ジョン・ウィック:パラベラム(映画)のネタバレ解説まとめ

『ジョン・ウィック:パラベラム』とは、2019年5月に公開されたアメリカ合衆国のアクション映画。
『ジョン・ウィック』シリーズの三作目となり、引き続き主演をキアヌ・リーヴスが務める。
日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「世界はお前を許さない」。
コンチネンタル・ホテルで殺しをしてはいけないと言う掟を破ったジョンは、1400万ドルの賞金を懸けられたことにより世界中の殺し屋から追われる身となる。
満身創痍となったジョンはかつて血の誓印を交わしたソフィアに協力を求めモロッコへ向かう。

『ジョン・ウィック:パラベラム』の概要

『ジョン・ウィック:パラベラム』(John Wick:Chapter 3 - Parabellum)とは、2019年5月に公開されたアメリカのアクション映画。
『ジョン・ウィック』シリーズの三作目となり、引き続き監督をチャド・スタエルス主演をキアヌ・リーヴスが務める。
前2作同様R15+指定となっている。
日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「世界はお前を許さない」。
2018年5月にニューヨークとモントリオールで主要シーンの撮影を開始し、その外にもロシアとスペインでも撮影が行われた。
今作からソフィア役としてハル・ベリーが追加キャストとなり、当初真田広之がキャストに加わったと報道されたが、けがの治療で撮影に間に合わなかったため出演には至らなかった。
2018年7月、キアヌ・リーヴスは自身のTwitterにて、本作のタイトルが『John Wick 3: Parabellum』に決定したことを明かした。
日本では公開3日で興行収入約1億8,107万円、観客動員12.3万人を記録。
この記録は前作の公開3日間の成績(興行収入約1億414万円、観客動員7.6万人)を大幅に更新する結果となった。
今作では、コンチネンタル・ホテルで殺しをしてはいけないという掟を破ったジョンが、コンチネンタル会員資格をはく奪され、1400万ドルの賞金を懸けられたことにより世界中の殺し屋から追われる身となってしまう。
満身創痍となったジョンはかつて血の誓印を交わしたソフィアに協力を求めモロッコへ向かう。

『ジョン・ウィック:パラベラム』のあらすじ・ストーリー

1時間の猶予

ウィンストンから与えられた猶予時間で逃げるジョン

前作で裏社会の掟を破って殺しを行ってはいけないという掟があるコンチネンタル·ホテルでイタリアンマフィアの幹部サンティーノを殺したことで、支配人であるウィンストンから追放処分を言い渡された主人公ジョン·ウィック。
ジョンに残された猶予は1時間、それを過ぎれば1400万ドルの懸賞金を懸けられ、世界中の殺し屋から狙われることとなってしまう。
愛犬のピットブル犬を引き連れ、ジョンは雨の中を走り、ニューヨーク公共図書館へ逃げ込む。
図書館の中でジョンはロシアの民話集を手に取る。
その中にジョンは誓印とロザリオを隠しており、それを回収しにきたのであった。
回収をし、図書館を後にしようとしたジョンの前にダンテの神曲を熱唱しながら巨男が近づいてきた。
アーネストというその男にジョンはまだ猶予時間であることを告げるが、アーネストはその言葉を無視してジョンを殺そうと襲い掛かる。
図書館にあった本を使ってその男を殺害したが、ジョンも傷を負ってしまい、闇医者へと駆け込む。
闇医者にもジョンの処分についての情報が届いており、猶予時間内でしか手当はできないと言われる。
結局、右肩の傷を縫ってもらっている最中に時間切れとなり、それ以降は自分で傷を縫い、痛み止めの薬をもらい闇医者の元を去る。

外に出ると、賞金狙いの殺し屋に容赦なく襲われるジョンであったが、彼らを倒し、バレエを上演している劇場であるタルコフスキー劇場を訪れる。
この劇場はバレエと格闘技の養成所でありながら、犯罪組織ルスカ・ロマの拠点であり、ベラルーシ系の孤児だったジョンの古巣でもあった。
ジョンはここで育ての親であるディレクターに会い、図書館で回収したロザリオから十字架のペンダントを外し、それを渡してモロッコのカサブランカ行きの船を手配してもらうよう無理やり頼み込んだ。

一方、コンチネンタル・ホテルには主席連合の裁定人の女が到着した。
裁定人はサンティーノの遺体を確認した後、ジョンに1時間猶予を与えたウィンストンに対して、7日後に支配人を交代させるという厳罰を宣告した。
さらに、裁定人はパワリー・キングの元を訪れ、ジョンに銃と銃弾を与えてサンティーノ殺しに協力した罰として、7日後に王座を降りるよう命ずる。
しかし、キングはこの命令を断固拒否したことで、裁定人の手下に斬られて負傷してしまう。

次々と襲い来る殺し屋から逃げるジョン

モロッコへ

ジョンと再会したソフィア

次々に襲い掛かってくる殺し屋を振り払い、モロッコのカサブランカに上陸したジョンは、旧知の元殺し屋でモロッコ·コンチネンタル·ホテルの支配人であるソフィアに再会する。
彼女は以前娘を守るためジョンに助けを求めたことがあり、その時に誓印をジョンと結んでいた。
その誓印を利用し今度はジョンがソフィアに助けを求め、彼女の昔のボスであるベラーダと会う機会を設けてもらった。
ベラーダに会ったジョンは主席連合の上に立つ首長に会わせてほしいと依頼をする。
モロッコにいる首長と会うには砂漠を死にそうになるまで歩き続けることだとベラーダに教えられたジョンであったが、その見返りとしてソフィアが連れている愛犬を渡すようベラーダが要求をしてきた。
ソフィアが断るとベラーダは犬を銃で撃った。
幸い、ソフィアは愛犬に防弾衣を着せていたため無事であったが、ソフィアの怒りが爆発してしまう。
犬の防弾衣に隠してあった銃でベラーダに向けて発砲したことで銃撃戦が始まってしまう。
ジョンの手助けもあり、ベラーダの部下は皆殺しにあい、ベラーダ自身も犬に股間をかまれソフィアに右足を打たれるが、ジョンに止められ命を奪われることはなかった。
今まで娘のために、もめ事を避け感情を押し殺してきたソフィアであったが、今回のベラーダに対する仕打ちのせいで主席連合を敵に回してしまうこととなった。

ジョンはベラーダに教わったとおり、砂漠を死にかけるまで歩き続け、死にかけそうになったとき、ラクダで首長のもとに運ばれた。
ジョンは首長を前にして、亡き妻ヘレンとの愛の記憶のために生きたいと訴える。
すると、首長は追放処分撤回と暗殺契約中止の条件として、ウィンストンを殺害することを提示してきた。
さらに、今後は主席連合の支配下で殺し屋として生き続けることも条件とされ、ジョンはこの条件に戸惑いながらも承諾し、誓いの証として自らの左手の薬指を切断し結婚指輪を首長に渡した。
そして、仕事用のスーツを身にまとい、ウィンストンに会うためニューヨークへと向かった。

首長に静かな生活を願うジョン

再びニューヨークへ

主席連合との闘いに備え武器を用意するシャロンとジョン

ニューヨークでは、 裁定人が現役最強の殺し屋ゼロを雇い、すでにディレクターに危害を加えていた。
帰国したジョンの元にもゼロが攻撃をしかけてきた。
ゼロをかわしながら、ウィンストンを殺害するためにコンチネンタル・ホテルへと向かうジョン。

コンチネンタル・ホテル内では殺しができないため、ゼロもジョンと共にウィンストンの到着をロビーで待つ。
そこで、ゼロはジョンの大ファンで会えるのを楽しみにしていたことを打ち明ける。
そこにウィンストンが登場する。
彼はジョンに殺されることが分かっており、ジョンに銃を差し出し、「敵に殺されるくらいなら友人に殺された方がいい」と話す。
さらに、自分に手を貸したことが原因で主席連合からホテルの支配人を退任するように命令がウィンストンに下っていることを知り、心が揺らぐジョン。
友人であるウィンストンを撃ってしまうと魂を売ることになってしまう、そう考えたジョンは主席連合を相手に戦う覚悟を決める。
これにより、コンチネンタル・ホテルは聖域を解除されてしまう。
ウィンストンに「何か欲しいものはあるか」と尋ねられたジョンは「銃を。それも大量の」と答え武器を要求する。
ホテルのロビーにはすでに主席連合の精鋭部隊が侵入しており、ジョンはホテルのコンシェルジュであるシャロンとともに彼らと激しい銃撃戦を繰り広げる。
精鋭部隊と対決していると、ゼロがジョンに襲い掛かってくる。
全面ガラス張りのフロアでジョンはゼロとその部下であるシノビと戦いを繰り広げるが苦戦を強いられる。
しかし、シノビを始末したジョンはゼロと一騎打ちとなる。
そして、ジョンがゼロの刀を奪い、ゼロの胸を一突きして始末する。
ジョンを敵に回した主席連合であったが、負けが目に見えてきたため裁定人はウィンストンに会合を申し込む。
ホテルの屋上で裁定人、ウィンストン、シャロン、ジョンが集まり会合が開始された。
ウィンストンは今回の騒動についてやりすぎたと認め、再び主席連合の支配下に置かれることに同意、代わりに自分の権力保持を要求する。
裁定人はウィンストンの要求をのんだことにより、主席連合にとって邪魔な存在はジョンだけとなってしまう。
すると、ウィンストンが突然ジョンに向け銃を発砲、そのまま屋上から落下する。
地面に倒れているジョンの姿を屋上から見た裁定人は、コンチネンタル・ホテルの聖域を復活させることを約束してその場を後にした。
裁定人がさった後「うまくやりましたね」とシャロンはウィンストンに話しかける。
一方、裁定人はジョンの死体を確認しに行ったが、ジョンが落ちた場所に死体はなかった。
ジョンは屋上から落ちたものの、死んではおらず、キングの手下によって地下に連れ去られていたのだった。
そして、キングの元へ連れて来られたジョン、主席連合に殺されかけ生死をさまよっていたキングであったが、死の淵から生還し、主席連合への復讐に燃えていた。
キングはジョンに対し、「俺は最高に腹を立てている、お前もそうだろう」と尋ねる。
それに対してジョンは「もちろんだ」と返事をするのであった。

シノビとの闘いを繰り広げるジョン

『ジョン・ウィック:パラベラム』の登場人物・キャラクター

主要人物

ジョン・ウィック (演:キアヌ・リーブス)

日本語吹替:森川智之
裏社会では知らない者がいないほど有名な殺し屋。
本名はジャルダーニ·ジョボノヴィッチ。
ベラルーシ系の孤児で、ニューヨークのタルコフスキー劇場を拠点とする組織ルスカ・ロマに殺し屋として育てられた過去を持つ。
3人の男を鉛筆1本で殺したといった伝説を残すも、後に妻となるヘレン(現在は病死している)と出会い殺し屋業から引退をした。
シリーズ1作目のラストで動物病院から助けたピットブル犬と暮らしている。
愛車は1969年型「フォード・マスタングBOSS 429」。
前作でコンチネンタル・ホテルの掟を破り、ホテル内でサンティーノを殺害したことでコンチネンタル会員を追放処分となってしまった。
1400万ドルの懸賞金を懸けたられ、全世界の殺し屋から命を狙われることとなる。

ゼロ(演:マーク・ダカスコス)

日本語吹替:三宅健太
主席連合が所持しているリストの中で最強の殺し屋。
裁定人の命令を受けて、シノビなどの手下を率い、ジョン・ウィックを追い詰める。
自称ジョンのファン。カタコトの日本語を操る。
普段はニューヨークで寿司屋「平家」を営んでいる。

裁定人(演:エイジア・ケイト・ディロン)

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@keeper

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