スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)のネタバレ解説まとめ

『スーサイド・スクワッド』とは、2016年8月にアメリカ合衆国で公開された、悪役だらけのヒーローアクション映画である。DCコミックスが刊行する人気アメリカン・コミックスシリーズ『スーサイド・スクワッド』の実写映画化されたものでもある。スーパーマンの死から数か月後、米国政府の高官・アマンダによる対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォース」、通称”スーサイド・スクワッド”のメンバーになった元精神科医ハーレイ・クインが、恋人のジョーカーと複数の犯罪者たちと共に、世界崩壊の危機に立ち向かっていく。

『スーサイド・スクワッド』の概要

『スーサイド・スクワッド』とは、アメリカで人気のDCコミックスが刊行するアメリカン・コミックスシリーズ『スーサイド・スクワッド』の実写化映画であり、元精神科医で恋人のジョーカーを狂気的に愛している悪カワヒロイン「ハーレイ・クイン」を主人公に、ジョーカーたち複数の悪党が世界の危機を救おうとするアメリカ合衆国のヒーローアクション映画だ。同一の世界観で構成された「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズとしては、第3作品目となる作品でもある。

制作会社は「DCエンターテインメント」「ラットパック・エンターテインメント」の2社で、配給はワーナー・ブラザースが行っている。監督・脚本を務めるのはデヴィッド・エアー。2016年8月5日にアメリカ合衆国で初公開され、その翌月の2016年9月10日に日本で公開された。
DCコミックスが出版するアメリカン・コミックスに登場する、ジョーカーたち複数の犯罪者(スーパーヴィラン)を主役に据えた作品だ。

スーパーマンの死から数か月後、新たなるメタヒューマンに対抗するため、米国政府の高官アマンダ・ウォラーは死刑や終身刑になってベル・レーヴ刑務所に服役している犯罪者を、減刑と引き換えに対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォース(通称:スーサイド・スクワッド)」を結成させた。「スーサイド・スクワッド」メンバーは、「殺し屋のデッドショット」「元ギャングのエル・ディアブロ」「強盗のキャプテン・ブーメラン」「遺伝子が突然変異したキラー・クロック」「縄を使う暗殺者スリップ ノット」、そして元精神科医のハーレイ・クインだ。

彼らを束ねるのが軍人のリック・フラッグ大佐。そこにさらにフラッグの恋人で考古学者のジューン・ムーン博士、彼女に憑依する古代の魔女「エンチャントレス」、そして剣士のカタナが追加されることとなる。悪のプリンス・ジョーカーは、恋人のハーレイの為だけに暗躍するが、果たして敵なのか味方なのか分からない。

正義感も団結力も皆無なハーレイ・クインたちは、神秘的な兵器を使って人類滅亡を目論んでいる魔女の女神「エンチャントレス」から、世界を救うことが出来るのかを描いた物語だ。

『スーサイド・スクワッド』のあらすじ・ストーリー

最凶の犯罪者たちで対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォースX」を結成させたいアマンダ。

どんな過酷な状況におかれても生き残れる術を本能的に身につけさせた究極の生命体を作る実験が行われ、それによってクリプトン星(スーパーマンの故郷である宇宙の星)で誕生したヴィラン「ドゥームズデイ」から地球を守るため、同じ星から来た世界最強のヒーロー「スーパーマン」は戦った。
ドゥームデイとの激闘の末、スーパーマンは自らの命を犠牲にしてドゥームデイを倒し、地球を救った。だが、いつまたドゥームデイのような悪意を持った新たなメタヒューマン(スーパンマンのように人間と似た容姿をしているが、人間を超えた能力を持つ存在)が地球を支配しようと襲ってくるか分からない。

そう考えた米国政府の高官アマンダ・ウォラーは、悪意を持ったメタシューマンからの襲撃に、悪には悪でしか対抗できないと考え、死んで問題にならない極悪の犯罪者で構成した対メタヒューマン特殊部隊「タスクフォース(通称:スーサイド・スクワッド)」を結成させようと動き出す。
その部隊の構成員として選んだのは、死刑や終身刑の判決が下され、アメリカ合衆国南部ルイジアナ州ブラックサイトにあるベル・レーヴ刑務所に服役している犯罪者たちだった。

1人目は命中率100%の狙撃手でプロの殺し屋「デッドショット(本名:フロイド・ロートン)」、離婚した妻との間にできた1人娘・ゾーイが唯一の弱点だと知ったアマンダは、「バットマン(本名:ブルース・ウェイン)」に協力を頼んでゾーイを使って逮捕させた。

2人目は元精神科医の「ハーレイ・クイン(本名:ハーリン・クインゼル)」だ。ハーレイはアーカム・アサイラムに勤める真面目な精神科医だったが、ジョーカーのセラピーを担当しているうちに彼に恋をしてしまい、その好意を利用したジョーカーが電気ショックや肉体的改造・精神操作を施した結果、ハーレイはジョーカーにサイコパス的な気質を植え付けられてしまった。

ハーレイは恋人となったジョーカーと共に「悪のキングと女王」として君臨していたが、ジョーカーを追っていたバットマンとの激しいカーチェイスの結果、気絶したハーレイだけ海に落ちた車の中にいたため、そこを狙ってバットマンが逮捕した。

3人目は殺傷能力が高いブーメランを武器とする強盗殺人犯「キャプテン・ブーメラン(本名:ディガー・ハークネス)」。キャプテン・ブーメランは一緒に強盗した仲間を殺して、1人で盗んだダイヤモンドを持ち去ろうとしたところ、光速で移動するヒーロー「フラッシュ(本名:バリー・アレン)」が駆けつけて捕まえた。
4人目は手から火を放つメタヒューマンのギャング「エル・ディアブロ(本名:チャト・サンタナ)」。彼は刑務所の合同演習で庭半分を焼き払うほどの攻撃力を持つが、自分を愛してくれていた妻との夫婦喧嘩でついカッとなってしまい、そのせいで妻子を誤って殺してしまったため、自ら警察に投降して自首した犯罪者だ。

5人目は爬虫類に退行してしまう隔世遺伝に苦しむ犯罪者「キラー・クロック(本名:ウェイロン・ジョーンズ)」。彼はワニのような見た目から怪物扱いされた挙句、バットマンに街を追い出されて安住の地を求めた結果、下水管に住み着く怪物となってしまった悲しい犯罪者だ。
そんな正義感も団結力もない犯罪者たちのまとめ役として任命されたのは、対ゲリラ特殊戦略隊長のエリート軍人「リック・フラッグ」だ。

そして、強大な力を持つ古代の魔女「エンチャントレス」。彼女の強大な力に目をつけたアマンダは、考古学者のジューン・ムーン博士に調査を依頼した。しかし誤って遺跡の中へ入ってしまったジューンはエンチャントレスに魅入られて封印を解いてしまい、彼女に憑依されてしまう。
アマンダはエンチャントレスをコントロールするため、派遣した部下に念入りに遺跡を捜索させて見つけたエンチャントレスの心臓を奪い取る。自分の心臓を脅し材料に使われてしまったエンチャントレスは、死にたくない一心で渋々アマンダに従うようになった。

エンチャントレスに憑依されたジューンはとても感情が不安定で危なっかしい女性で、エンチャントレスが逃げ出さないかどうかも不安だったアマンダは、チームのまとめ役であるフラッグに監視させた。四六時中監視していたフラッグは、いつしか監視対象のジューンと恋に落ちていった。
その結果、エンチャントレスはフラッグの心を奪い、フラッグに恋をするジューンの意識がある限り、彼女に憑依したエンチャントレスの弱みとなる。それによってアマンダは、エンチャントレスを完全に支配できた。

アマンダに心臓を奪われているため、アマンダの命令で会議に姿を現したエンチャントレス。

ワシントンDCにあるペンタゴンで開かれた会議で、アマンダは米国政府の高官や議長らに「タスクフォース」計画の事を話した。メタヒューマンの襲来に何の危機感も抱いていない議長たちに、アマンダはジューンに用意したエンチャントレスの姿を議長らに見せることで、その脅威を教え込む。

アマンダは最後に、メタヒューマンの襲来を裏付ける軍事ファイルがテヘランに保管されている情報を独自に調べて知っていたため、心臓を注射針で刺すぞと脅したエンチャントレスにそれを取りに行かせた。すぐに戻ってきたエンチャントレスがそのファイルを議長に見せたことが決定打となり、アマンダの「タスクフォース」計画は承認された。

一方、アマンダに支配されることにうんざりしていたエンチャントレスは、ジューンに憑依した際に密かに持ち出していた弟のインキュバスの魂が宿る像から「姉上」と呼びかける声に応じ、監視しているフラッグを出し抜いて脱走した。
そして、ミッドウェイ・シティ駅へ到着したエンチャントレスは、駅構内の男子トイレの手洗い場にいたビジネスマンを鏡に頭をぶつけて気絶させた後、手に持っているインキュバスの像を使ってビジネスマンに憑依させる。

これによって肉体を得たインキュバスに、エンチャントレスは「自分たちを神と崇めていた人間たちはこの世にはもういない、アマンダのような支配する人間を全て殺してしまおう」と話し、インキュバスや召喚した怪物の群れにミッドウェイ・シティ駅やその周辺にいた人間を攻撃させた。

あらゆる武器を並べた部屋に寝転び、ハーレイの居場所を突き止めて喜ぶジョーカー。

ハーレイを失ったジョーカーは、自身の腹心であるジョニー・フロストにハーレイが今ベル・レーヴ刑務所へ収容されているとの報告を受ける。そこでジョーカーは、クラブで遊んでいた看守長のグリッグスをギャングたちに捕まえさせ、ハーレイの居場所を聞こうと尋問する。

そこでグリッグスから、ハーレイの首にはナノ爆弾が埋められていることや、ナノ爆弾を開発したのはウェイン産業のクリス博士だという情報を聞き、ジョーカーはすぐさまウェイン産業のクリス博士の研究所を襲って解除方法を聞いた。その情報をくれたグリッグスに、ジョーカーはハーレイと連絡を取れるようにと携帯を渡し、ハーレイを脱獄させるよう命じた。

ミッドウェイ・シティの地下鉄が正体不明の怪物に襲われたことを受け、アマンダはフラッグ率いる部隊とエンチャントレスにその怪物の討伐を命じたが、爆弾を設置した場所へ怪物を誘導するように言われていたエンチャントレスは逃げてしまう。「エンチャントレスが逃げた」とフラッグはアマンダに報告し、アマンダは命令に逆らったエンチャントレスの心臓に、何度も注射針を刺して痛めつけた。

エンチャントレスは合流したインキュバスに助けを求め、アマンダに痛めつけられた身体をインキュバスの力で回復させる。エンチャントレスはインキュバスに自分の護衛につかせた後、呪文を唱えて人類を滅亡させる兵器を作ろうとする。

ペンタゴンにいる米国政府の議長たちは、逃げたエンチャントレスの尻拭いとして「タスクフォース」を招集し、事件の解決に向かわせる。ハーレイたちは何も知らされないまま、反乱か脱走を試みた場合爆発するよう設計されたナノ爆弾を首に埋め込まれ、早速入ったミッションへ向かわせられるのだ。

怪物の群れを使ってミッドウェイ・シティを占拠させ、その間人類を滅亡させる兵器を作るエンチャントレス。

エンチャントレスとインキュバス、エンチャントレスが召喚した怪物の群れに襲われたミッドウェイ・シティは、駅周辺にいた人間は全て殺され、怪物へと変化させられていた。
フラッグはハーレイやデッドショット、キラー・クロック、キャプテン・ブーメラン、エル・ディアブロを招集して、新たに加わった仲間である縄使いの暗殺者「スリップノット(本名:クリストファー・ワイス)」と自分の護衛を務める剣の達人「カタナ(タツ・ヤマシロ)」を紹介する。

アマンダはフラッグが持つ端末に回線をつなぎ、ハーレイたちに「ミッドウェイ・シティ駅でテロが発生、重要人物である要人を救出しろ」と命じ、自分たちが監視されていることを告げる。これを聞いたデッドショットは、自分たちが何かをすれば自殺させられると悟り、自分たちはまさに「スーサイド・スクワッド(自殺部隊)」だなと皮肉を言う。
フラッグたちはヘリで現場に急行し、その道中でハーレイはジョーカーと繋がったグリッグスから持たされた携帯に、ジョーカーから「今すぐ助けに行く」というメッセージを見ていた。

ミッドウェイ・シティの上空へ着いた途端、怪物の群れから攻撃を受けてしまい、フラッグたちが乗っていたヘリは墜落してしまう。燃え上がるヘリから脱出したハーレイたちは、テロリストの場所を知っているフラッグや副官のGQ・エドワーズ率いる部隊の後をついていく。

だが、自由を求めて反旗を翻したキャプテン・ブーメランはカタナに捕まり、キャプテン・ブーメランに協力したスリップノットは脱走直後、フラッグが持っているスイッチによって起爆したナノ爆弾によって命を落としてしまう。

この一連の行動で、自分たちの首には本当にナノ爆弾が仕掛けられていると確信したハーレイたちは、フラッグたちを殺してこの場を脱出する作戦を立てていた。しかし、フラッグたちがテロリストだと説明していた存在は得体のしれない怪物の群れで、ハーレイたちに気づいて襲い掛かって来る。

ハーレイとデッドショットは銃による射撃で、カタナとキャプテン・ブーメランはそれぞれの獲物である刀とブーメランで、キラー・クロックは怪力を使ってそれぞれ怪物たちを撃破していく。ただ一人、もう自分のせいで誰かを殺したくないエル・ディアブロを除いて皆が命懸けで戦い、ひとまず怪物の群れを全滅させたが、人間の時計をつけていた怪物たちが一体何なのか誰も分からないでいた。

怪物の群れを一掃した後、フラッグに好印象を抱いたデッドショット。

一方、二手に分かれて行動していたはずの別の部隊は、怪物の群れに拘束されたのち、エンチャントレスによって怪物へと変えられてしまっていた。それを気にしつつも、フラッグは自分の部隊とハーレイたちを連れて、高層ビルの最上階にいる要人の救出に向かう。

先に高層ビルのエレベーターに乗り込んでいたハーレイは、ジョーカーがもうすぐ来てくれることを喜びながら、襲ってくる怪物を2体金属バットで殴って殺した。そんなハーレイに驚くフラッグたちが合流し、さらに上へ登っていった先で大量の怪物たちと遭遇し、ハーレイたちはそれぞれ怪物を次々と殺していく。

フラッグはまたもや怪物たちに連れて行かれそうになるが、そんなフラッグを皆で奪還し、また奪われる前にフラッグを守りながら戦う。そんな中、未だに攻撃に参加できずにいたエル・ディアブロは、自分の力が見たいと言うデッドショットの煽りにカチンときて、ついに両手から炎を出して怪物たちを一掃する。

ようやく辿り着いた最上階フロア、その奥にいたのはフラッグたちに指令を送っていたアマンダだった。彼女は大事な計画の情報が残っているこの部屋を離れるわけにいかず、軍の避難命令に従わずにデータを消去するまで残り、データ消去後に自分を救出させようとフラッグたちに命令を出していたのだ。

自分たちを部屋の外に待機させ、1人で要人の救出に向かったフラッグを心配したデッドショットは、こっそり部屋の中に入ることにした。部屋の中ではアマンダが大事な計画の情報が外部に漏れないように、データを消去させた部下たちを次々と射殺しており、これを見たデッドショットは「どっちが悪人なんだよ」と呟く。

最初のミッションが、自分たちを脅して危険な任務を押し付けてきたアマンダを救出することだったと知り、ハーレイたちは怒ってアマンダを殺そうとする。だが、ハーレイたちに殺されるのを読んでいた彼女にナノ爆弾で殺すことを仄めかされ、誰も手が出せなかった。
ハーレイたちはアマンダを連れて屋上へ行き、アマンダが事前に手配していた別部隊のヘリでここから脱出しようとするが、そのヘリは既にジョーカーたちが奪っていたことが発覚する。

ハーレイを救いたいジョーカーたちと、ジョーカーたちを捕まえたいフラッグ率いる部隊は激しい銃撃戦を繰り広げていく。そんな中、ハーレイはナノ爆弾の解除方法を知ったジョーカーが解除してくれたおかげで、自爆の心配もなくジョーカーたちのヘリから垂らされたロープに捕まって脱走する。
ハーレイが脱走した姿を目撃したアマンダは、デッドショットにハーレイを射殺しろと命じた。だが、ハーレイを仲間だと思っているデッドショットは、わざと外してハーレイの脱走に協力した。

デッドショットがハーレイをわざと殺さなかったと察したアマンダは、新たに支援を要請したヘリに「ジョーカーたちが乗るヘリを撃墜しろ」と命じ、ハーレイとジョーカーが乗っていたヘリは墜落の危機に瀕していた。抱き合っていた2人は、ヘリが攻撃を受けた衝撃で大きく揺れたせいで引き離されてしまい、ハーレイだけがビルの屋上へ落ちてしまう。

ハーレイだけビルの屋上へ落ちたとは知らない皆は、ハーレイが死んだと思い込んでいた。そのうちの1人であるアマンダは、ジョーカーたちが乗るヘリを撃墜させた支援部隊のヘリに乗り込んでいったが、そのヘリは怪物の群れに襲われて墜落してしまう。

これを見たデッドショットたちは任務は終わったと思っていたが、そんな彼らにフラッグは「アマンダを救出する任務はまだ終わっていない」と言い、墜落したヘリへと向かう。ビルから出てきた皆を出迎えたハーレイ、その姿を見たデッドショットたちはハーレイが生きていたと喜んだ。

墜落した中で、アマンダたちは襲い掛かって来る怪物の群れに銃で応戦していたが、そのままエンチャントレスの心臓が入ったケースごと連行されてしまう。
アマンダが連行された後、墜落したヘリに到着したフラッグたちはアマンダとエンチャントレスの心臓が入ったケースがないことに気づき、すぐに捜索に出ようとする。墜落したヘリの中を見ていたデッドショットは、自分たちの情報が載っている「タスクフォース」計画のファイルを見つけた。

これはどういうことだとデッドショットはフラッグを追及すると、彼は「3日前に未知の怪物(インキュバス)を発見し、怪物と戦えるエンチャントレスと一緒に現場に急行したが、爆弾を設置した地下まで怪物を誘導するはずのエンチャントレスが逃走してしまった」と、事の始まりをデッドショットたちに伝える。
事の詳細を聞かされたデッドショットたちは、協力を求めるフラッグに別れを告げ、近くのビルにあったバーに入って不満を言い合う。

何人も人を殺してきたが女や子供は殺さなかったデッドショットの話を聞いた後、エル・ディアブロは悪事を働くたびに強くなっていく炎に怯えつつ、それを受け入れて毎日神に祈ってくれた妻と能力を使った強盗について口論してしまい、カッとなって妻子を殺してしまったことを話す。
その悲しい事件を聞いて皆がかける言葉が見つからずに黙っていると、ハーレイは容赦なくエル・ディアブロの心の傷を抉っていき、それを咎める皆とハーレイは口論になる。

エンチャントレスを倒すため、初めて団結した「スーサイド・スクワッド」。

そんな時にフラッグが現れ、フラッグはエンチャントレスに囚われてしまったジューンのことを真剣に愛しており、魔女を止めて彼女を助けたい気持ちを打ち明ける。そして、フラッグはナノ爆弾の起動スイッチを壊して皆を自由にさせ、デッドショットに娘のゾーイから毎日刑務所へ届けられた手紙を渡す。

デッドショットは今回の事件はいつか聖書に書かれるような大事件だと言い、それをフラッグに協力して魔女を止めたらゾーイはその聖書を見て、自分が悪者ではないことを知るだろうから協力すると話す。それに賛同したハーレイも、その場を立ち去るデッドショットとフラッグの後ろを追いかけ、皆にも一緒に戦いに行こうと誘うのだった。

初めて団結したフラッグ率いる「スーサイド・スクワッド」は、アマンダとジューンの救出、エンチャントレスを倒して世界崩壊の危機を阻止するため、エンチャントレスたちが拠点とするミッドウェイ・シティ駅へ向かう。

フラッグとデッドショットたち「スーサイド・スクワッド」はインキュバスとエンチャントレス、怪物の群れと戦って奴らの気を引き付ける。その隙にエドワーズ率いる部隊が地下へ行き、置きっぱなしになっている爆弾をインキュバスの下へ配置するという作戦を立て、二手に分かれて実行に移す。

地下をホームグラウンドとしているキラー・クロックは、浸水した地下へ向かうエドワーズ率いる部隊に同行することにした。ハーレイたちはエンチャントレスの元へ到着するが、エンチャントレスから「バットマンを殺したデッドショット」「ジョーカーと2人の子供と一緒に暮らす幸せなハーレイ」「ジューンと幸せな朝を迎えるフラッグ」「失ったはずの妻子との幸せな夜を過ごすエル・ディアブロ」という幻覚を見せられてしまう。

自分の大事な仲間であり、新たな家族でもあるハーレイたちを守るため、能力を使ってインキュバスに戦いを挑むエル・ディアブロ。

最初に幻覚だと気づいたエル・ディアブロは皆を現実へ引き戻し、正気を取り戻したハーレイたちはエンチャントレスを守るインキュバスに戦いを挑む。自分の力も過去も受け入れてくれたハーレイたち仲間を、新たにできた家族を守るために、エル・ディアブロは今まで押さえつけていた力を全て出し、皆が苦戦していたインキュバスを圧倒していく。

エドワーズたちが端に爆弾を設置させたと報告を受けたフラッグはエル・ディアブロに端へ、インキュバスを誘導しろと指示を出す。エル・ディアブロはインキュバスを爆弾が設置された真上へ追い詰めることが出来た。
だが、エル・ディアブロはそこで力が尽きて人間の姿に戻ってしまうが、自分の首を絞めるインキュバスを倒すために自分ごと吹き飛ばしてくれとフラッグに頼む。

エル・ディアブロの身を案じて皆躊躇したが、フラッグは泣く泣く起動させろと特殊部隊に命じ、これによって爆発したインキュバスは消滅し、エル・ディアブロの姿は見当たらなく生死は不明だった。インキュバスを殺したフラッグたちに怒ったエンチャントレスは、兵器を使って宇宙に浮かぶ通信衛星や、米国政府が秘密裏に設立した極秘軍事施設を破壊した。

強大な力を持って世界各地を破壊していくエンチャントレスを止めるには、エンチャントレスの心臓を奪うしかない。自分たちより圧倒的に強い魔女を倒すため、地下から戻ってきたキラー・クロックと一緒に、ハーレイたちは死に物狂いで戦った。そんなハーレイたちの健闘に対し、エンチャントレスは「自分に従うか、ここで死ぬか選べ」と選択を迫ってきて、ハーレイは死んだジョーカーを生き返らせてくれるならと、エンチャントレスに従おうと近づいていく。

そんなハーレイに、エンチャントレスは自分に服従する子供として迎え入れようと近づくが、仲間を傷つけたことに怒ったハーレイが手にしたカタナの刀で心臓を突き刺されてしまう。心臓をハーレイが奪ったことで形勢逆転し、一気に有利な立場になったフラッグたちは、フラッグが持っていた爆弾をキラー・クロックが兵器へ放り投げる。

デッドショットはゾーイと交わした「誰も殺さない」という約束を思い浮かべるが、覚悟を決めてハーレイから渡された銃で爆弾を撃ち、兵器を破壊した。

爆弾で破壊した兵器は、見る見るうちに力を失って縮小していき、空気の中へ溶け込むように消滅していった。
自分の力の大半を注ぎ込んだであろう兵器が消滅したことによって、弱体化したエンチャントレスは、ジューンを返せと訴えたフラッグの手によって心臓を握りつぶされて消滅した。

死んだように眠っていたジューンは意識を取り戻し、ジューンとフラッグは喜びを分かち合う。そんな和やかなムードが流れる中、アマンダはハーレイたちに仕掛けたナノ爆弾の起爆スイッチである端末をちらつかせながら現れる。
世界を救ったというのに、酷い仕打ちだと訴えるハーレイたちに、アマンダは真顔のまま感謝を述べる。世界の危機を救ってくれたハーレイたちに、アマンダは10年の減刑とデッドショットには娘との面会、ハーレイにはエスプレッソマシン、キラー・クロックにはケーブルテレビを与えた。

刑務所に戻されたハーレイたちは、デッドショットは面会時間終了ギリギリまで娘に勉強を教え、もう誰も殺さないことを約束し、ハーレイはエスプレッソを飲みながら読書をする。キラー・クロックはケーブルテレビをつけて音楽を聴き、10年の減刑となって死刑を免れて自由になったはずのキャプテン・ブーメランは、再び刑務所に収容されて独房で自由を訴えていた。

そして最後に、死んだはずのジョーカーが仲間と共にハーレイの元を訪れ、檻をチェーンソーで壊して、ハーレイとジョーカーは再会を喜んで抱き合った。エンドロール後、アマンダはブルースと密会し、アマンダはミッドウェイ・シティでの事件を起こしたエンチャントレスの暴走への反発から身を守ってくれることを条件に、ブルースにアーサー・カリー(アクアマン)などメタヒューマンの調査ファイルを渡したところで物語は幕を閉じた。

『スーサイド・スクワッド』の登場人物・キャラクター

フロイド・ロートン / デッドショット(演:ウィル・スミス)

マフィアに雇われた百発百中の狙撃手であり、クールな殺し屋。
誰も信用しない冷酷なプロだが、離婚した妻との間にできた幼い娘・ゾーイが唯一の弱点。
その弱みを使ったアマンダやブルースによって逮捕され、ベル・レーヴ刑務所へ収監された。

目的も侵してきた犯罪も違う「スーサイド・スクワッド」の皆をまとめる役を担い、自分たちを騙していたフラッグに怒るものの、「聖書に載るようなこの大事件を解決すれば、娘に自分が悪人だと証明できる」と考えて一緒にエンチャントレスを倒そうと決めた。

ハーリーン・クインゼル博士 / ハーレイ・クイン(演:マーゴット・ロビー)

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