアルカナを託し、ルシアはダンテの前から立ち去った。
意図を理解せず杯のアルカナを受け取り、地上へ戻ったダンテに「最後のアルカナを手にしたようだね」とマティエが姿を現す。
「ああ、あんたの娘から預かったものだ」杯を渡そうとするダンテを押しとどめた。
訝しむ彼にマティエは手にした「杖のアルカナ」を示すと、これらを持って単身アリウスの元へ向かったルシアを助けてくれないか、とダンテに頼んだ。
再びコインを取り出したダンテは「表なら―」とコインを空に弾きそれをキャッチした。
神妙に見守るマティエを向きニヤリとダンテが笑う。
ーツイてるな、婆さんー

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