【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】

『ファイト・クラブ』とは1999年公開のアメリカ映画。鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた。不眠症の”僕”は自分とは正反対の自信家でマッチョな男タイラーと出会い、男同士が素手で殴りあう「ファイト・クラブ」と言う組織を結成していく。殴り殴られることで自分の存在意義を確認するが、やがて組織はテロリズムに傾いてき、”僕”は衝撃の事実を知ることとなる。
巧妙に張り巡らされた伏線とサブリミナル効果、ラストシーンの解釈、製作時のトリビアなどをネタバレ解説していく。

ヘレナ・ボナム=カーターはエドワード・ノートンやブラッド・ピットとの身長差を埋めるため厚底の靴を履いた

ヘレナ・ボナム=カーターの身長は157センチ、エドワード・ノートンは183センチ、ブラッド・ピットは180センチと身長差があるので、マーラが僕やタイラーと映るシーンでは厚底の靴を履いて身長差を埋めていた。

ヘレナ・ボナム=カーターがマーラを演じる上で、参考にしたのはハリウッドの名女優で歌手のジュディ・ガーランドの人生

ヘレナ・ボナム=カーターがマーラを演じる上で、参考にしたのが、ハリウッドの名女優で歌手のジュディ・ガーランドの人生だった。特に薬物中毒や病に苦しんだ時期を参考にした。デビット・フィンチャー監督はヘレナの役作りに協力するため、撮影現場ではヘレナをジュディと呼んでいた。

3人の刑事の名前、アンドリュー、ケビン、ウォーカーは『セブン』の脚本家の名前からとっている

映画の最後の方で出てくる3人の刑事の名前、アンドリュー、ケビン、ウォーカーはデビッド・フィンチャー監督作品『セブン』の脚本家アンドリュー・ケビン・ウォーカーからとっている。

タイラー・ダーデンとマーラ・シンガーという名前は原作者チャック・パラニュークの同僚と妹をいじめていた子の名前である

原作者チャック・パラニュークはセクハラで解雇された元同僚からタイラー・ダーデンの名前を取り、妹を幼少期にいじめていた同級生の名前からマーラ・シンガーという名前をとった。
またマーラ・シンガーという名前の実在人物がアメリカに一人だけいたので、20世紀フォックスは映画のマーラ・シンガーがその人物と関係がないということを弁護士を雇って証明しなくてはならなくなった。

グループセラピーの患者の名前は『猿の惑星』やロバート・デ・ニーロが出ていた映画の役の名前からとった

グループセラピーの患者の名前は、『猿の惑星』のコーネリアスや『キングオブコメディー』と『タクシードライバー』のデ・ニーロの役名ルパート、トラヴィなどからとっている。

タイラー・ダーデンの話す爆弾の作成方法はマネされることを恐れて嘘の作り方である

タイラー・ダーデンが話す爆弾の製作方法だが、最初はどの家庭にもあるもので作れる本物の爆弾の作り方を話すつもりであったが、マネする人が出てくることを恐れて、嘘の製作方法を話すことに決めた。

ブラッド・ピットの両親はタイラーの手のやけどの跡をとても心配していた

ブラッド・ピットの両親はタイラー役のブラッド・ピットが観るなと言ったのに映画を観て、手の甲を燃やすシーンでやけどは大丈夫だったかしつこく聞いていた。

タイラー・ダーデンの電話番号555‐1340はたくさんの映画やドラマに使われている

タイラー・ダーデンの電話番号は555‐1340
これはメメントのテディやハリエットのスパイ大作戦でのレストランと恋する遺伝子のエディでも同じ。
この映画会社の広報部の番号は、たくさんのドラマや映画で使用されている。

スターバックスの看板を壊すのはNG

プロジェクトメイヘムがテロ工作を行い、企業の爆破をしているとき、スターバックスの店舗や看板を壊す案が浮上した時、会社側は何をやってもいいが、スターバックスの名前を壊すのはやめてほしいという申し出があった。
また気づかない程度に、作中では何度もスターバックスのカップやそれを飲むシーンが出てくる。

車を壊すシーンで使われる車はエドワード・ノートンとブラッド・ピットが共に嫌ったビートル

エドワード・ノートンとブラッド・ピットが車を壊すシーンのリハーサルで、二人ともフォルクスワーゲンの新車が嫌いと言うことで盛り上がり、本番では壊す車をビートルにしたいと申し出た。

ゴルフのシーンではエドワード・ノートン、ブラッド・ピット共に酩酊状態だった

ゴルフのシーンではエドワード・ノートン、ブラッド・ピット共に酩酊状態で、打った球がケータリングの車に当たり、大笑いした。

タイラーがロックスターというセリフを言うときに本物のロックスタージェレッド・レトの顔を見ている

ロックスターのジェレッド・レト

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ファイト・クラブ(Fight Club)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイト・クラブ』とは、1999年製作のアメリカ映画である。1996年に発表されたアメリカの小説家チャック・パラニュークによる同名小説が原作となっている。監督はデヴィッド・フィンチャー。アンダーグラウンドな雰囲気と過激な暴力描写、また自由で大胆不敵、それでいて頭も切れるブラッド・ピット演ずる、タイラー・ダーデンの存在感。その彼の魅力に惹かれてしまう、主人公(演:エドワード・ノートン)の繰り出す非合法な活動が、やがてテロ活動にまで発展してしまう様を描く、カルト映画である。

Read Article

セブン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。 舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。 独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。

Read Article

ダラス・バイヤーズクラブ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダラス・バイヤーズクラブ』とは、2013年のアメリカ映画で、エイズ患者ロン・ウッドルーフの実話をもとに描いている。仕事中の事故で病院に搬送されたロンは、検査の結果、エイズで余命30日と宣告される。彼は独自にエイズについて勉強し、アメリカで未承認の薬を海外から持ち込んで会員に提供する会社「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げる。監督はジャン=マルク・ヴァレが務め、主人公のロンをマシュー・マコノヒーが演じ、ジャレッド・レト、ジェニファー・ガーナーらが共演した。

Read Article

ゴーン・ガール(Gone Girl)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。

Read Article

レ・ミゼラブル(レミゼ)のネタバレ解説・考察まとめ

2012年に公開されたミュージカル映画。主役のジャンバルジャンが牢獄から仮釈放されるシーンから始まる。ジャンバルジャンを追いかけるジャベール警部、ジャンバルジャンに自分の子供を託すファンティーヌなどの登場人物たちにより彼の人生は激動の時代を駆け抜けることとなる。そしてフランス革命が起き、それぞれの人生が変わるのであった。一人の男の一生を描いた超大作である。

Read Article

アリス・イン・ワンダーランド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アリス・イン・ワンダーランド』とは2010年公開のアメリカの3D映画。監督はティム・バートン。ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給。原作はルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』。19歳になったアリスが再びワンダーランドに迷い込み、赤の女王に支配されていたワンダーランドを救う。実写とモーションキャプチャーの技術を使い映画化した。映像が素晴らしく童話の世界観を見事に実写化しており、アカデミー賞では衣装デザイン賞をはじめ、3部門で受賞した。

Read Article

NEW

セブン・イヤーズ・イン・チベット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』とは1997年のアメリカの伝記映画。アイガー初登頂で名高いオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝を映画化。彼がチベットで過ごした7年間、若きダライ・ラマ14世との交流によってもたらされる心の変遷をチベットのオリエンタルで美しい映像が映し出す。ジャン=ジャック・アノー監督作品。主演のハインリヒ.・ハラーに当時、絶大な人気を得ていたブラッド・ピットを迎えた。複雑な中国とチベットの関係を描いている映画であることから、中国は中国での本作の上映を禁止した。

Read Article

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』とは2016年公開のアメリカの3D映画。2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』の続編。ティム・バートン製作・製作総指揮。監督は ジェームズ・ボビン。3年の船旅から戻ったアリスが青い蝶のアブソレムに導かれ、鏡の中に入り再びアンダーランドを訪れる。そこで病んでいる親友のマッド・ハッターを救うために過去に遡り、過去を変える時間の旅に出る。ヒットした前作と比べアメリカ、日本ともに興行成績は振るわず、厳しい評価になった。

Read Article

インクレディブル・ハルク(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

2008年に公開された、マーベルコミックスに登場するヒーローの実写化作品である。『アイアンマン』をスタートとしたMCUシリーズの第2作目であり、型破りなヒーロー・ハルクの誕生の経緯を描いている。ハルクに変身するため軍から追われることになったバナー博士の苦悩が物語の軸。次作から主人公・バナー博士の俳優が変更になっているため、エドワード・ノートン演じるバナー博士を見られるのはこれが最初で最後である。

Read Article

それでも夜は明ける(12 Years a Slave)のネタバレ解説・考察まとめ

19世紀のアメリカで、自由黒人であるにも関わらず奴隷として売られ、12年間の奴隷生活を送ることとなったソロモン・ノーサップの実話を、彼が書いた体験記をもとにスティーヴ・マックイーン監督が映画化、2013年に公開された。主人公のソロモン・ノーサップをキウェテル・イジョフォーが熱演。監督の志に賛同したブラッド・ピットが制作段階から参加し、出演も果たしている。

Read Article

スーサイド・スクワッド(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ

『スーサイド・スクワッド』とは、2016年8月にアメリカ合衆国で公開された、悪役だらけのヒーローアクション映画である。DCコミックスが刊行する人気アメリカン・コミックスシリーズ『スーサイド・スクワッド』の実写映画化されたものでもある。スーパーマンの死から数か月後、米国政府の高官・アマンダによる対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォース」、通称”スーサイド・スクワッド”のメンバーになった元精神科医ハーレイ・クインが、恋人のジョーカーと複数の犯罪者たちと共に、世界崩壊の危機に立ち向かっていく。

Read Article

ボーン・レガシー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・レガシー』とは『ボーンシリーズ』の4作目で、2012年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンをめぐる陰謀を描いた前3部作の裏で同時進行していたストーリーを描くスピンオフ的作品。ボーンの存在によりCIA上層部でさえ知らない国家的極秘計画が暴かれる危機が発生。計画隠蔽のために襲われた工作員アーロン・クロスの逃避行が描かれる。『ボーンシリーズ』の世界観を継承したストーリー展開に加え、前3部作後のCIAの状況もわかるファン必見の物語である。

Read Article

目次 - Contents