ホビット 決戦のゆくえ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホビット 決戦のゆくえ』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の最終章で、2014年に公開された映画。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共にドワーフ王国の再興を目指す冒険物語で、壮大な世界観や臨場感溢れる映像、圧倒的スケールの戦闘シーンが観る者を魅了する。町を襲う竜や闇の勢力との壮絶な死闘に加え、ビルボとドワーフら旅の仲間の絆、エルフの女性とドワーフの若者の切ない恋の行方も魅力の作品。

ボフール(演:ジェームズ・ネスビット)

出典: gigazine.net

ドワーフ王国の中で戦に備えるボフール(画像中央の左)

ドワーフ族。ボンブールとは兄弟だがどちらが年長かは不明。ビフールは従兄弟。映画でも原作でも年齢は不明。黒い髪と髭を持ち、帽子を被っている。音楽や歌が好きで、親しみやすい性格。霧ふり山脈で、ビルボが皆が寝てる間にこっそり家へ帰ろうとするのを見て引き留める。しかしトーリンに足手まといと言われ、家に帰りたいという気持ちが募ったビルボの気持ちを受け止め、笑顔でビルボを送り出そうとした。この時の「俺達には故郷がない。」というボフールとの会話がビルボの心を動かし、ドワーフを助けたいと思うきっかけとなった。はなれ山での戦の前には、闇の森のエルフの王スランドゥイルに戦停止の交渉に行くため、はなれ山から抜け出そうとするビルボを笑顔で送り出した。

ビフール(演:ウィリアム・キルシャー)

町民との約束を果たそうとしないトーリンを見つめるビフール(画像左から6人目の黒と白の髪が混じったぼさぼさ頭の人物)

ドワーフ族。ボフール、ボンブールの従兄弟。映画でも原作でも年齢は不明。黒い髪・髭に白髪が混ざり、前に垂らした三つ編みは白黒交互に編まれている。玩具職人。過去の戦いでゴブリンの斧の破片が頭に刺さったままとなっており、その後遺症でスムーズに会話が出来ず、仲間との意思疎通は、ドワーフ語での断片的な会話と身振りやうなり声で行っていた。しかし、はなれ山での戦いでオークに頭突きをした際に斧が取れて、スムーズに言葉が話せるようになった。鉾を武器としている。

エルフ族

スランドゥイル(演:リー・ペイス)

はなれ山に軍勢を率いて来たスランドゥイル

闇の森のエルフの王。映画でも原作でも年齢は不明。息子はレゴラス。移動や戦いの際は大きな角を持った鹿に乗っている。かつて、はなれ山のドワーフの王国のスロール王と同盟を結んでおり、妻のために家宝の「ラスガレンの宝石」の加工をスロールに頼んだ。しかし、できあがった宝石の所有権についてどちらも譲らず、交渉が決裂し、スロールはスランドゥイルに宝石を渡さなかったため、同盟に亀裂が入った。これがドワーフとエルフの仲が悪くなったきっかけである。その後、はなれ山がスマウグに襲撃された時、軍を引き連れていったものの、スマウグに自軍が攻撃されることを恐れ、戦わずに戻っていった。その時以来、スロールの孫であるトーリンから恨まれている。実は以前北方の竜と戦い、その恐ろしさが身に染みていたため戦いを避けたのだった。
スマウグがバルドによって倒されたことを知り、「ラスガレンの宝石」を奪いにはなれ山に軍を率いて向かった。財宝の分け前をもらいに来た湖の町エスガロスの民を率いて来ていたバルドと共に、トーリンと交渉したが決裂する。そのためトーリンの応援にきた彼の従兄弟のダイン率いるドワーフ軍と戦い始めるが、すぐにオーク軍が襲ってきたため、ドワーフ軍、人間軍と協力してオーク軍と戦う。自ら剣をふるい多くのオークを倒したが、味方のエルフたちの多数の遺体を見て戦を止め引き上げようとするなど同族への思いが強い。戦いが終わった後、レゴラスに北へ行き「ストライダー」と呼ばれるアラソルンの息子に会うようアドバイスした。

レゴラス(演:オーランド・ブルーム)

出典: www.cinematoday.jp

はなれ山でオークと戦うレゴラス

闇の森のエルフの王スランドゥイルの息子。生年月日は不明。自国の領土を偵察し、侵入してきた敵を倒している。高い身体機能を持ち、弓の腕も優れ、常に弓矢と矢筒を身につけ、遠くの敵も射倒すことが出来る。闇の森に侵入してきたトーリン一行を捕まえ、スランドゥイルの命令で牢に入れる。近衛隊長のタウリエルに好意を寄せているが、スランドゥイルには身分の違いから交際を反対されている。自国だけを守ればいいというスランドゥイルの命令に背いて出ていったタウリエルと共に、エスガロスの町に向かったオークを倒すために追いかける。はなれ山近くにある、からすが丘の戦いでは、オークの首領アゾグの息子ボルグと戦い、勝利した。戦いが終わった後、スランドゥイルの助言により、北に向かい「ストライダー」と呼ばれる若者を探す旅に出ることとなった。

タウリエル(演:エヴァンジェリン・リリー)

出典: news.livedoor.com

谷間の町デイルに来たタウリエル

闇の森のエルフの国の近衛隊長。原作には登場しない映画オリジナルのキャラクター。幼い頃から王子であるレゴラスと育ち、レゴラスから好意を寄せられているが、スランドゥイル王からは身分の違いから反対されている。強気な性格で弓や剣の腕も相当なものである。闇の森に侵入して捕まえたトーリン一行の中で、ハンサムで自分に好意を寄せるキーリが気になっている。自国だけを守ればいいというスランドゥイルに反対し、オークを倒すために追ってエスガロスの町に向かった。町で、腿に受けた矢の毒が体に回り、瀕死の状態のキーリを見て、王の葉(アセラス)を用いたエルフの医術によって救う。キーリから愛の告白を受けたが、それを断った。はなれ山での戦いでは、多数のエルフの兵士たちの遺体を見てこれ以上同族の死に耐えられなくなり戦場を去ろうとしたスランドゥイルに物申すなど、自分が正しいと思うことに対してまっすぐに行動する。その後のからすが丘の戦いでは、キーリと共にオークの首領アゾグの息子ボルグと戦ったが、ボルグにキーリを殺されてしまい、悲しみに暮れた。

ガラドリエル(演:ケイト・ブランシェット)

出典: www.ag-n.jp

ガンダルフを救出するため、ドル・グルドゥアに来たガラドリエル

エルフの国ロスローリエンに住む美しいエルフ。夫のケレボルンと一緒にロスローリエンを治めている。映画では年齢は不明だが、原作によれば、太陽の時代の第一紀の前の時代である、二つの木の時代の第一紀(星々の光の時代)に誕生している。太陽の時代の第一紀は4902年、第二紀は3441年続き、ビルボが旅立ったのが第三紀の2941年のため、ガラドリエルの年齢は少なくとも11284歳以上。海の向こうの西方の神の国であるアマンのエルダマール(エルフたちの領土)で生まれ、中つ国には太陽の時代の第一紀にやってきた。夫のケレボルンとの間に生まれた娘は裂け谷の領主エルロンドと結婚している。ガラドリエルは「ロスローリエンの奥方」と呼ばれており、中つ国のエルフの中で最も力を持っている。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の一員でもある。
「力の指輪」のうち、エルフに贈られた「三つの指輪」の一つ「水の指輪ネンヤ」の所有者。「三つの指輪」は「水の指輪ネンヤ」のほかにガンダルフが所持する「炎の指輪ナルヤ」、裂け谷のエルフの領主エルロンドが所持する「風の指輪ヴィルヤ」がある。「水の指輪ネンヤ」は白い金剛石が一つ付いたミスリルの指輪。なおミスリルはドワーフ族の王国モリアで産出される銀のことである。ロスローリエンは、ガラドリエルが持つネンヤの力によって、悪による汚れや時による衰えから守られている。
ガラドリエルは裂け谷にガンダルフとドワーフたちがやってきた時、ドワーフの旅について、白の魔法使いサルマンとエルロンドと共にガンダルフとの話し合いに参加し、冥王サウロンの最強の僕であるナズグルの首領アングマールの魔王の墓を調べるようガンダルフに頼んだ。ガンダルフが闇の森の南西部にあるドル・グルドゥアの砦でサウロンに捕まった際は、茶の魔法使いラダガストの伝言を受け、救出に向かい、サウロンを追い払った。

エルロンド(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)

出典: arda.saloon.jp

ガンダルフを救出するため、ドル・グルドゥアに来たエルロンド

裂け谷の領主であり、人間とエルフのハーフ。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は太陽の時代の第一紀532年。第一紀は4902年、第二紀は3441年続き、ビルボが旅立ったのが第三紀の2941年のため、エルロンドの年齢は10752歳。エルフの国ロスローリエンを治めているケレボルンとガラドリエルの娘と結婚し、2人の息子と娘アルウェンに恵まれた。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の一員であり、同じく白の会議の一員であるガンダルフとは旧知の中。
「力の指輪」のうち、エルフに贈られた「三つの指輪」の中で最も力のある「風の指輪ヴィルヤ」の所有者。「風の指輪ヴィルヤ」は金のバンドに大きな青い石が嵌められており、癒しと保護の力がある。裂け谷に来たガンダルフたちをもてなし、ドワーフの王であるトーリンの持っている、はなれ山の地図の解読を行う。トーリンも祖父や父親と同様に心の病にかかるのではないかと危惧している。ガンダルフが闇の森の南西部にあるドル・グルドゥアの砦でサウロンに捕まった際は、茶の魔法使いラダガストの伝言を受け、救出に向かい、現れた9人のナズグルを白の魔法使いサルマンと共に追い払った。

人間

バルド(演:ルーク・エヴァンズ)

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