マンガ「20世紀少年」のあらすじ紹介!【ネタバレ・キャラ紹介・元ネタ解説あり】

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。
コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

この作品の黒幕的存在。
いつもお面やマスクをしており、その正体を知っているのは万丈目やキリコなどわずかな人間だけである。
ケンヂたちの秘密基地のマークを自身の団体のマークとして活用している。

1997年の世界では、学生などを相手とする小さなサークルかカルト宗教のような団体を率いていた。
空港を爆破したり、ウイルスをばらまいたりするなどして「よげんの書」に書かれた内容を実行していった。

組織の力を徐々に強め、2000年には「友民党」という政党を立ち上げている。
2000年の大みそか、巨大ロボットを使うなどして世界中に細菌をばらまき、多数の犠牲者を出すが、これらの事件の首謀者はケンヂだということにしている。
自身はケンヂから世界を救った英雄として、世界中から称賛される。

日本のトップに君臨し、さらに世界中からの称賛も集めていたが、2015年の1月2日、反逆したヤマネに殺害される。

死亡したと思われていたが、2015年、自身の葬儀にて大衆の目の前で生き返る。
その後、西暦を「ともだち暦」に変え、世界大統領となる。
さらに、2000年のものを改良したウイルスを世界中にばらまき甚大な被害を出す。

ともだち暦3年に突然、2000年の大みそか、そして2015年にウイルスをばらまいたのは自分だと大衆に告白し、あと一週間で世界を終わらせると宣言する。
しかし、その計画はケンヂたちによって阻止され、撃ち落された空飛ぶ円盤の下敷きになり死亡する。

その正体はフクベエとカツマタ君である。
2015年の1月2日までは主にフクベエが「ともだち」として活動しており、彼の意志によりウイルスをばらまくなどの作戦が実行された。
2015年にフクベエが殺害されてからはカツマタ君が「ともだち」として活動し、作戦も彼の意志により行われている。
しかし、フクベエが「ともだち」だったころから、カツマタ君もフクベエの代理のような形で「ともだち」として活動していたとみられるようなシーンもある。

フクベエが「ともだち」だったころは主に「忍者ハットリくん」のお面をかぶっており、カツマタ君が「ともだち」になってからはケンヂたちの秘密基地のマークが描かれたマスクをかぶっていることが多い。

カツマタ君

ケンヂ達の小学校時代の怪談に登場する少年。
理科の実験が大好きだったが、フナの解剖の授業の前日に死亡してしまい、それ以来、夜な夜な理科室に化けて出ると噂されていた。

実は死亡していなかったが、小学校時代のケンヂがした万引きの濡れ衣を着せられたことによりいじめにあい、「いないもの」として扱われているうちに本当に死んだことにされてしまっていた。
そのことによりケンヂを恨み、ケンヂへの復讐を決意する。

2人目の「ともだち」の正体。

サダキヨ

ケンヂたちの小学校時代の同級生。
いじめられっ子で、いつもお面をかぶっていた。

「ともだち」の部下である。
しかし、「ともだち」の正体を探ろうとするモンちゃんを殺害してしまったことを苦悩し、「ともだち」の言いなりになる自分に葛藤している場面もある。

2014年では「ともだち博物館」の館長をしながらカンナたちの高校で英語教師として働いていた。
2000年の大みそかの事件の真実を知ってしまい、ドリームナビゲーターらに命を狙われる小泉響子を保護する。

小泉響子をヨシツネらに引き渡した後、乗っていた車ごと炎上し死亡したと思われていたが実は生き延びており、ともだち歴3年の世界ではウイルスにより孤児となった子供たちを保護し、「お面大王」と名乗っていた。

その後、ケンヂたちに協力し「ともだち」の暴走を止めようとするが、落下した空飛ぶ円盤の下敷きになり、病院で治療を受けるものの死亡する。

万丈目胤舟

「ともだち」の側近。友民党の党首。

1970年前後の世界では露天商をしており、そこで小学生時代の「ともだち」と出会う。
その後、興行師としてプロダクションの運営などをしていたがあまりうまくいっていなかった。
そんな時、大人になった「ともだち」に再会し、「ともだち」が開く集会の手伝いなどをしているうちに「ともだち」の活動に深く関わることとなる。

友民党の党首として「ともだち」の組織をまとめてきたが、2015年の1月2日に1人目の「ともだち」が死亡し、新たな「ともだち」が誕生して以来、「ともだち」に対しておびえるようになる。
その後、オッチョやカンナと協力して2人目の「ともだち」の暗殺を企てるが、部下の高須に裏切られ、殺害されてしまう。

ヴァーチャルアトラクション接続中に殺害されたため、死後も意識がヴァーチャルアトラクションの中に残っていたが、ヴァーチャルアトラクションを訪れたケンヂのメッセージをヴァーチャルアトラクションの外にいるカンナに伝えることに成功し、成仏する。

ヤマネ

ケンヂたちの小学校時代の知り合い。
成績優秀で学級委員をしていた。

小学校時代から「ともだち」と親しく、行動を共にしていることが多かった。
大人になってからはキリコとともに「ともだち」の部下の科学者として行動していた。2000年のおおみそかに使用されたウイルスを開発した張本人。

2003年に、キリコの忠告によりはじめて自分のしている事の重大さに気づき、研究室を脱走する。
2015年の1月2日に「ともだち」を殺害するが、直後にやってきた「ともだち」の部下により、自身も殺害されてしまう。

キリコ

本名・遠藤キリコ。
ケンヂの姉でカンナの母。子供のころから聡明で美しかった。

頭がよく、勉強好きで細菌学者を志していたが、父親が亡くなり、店を継がなくてはいけなくなったため夢をあきらめる。
恋人を「ともだち」の部下が仕掛けた事故により亡くし、傷心のところを「ともだち」に口説かれ、恋仲になる。
その後「ともだち」と結婚し、カンナを授かるが、「ともだち」の度重なる外出を不審に思い、後をつけたところ集会を開いているところを目撃し、恐怖を覚えカンナを実家に預けて姿をくらます。

かつて「ともだち」の下でヤマネとの共同開発によりワクチンを開発し、そのことが2000年の大みそかに使用されたウイルスの開発にもつながってしまったことに罪悪感を感じている。
そのため、より強いウイルスにも対抗できるワクチンの開発を続けていた。

2015年の世界では世界各地を巡って開発したワクチンを配っている。
その後、マルオやケロヨンらに保護される。

高須

「ともだちランド」のドリームナビゲーター。万丈目の愛人。

がっしりとした体格の女性で、以前は体育教師をしていた。
「ともだち」に対する忠誠心が強く、「ともだち」が血の大みそかの首謀者であるということが明らかになり友民党の幹部たちが次々と逃亡する中でも、「ともだち」に忠誠を誓い続けていた。

カンナの代わりとなる「ともだち」の子供を体外受精により妊娠する。

2人目の「ともだち」の死後、巣鴨医療刑務所に収監される。

田村マサオ/13番

「ともだち」に心酔する青年。ドンキーの元教え子で、彼の殺害にかかわった。
「ともだち」に対抗する宗教団体のトップの人物を殺害するなど、「ともだち」と敵対する人物の暗殺を繰り返す。

2001年以降は海ほたる刑務所に収監され、「13番」と呼ばれながら暗殺者として活動する。
2015年、「ともだち」の葬儀の場でローマ法王の暗殺を企てるが、よみがえった「ともだち」に阻止されて失敗する。

ともだち暦以降、「ともだち」が以前の人物ではないことに気が付き、逃亡する。
その後は北海道の廃墟となったお菓子工場で生活していたが、そこでコンチと出会い、ケンヂたちに協力するようになる。

最終的に「ともだち」を殺害するためにヘリコプターに乗り、空飛ぶ円盤に特攻をかけるが、ヘリコプターの爆発に巻き込まれて落下し、死亡する。

『20世紀少年』の用語

よげんの書

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