糸(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

『糸』の概要

『糸』とは、シンガーソングライターの中島みゆきが作詞作曲した「糸」をモチーフに、プロデューサーの平野隆が原案・プロデュースを手がけた恋愛映画である。監督は瀬々敬久で、主演は菅田将暉と小松奈々。その脇を榮倉奈々や斎藤工、松重豊など、主役級の豪華俳優陣がかためる。撮影は北海道や沖縄、シンガポール等で2019年7月から12月の間に行われた。第44回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞(菅田将暉)や優秀主演女優賞(小松奈々)、優秀音楽賞(亀田誠治)を受賞した。はじめは2020年4月に公開予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて8月に公開延期となった。公開から1カ月半経った10月には、大感謝舞台挨拶が行われている。
平成元年に生まれた高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、共に北海道美瑛町の中学校に通っている。美瑛町の花火大会で出会った2人は惹かれ合い、将来の夢を語り合う。しかし家庭の事情により葵は突然美瑛を離れてしまう。葵が虐待を受けていたことを知った漣は葵を連れ出すが、大人たちの手により引き裂かれてしまう。お互いを忘れられないまま大人になって2人は再会するが、すでに別々の人生を歩むには十分な時が経ちすぎていた。「世界に挑戦したかったが地元にとどまることになった漣」と「普通に生きたかっただけだったが世界へ飛び出した葵」の2人は、出会ってから18年でようやく互いの手を取るために動き出す。この物語は幼い頃に出会った2人が紆余曲折を経ながらも、平成最後の日に結ばれる軌跡を壮大なスケールで描いた作品になっている。

『糸』のあらすじ・ストーリー

漣と葵の出会い

花火を見る弓(左)と葵(右)

平成13年の北海道美瑛町(びえいちょう)では、中学生の高橋漣(たかはしれん)が必死に自転車をこいでいた。「おい、竹原!」と、漣は道端に座っている竹原直樹(たけはらなおき)に声をかける。竹原は「おせえよ、漣」と言い、漣は「わりい、練習終わんなくてさ」と言う。二人は待ち合わせをしていたのだ。竹原は「間に合わねえよ、これじゃ」と文句を言うが、漣は「間に合う。絶対間に合わせてやる!」と叫び、二人は急いで自転車をこぎ始める。

あたりは暗くなり、この日美瑛町で行われる花火大会の会場では園田葵(そのだあおい)と後藤弓(ごとうゆみ)が並んで土手に座ってた。すでに花火大会は始まっており、次第にクライマックスへと向かっていく。漣と竹原も花火を見るため会場に急いでいた。漣は自転車をこぎながら遠くに見える花火を見て「やべえ、キレイ!!」と叫び、竹原も「おー!もうすぐもうすぐ(会場に着く)」と言う。しかし「美瑛花火大会は終了です。どうぞ帰り道…」というアナウンスが鳴り響く。土手に座っていた弓は「葵ちゃん、もう帰ろうよ」と立ち上がらない葵に声をかける。葵は「もう少し、もう少しだけここにいたい。いい?弓ちゃん」と、花火の余韻をかみしめるかのように言う。そんな葵に、弓は「うん」と返すのだった。

漣と竹原が会場にたどり着く頃には、すでに見物客はまばらな状態だった。漣と竹原は「あー、間に合わなかった」「まじかよ」と、残念そうな声をあげる。すると漣が、勢いあまって自転車ごと土手を滑り落ちてしまう。漣と自転車は葵と弓のすぐ横を滑り落ち、漣は自転車から転げ落ちる。葵は漣に走り寄り、かばんから絆創膏を取り出して傷をつくった漣に渡す。葵のその腕には、包帯がまかれていた。葵の腕を見た漣は、自分の傷のことより先に葵に「大丈夫?」と声をかける。葵は「え?」と怪訝な声をあげるが、すぐに「かして」と漣の傷に絆創膏をはってやる。そこに竹原が「何やってんの、漣」とあきれた表情でやってくる。漣は「うるさいな」と悪態をつく。竹原の横には弓もついてきており、なぜか竹原は弓を見て顔をニヤけさせるのだった。

幸せな時間

美瑛の丘で話をする漣(左)と葵(右)

花火大会の会場から帰り、漣は葵にもらった絆創膏をはがしてながめていた。その後漣と葵は仲良くなり、放課後によく美瑛の丘で会って話をするようになった。二人で並んで美瑛の丘に座り、漣は「うちは自動車整備工場だから、勉強とかあんまうるさくないな。葵ちゃんは?」と家の話をする。葵は「うーん、うちも」と答えるが、なんとなく歯切れが悪い返事である。花火大会で腕にまかれていた包帯はすでに取れ、そこには大きなアザがあった。漣はにこやかに、「俺さ、今サッカー部なんだけど。一年で試合出てるの俺だけなんだ」と言う。葵は「すごいね」と心から言い、後日葵と弓は漣のサッカーの試合を応援しに行くことになった。

サッカーの試合会場では、弓と竹原がならんで歩いていた。竹原はニヤニヤしながら「絶対また会えると思ってた」と言う。そんな竹原に「メール多くてウザいんだけど」と言うが、その顔はまんざらでもない様子である。竹原は「俺さ、音楽やっててさ。やっぱ将来は武道館とか!?」と言う。しかし弓は漣のことを応援する葵のことを見ている。葵は嬉しそうに漣のことを目で追っており、漣はシュートを決めるのだった。

試合後、漣と葵は並んでベンチに座っていた。葵が「はい」とお弁当を漣に差し出す。漣が嬉しそうに「うわあ、いただきます!」とお弁当のフタを開けると、そこにはサッカーボールを模したおにぎりなどがきれいに詰められていた。漣は「うまい!こんなうまいもん食べたことない!」とどんどん食べ進める。葵もその様子を見て「ふふ、ほんと?」と笑顔になる。弓と竹原は、少し離れたところからその様子を見守っていた。竹原は「あいついつの間に…」と悔しそうだが、弓は「初めて見た、葵ちゃんがあんなうれしそうな顔」と言う。あっという間にお弁当を食べ終えた漣は、「これもらってもいい?俺のミサンガにするわ」と、お弁当を包んでいた紅白のヒモを腕に結ぶ。葵もはじめは驚いていたが、嬉しそうにうなづく。漣と葵は、試合会場を出て美瑛の丘にやってきていた。漣が「将来は、やっぱ国立競技場で試合がしたいな。そんで、日本代表になって世界で活躍したい!」と夢を語る。「葵ちゃんは?」と聞くと、葵は「私は…普通の生活がしたい。世界なんて行けなくていいから」とだけ言う。それに漣は「そっか」と返し、急に何かを決意した表情になる。そして「俺、葵ちゃんが好きだ!」と美瑛の景色に向かって叫ぶ。葵は驚いていたが、すぐに「うれしい!」と返すのだった。

漣と葵は二人並んで帰路についていた。葵の家が近づくと、葵は漣のシャツの後ろをつかみ「帰りたくない」とこぼす。漣は怪訝な表情をしながらも「また明日会えるから。父さんと母さんが心配する」と返す。葵はうつむき漣のシャツの裾を離し、家に駆けだしていってしまった。その後姿に、漣は「また明日!美瑛の丘で!」と声をかけるのだった。

消えた葵

竹原から届いた、結婚報告のメール

しかし次の日、葵は美瑛の丘にやってこなかった。漣が葵の家に行くと、弓が同じように様子を見に来ていた。弓が「葵ちゃん、今日は学校に来てなくて」と言い、漣が葵の家の戸を開けようとするが開かない。「あの家、ちょっとおかしかったから心配だったんだ」と弓が言う。「お父さん亡くなってて。でも葵ちゃん、家のこと話したがらなくて。ここでよくご飯食べさせてもらってるらしくて」と、弓が漣を一軒の家に案内する。その家には大きく「むらた」と書かれており、定食屋のようだった。中にはいり「むらた」の主である村田節子(むらたせつこ)に話を聞くと、「出てったよ、今朝早く。逃げるようにしてね」と言う。「いつもあの若い男の怒鳴り声が聞こえてた。何度か役場に掛け合いにいったんだけどね。母親があの男のことかばうから。昨日だったっけね。あの子(葵のこと)、お弁当箱持ってきてね。料理教えてくれって。その時のあの子、嬉しそうな顔してたわ」と続ける。どうやら葵の家は父が亡くなったあとに母親が若い男を連れ込んでおり、葵はその男に虐待されているのだった。そして突然、漣たちの前から一家で姿を消してしまったのだ。

月日は流れ、青年になった漣は美瑛のチーズ工房で働いていた。工房内には、チーズの原料を撹拌している機械などが所せましと並んでいる。その中で漣は真剣な表情で作業していたが、上司の富田幸太郎(とみたこうたろう)に「なにやってんだよ、漣。お前(チーズの)磨きにまわれ」とダメ出しされてしまう。漣は「すみません」と謝り、その場を立ち去る。同僚の桐野香(きりのかおり)は、そんな漣の背中を見つめる。漣は休憩時間に、工房の外に出ていた。仕事の疲れを癒すかのように伸びをすると、漣の腕から何かがポトリと落ちる。それは、中学生の時に葵の前でつけた、紅白のミサンガだった。漣が何かを考えながらミサンガを拾うためにしゃがみ込むと、香が背後から近づいてドングリを漣の背中に投げる。見事に背中にあたったドングリを見て、香は「命中ー!!」と喜ぶ。そして「世の中に怒ってんの?それとも自分に?」と続ける。「何の話っすか」と言う漣に、「いつもムスッとしてるから。そもそもさ、なんでここで働こうと思ったの」と返す。漣はつまらなそうに「新車買って、すぐにトラクターに突っ込んじゃって。まだローンが4年もあるんで」と言う。香も「なんでも良かったんだ、仕事なら」と返す。漣は拾ったミサンガを掌でもてあそび、香はドングリを左右にふりふりと振っている。そこに漣の携帯電話が震える。携帯電話には、竹原から弓との結婚が決まった知らせが届いていた。それを読んだ漣は、心の底から嬉しそうな表情をする。さらにそのメールには、中学生の頃の漣と竹原、弓の3人が並んだ写真が添付されていたのだった。

平成21年、漣は高速バスに乗って東京に向かっていた。珍しそうに、周りをキョロキョロと見回してしまう。そして、竹原の結婚式が行われる結婚式会場に到着した。竹原を見つけた漣は、「竹原!おめでとう!」と満面の笑みで駆け寄る。漣と竹原は再会を喜び合ったが、竹原は「ちょちょちょ」と漣を部屋の隅に連れだす。「何?」といぶかしげな漣に、竹原はニヤニヤしながら「園田葵、彼女もくるってよー?なあ、弓ー??」と言う。そばで準備をしていた弓は「この前、偶然渋谷で会ったの、葵ちゃんに」と答える。その言葉に、漣は呆然とするのだった。

平成13年の冬、札幌の大通公園を漣は歩いていた。漣の手にはメモが握られており、キョロキョロと何かを探している。しばらく歩くと一軒のアパートにたどり着いた。その中の一つの部屋のドアに近づくと、「ごめんください」とドアをノックする。しかし誰も出てこないため、ドアの横の窓から中をのぞく。部屋の中は足の踏み場もないような散らかりようだった。漣が諦めて帰ろうとすると、葵が買い物袋を下げてアパートに近づいてくる。このアパートは、美瑛を出た葵たちが住んでいるアパートだったのだ。葵は漣に気づき、「漣君?」と声をあげる。その顔の片目には眼帯がつけられており、眼帯にはおさまらない程のケガを負っていることがわかる。漣は思わず「葵ちゃん!?弓ちゃんが学校から(居場所)聞いてくれて。ごめん俺、全然知らなくて」と、葵に近づく。葵はうつむき「あと2年だから。中学卒業したら働く。それまでは耐えるしかないから。たとえどんな目にあったとしても」と力強く言う。そんな葵は、母が連れ込んだ男に「おい、クソガキ」と暴力を振るわれ、母である真由美(まゆみ)は葵が助けを求めても知らないふりをするような家の状態だった。

逃避行

引き離される連と葵の手

漣は「行こう。こんなとこいちゃダメだ」と葵の手を引いて歩き出す。次第に2人は小走りになり、そのまま電車に乗りこんだ。夜になっても電車に乗り続け、あるコテージにたどり着く。漣がコテージの窓を割って2人で中に入る。「昔キャンプで来た事あって。冬は管理人もいないし、一泊くらいなんとかなるでしょ」と、ランプに火をともす。暇つぶしにつけたラジオからは「あの同時多発テロの跡地、9月に公開になります…今もあそこは残骸の撤去と行方不明者の捜索が続いています」と、アメリカの同時多発テロの件が放送されていた。葵は「漣君、こんなのやっぱり…」と心配そうに言う。そんな葵に漣は「青森にリンゴ農園やってるおじさんがいる。あのおじさんならなんとかしてくれる。函館まで行って、フェリーで青森まで行こう」とあっけらかんと言う。続いてラジオでは、中島みゆきの「糸」が静かに流れていた。漣は「葵ちゃんは俺が守る」と告げ、2人は見つめあい、キスをする。

その頃コテージの外では、除雪車に乗った男が一棟だけコテージに明かりがともっているのを不審に思っていた。朝になり漣と葵がコテージから出ると、一台のパトカーがやってくる。パトカーから降りた警察官は「おい!待ちなさい!」と漣と葵を捕まえようとする。続いて葵の母とその交際相手の男も「何してんだよ、てめえ」とパトカーから降りてきて、2人は捕まってしまう。葵の母親は「葵!?心配したんだから!」ともっともらしいことを言うが、葵を抱きしめその耳元で「それ(目のケガ)、あんた転んだことにしなさいよ。わかった?」と小声で忠告するのだった。それを聞いた葵は、顔をゆがませ漣とともに逃げようとする。しかし警察官に2人は引き離されてしまう。漣は力の限り「葵ちゃん!!葵ちゃーん!!!」と叫ぶが、それから2人が再会することはなかった。

再会

竹原の結婚披露宴で話す葵(左)と漣(右)

竹原の結婚式の会場では、漣が自分の席から葵の姿を探していた。するとそこに、ブルーのドレスを来た葵が入ってくる。少し離れた席に着いた葵も、漣に気づき2人は互いにぎこちなく会釈をする。披露宴の間も漣は葵を見つめ、時折ミサンガをつけていた自分の腕をさするのだった。

披露宴の終盤に差し掛かり、テラスでデザートバイキングを楽しむ時間になっていた。漣はいくつかケーキを皿にのせ、1人でいる葵の元を訪れる。葵に「食べる?」と皿を差し出すが、葵が食べないので「俺食べるわ」とケーキにフォークをさす。ようやく葵は「漣君、久しぶり」と笑顔をみせる。漣も「園田、今何してんの。俺いま、チーズ工房で働いてるわ」と返す。「北海道?ずっと?」「ずーっと。だから今日、俺東京初めて来たんだよ。すげーなぁ東京」「ふふ。サッカーは?」「サッカー?ああ、高校でやめちった」「世界で活躍するって言ってたのに」「まあ所詮、俺なんてそんなもんだから」と少し会話がはずんだが、漣は「あの時のミサンガ、どこいったのかなぁ。俺どうしたのかなぁ」とウソをつく。また2人の間にぎこちない空気が流れ、漣は無理やり会話を続ける。「で、園田は?」「大学生。経営学部」「すげえな。変わるよな、そりゃ。もう中学生じゃないんだから」と、やはり会話は続かない。すると急に葵が漣に近づき「曲がってる」と、漣のネクタイをなおす。そんな葵に、漣は驚いて動けない。その時葵の携帯電話が震え、携帯電話を確認した葵は「行かなきゃ」と足早に去って行ってしまう。会場の外に出た葵を、漣は追いかけ「さっきの!さっきのミサンガだけど、ほんとはこの間までつけてて…」と告げる。しかし葵は「漣君に会えて良かった」とだけ言い、手を差し出す。漣はその手を取ることができなかった。葵は振り向き路肩に停められている白い高級車に走り寄る。その車から降りてきた男が助手席のドアを開け、葵は車に乗り込む。この男は、葵の交際相手の水島大介(みずしまだいすけ)だった。走り去る車を見送ることしかできない漣は、悔しそうに頭をかきむしるのだった。

葵と水島の出会い

キャバクラで話をする葵(左)と水島(右)

竹原の結婚式の一年前、葵はキャバクラで働いていた。葵の友人の高木玲子(たかぎれいこ)も、同じテーブルについている。客のサラリーマンたちは「飲んで飲んで!!」と葵をはやし立てるが、葵はまだ未成年で年齢をごまかしているため苦笑いをしている。玲子は「私かわりに飲みまーす!この子(葵のこと)あんまり飲めないんですよー」と、お酒を一気飲みする。しかしサラリーマンは「キャバ嬢が飲めなくてどうすんだよー」と文句を言う。それをかわすために玲子は「見てみて、私昼間ネイリストやってるんですよぉ。この子も最近やっててぇ」と別の話題を振るが、「知らねえよ、向こう行ってろよ。お前はよぉ」突き飛ばされてしまう。玲子もムッとしてサラリーマンに食って掛かろうとするが、それを見た葵は「私、飲みます!」と無理やりお酒を流し込む。サラリーマンも盛り上がり何とかその場を乗り切ったが、それを遠くの席から水島が見ていた。

しばらくして葵はサラリーマンの席を離れ、トイレで吐き戻していた。トイレから戻ると、今度は水島がいるテーブルに通される。そこで水島の部下の佐々木(ささき)が「君、社長のとなりね」と、葵を水島の横に座らせる。その後、葵は水島に「(出身は)東京です。実家でお金の心配ないんだけど、特にやりたいことも無いんで、ちょっとおもしろそうだなーってこの仕事を。他にもウェブサイトの仕事もしてて。でもこっちの方がお金もいいし。みんなの話も聞けて楽しいから」と、にこやかにあることないことを並べ立てる。それを聞いていた水島は「ウソだよね。必要にかられて金を稼いでいる。誰も助けてくれなかった」と、葵のウソを見抜く。呆然とする葵だったが、そこでカッコつけていた水島がゲップをしてしまう。葵は思わず笑い、水島もきまり悪そうに「なんだよ」と言うが、最後には2人で微笑み合うのだった。

葵の大学の入学式には、水島が花束をもって入学を祝いに来ていた。葵も水島も、恥ずかしそうだが互いに嬉しそうに微笑んでいる。またある日、葵と水島は並んでベッドで眠っていた。しかし葵はうなされている。葵が目を覚ますと、それに気づいた水島が「またうなされてた。俺もそうだった。お前と同じ」と告白する。「でもたいていのことは金で解決できる」とも続け、水島は煙草に火をつける。ここは水島の部屋で、大きな窓からまわりの高層ビルの夜景が見える。水島は「葵、ここで一緒に暮らさないか」と言い、葵も微笑んで同意するのだった。

漣と葵、それぞれの生活

沖縄で再会する水島(左)と葵(右)

平成21年1月21日、水島の部屋のテレビではアメリカのオバマ元大統領の就任スピーチが放送されていた。すると、水島の携帯電話が着信を告げる。電話口からは「佐々木です。社長、西海岸の投資家からまた15億の解約要請が」と言う声が聞こえる。水島は「うちはリーマンも乗り越えたんだ。心配すんな」と返す。佐々木はなおも不安がっていたが、水島は「大丈夫だ」とだけ答え、電話を切る。水島の背後の壁には、たくさんの釣り道具が飾られている。水島はデスクから分厚い封筒を手に取り、葵に「これ好きにつかっていいぞ」と渡す。中には札束が入っていた。「もういいって言ってるでしょ。学費は何とかするし」と顔をしかめるが、水島は「いいからとっとけ。またあの頃(キャバクラに勤めていたころ)に戻りたいのか」と強引に押し付ける。

美瑛のチーズ工房では、漣が仕事を終えて休憩室で「はあ」と座り込んでいた。休憩室には、ドングリに顔をかく香もいる。漣はなんとか立ち上がり、香に「お疲れさまでした」と背を向けようとする。すると香は漣の背中にドングリをぶつけ、漣は「やめてくださいよ、もう」と呆れた顔を向ける。香はいたずらが成功した子供のようにニヤニヤしながら、漣に「座れば?」とまた席に戻ることを促す。「最近仕事中もぼんやりしてるよねー。どうせ女にでも振られたんでしょ」と香が言う。漣はイラついているかのように、ドングリを乱暴に香に返す。香は「私はねー」と続け、漣は「もういいですから」と話をさえぎる。しかし香は「中学の時から付き合ってたの」と、突然自分の話をし始める。「10年だよ、10年。彼の実家がジャガイモ作ってたから、ここ(チーズ工房のこと)が休みの日は手伝いに行ってて。この町でずーっと、あの人とあの人の家族と生きていくんだなって思ってた。……私見たんだよね。彼、札幌の大学行っててさ。そこの後輩の女の子、ジャガイモ畑手伝ってた。満面の笑顔でね」と言う香に、漣は「中学の時の恋が、いつまでも続くわけないじゃないですか。いいじゃないですか、もう」と葵とのことを重ねて言う。香は漣に背を向け、泣き出してしまった。漣は「何泣いてんだ。何泣いてんだよ、しっかりしろよ!桐野香!!」と香を励ますのだった。

その頃葵は、大学の教室で講義を受けていた。そこに葵の携帯電話が鳴る。電話の相手は水島の部下の佐々木で、「葵ちゃん、水島さんどこ行ったかわかんない?」と切羽つまった声で聞くのだった。水島の家に佐々木とともに戻った葵は、家の中を探すが水島の姿はない。葵が佐々木に何があったのか聞くと、佐々木は「逃げたんだよ。リーマンの時に直撃受けてボロボロだった。まぁあんたはいいだろうがよ。もうずいぶん金引っ張っただろうしな」と言うのだった。

その後、葵は一人で沖縄にやってきていた。葵が浜辺に向かうと、釣りをしている水島の後姿が見える。葵は安心したように「やっぱりここだった。釣り道具だけ(部屋から)消えてたし。好きだったもんね、ここ。……今度は私があなたの面倒をみる」と言う。水島は葵を見ることなく「お前の居場所ここじゃないだろ」と突き放す。しかし葵は「いいでしょ。それより、全然釣れてないよ?」とクーラーボックスを開けて言う。水島と葵は顔を見合わせて笑い、並んで歩き始めるのだった。

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映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!のネタバレ解説・考察まとめ

『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』とは、人気テレビアニメ『妖怪ウォッチ』の劇場版3作品目として作成された、2016年に公開のファンタジーアニメ映画。さくらニュータウンで妖怪たちと楽しく過ごしていたケータは、気が付くとアニメーションの世界から毛穴世界と名付けられた実写の世界に迷い込んでいることに気が付く。アニメーションと実写映像を組み合わせたシリーズ初のハイブリット映画。

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HERO(2007年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

「HERO」とは2007年9月8日に公開された日本の映画作品。2001年にフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の映画版。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2007年の日本映画興行収入第1位 (81.5億円)を記録した。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が傷害致死事件を通して大物代議士の疑惑に関わることになる。

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検察側の罪人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『検察側の罪人』とは、雫井脩介によって書かれた日本の小説が基になっている日本のサスペンス映画である。木村拓哉と嵐のメンバーである二宮和也がダブル主演で魅せるサスペンスストーリー。老夫婦殺人事件と時効を迎えた事件がきっかけとなり自分の正義に固執する最上と事件の真相に対する正義を追い求める沖野の対立が描かれた本作。脇には吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人などが固める。映画のキャッチコピーは「一線を超える」。

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HERO(2015)のネタバレ解説・考察まとめ

「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。

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コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)の徹底解説・考察まとめ

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

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彼らが本気で編むときは、(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。

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HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。

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賭ケグルイ(Kakegurui)のネタバレ解説・考察まとめ

『賭ケグルイ』とは2014年に原作河本ほむら、作画尚村透によって出版社スクエアエニックス『月刊ガンガンJOKER』で連載が開始されたギャンブル漫画である。名門、私立百花王学園に転校してきた蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ)は大きなリスクを負うことに興奮を感じる通称『賭ケグルイ』だった。 人間の心の闇、執着、醜さと言ったリアルで生々しい表現は、日本国内のみならず世界中から評価されている。2017年7月にアニメ1期『賭ケグルイ』の公開。2019年1月にはアニメ2期『賭ケグルイxx』が公開された。

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民王(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『民王』とは、2015年7月から9月まで、テレビ朝日で放送された政治を題材としたコメディドラマ。主演は遠藤憲一と菅田将暉。原作は池井戸潤の小説である。内閣総理大臣の武藤泰山と、息子で大学生の翔の人格がある日突然入れ替わってしまい、互いの仕事や生活を入れ替わった状態で悪戦苦闘するストーリー。2016年4月にスペシャルドラマ『民王スペシャル〜新たなる陰謀〜』と、貝原茂平が主役の『民王スピンオフ〜恋する総裁選〜』が放送されている。

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最上の命医(最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜)のネタバレ解説・考察まとめ

『最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~』とは橋口たかしにより2008年1号~2010年13号の期間、週刊少年サンデーにて連載していた医療漫画作品。主人公、最上義明(もがみよしあき)は高校時代に交通事故で瀕死状態に追い込まれた同級生、伊達正宗(だてまさむね)の命を救い医者を志すようになる。最上たちは人命救助を通して立ちふさがる医者の世界に蔓延るしがらみを乗り越えるための葛藤、仲間たちとの熱い思いともに人として、医者として成長していくストーリーが展開していく。

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のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。

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高嶺と花(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『高嶺と花』とは、白泉社発行の少女漫画雑誌である『花とゆめ』に掲載されていて、師走ゆきが描く恋愛ストーリーだ。2014年13号に読み切りとして、2015年2号から2020年16号まで連載された。多くの女性ファンから愛され、SNSの登録者数は、本作だけで一万を超えるほどの人気がある。イケメンだけど性格が残念な残念大人の高嶺と、考え方や性格が大人顔負けの高校生の花という異名な組み合わせがこの物語の見どころだ。主人公ふたりの掛け合いがのンポの良さも人気の理由のひとつだ。

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実写版「銀魂」メインキャストが出揃う!※キャラ絵との比較画像、公式最新動画掲載

主役の銀さん以外のキャスティングが発表になりました。それぞれドラマや映画で主役を張れる方達の揃い踏みです。そこで「銀魂実写化!」の妄想キャスティングと同じような感じで、画像を並べてみました。 メインキャストのビジュアルや予告動画、主題歌などについての情報は、その都度紹介していきます。

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