ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(映画)のネタバレ解説まとめ

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の第二作目で、2002年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』でエルフなど架空の種族や架空の地が舞台となっている。前作ですべての指輪を統べる強大な力を持った「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドたちは、何人もの仲間を失いながらも3手に分かれ、それぞれの戦いに挑んでいく。中つ国では闇の勢力がますます力を増大させていた。

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の概要

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは、J・R・R・トールキン作の小説『指輪物語』を原作とした映画作品である。『ロード・オブ・ザ・リング』は三部作となっており、今作はその二作目で2002年に公開された。架空の地で架空の種族が争う壮大な世界観や複雑な物語から映像化不可能と言われていた。監督のピーター・ジャクソンはニュージーランドでロケを行い、三作すべてを一度に撮影した。三部作は2001年から3年連続で公開され、今作は劇場公開版が179分という長時間ながらも圧倒的なスケールと映像美で観る者を感動させた。公開当時、世界中の興行成績を塗り替える大ヒットで、三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超えている。イライジャ・ウッド(フロド・バギンズ役)やオーランド・ブルーム(レゴラス役)の出世作となった。出演は他にイアン・マッケラン(ガンダルフ役)、ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン役)、ショーン・アスティン(サム役)、ドミニク・モナハン(メリー役)、ビリー・ボイド(ピピン役)、ジョン・リス=デイヴィス(ギムリ役)など。今作はアカデミー賞で視覚効果賞と音響編集賞を受賞。他にも作品賞、美術賞、音響賞、編集賞にノミネートされた。ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)と監督賞にノミネートされた。

人間やエルフ、ホビットなどが住む中つ国(ミドル・アース)。そこでは冥王サウロンと同盟を組んだ白の魔法使いサルマン、ナズグル、ウルク=ハイやオークなどの闇の勢力がますます力を増大させていた。オークに襲われ、離ればなれとなった旅の仲間たちは三方に分かれ旅を続けていた。指輪保持者であるフロドとサムは2人だけで、サウロンの拠点であるモルドールにある滅びの山を目指していた。滅びの山の火口へ指輪を投げ入れることが指輪を破壊することが出来る唯一の方法だったのだ。フロドとサムは「一つの指輪」を狙い後を付けてきたゴラムを捕まえ、道案内人として連れていくことにする。サルマンの手下であるオークに連れ去られたメリーとピピンはオークが争っている間に隙を見つけて逃げ出す。入り込んだファンゴルンの森でエント族の“木の髭”と出会い、彼らに闇の勢力と戦うよう決起を促す。一方、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、メリーとピピンを追う途中で、白の魔法使いとなって復活したガンダルフと合流した。4人はローハン王国へ向かい、サウロンを倒すために共に戦うことをローハンの王セオデンに進言する。

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のあらすじ・ストーリー

滅びの山を目指すフロドとサムの旅

出典: eiga.com

モルドールへ向かう軍勢を隠れて見ているサム(左)とフロド(右)。

裂け谷の領主エルロンド主催の会議で指輪保持者となったフロドを含む9人の旅の仲間だが、冥王サウロンの配下であるウルク=ハイやオークの襲撃を受け、フロドとサム、アラゴルンとレゴラス、ギムリ、そしてウルク=ハイやオークに攫われたメリーとピピンの3手に分かれた。フロドとサムの2人は、フロドの養父であるビルボから譲り受けた「一つの指輪」を破壊するため、サウロンの拠点である国、モルドールにある滅びの山への旅を続けていた。「一つの指輪」はサウロンが滅びの山の火を使って魂を込めて鍛造したもので、この指輪をサウロンが持てばより強力になり、中つ国はサウロンに支配され暗黒の時代に戻ってしまうのだ。「一つの指輪」を破壊することができる唯一の方法は、指輪が作られた滅びの山の火口の燃えたぎる火の中に指輪を投げ入れることだった。滅びの山を目指し岩山を行く2人だが、道に迷い何度も同じ場所に戻ってしまい途方に暮れる。そんな2人の後をつけていたのがゴラムだった。ゴラムはビルボの前の「一つの指輪」の持ち主で、指輪に執着し、長い間指輪を探し続けていた。ゴラムは自分が落とした指輪を、旅の途中に偶然拾って持ち帰ったビルボに指輪を奪われたと思っていた。長年指輪を持ち続けたビルボだが、自分の111歳の誕生日パーティの日、指輪をはめて姿を消しエルフの国に旅立とうとしていた。パーティにビルボを訪ねてきていたガンダルフからフロドに指輪を譲るように言われたビルボは渋々指輪を譲った。その後ガンダルフはフロドに譲られた指輪がサウロンの「一つの指輪」であることを確信し、サウロンの手下が来るのを恐れ、フロドに急いで故郷ホビット庄を旅立つよう指示したのだ。サウロン軍に捕まり、拷問され、指輪のありかをシャイア(ホビット庄)のバギンズ(ビルボの姓)と話してしまったゴラムだが、自らも指輪を奪おうと追いかけてきていた。フロドとサムは後をつけていたゴラムに気づき、捕らえたが、すぐに殺そうと主張するサムに対し、フロドは逃げようともがくゴラムを哀れに思って助けることにする。サムの猛反対を受けたが、フロドはゴラムを信じ、モルドールへの道を知っているというゴラムに案内を任せる事にした。

ゴラムの案内でオークの知らない近道となる死者の沼地に立ち入ったフロドとサムだが、そこは一歩足を踏み外せば沼に落ち、死人に引き込まれてしまうところだった。気力が弱っているフロドは死人の顔に誘い込まれて沼に落ちてしまったが、ゴラムに助けられる。ガンダルフからゴラムの本当の名前を聞いていたフロドは、ゴラムを本当の名前であるスメアゴルと呼ぶ。本当の名前を呼ばれたゴラムはスメアゴルだった頃の自分を思い出したかに見えた。ゴラムは元は川辺に住むホビットに近い種族で、友人と川で魚釣りをするようないたって普通の青年だったのだ。
そこへ空を飛ぶ巨大な獣に乗ったナズグル(サウロンの僕で「黒の乗り手」、「指輪の幽鬼」ともいう)が近付いてきた。フロドはサウロンのもとへ戻ろうとする「一つの指輪」の意思により、指輪をはめてしまいそうになる。指輪をはめれば居所がナズグルに見つかってしまうのだ。しかしそれを見たサムがフロドを励まし、指輪をはめなかったため、ナズグルに見つからずに沼地を抜けることができた。

出典: ciatr.jp

モルドールの黒門へ向かおうとするフロド(右)を止めるゴラム(左)

ゴラムはフロドたちをモルドールの黒門まで案内したが、見張りがいる上、門は開かない。フロドはモルドールの軍隊が入る時を狙って一緒に入ろうとするが失敗する。ゴラムはモルドールへ入る秘密の入り口へ二人を連れて行くと言い、サムから反対されるも、フロドはゴラムの言葉を信じ、ついていくことにした。
フロドを友達と思い、フロドの信頼に応えようとするゴラムだったが、もう1つの人格がフロドやサムの悪口を言い、指輪を奪おうとそそのかしていた。しかし、フロドを信じようとする良いスメアゴル(ゴラムの本当の名前)が表に出てきて「お前はもういらない」と悪いゴラムを封印した。

モルドールへ向かう軍隊を見ていたフロドとサムは、ゴンドールの偵察隊に捕らえられてしまう。ゴンドールは中つ国の南にある人間の国で、モルドールの西隣に位置している。そのためモルドールの動向を探ったり、オークの侵入に備えて偵察しているのだ。指揮官のファラミアは旅の仲間ボロミアの弟で、ファラミアの父であるゴンドールの執政デネソールは、冥王サウロンとの戦いに備えて、「一つの指輪」を手に入れたいと願っていた。さらに指輪を持っているフロドたちを尾行してきたゴラムに気づいたファラミアはフロドを騙して、ゴラムを捕まえた。
ファラミアは、フロドたちをゴンドールとモルドールの間にある防衛砦であるオスギリアスへと連行する。
長男であるボロミアを寵愛していたデネソールは次男のファラミアを全く評価せず冷遇していた。指輪を葬る重い任務をサムから聞かされたファラミアだが、それでも指輪をゴンドールに持ち帰るチャンスと思い、フロドを父に引き渡そうと連行しようとしたのだった。その時、空からナズグルが現れ、指輪を狙いフロドに襲いかかろうとした。指輪をはめようとしたフロドを助けたサムだったが、指輪の力に侵されているフロドはサムのことがわからず剣で刺そうとする。「おれです。サムですよ。」と言うサムにやっと気づき、すんでのところで我に返ったフロドは剣を置き、「僕はもうだめだ。」と言うがサムに励まされる。その姿を見たファラミアは、指輪の魔力とフロドの使命を理解し、死罪を覚悟でフロド達を逃がしたのだった。

モルドールに入るため、邪悪なものが棲むというキリス・ウンゴルの峠に向かう途中、サムは自分たちの旅が後に歌や物語になって語り継がれるのではないかとフロドに話す。
そんな中、ファラミアに痛い目にあわされたゴラムの中では、もう1つの人格である悪いゴラムの言葉によりフロドを信じようとする良いスメアゴルは屈服し、とうとうフロドとサムを殺して指輪を奪おうと決めたのだった。

騎士の国ローハンと共に戦う3人の戦士と魔法使い

出典: www.wallpaperbetter.com

白の魔法使いとして復活したガンダルフ

アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、オークとウルク=ハイにさらわれたメリーとピピンを追っていた。サウロンと手を組んだ白の魔法使いサルマンが手下のウルク=ハイやオークに、エルフの武器を持っているホビットを生きたまま連れて来いと命令していた。ウルク=ハイやオークは武器が何であるかを知らないまま、見つけた2人のホビットのメリーとピピンを攫ってアイゼンガルドに戻るべく移動していた。

サルマンの拠点であるアイゼンガルドでは、サルマンが魔法を使い膨大な数のウルク=ハイやオークを生み出していた。ファンゴルンの森の木々を燃料にして大量の武器も造っていた。サルマンの軍団は、まず人間の王国ローハンへの進軍を開始した。ローハンの村が攻撃され、ローハン軍の兵士が大勢亡くなった。ローハンの騎馬隊がそこでローハン王の息子であるセオドレド王子を瀕死の状態で発見する。騎馬隊の隊長エオメルはセオドレド王子をローハンに連れて帰り、セオデン王にサルマンの軍が手当たり次第に民を殺していると報告する。しかし、サウロンの手下である相談役のグリマによって操られているセオデン王は耳を貸さず、グリマによってエオメルはローハンから追放された。

メリーとピピンの後を追うアラゴルンたちは途中でローハンの騎馬隊と遭遇する。アラゴルンは隊長のエオメルから、彼らがローハン王セオデンに追放されたと聞く。エオメルの叔父でもあるセオデンだが、今は相談役のグリマに操られていた。騎士たちと別れた3人はメリーとピピンの痕跡を追い、ファンゴルンの森へと入っていく。3人はそこで復活したガンダルフと再会した。ガンダルフはモリヤの坑道で悪鬼バルログと戦って谷底に堕ち、死亡したと思われていた。しかし落ち続けた地の底から山の頂上にたどり着き、そこでバルログを倒した後、使命を成し遂げるべく黄泉の国から送り返されていたのだ。ガンダルフは魔法使いとしてサウロンと戦う人々を助けるために神々から遣わされていた。より強いパワーと知恵を持った白の魔法使いになって甦ったのだ。ガンダルフはメリーとピピンは心配ないとアラゴルンたちに伝え、ローハンの危機を救うため、伝説の白馬である飛蔭に乗り、彼らを連れてローハンの都エドラスに向かった。

出典: movie.walkerplus.com

ガンダルフがセオデン王を元に戻そうとするのを見守るアラゴルン(左)とエオウィン(右)

ガンダルフと共にアラゴルン、レゴラス、ギムリはローハンの都エドラスを訪れる。王宮には、グリマの言いなりになり生気を失い、正常な判断ができなくなっているセオデン王の姿があった。ガンダルフがセオデンの心に取りついたサルマンの魔力を追い払うと、見る見るうちに生気が戻り、セオデンはかつての偉大で高貴な王の姿になった。姪のエオウィンやガンダルフを認識し、剣を持ったセオデンは、今まで自分を操ってきたグリマを追放する。そんな王の姿にローハンの国民はひざまずく。セオデンは息子であるセオドレドを思い出し、気にかけるが、その時セオドレドはすでに息絶えていた。セオデンはセオドレドの葬式を行い、その墓を目の前にして息子の死を嘆いた。
ガンダルフはサルマンと戦うことを進言するが、セオデンはこれ以上の民の死は望まないと言い、国民と共にヘルム峡谷に避難することを決めた。避難場所はヘルム峡谷の奥に築かれた難攻不落の石の要塞だが、逃げ道がなく、このままでは負けるとガンダルフは確信する。ガンダルフはアラゴルンに後を任せ、愛馬の飛蔭に乗り、「探索が成功したら、5日目の夜明けに東の方から戻る」と言い残して北へ向かったエオメルの部隊を探しに行った。

エオウィンはアラゴルンに思いを寄せていたが、アラゴルンは、裂け谷の王エルロンドの娘アルウェンを忘れたことがなかった。9人の仲間が旅立った後、裂け谷に住むエルフたちは中つ国でのエルフの時代は終わりだと判断し、大海の向こうにある不死の国へと旅立とうとしていた。旅の支度をしようとしないアルウェンに父親であるエルロンドはここにいたら死んでしまうと旅立ちを説得した。しかし、アルウェンは自分に与えられた永遠の生命を犠牲にしてでも裂け谷に残り、愛するアラゴルンの帰りを待って共に生きることを決めたのだ。ローハンからヘルム峡谷に向かうアラゴルンの胸にはアルウェンから贈られたエルフの宝石のついた美しいペンダントがあった。

ヘルム峡谷へ向かう途中、サルマンの軍勢に襲撃され、アラゴルンは崖から落ちる。生き延びたアラゴルンはヘルム峡谷へ向かう途中でウルク=ハイやオークを抱えるサルマン軍1万を目撃する。ローハン軍は騎馬隊が北へ去ってしまっていたため、老人や子供を含む300人。戦ったことがないうえ、さびついた剣や兜などを手にしていた。アラゴルンはゴンドールに援軍を頼むべきだと主張するが、今では二つの国の交流は途絶えており、その主張は受け入れられなかった。そこに、エルロンドが派遣したハルディア率いるエルフの軍隊が到着する。

夜、サルマン軍が到着し、戦いが始まった。レゴラスとギムリは倒した数を競い合い、エルフも次々と敵を倒していくが、どれだけ倒しても数で勝るサルマン軍は、次々と城壁に梯子をかけ乗り越え、門も破り、砦の中に突入してきた。とうとうハルディアも討たれ、ローハン軍は追い込まれて、セオデンは城内に退却を指示する。城門をも破られようとしているなか「敗北だ」と諦めかけたセオデンに対し「反撃するのです。ローハンのために。殿の民のために。」とアラゴルンは説得する。朝日が昇るというギムリの声に、アラゴルンは「5日目の夜明けにわしは戻る」というガンダルフの言葉を思い出す。アラゴルンの進言により決死の覚悟でセオデンは戦うことを決意する。角笛が吹き鳴らされ、城門が破られた。セオデンは「エオルの子よ、進め」と叫び、自ら残った騎馬隊を率いた。「エオル」とはローハン王国を築いた初代の王の名前であり、「エオルの子」とはエオルの子孫やローハンの民のことを指す。セオデンは皆を鼓舞しながら、城内からサルマン軍に向かって突撃した。城門から砦へ続く橋の上でサルマン軍を蹴散らしながら進むアラゴルンが東に目を向けると、朝日を背に駆けつけるガンダルフの姿が見えた。約束した5日目の夜明けに間に合ったのだ。ガンダルフとエオメル率いる騎馬隊が到着し、逆落としの勢いでサルマン軍を一気に倒していく。勢いに乗ったローハン軍はサルマン軍に勝利したのだった。

ファンゴルンの森に逃れたメリーとピピン

出典: www.amazon.co.jp

木の髭を見て驚くメリー(左)とピピン(右)

一方、サウロンの手下であるオークとウルク=ハイにさらわれたメリーとピピンだが、隙をついてファンゴルンの森に逃げ込んだ。オーク同士が揉めている時に通りかかったローハンの騎馬隊がオークを倒している間に、逃げ出したのだ。そこで樹木を守る木の守護者であるエントの長老、木の鬚に出会う。メリーとピピンは、サルマンの軍勢との戦いにエントたちも参加してくれるよう頼む。しかし、エントたちは集まって協議をしたものの、何もしないと決めてしまう。2人は木の鬚からホビット荘に帰るよう促され、木の鬚に森の南へ送ってもらった。その一帯の木々はサルマンの軍団の武器を作るための燃料とされており、無残な姿となっていた。自分が可愛がっていた木たちのそんな姿を見た木の鬚は怒り、エントたちを呼び集め、サルマンの拠点であるアイゼンガルドを攻撃した。エントたちはオークたちに岩を投げ、足で蹴飛ばし、川の堰を壊して洪水を引き起こし、水の力でサルマンの武器工場を壊滅させた。サルマンはアイゼンガルドの真ん中にあるオルサンクの塔の頂上に追い詰められた。その傍らには、ローハンの王セオデンをサルマンの魔力で衰弱させ、操っていた罪でローハンを追放されたグリマの姿があった。

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の登場人物・キャラクター

旅の仲間

フロド・バギンズ(演: イライジャ・ウッド)

出典: www.wallpaperbetter.com

中つ国のホビット庄に住むホビット族の青年。映画では年齢は不明だが、原作によれば生年月日は第三紀2968年9月22日で50歳の時にホビット庄を旅立った。12歳の時に両親を事故で失い、一度は母方のブランディバック家に引き取られる。フロドの母はビルボの姪であり、子供がいなかったビルボは、フロドが21歳の時に養子とした。フロドは、ビルボの111歳の誕生日に彼から指輪を譲り受けた。その指輪は冥王サウロンが自分の魂を込めて作った「一つの指輪」で、この指輪を手にするものが世界を支配すると言われていた。強靭な精神や意思を持つものでなければ「一つの指輪」を手にしたとき闇の世界に落ちてしまう。サウロンに勝って中つ国に平和をもたらすにはサウロンの「一つの指輪」を破壊するしかない。フロドはガンダルフに助言を受け、破壊のための旅に出る。途中でサウロンの手下であるナズグルに襲われモルグルの短剣で刺されて瀕死の重体となるが、裂け谷のエルフの領主エルロンドの娘、アルウェンに助けられる。エルロンド主催の指輪の処遇を決める会議で皆が争うのを見かねて、自らが指輪保持者となると立候補した。私欲のないフロドが保持者となり、魔法使いのガンダルフ、人間のアラゴルン、ボロミア、エルフ族のレゴラス、ドワーフ族のギムリ、そしてフロドについてきていたサム、メリー、ピピンが同行することとなった。9人の仲間は指輪を破壊することができるモルドールの滅びの山の火口を目指すが、人を惑わす指輪の強力な力やオークの襲撃がきっかけでサムと二人で旅することとなった。後を付けてきていたゴラムを道案内とし、モルドールへと向かうが、何度も指輪の魔力に屈しそうになる。ゴンドールのファラミアに捕まるが、最後にはその使命を理解してもらい放たれ、モルドールへ入るためキリス・ウンゴルへ向かう。

サム(演: ショーン・アスティン)

出典: cinema.pia.co.jp

サム(右)

本名はサムワイズ・ギャムジー。
中つ国のホビット庄に住むホビット族の青年。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2980年で、フロドより12歳下、38歳の時にホビット庄を旅立った。バギンズ家に仕えている庭師で、主人であるフロドを慕い、旅立つことになったフロドに付いていく。幼馴染のロージーに思いを寄せている。旅では調理器具を持参し、フロドのために料理をした。また、指輪の魔力に屈しそうになるフロドを何度も救い、献身的に支えている。道案内として一緒に旅をすることになったゴラムのことを信用せず、注意深く見張っている。

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