セブン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。
舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。
独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。

『セブン』の概要

名匠デヴィッド・フィンチャーの監督二作目。4週連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画であり、今作と次作(ファイトクラブ)の成功により、デヴィッド・フィンチャーは一躍ヒットメーカーになる。
彼の作品は、独特な暗い映像演出が特徴で、今回の作品でもそれが遺憾なく発揮されている。特に今回の作品では「銀残し」という、映像手法が使われている。これは、現像の際に銀を取り除く工程を省くことにより、コントラストの強い引き締まった画面を作ることが出来るというもの。この手法を使うことによって、犯罪がはびこる混沌とした都市の世界観を作りだしており、その暗い世界観に浸れるのもこの作品の魅力の一つである。

『セブン』のあらすじ・ストーリー

雨が降り続くアメリカのどこかの都市。あと6日で退職予定の老刑事サマセットは長年住むこの街に嫌気がさしていた。毎夜聞こえてくる叫び声、泣き声、銃声、パトカーのサイレン…それらの音をかき消すために、彼は枕元に置いたメトロノームの音に集中し、眠るのであった。
そんな彼の元に血気盛んな若手刑事、ミルズがやってくる。彼は犯罪が多いこの街で、刑事として一旗揚げようと意気込んでいた。刑事の仕事ですっかりすり切れてしまったサマセットは、そんなミルズに複雑な心境を抱いていた。
そんな二人の元に殺人事件の連絡が入る。現場に急行した二人はおぞましい光景を目にする。スパゲッティに顔をうずめた、はち切れんばかりに膨張した肥満男性の死体。彼は銃を押し付けられ、胃が出血してもなお無理やり食べさせられていた。胃の中にあったプラスチック片。サマセットはそのプラスチック片を手掛かりに捜査を進め、犯人の残したメモを発見する。そのメモには「GLUTTONY(暴食)」と書いてあった。

博識なサマセットはすぐに気づく、これは「七つの大罪」の一つだと。「七つの大罪」とは、キリスト教の思想で、人間を罪に導く七つの罪(暴食、強欲、怠惰、色欲、傲慢、嫉妬、憤怒) のこと。そしてこれは始まりであり、あと六つの殺人が必ず起こる。退職前にいささか荷が重すぎる仕事だと、彼はこの事件から降りようとするが、分署の所長は彼にこの事件を任せるのであった。
サマセットの予想通り、二つ目の殺人が起こる。被害者は強欲な弁護士。現場に残された文字はまさしく「GREED(強欲)」。死体の腹の肉は切り取られており、その肉が天秤に乗せられていた。彼は拳銃で脅されながら自分の体のどこかの肉をきっかり1ポンド切ることを強要され、そして自ら腹のぜい肉を切ったのだった。

二人は現場でメッセージを発見する。それは指紋で書かれた「help me」の文字。その指紋はヴィクターという前科者の指紋だった。彼こそ真犯人と確信した警察上層部は、スワットを引き連れ彼の自宅に乗り込む。しかし、サマセットは「ヴィクターは本当に犯人だろうか」と疑問を抱く。盗みや強姦などの前科はあるが、どれも自分の欲望を満たすためだけの犯罪で、今回のような事件を考えるような思考を、彼が持ち合わせているとは考えにくかった。
ヴィクターの部屋に踏み込んだスワットは彼を発見する。そこにはベットに縛られ、やせ細り、少しの衝撃で死んでしまいそうな、無残な姿のヴィクターがおり、壁には「SLOTH(怠惰)」の文字があった。やはり彼は犯人ではなかった、むしろ3番目の被害者であったのだ。

退職間近に凶悪な事件に巻き込まれ疲れ果てたサマセット。独り部屋で考え込んでいるとき、電話のベルがなる。それはミルズの妻トレイシーからであった。以前ミルズの家で夕食を共にしたサマセットは、そこでトレイシーと親しくなっていた。
彼女はサマセットをレストランに呼び出し、自分が直面した問題について語りだす。彼女はミルズの子供を授かっていた。しかし、ミルズにはこのことを伝えておらず、むしろ、産むかどうか悩んでいた。こんな治安の悪い場所で子供が幸せになれるのか、トレイシーにはわからなかったのだ。
サマセットにも似たような経験がある。昔、彼の婚約者も妊娠した。しかし、彼は子供を中絶した。こんな憎悪にまみれた、醜い世界で子供を産まない方がいい、当時のサマセットはそう考えたのだった。サマセットの考えを聞いたトレイシー。しかし、それでも、やはり産みたいと言う。サマセットは彼女に言う「なら、いっぱい甘やかして育ててあげるんだ」。サマセットのこの言葉に、トレイシーは涙する。

捜査は難航していた。犯人の手がかりがつかめず、サマセットとミルズは次の犯行をただ待つだけだった。そこでサマセットは賭けに出る。図書館からの貸し出し記録から犯人を捜すのだ。実はFBIは全国の図書館の貸し出し記録を極秘に管理しているのだった。サマセットはFBIの知り合いに袖の下を渡し極秘リストを入手する。そこで、「七つの大罪」や犯罪関連の本を多数借りている、ジョン・ドウという人物に狙いを絞る。
ジョン・ドウの部屋にやってきたサマセットとミルズ。そこに、外出していたジョン・ドウが帰ってくる。すると、ジョン・ドウは二人に向けて突然発砲し逃げ出した。ミルズは必死に追う。雨の中、ジョンを路地に追い込むが、逆に返り討ちに合い、彼を取り逃がしてしまう。
その後ジョン・ドウは焦ったのか、そこから立て続けに殺人をする。4人目は娼婦。ジョンに脅された男が、特殊な刃物をつけたもので彼女を犯した。メッセージは「LUST(肉欲)」。5人目はモデル。鼻をそぎ落とされた彼女は、電話と睡眠薬を持たされた。一方は助かるがこの顔で生きねばならず、もう一方は安らかに死ぬことが出来る。彼女は死を選んだ。メッセージは「PRIDE(高慢)」だった。

七つの大罪のうち、残るは「ENVY(嫉妬)」と「WRATH(憤怒)」。サマセットとミルズは残りの二つを防ぐためにも、ジョン・ドウを捜査していた。しかし、突然ジョン・ドウの方が二人の元へやってきた。すぐに取り押さえ、ジョン・ドウは逮捕された。
ジョン・ドウは謎の人物であった。本名もわからないし、過去の経歴もわからない。両手の指紋はそぎ落とされていた。彼は警察に取引を求めた。残りの二つの遺体の場所を、サマセットとミルズの二人だけが同行するなら教えるが、もし応じなければ遺体の場所は教えず、精神錯乱を理由に裁判で戦うと。何か裏がありそうだったが、警察は彼の条件を飲むことは得策だと考えた。サマセットとミルズとジョン・ドウの3人で、遺体のある場所へと向かった。

3人を乗せた車は何もない荒野の真ん中で止まる。すると、遠くの方からバンが走ってくるのが見え、3人は車を降りる。ミルズはジョンに銃を向け見張る。サマセットは一人バンの方へ。バンはジョンが手配した宅配便の物だった。ジョンがここに運ぶように頼んだ荷物を、サマセットは受け取る。サマセットは恐る恐る中を見る。それはトレイシーの生首であった。これは、ジョン・ドウが巧妙に仕組んだ罠だった。ミルズに自分を撃たせようとジョンは考えたのだ。サマセットは慌てて、ミルズに銃を捨てるように促す。しかし、ミルズは激昂し我を忘れていた。

ジョン・ドウはミルズに告げる。「君の生活が妬ましかった。だから、君の妻に手を出してしまった。私も罪人の一人だ」。その言葉を聞いて、ミルズはジョンの頭を撃ちぬいてしまう。
「七つの大罪」の最後の二つ、「ENVY(嫉妬)」はジョン・ドウ、「WRATH(憤怒)」はミルズのことだったのだ。

『セブン』の登場人物・キャラクター

ウィリアム・サマセット(モーガン・フリーマン)

本作の主人公。ベテラン刑事で、定年退職間近である。非常に博識で様々な本を読んでおり、その知識が「七つの大罪」の捜査に役立った。
人心が荒廃していく世の中に疲れ切っており、刑事の仕事を辞め静かな場所でひっそり暮らしたいと願っているが、本当はこの仕事が生きがいでもある。
ちなみに名前のサマセットはイギリスの小説家サマセット・モームから来ている。

デイヴィッド・ミルズ(ブラッド・ピット)

仕事に燃える熱血刑事。上司と喧嘩までして治安の悪い街にやってきた。
相棒のサマセットに反発しながらも、彼の捜査姿勢を学んでいく。
この役を演じるブラッド・ピットは今作が初めてのデヴィッド・フィンチャー作品であり、その後のフィンチャー作品「ファイト・クラブ」「ベンジャミンバトン 数奇な人生」にも出演している。

トレイシー・ミルズ(グウィネス・パルトロー)

ミルズの妻。ミルズとは高校時代に出会った。ミルズと共にこの街にやってきたが、治安の悪いこの場所をひどく嫌っている。
妊娠したが、この街で育てることが出来ないと思い、堕胎しようかどうか迷っている。

ジョン・ドウ(ケビン・スペイシー)

この事件をしかけた真犯人。自分は神に選ばれし者であると信じている。この殺人も神の代行で罪深い人間を殺しているだけで、罪の念は全くない。
ラストの車の中でサマセット達と、この世の罪深さについて議論する。
ちなみにジョン・ドウ(Jhon Doe)とは、英語圏における「名無しの権兵衛」に相当する。

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