ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(映画)のネタバレ解説まとめ

Lord of the rings the fellowship of the ring

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』とは、2001年~2003年に公開された、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とした『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作映画の第一作目。中つ国(ミドル・アース)を舞台に、主人公のフロドを含む9人の旅の仲間が、冥王サウロンを完全に滅ぼすため、全てを統べる「一つの指輪」を破壊する物語である。

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』の概要

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』とは、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とした映画作品である。『ロード・オブ・ザ・リング』は三部作となっており、今作はその1作目となる。2001年に公開され、多くの記録を打ち立てた。アカデミー賞では『撮影賞』、『作曲賞』、『メイクアップ賞』、『視覚効果賞』の4部門を受賞した。

遥か昔、闇の冥王『サウロン』は『一つの指輪』という強大な力を持った指輪を作り出す。その指輪はサウロンの「残忍さ」、「邪悪さ」、そして「全ての生命を支配したい」という欲望が込められた者だった。その指輪を使い、サウロンは多くの国を落とした。
激しい戦いが続く中、一人の勇者がサウロンの指を切り落とし、サウロンを撃破する。しかし、その者は指輪に魅せられ、指輪を破壊することなく自らがその所有者となった。そして指輪はそのものを死に追いやった。それから多くの所有者を経て、指輪の存在は伝説となった。
それから長い時を超え、ホビット族のフロドのもとに指輪が姿を現わす。こうしてフロドは大きな戦いに巻き込まれていく。

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

闇の冥王サウロンが密かに世界を滅ぼす魔力を秘めた“ひとつの指輪”を作り出した。
その指輪にはサウロン自らの残忍さ、邪悪さ、生きるもの全てを支配したいという欲望が注ぎ込まれている。
やがて「中つ国(ミドル・アース)」の自由な地は、指輪の力をふるうサウロンの手に落ちていき、激しい戦火の中で勇気ある者たちがサウロンの支配に次々と立ち向かった。
その中のひとり、イシルドゥアがサウロンの指を切り落とすことに成功しサウロンが敗れる。
しかし、イシルドゥアは指輪を破壊せず自らのものとし、悪を永久に滅ぼす唯一の機会を失ったてしまう。指輪はイシルドゥアを裏切り、死に追いやった。
その後、指輪は時と共に所有者、所在を変え、いつしか伝説、そして神話となった。

旅立ちの日

時は中つ国(ミドル・アース)第3紀。
ホビット庄(シャイア)にはビルボ・バギンズの111歳の誕生日を祝うために賑わっている。ビルボのもとには旧友、魔法使い(イスタリ)のガンダルフも訪れ2人は
久し振りの再会を喜んでいた。
だが、ビルボはこの日を境に旅に出ることを決心していた。皆の前で誕生日のスピーチをするも、「今日でお別れです」とポケットに入れていた不思議な指輪をはめて
突然姿を消してしまう。
懸念を抱いたガンダルフはビルボの部屋で彼を待ち構え、「魔法の指輪を軽く見るな、その指輪は残していけ」とビルボを説得をする。
指輪はビルボの養子フロドに託されることなり、ガンダルフは指輪の秘密を探る旅に出る。

時を経て、ガンダルフはフロドのもとへ戻ってくる。隠してあった指輪をフロドから受け取ったガンダルフは、燃えさかる暖炉の火へ指輪を投げ込んだ。
するとそこには今まで見えていなかった文字が浮かび上がってくる。この指輪こそが冥王サウロンの指輪だったのだ。
サウロンの魂は指輪とともに生き残り、全世界を再び闇の支配下に置くため、指輪を全力をかけて探しているという。サウロンは指輪がフロドの手にあることを嗅ぎ付けていた。
指輪を破壊する唯一の方法は、モルドール国の滅びの山(オロドルイン)の火口“滅びの罅裂(ほろびのきれつ)”に指輪を投げ込むしかない。
そのためガンダルフはフロドに、半エルフのエルロンドが主をつとめる裂け谷の館へ旅立つように指示をする。
フロドは、バギンズ邸の庭師で親友のサムワイズ・ギャムジー(サム)と共に村を出た。一方でガンダルフは白の賢者サルマンに助言を求め旅立つのであった。

フロド達は途中、ホビット族の友人メリアドク・ブランディバック(メリー)とペレグリン・トゥック(ピピン)に出会い、ガンダルフと落ち合う約束をしたブリー村へ共に向かう。
村の宿屋で一行は一人の放浪者アラゴルンと出会った。フロドは彼に「これ以上、ガンダルフを待っても無駄だ。奴らは向ってきている」と告げられる。
ホビットたちの危険な使命のことを把握しているアラゴルンを仲間にいれた一行は夜間、敵の奇襲をかわし裂け谷へと向かった。

旅の仲間

剣の達人でもあるアラゴルンを加えた、フロド一行の旅は順調に進んでいた。しかしある夜、野営を行った場所で一行はサウロンの下僕である指輪の幽鬼(ナズグル)に
急襲されてしまう。フロドは左肩を負傷し、呪いの剣で傷つけられた傷はエルフの霊薬でないと治らない。
フロドの体がどんどん冷たくなっていくなか、エルフ族の姫アルウェンがフロド達を迎えに来る。アルウェンはフロドを馬に乗せ、指は野幽鬼(ナズグル)を振り切りエルロンドの館へ急ぐ。
エルロンドの館の一室でフロドは目を覚ますと、そこにはガンダルフ、そしてビルボがいた。
ガンダルフはサルマンに助言を求めに行ったが、そこでサルマンの裏切りを目の当たりにしてしまう。
サルマンは新種のオーク、ウルク=ハイの軍隊を作り指輪を手に入れようとしていたのだ。捕らえられたガンダルフは、旧友の巨大鷲グワイヒアの助けで脱出をした。
裂け谷へ先行したのだった。
中つ国(ミドル・アース)の危機に対処すべく、エルロンドはあらゆる種族の仲間を集め会議を開いた。
ドワーフ族、エルフ族、指輪を持つフロドを始めとするホビット族。人間の参加者には、南方のゴンドール国より訪れたゴンドールの執政の長男ボロミアもいた。

各々は指輪の処置について激しい論争を繰り広げた。その中でアラゴルンがゴンドールの正当な王位継承者であること。指輪の宿命を背負う立場にあることが明らかにされたのだ。
フロドは自分が“滅びの罅裂(ほろびのきれつ)”があるモルドールに行き指輪を破壊すると宣言する。一同もそれに賛同し、指輪所持者を助ける指輪隊を編成することになった。
人間のアラゴルン、ボロミア、エルフ族のレゴラス、ドワーフ族のギムリ、ホビット族のサム、メリー、ピピン、そして魔法使いのガンダルフ。こうして9人の『旅の仲間』が結成された。
長い旅の出発前フロドはビルボより、かつてビルボが使用したエルフの短剣とミスリルの鎖かたびらを譲り受けた。

試練と別れ

指輪をめぐり選ばれた9人の旅は過酷なものだった。サルマンの手による妨害、一行は危険な坑道“モリア”を通ることになる。
モリアはかつてドワーフ族の住む美しい宮殿であった。しかし、今やオークに支配され墓場のように荒廃していた。
敵に気気づかれぬよう慎重に進む一行だったが、ピピンは好奇心から井戸にもたれていた死骸に手を触れてしまい、死骸の頭が井戸の中に転がり落ち大きな音が響き渡ってしまう。
一瞬の静寂の後、不気味な音が響き渡る。続いてオークの金切り声が聞こえ、 一同は力を合わせ襲ってくるオークに立ち向かった。
だが、巨大なトロルだけは一目散にフロドに襲いかかる。フロドは槍で刺されていまうが、ビルボより譲り受けたミスリルの鎖帷子のおかげで一命をとりとめたのだった。
トロルをどうにか退治はしたが、まだ無数のオークが潜んでおり攻撃はやまない。一同は出口へと続くドワーフの館(カザド=ドゥム)の橋へ急いだ。
ガンダルフは全員を見送ると、さらに追ってくる悪鬼バルログ(火と影の怪)と向かい合い、「ここは断じて通さぬ!」とガンダルフは杖を橋に突き立てた。
橋は崩れ落ち バルログは裂け目に落ちていく。だが、バルログが放った火の鞭に捕まり、ガンダルフは橋の横手に宙吊りになってしまう。フロドは助けようとするが、ガンダルフはそれを拒み裂け目に落ちていってしまう。ガンダルフとの別れに一行は悲しみ、打ちひしがれる。しかし立ち止まっている時間はない。

それぞれの旅路

モリアを脱出した後、一同はエルフの森ロスロリアンにたどり着いた。ロスロリアンの奥方ガラドリエルによってかくまわれる。
ガラドリエルは過去、現在、そして未来を映しだす不思議な水鏡を持っており、それをフロドに見せてくれた。
怖気づくフロドに「フロドよ、あなたは選ばれた指輪の持ち主なのです。どんな小さな存在でも未来の行く末を変える力は持っているのです。」と勇気づける。
そしてエルフ族に最も愛されているという星の明かりが入った玻璃(ガラス)の瓶をフロドに渡した。

フロド達はエルフ族の船で大河アンドゥインを下り旅を続ける。川岸に船を隠し夜になるのを待っていると、一人でいたフロドにボロミアが近づいてくる。
サウロンの最も強い圧力にさらされているゴンドールを救う手段を、強大な力を持つ指輪に見出していたボロミアは次第に我を失い、闇の奴らに見つかる前に指輪を俺に渡せとフロドに襲い掛かる。フロドはもがきながら指輪をはめて姿を消し、ボロミアから逃れる。
ボロミアは逃げたフロドを罵倒するが、ふと我に返り自分がしてしまったことに気付き泣き崩れる。

ボロミアから逃れたフロドは怖くなり指輪をはずした。それをアラゴルンが見つける。だが、指輪の魔力にとりつかれたボロミアを目の当たりにしたフロドは、アラゴルンすら信じられなくなってしまう。しかし、アラゴルンは指輪の魔力に屈することなくフロドに指輪を収めさせる。そして、単独で旅を成し遂げるというフロドの覚悟を受け入れるのだった。
その時、アラゴルンはフロドの剣が青い光を放っていることに気付き、オークの首領・ラーツが率いる大群が近づいていることを悟る。

オークらとの乱戦の中、メリーとピピンもフロドの覚悟を察し囮を命がけで行う。ボロミアは正気を取り戻しメリーらを救おうと奮戦するが、ラーツの凶刃の前に敗れ、メリー達は連れ去られてしまう。 そこへ駆け付けたアラゴルンはラーツと対決し見事討ち倒すも、ボロミアの命は瀬戸際であった。
指輪に屈した自身の弱さを謝罪するボロミアへ、アラゴルンは王としての責務を果たすことを約束すると、ボロミアは安らかに息を引き取った。

一人で滅びの山に旅立とうとしていたフロドに、サムが一人では行かせないと駆け付ける。フロドが拒否するも、サムが自分にもガンダルフと約束したフロドを守るという使命があると決意を語った。それを聞いたフロドはその決意を受け入れ共に行くことを許諾し二人で旅をすることになった。
ラーツの軍勢を倒したアラゴルン、レゴラス、ギムリの三人は、メリー達の救出とフロド達の旅の障害となるサウロンの目を自身らに向けさせるため、戦いの旅を続けることを決意する。

『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』の登場人物・キャラクター

主要人物

フロド・バギンズ(演: イライジャ・ウッド)

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本シリーズの主人公。
心優しいホビット族の少年。叔父と慕うビルボから魔法の指輪を引き継ぐ。その指輪がサウロンが所持していた『一つの指輪』で、破壊しなければならないと告げられ、旅に出ることになる。その後、サウロンの復活を目的とする闇の軍勢に狙われることとなり、9人の指輪の仲間が結成される事となる。
エルロンドの会議で『一つの指輪』を破壊することを命じられ、指輪を破壊することができる滅びの山(オロドルイン)の火口『滅びの罅裂』を目指す事となる。
旅の中で、ボロミアが指輪の誘惑を受け、フロドの指輪を奪おうとする。自身が持つ指輪が仲間を狂わせることを知ったフロドは、一人で旅をすることを決める。しかし、サムがそれを許さず、二人で旅をすることになった。

サム(演: ショーン・アスティン)

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本名はサムワイズ・ギャムジー。
フロドと同じくホビット族。フロドに仕えている庭師で、旅立つことになったフロドに付きそう。
特に際立った能力を持っていないが、気のいい性格をしており、フロドの支えとなる。
指輪の危険性を知ったフロドは一人で旅をすることを決めたが、サムはそれを許さず同行を申し出た。

ピピン(演:ビリー・ボイド)

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本名は「ペレグリン・トゥック」。
ホビット族の青年で、フロドの親戚。フロドに付き添い旅に出ることになる。
おっちょこちょいで、いたずら好き。その性格が災いし、一向に危険を呼び込むこともある。しかし憎めない性格をしている。
オークとの戦いの中、ボロミアが守ろうと奮闘するが、最後にはメリーと一緒にさらわれてしまう。

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