超高速!参勤交代(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。

『超高速!参勤交代』の概要

『超高速!参勤交代』とは、江戸時代の参勤交代を題材にした2011年の土橋章宏の脚本をもとに、本木克英が監督をつとめ2014年に公開された時代劇映画である。2013年には、土橋自身により小説化もされている。主演は佐々木蔵之介で、さらにその脇を深田恭子や西村雅彦など、多くの豪華俳優陣が固める。撮影は兵庫、福井、山形などでされ、湯長谷城は篠山城跡が使用されている。第38回アカデミー賞最優秀脚本賞や第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞した他、数々の賞にノミネートされた。時代劇ではあるものの親子連れや若い女性からも支持を得て、2016年には続編映画の『超高速!参勤交代リターンズ』が公開されている。本作が公開された際のPRの一環として、湯長谷藩があったいわき市の観光課スタッフ等が5日間かけて東京まで歩き、舞台あいさつに登場した。
湯長谷藩藩主の内藤政醇(ないとうまさあつ)は、長い参勤交代を終えてようやく国元に帰ってきていた。家臣らも国元に戻れたことを喜ぶ中、江戸から再び参勤するようにと知らせが届く。しかも期限は5日のうちにという超ハードスケジュールである。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(まつだいらのぶとき)の理不尽な命令に憤りながらも、信祝のたくらみを阻止しようと江戸に出発する。道中、言うことを聞かない中間や信祝からの刺客など、次々とトラブルが降りかかる。それでも旅の中で忍びの雲隠段蔵(くもがくれだんぞう)や飯盛女のお咲と出会い、協力してもらいながら江戸に向かう。この作品は個性豊かな登場人物による江戸時代の人々のコミカルな様子の中に、互いに協力し合い一生懸命生きる男たちの姿が描かれた物語となっている。

『超高速!参勤交代』のあらすじ・ストーリー

殿の帰り

湯長谷城の外観

8代将軍徳川吉宗の時代。全国の大名にとって、大行列を組み江戸に出仕する参勤交代は大変な苦行だった。一年おきとはいえ移動に莫大な費用がかかり、妻子は人質として江戸に住まわせることになっていた。徳川幕府にとって参勤交代は、各藩の反乱をおさえ忠誠を確認するための手段だった。

享保20年。磐城湯長谷藩(いわきゆながやはん/現在の福島県いわき市)1万5千石も、江戸での長い勤めを終え、10日かけて国元に帰ってきていた。湯長谷藩藩主の内藤政醇(ないとうまさあつ)は「あぁ、やっと帰ってきたのう」と大名行列の馬上から話す。「大義であった。相馬、そう怒るな」とそばにいる家老、相馬兼嗣(そうまかねつぐ)をねぎらう。相馬は「団子はともかく、茶まで頼むとはもってのほかでございます。水でも飲めば良いでしょうに」と、茶屋で政醇が注文しすぎたことを怒っている。「江戸からはるばる歩いてきたのじゃ、よいではねえが」「それが無駄だど言うのです」とその後も政醇と相馬の言いあいは続く。一方家臣らは、城に帰ってからのことに思いを馳せていた。膳番(ぜんばん/城の食事に関する役職のこと)の今村清右衛門(いまむらせいえもん)は「儂は蕎麦を食いたいのう」と言い、側用人(そばようにん/大名の雑務を取り仕切る役職のこと)の鈴木吉之丞(すずきよしのすけ)は「わたすは、書物が読みたいです。ずいぶん溜まっているはずです」とウキウキした表情だ。馬廻(うままわり/大名の護衛や伝令をする役職のこと)の増田弘忠(ますだひろただ)は「拙者は馬の手入れがしてやりたい。ずいぶん会ってねえな」、祐筆(ゆうひつ/大名の公文書や記録の作成をする役職のこと)の秋山平吾(あきやまへいご)は「碁打ちじゃ」とうっとりとした表情である。そして最後に武具奉行(武具の管理をする役職のこと)の荒木源八郎(あらきげんぱちろう)は、「修行じゃ!」とやる気に満ち溢れた表情をする。政醇らが畑のわきを通る際、政醇が「茂吉、精が出るのう!」と一人の百姓に声をかける。茂吉は政醇に「いいのが取れだんだよぉ」と大根を差し出す。政醇は馬から降り、差し出された大根をそのままかじる。「良い土じゃ。今年もうまい漬物食わしてけれ」と、政醇は茂吉を激励する。

ようやく湯長谷城についた一行は、「国元が一番じゃのう」と参勤交代で使った道具を整備していた。城の台所では女中たちが「殿様、やっとお帰りになっだなぁ」「またにぎやかになるっぺ」「ほんどだぁ。村の人方まで良く遊びにくっからなぁ」「お人柄だなぁ」と、政醇が戻ったことを喜んでいた。しかし「だけどなぁ、あんな立派な方なのに、玉に瑕(たまにきず)がなぁ」と言う。その頃政醇は厠(かわや)で用を足していた。厠の戸は少しあけられている。実は政醇は閉所恐怖症で、女中たちはこのことを噂していたのだ。政醇は「武士の恥じゃ…」と閉所恐怖症の自分を恥じている。そこに相馬がやってきて「殿、ここにおわしたか」と厠の外から声をかける。「なんじゃ、こんなところまで」と政醇は辟易している。「そろそろ修養(学ぶ、授業すること)のお時間です」「帰ったばかりでうるさいのぉ。明日からちゃんとやる」「昨日もそう言われましたぞ。一日延ばすとやるべき量が倍になり、気力も半分になりまする」「わかった、すぐやる」「修養のあとはお食事、そして藩財政のご検討を」とやり取りをする。政醇は「わがった、部屋で待っておれ。戸を閉めるなよ」と言うが、相馬は「わがっておりまする」と言いつつクセで戸を閉めてしまう。厠からは「うわあああああ」と政醇の叫び声があがり、パニックになった政醇は飛び出してしまうのだった。

政醇と相馬は剣術の稽古の見学にきていた。家臣らが「殿!」と親しげに声をかけ、頭を下げる。稽古場では、荒木と今村が真剣と槍で打ち合っていた。今村は「まだまだ!ものたりねえわ!」と声を荒げる。政醇はそれを見て満足そうである。さらに秋山と増田が奥で稽古をしている。しかし秋山は「やめだ、今日はどうも調子が悪い」と言い、増田は「え…もう少しやってくんちゃい!」とがっくりしている。政醇と相馬は弓の稽古も見学に来ていた。鈴木が真剣に弓を構えており、的の中心を射抜く。政醇に気付いた鈴木は「殿!やはり国元は良いでげんすね」とにこやかに言う。「ああ、息をするだけでも和むのう。江戸はもうたくさんじゃ」と政醇も応える。次の参勤交代までは1年間あるので、皆ゆっくりと国元で過ごすのだ。

その頃、猛スピードで馬を走らせる男がいた。髪を振り乱し必死に馬を操るその男は、江戸家老(江戸の藩邸につめている家老のこと)の瀬川安右衛門(せがわやすえもん)だった。

政醇は、表面を食べた鯛を裏返し、裏面を食べ進めていた。膳には鯛の皿と大根の漬物のみで、質素な食事である。「鯛は裏返して食べる二日目がうまいのう」と政醇はしみじみしている。そばに控える相馬が「4年前の大飢饉より、財政が思わしくありませぬ。もう少し年貢をあげることも考えませねば」と言う。しかし政醇は「いかん!まだ作物に勢いが足りね。土がまだ本当になっていない証拠じゃ。なに、我らが絶えれば良いだけよ」と言い、大根の漬物を食べながら「おお、たまらん…これで十分でねが」と満足げだ。「殿はお人よしすぎるのです。飢饉の際もご公儀(幕府のこと)の助けを待たず他藩に米を送り!」「まずは近くにいる者が助ければ良いのじゃ。誰が誰を助けるなどと言うておっては、民が死んでしまうであろう」「しかし、此度の参勤交代で我が藩の蓄えも尽きました」と、政醇と相馬はまた言い合いを始める。さらに政醇は「それであの金山に望みがあればのう」と言い、相馬は「あれはとんでもない金山でしたなぁ」と苦虫を噛みつぶしたような顔をする。

一大事

参勤交代の命の知らせを受け取った、湯長谷藩の面々

そこに「殿ー!!殿!!一大事にございます!!」と瀬川が駆込んでくる。政醇は「瀬川?お主なぜここに?誰か、水を持て!!」と驚きつつも、息も絶え絶えの瀬川のために水を用意する。瀬川は「殿、今日より5日のうちに参勤交代せよと上様からのお達しです」と早口で言う。相馬は「なんだど!?待てい、昨日江戸から帰ったばがりでねが。参勤交代は一年おきのさだめだろう」と驚く。瀬川は用意された水を飲み「それが、必死に聞きまわりましたところ、ご老中松平信祝(まつだいらのぶとき)様のご詮議で我が藩の金山の届け出に偽りありとの疑いがかかり、そのような沙汰(処分等を決めること)になったと思われまする」と言う。「ばがな、偽りなど申さぬ!蔵には銭もなく、コウロギが遊んでおるだけだわ!」と相馬は憤慨する。「しかし、江戸に参らねば我が藩はお取り潰しに…」と瀬川は焦った表情である。政醇はただ目を見開くばかりだ。

江戸城の松の間では、将軍徳川吉宗と信祝、老中首座の松平輝貞(まつだいらてるさだ)が集まっていた。吉宗は「信祝、湯長谷のこと、まことであるな」と問う。信祝は「金が出たと隠密より注進がきております。参勤で金を使わせたうえ、仕置きするのが一番でございましょう」と進言する。輝貞は「そのような参勤、少し酷ではないのか」と懸念する。しかし信祝は「ご公儀の目を盗み、私腹を肥やすものも増えておりまする。ここはひとつ、死に物狂いで武士の本分を思い出すのもよろしかろうと思いましてな」と不敵な笑みを浮かべる。

一方湯長谷藩では再びの参勤交代の命を受け、集まった家臣らから「ふざけておる!」「そうじゃ、こんなバカな話あってたまっか!」という声があがっていた。鈴木は「ご家老、5日で参勤する等できるのでしょうか」と相馬に問う。「無理に決まっておろう。常の参勤でも8日はかかる。江戸まで60里。大名行列で練り歩き1日10里以上進むなど、とてもとても。それに、金もねえ。宿の手配り、道具の準備やらしめて382両。我が藩の蓄えではとても足りぬわ」と相馬は答える。政醇は「ご老中の狙いは、我らが金山よ。無理難題をふっかけてお取り潰しにし、勢力争いの費え(ついえ)にするつもりであろう」と言う。信祝は老中首座の座を狙っており、そのための手柄を求めているのだ。荒木は「小藩と侮りおって、ことと次第によっては覚悟がある!!」と憤っている。相馬は「ご老中に賂(まいない/賄賂のこと)をおくってみては」と提案するが、荒木に「なぜ咎のない我らが賂などせねばならぬのですか。いっそ無理でも参勤し、直訴してくれる」と反対される。だんだん議論がヒートアップしてくる中、秋山は「お待ちください!ご公儀に逆らうなどもってのほか。ご老中は降参せよと暗に申されておるのだ。(何かおかしなことをすれば)きっと謀反とみなされる。下手をしたらお取り潰しどころか、命すらあやうい!」と声をあげる。増田は「ではどうせよというのだ」と困惑している。秋山は「有り金を全ておくり、自ら閉門、蟄居(ちっきょ)して降参するのだ。さすればお取り潰しだけは免れるであろう」と提案する。しかし荒木は「泣き寝入りせよと申すか!」と言い、秋山ともみ合いになる。隅にいた瀬川は「申し訳ござりませぬ。これも全て、拙者の不覚ゆえにござります。あの時、何としてもくいとめておれば…」と泣き出す。

江戸城で、瀬川は湯長谷藩の参勤交代を食い止めるべく信祝の部屋を訪れていた。瀬川は「なにとぞ、ご容赦を」と頭を下げる。しかし「いつまでそこにおる、儂は忙しい」と冷たくあしらわれてしまう。瀬川は「これはあまりのご沙汰ではございませぬか」と食い下がるが、「お上の沙汰が不服と申すか。これだから田舎者は手に負えぬな」と信祝は蔑んだ目線を向ける。「お願いにございます。拙者に済むことならば、なんでも致します!」と言う瀬川に、「ほう、ならばこれを食うてみよ。さすれば話を聞いてみよう」と信祝が飼う九官鳥の餌を差し出す。毒々しい緑色ですり鉢に入っており、いかにも不味そうな様子である。瀬川は思い切ってその餌を手づかみで食べる。そして「参勤など無理にございます。どうかご慈悲を」と再度懇願する。それを見た信祝は「ふふっ本当に食いおった。よう食うた。…もはや決まったことじゃ」と言い、去って行ってしまう。

参勤交代再び

案内役をかって出た段蔵(左)と、それを聞く政醇(中央)と相馬(右)

瀬川は「まことに申し訳なく…」と謝り続ける。それを聞いていた政醇は「相馬、決めたぞ。すぐに支度せよ!5日の内に江戸にいぐ!」と決断する。相馬は「江戸に!?しかし、殿、我が藩の蓄えはもはや…」と驚く。そんな相馬に政醇は「相馬、金はなくともお主には知恵があろう」と言うのだった。

一方江戸城では、信祝が忍びの夜叉丸を控えさせて食事をとっていた。夜叉丸は「湯長谷藩もつぶすのですか」と信祝に問う。「そのことよ。先の参勤で上様に大根の漬物を献上したあの貧乏大名が、帰ったばっかりですぐに参勤せよと命ぜられさぞ肝をつぶしておろう」と、信祝は愉快そうである。そこに新たな忍びが一人やってくる。湯長谷藩の金山のことを、信祝に注進した忍びである。「骨が折れました」と言う忍びに、信祝は「金山のこと、大義であった。褒美をとらせよう」とねぎらうが、そのまま一刀のもとに斬り捨ててしまった。「始末しておけ。鯛はうまいところがないのう」と、信祝はたくさん並んだ鯛の目玉だけを食べる。そして「金だけもらえれば用はない。イモ侍には骨となってもらうぞ」とニヤリとするのだった。

湯長谷城では、政醇が参勤交代について頭を悩ませていた。「無理じゃぁー」と政醇は声をあげる。そんな政醇をみて相馬は「だからあれほど、日は足りぬし金もかかりすぎる」と苦言を呈す。それでも相馬は今回の参勤交代の方法をしっかり考えており、「5日と申しますと、いつもの道では間に合いませぬ。そこで、ここを抜けまする」と地図の中の山を指し、その中を抜けるという。「肝心なのは役人のいる宿場町でございます」とそう言って「高萩宿(たかはぎじゅく)」と「取手宿(とりでじゅく)」を丸でかこむ。「そこだけたっぷりと中間(ちゅうげん/下っ端の兵のこと)を雇い、大名行列をみせれば役人どもの目もごまかせましょう。我が藩では50人おれば十分かと」と言う。政醇は「おお!さすれば道中長々と列を組まずにすむな」と感心している。さらに相馬は、すでに瀬川を先発させて手配をさせているという。しかし「気がかりは山でございます。絵図の上ではたやすくても、山で道に迷わず走るのは至難のこと」と相馬は心配そうである。すると、政醇はいきなり立ち上がり、備えられていた槍を手に取る。そして庭に向かって槍を突き出す。「なに奴!!」と政醇が言うと、「腕がたちますなぁ、殿様」と潜んでいた男が出てくる。相馬は思わず「曲者!!」と叫ぶが、その男はいきなり草むらに手裏剣を投げる。草むらにも一人潜んでおり、その手裏剣で倒れこむ。潜んでいた男は「あちら(草むらの男)が曲者でござる。この城はあまりにも不用心。公儀の隠密(幕府の偵察用の忍びのこと)が押し寄せておりますぞ。拙者は戸隠流(とがくしりゅう/とがくれりゅう)の忍び、雲隠段蔵(くもがくれだんぞう)。湯治に来たところ、隠密どもの話を耳に挟み、腕を貸そうかと思いましてな」と言う。さらに「蛇の道は蛇。素人が見知らぬ山を走るなど、死ににいくも同然。危なくて見ておれませんな」とも言う。政醇が「お主が案内すれば、間に合うのか」と聞くと「東国は戸隠流の庭のようなもの。その気になれば獣を狩り、山で食事もとれましょう」と、自信満々である。それを聞いた相馬は、懐からそろばんを取り出し「さすれば路銀(旅費のこと)は140両で済むでねが!」と喜ぶ。そこにすかさず段蔵が「拙者の雇い料がさらに10両と、酒を好きなだけ」と追加する。相馬は「なに、そんなにか!」とびっくりするが、こうして道案内に段蔵を雇うことが決定した。

城の松明の明かりの中、家臣らは参勤交代の準備をすすめていた。荒木や今村がそのそばで酒を飲む段蔵をみて、「おい、あれは何だ」「案内役の段蔵だ」「腕は確かか」と噂している。それを聞いてか聞かずか、段蔵はクナイで飛ぶ蛾を仕留めて見せた。それを見た荒木らは「おおー」と歓声をあげる。そこに相馬が「各々方!!」とやってくる。「刀はここにあるものを使ってくれ」と武器を広げる。「妙に軽いのう」と荒木が刀を抜いてみると、それは張りぼての偽物の刀だった。荒木は「武士の命を…」と納得いかない様子だ。しかし相馬は「真剣では重過ぎで道中はやく走れねぇ。参勤できねばお取り潰しよ!妻子を路頭に迷わせたいか!」と一喝し、納得させる。さらには通常の参勤交代では必須の荷物も「片付けい!」と片付けさせ、身軽な状態で出発することとなった。

高萩宿(たかはぎじゅく)

湯長谷藩の大名行列が、高萩宿の裏に回る様子

夜が明けて、政醇は家臣らの前に立っていた。「此度の参勤は過酷なものになる。しかし、これも我が藩の存亡にかかわること。皆、精いっぱい、走るぞぉー!!!」と激励する。そうして「えっさ、ほいさ」と、田んぼのあぜ道を一行は軽快に走っていく。順調に走りすすめ、高萩宿の入口についた。秋山が「中間どもが参りました」と相馬に声をかける。中間らに混じり、先発していた瀬川の姿も見える。瀬川は「申し訳ありませぬ。死に物狂いで人集めしましたが、力及ばず、たったこれしか…」と中間の方を見やる。集められた中間らは、明らかにやる気がない様子で立っている。相馬は「50人は集める手はずであろう」と焦るが、中間の代表の男は「昨日の今日でそんなに集められるわけねえべ。25人で精いっぱいでがんした」と言う。約束の半分の人数ではあるが、瀬川は「あの、拙者は次の段取りがありますので…失礼いたします。ご免」と言って馬に乗って駆けていった。政醇は「相馬、今こそお前の兵法をみせる時。何とかせよ」と丸投げしてしまうのだった。

高萩宿に湯長谷藩の大名行列が入る。高萩宿の人々は「来た来た、大名行列だ」「立派だなぁ」と見学に出てくる。役人の詰所でも、過ぎていく湯長谷藩の大名行列は確認されていた。しかしこのままだと、十分な人数の揃っていない大名行列だとバレてしまう。相馬は、中間の代表の男に「いいか、先ほどの手はず通りに」とこっそり耳打ちする。代表の男は「大変だぁ、手間賃をはずんでもらわねばな」と言うが、なんだかワクワクした表情である。そうして高萩宿のはずれまでくると、一行は二手にわかれて宿の裏手を走り、急いで大名行列の最後尾についた。高萩宿のから出た者が再び最後尾につくことで、大人数の大名行列であると見せかけたのだ。相馬は「どうだ、これなら大名行列に見えっぺ。かつて楠正成公はカカシを軍に見立てたものよ」と得意げだ。代表の男も「こんなからくり、はじめてだぁ」と楽しんでいる。高萩宿の役人は「100人はいますな。1万5千石ならそんなものか」と疑っている様子はない。行列の中では、段蔵が政醇に「殿、なぜ駕籠(かご)に乗られぬのですか。馬は家老が乗るもの」と聞いていた。政醇は「余は駕籠が嫌いなのじゃ」と、閉所恐怖症のために駕籠に乗られないことを明かす。役人へのカモフラージュのため駕籠も大名行列に入ってはいるが、中には誰かが乗っているようだ。そんな時、行列の先達が「とまれぇー」と掛け声をかける。相馬が前方から「あれは水戸の」と、別の大名行列がやってくることを確認する。すれ違う際に水戸の大名行列の駕籠から「水戸の徳川宗翰(とくがわむねもと)じゃ」と若い大名が顔を出す。「湯長谷の内藤政醇であろう。またあの大根を食べたいのう。どうした、顔を出せい」と湯長谷の駕籠に向かって話しかける。段蔵は籠に政醇が乗っていないので「相馬殿、いかがなさる」と焦るが、相馬は「大丈夫じゃ、見ておれ」と冷静である。そこで馬から降りて家臣のフリをしていた政醇が、腹話術の要領で「容態がすぐれませぬ。目も腫れておりますゆえ、顔を出さずに失礼つかまつる」と言う。それを聞いた宗翰は「さようか、ちょうど八幡様(全国にある八幡神をまつる神社のこと)でお札をもらった帰りじゃ。一つ進ぜよう。遠慮はいらぬぞ」とお札を渡してくれる。政醇が「有難き幸せに存じます」と礼を言うと、湯長谷の駕籠の中の何かが札を奪う。そして「キキキーッ」という動物の鳴き声も聞こえてくるのだった。宗翰は「空耳か?」と去っていき、段蔵が「ご免!」と駕籠の御簾を上げると中には一匹の猿がいた。この猿は、実は政醇のペットなのである。政醇は「菊千代じゃ。鋼の手を持っておる。気をつけよ」と言い、菊千代はおやつのクルミを素手で割るのだった。

山を進む一行

夜叉丸(左)に「(湯長谷藩)を必ず止めよ!」と命令する信祝(右)

段蔵は「各々方、ここから山でござる。覚悟はよろしいかな?」と政醇らに声をかける。相馬は「あなどるな、我らは武芸で鍛えておる!」と答え、中間らと別れて山に入っていく。段蔵は先頭になってずんずん進み、相馬は「段蔵、速すぎんでねが」と先ほどの威勢がなくなってしまっている。しかし段蔵は「十分に手加減しておりまする。休むとさらに辛くなります。それそれそれ」と軽快な足取りでさらに進んでいく。その一行の周りには、何やら忍びのような人影がちらついていた。

日が暮れて、政醇らは夕食の獲物を探していた。そこに段蔵が戻り、「よし、獲物をとれた者は?」と聞くが誰もいない。「だらしがないのう」と段蔵がドサッと何かを降ろす。そこには大きなイノシシが転がっていた。「待っているのが退屈でのう。片手間にとっておった」と言い、皆喜んでいる。今村が「よし、料理は俺に任せてもらおう」と名乗り出て、荒木は「今村、儂は塩で頼む」、増田は「拙者は山椒がいいな」などとみなソワソワしている。そこに段蔵が「殿、こんなものも用意しましたぞ」と酒を差し出す。政醇が「おお、気が利くなぁ」と喜ぶと、相馬が「いけませぬ、このような折に酒などもってのほか。各々方、儂はこれから近隣の村にもろもろの調達しにいっでくっがら、留守を頼む。くれぐれもこの酒、飲むでねえぞ!頼んだぞ」と釘をさしていった。

その頃江戸城では、湯長谷藩が参勤することになったことが信祝の耳に入っていた。飼っている九官鳥に餌をやる信祝に、忍びの夜叉丸が「少人数で湯長谷を発ったようにございます」と報告する。信祝は「ふん、足止めは出来るのであろう。必ず止めよ!!!」と怒りをあらわにする。その傍らでは九官鳥も「コロセ!コロセ!」とはやし立てるのだった。

政醇らは、たき火をかこんで先ほどのイノシシを食べていた。皆片手に酒を持ち、荒木は「しかし殿、飲むなと言われて飲む酒ほどうまいものはありませぬなぁ」と楽しそうである。しかしそのすぐ近くの茂みでは、3人の忍びが「やるか」「えぇ」と、今にも政醇らに襲い掛かろうとしていた。それに気付いた段蔵が忍びに近づく。忍びが「なに奴」と問いかけると、段蔵は「それはこちらの言うことじゃ。このクナイ、服部(半蔵)の手の者か。…狙う獲物は同じじゃ。儂は牛久宿(うしくじゅく)まで行けばよい。そこで金をもらうことになっておる。後は知らん」と言う。さらに「奴らの甘さには反吐が出る。いい気なものよ」と、忍びに政醇らのことを売ってしまう。「儂は雲隠段蔵。名前くらいは聞いたことがあろう」それを聞いた忍びらは驚き、「雲隠というと、戸隠流の抜け忍の。かつては東国一と言われたあの男か」と言う。段蔵は「争いは無用。儂が消えるまで手出しせずに、ついてまいれ」と言うのだった。

湯長谷藩の一行は、政醇と秋山以外酔っ払って寝てしまった。政醇は「秋山、お主は飲まんのか」と声をかける。秋山は「こんな綱渡りのような企て、うまくいくとは思いませぬ。殿、何故拙者など一行に加えたのです。他の者でも良かったではありませぬか」と胸の内を打ち明ける。そんな秋山に「強いだけでは役に立たぬ。お主のような冷静な者もまた必要なのじゃ。ま、たまにはお主もハメをはずしても良いがの」と政醇は言う。秋山は、その言葉に嬉しそうにはにかむのだった。そこに相馬が戻り「こらー!!飲むなど言っだでねが!」と怒る。荒木らは「の、飲んでません」と焦る。相馬は「おめーだちは、もう」と悪態をつきながら、「殿、ここから先は馬でお進みください。あの者が山を抜けるまで案内いたします。待ち合わせるのは、牛久宿の鶴屋」と言う。政醇は「余だけラクをするのか」と言うが「殿、ケガをした足では江戸まで走りきることは出来ませぬ」と言う。実は山を抜ける途中で、政醇は足を負傷していたのだ。政醇は「知っておったのか。いつも苦労をかけるな」と驚く。相馬は「馬での長旅もラクではありませんぞ。ささ、軟膏も手に入れてまいりました」と軟膏を政醇に手渡す。そこに段蔵も「あたりを見回りに行ってまいりました」と戻ってくる。政醇は「かたじけない。段蔵、道中、皆を頼むぞ。これは我が家の家宝じゃ。心づけとしてもらっておいてくれ。銭をやりたいが出しつくしてしまっての」と、段蔵に小刀を手渡す。さらに政醇は「湯長谷の存亡がお主にかかっておる。頼んだぞ」と頭を下げるのだった。

政醇と別れた家臣らは、段蔵を先頭にして山を走っていた。鈴木は「だけど恐ろしいことです。幕府の一存で、たやすくお取り潰しの窮地におちいるとは」と眉間にシワを寄せる。増田は「今頃、琴姫様(政醇の妹で湯長谷藩の江戸屋敷にいる)はどうしておられるのだろう」と言う。鈴木も「江戸で、さぞ心配しているんでしょうねぇ」と言う。家臣らは琴姫が誰を好いているかという噂話をはじめ、増田や今村が「きっと儂じゃ」「わ、儂かもしんねぇぞ」とうぬぼれはじめる。それを荒木が「飲みすぎだ」とたしなめるのだった。

湯長谷藩が参勤交代をはじめて、三日目の朝になっていた。瀬川はフラフラの状態で、牛久宿まで先行していた。近くに鶴屋の看板が見える。瀬川は「次は、取手(とりで/牛久宿の次の取手宿のこと)」と言いながら、再びフラフラと馬で走り始めるのだった。

鶴屋の中では、飯盛女(めしもりおんな/宿場町に存在した売春婦のこと)たちが雑魚寝をしていた。女将が「ほら、いつまで寝てるんだい!朝だって客はくるんだからね」と女たちを乱暴に起こしていく。そして「その家紋を見たら、必ず番頭さんに言うんだよ」と、家紋の書かれた紙を渡していく。「なんだい、これ」「お尋ね者の持っている家紋だってさ」と女たちは話す。この家紋は湯長谷藩のもので、政醇らは信祝の手によりお尋ね者になってしまったのだ。その時、一人の飯盛女が「お咲、よくもあたいの客を取ってくれたね!」と、一人の女に掴みかかった。お咲と呼ばれた飯盛女は「決めるのは客だよ、知ったこっちゃねぇ」と抵抗する。その言葉に掴みかかった女は「この野郎!売女!盗人!」とさらにヒートアップし、取っ組み合いのケンカになってしまう。

その頃政醇は馬で先を急いでおり、家臣らは段蔵を先頭にさらに山の中を進んでいた。段蔵が「あの山を越えれば霞ヶ浦だ」と立ち止まったところに、今村が「用をたしてくる」と茂みの中に入る。すると、「ウウウウ…」と何かのうなり声が聞こえる。今村が「オオカミだ!!」と茂みの中から飛び出し、「助けてくれ、段蔵殿!!」と言いながら大きな岩の上に避難する。他の家臣らも岩の上に避難するが、段蔵は「オオカミと甘いものはダメだ」と、一人木の上に避難してしまう。そこに相馬がゆっくりと近づいてくる。「ご家老、お逃げください!」と鈴木が慌てるが、相馬は気にせず「めんこい(かわいい)のう」とオオカミを撫で始める。「毛皮を取れば、500文になるかのう」と、相馬はお金のことしか考えていない。そしてその横では、今村が「漏らしちった…」と、粗相をしてしまうのだった。

牛久宿(うしくじゅく)

「なんだ、さっきの貧乏浪人かい」と悪態をつくお咲(左)と、政醇(右)

牛久宿の鶴屋に政醇が到着した。政醇は部屋に案内され、その途中で中庭の木にくくりつけられているお咲を見かけた。見つめる政醇に、お咲は「ふん」とそっぽを向く。夕方、風呂から戻った政醇は「庭に縛られていた女はなんだ」と女将に尋ねる。女将は「ああ、お咲のことですか。あのこは態度が悪くてねぇ。まったく、山猫みたいな子でして」と言う。政醇は「そのお咲とやら、呼んでくんねえが」と女将に言う。女将は「え、あの子を!?そうですかぁ、そんな好みですか、浪人さん。真面目そうなのにお好きですねぇ。ごゆっくり」と、政醇をからかい退室していった。

その頃家臣らは、山の中の廃寺で眠りについていた。そんな家臣らを見ながら段蔵は「甘いのう。旅の最初に半金、終わりに半金を払うのが当たり前なのに、こんなところで全部出すとはのう。まあ、これをもらえばもう用はないか。さらばじゃ」と、約束の牛久宿を前に去ってしまうのだった。

鶴屋では、お咲が政醇の部屋を訪れていた。政醇の顔を見ると「なんだ、さっきの貧乏浪人かい」とがっかりしており、片膝を立てて行儀悪く座り始めた。政醇は「来だが!威勢が良いのう。それなら力もあろう」と、うつ伏せで寝るのだった。「さ、揉んでぐれ、特に腰をな」と言い、お咲は「なんだこの浪人は」といった表情で政醇にまたがり、腰を揉む。「あんた、ずいぶんこってるねぇ。何やってきたんだい」とお咲が聞くと、政醇は「磐城から一日で走り抜けてきてなぁ。ようやく仕官の口が見つかってな。あと2日で江戸まで行かねばならぬ。貧乏な我が家がつぶれそうで、苦労しておる」と答える。お咲は「だったらなんで女なんて買うんだい」と疑問を持つ。しかし政醇が「さあのう、まぁ、はずみじゃ」とごまかすので、お咲は腰を揉むのをやめて自身の帯を解き始める。政醇は「何してんじゃ、今日はそれはいい」と止める。「なんだって、あんた気は確かか。まさかあんた、あたしのために…まさかね」とお咲は驚く。政醇はなおも「お主の指加減が丁度よくてなぁ。続けてくれぃ」と、腰を揉むことを要求する。お咲は「それでいいなら、あたしはラクでいいけどさ。やらないっていったからね。取り消しはなしだよ」と、再び腰を揉み始める。そして政醇の持ち物に、お尋ね者の家紋を見つけるのだった。

襲撃

廃寺で忍びの襲撃を受ける荒木たち(右側)

荒木たちが寝静まる廃寺の井戸で、相馬が水を汲んで飲んでいた。井戸のふちに座りながら、「殿はおどなしく待だれていっぺが…」と心配している。そこに大きな雷の音が鳴り響き、相馬は驚きバランスを崩して井戸の中に落ちてしまった。一方廃寺のなかには、忍び達が浸入してきていた。忍びの一人が振り下ろした刀を荒木が間一髪で避け、「刺客だ!」と声をあげる。家臣らが「誰だ貴様ら」と問うと、忍びの一人の虎之助が「茶番はおわりだ」、小太郎が「すぐに死にます。知る必要はありません」と答える。しかし荒木はそれを鼻で笑う。虎之助が「何がおかしい」といぶかしがると、荒木は「なめんなよ、我らは武芸百般を極めし雄藩。お前らのような野良侍とは違う!」と言う。さらに今村が「んだ!我らは一人一人が一騎当千、そのような人数で来るとは、片腹痛いわ!」、増田が「飛んで火に入る夏の虫とは、貴様らのことだ!」と続く。そして威勢よく刀を抜いたのだが、家臣らの刀は速く走るために偽物ばかりであった。家臣らは「しまった!」と焦り、虎之助は「ははははは!!うぬらは子供のオモチャを腰にさしておるのか」とバカにしたように笑う。偽物の刀では戦えないので、家臣らは殴ったり物を投げたりして応戦する。しかし相手は忍びで武器ももっており、たまらず皆外に逃げ出す。今村が「段蔵殿は、雲隠れしたか!?」と段蔵がいないことに気付くが、荒木に「いいから走れ!」と促される。後ろから虎之助たちが迫っており、荒木たちは崖から川の中に飛び込む。そこでようやく忍び達は追うのをあきらめるのだった。

荒木たちが川に飛び込んでいる頃、相馬はなんとか自力で井戸から這い出していた。その見た目は藻や葉などが身体中に付き、落ち武者のようである。そして廃寺に誰もいないことに気付き、急いで仲間を探しにいくのだった。

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