マンガ「20世紀少年」のあらすじ紹介!【ネタバレ・キャラ紹介・元ネタ解説あり】

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。
コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

『20世紀少年』の伏線

「忍者ハットリくん」のお面(3巻第4話「ブラザー」他)

1人目の「ともだち」は、いつも「忍者ハットリくん」のお面をつけている。
ヨシツネは1人目の「ともだち」が死亡したというニュースを知った時、フクベエの本名が「服部(ハットリ)」であったことを思い出す。
「フクベエ」というあだ名は、本名の「服部」を訓読みしてつけられたあだ名だった。

伝説の刑事、チョーさんのセリフ(2巻第3話「チョーさん」)

蝶野将平の祖父であり、「ともだち」の部下に殺害されてしまった伝説の刑事・チョーさん。
彼は早くから「フクベエ=ともだち」であること、さらには「カツマタ君=ともだち」であることをつかんでいた。

「ともだち」の正体を探るため、ケンヂたちのクラスの卒業者名簿を見るチョーさん。
名簿と卒業アルバムの写真を照らし合わせていくが、途中で突然手が止まる。
「6年3組……安斉行雄……飯田務……石倉俊文、遠藤健児、落合長治…… ………!! 小学校時代の”ともだち”が、そこにいた………」

おそらく、あいうえお順に名簿と写真を照らし合わせていく中で「ともだち」を発見したと思われる。
「お」で始まる落合長治の次にくる名前が「ともだち」の本名だということになる。

「カツマタ」が「勝又」などの苗字に由来するあだ名だと考えると「お」の落合長治の次に名前が載ることは十分考えられる。
チョーさんはカツマタ君の本名を見て、「小学校時代の”ともだち”が、そこにいた………」と言っていたのかもしれない。

同窓会に出席しているフクベエにそっくりな男(3巻第5話「クラスメート」第6話「もう1人…」)

同窓会に出席したケンヂだが、大人になり記憶も薄れ、顔を見ても誰が誰だか思い出せない。
マルオとヨシツネが誰だかわからない男を間に挟んで談笑している姿を見て、「そいつか誰だかわかってしゃべってんのか?」と心の中で問いかける。
フクベエがケンヂに声をかけるが、フクベエのことをなかなか思い出せないケンヂ。しばらく考えてようやく思い出す。

その後、小学校の時に給食のスプーンが全部曲げられてしまった話になる。その時の犯人は誰だったのかという話になり、担任・関口先生以外の全員が目をつむった状態で犯人は手を挙げて名乗り出ようということになる。目をつむり、先生にだけ犯人が分かった後生徒たちは目を開け、犯人は誰だったんだろうと盛り上がる。
フクベエとケンヂが顔を見合わせているコマ、そしてマルオ、ヨシツネ、彼らと談笑していた誰だかわからない男が描かれたコマが続く。

この「誰だかわからない男」は、髪型や顔立ちなどが非常にフクベエに似ている。そして、セリフもないのにわざわざ2回も映し出され、2回目はヨシツネとマルオがそれぞれ周りの人間と犯人は誰かという話で盛り上がる中、真ん中にいるこの男だけがややうつむき微笑んでいるような顔をしている。セリフのないキャラクターにしては印象的な描かれ方をしているようにも思える。

フクベエに酷似しており、セリフもないキャラクターにしては印象的な描かれ方をしているこの男。もしかしたら、彼が「カツマタ君」だったのかもしれない。

『20世紀少年』の裏話・トリビア・小ネタ

タイトルの由来

「20世紀少年」というタイトルは、イギリスのロックバンド・T・レックス (T. Rex)の楽曲、「20センチュリー・ボーイ」に因んだものである。

「20世紀少年」は、中学生のケンヂが給食の時間に放送室を占拠し、この曲を流すシーンから始まる。
また、映画版「20世紀少年」の主題歌にもなっている。

登場人物の名前の元ネタ

ケンヂ:遠藤賢司(ミュージシャン)

ロックやフォークソングなどのジャンルで活躍していたミュージシャン。
作者の浦沢直樹と対談したこともあり、映画「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」では猟師役で出演している。
2017年没。

小泉響子:小泉今日子(女優)

テレビドラマや映画などで活躍する女優。
1980年代を代表するアイドルの一人。アイドル時代の代表曲は「なんてったってアイドル」など。

ヤン坊・マー坊:ヤン坊・マー坊(テレビ番組『ヤン坊マー坊天気予報』のキャラクター)

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