ウルトラマンデッカー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンデッカー』とは、2022年に放送された円谷プロダクション制作の特撮ドラマ作品。主人公アスミ・カナタは、突宇宙より飛来した謎の物体スフィアから地球を守るため、対スフィア部隊GUTS-SELECTの一員として、そしてウルトラマンデッカーとして仲間たちと日常を守る戦いへと身を投じていく。今作は2022年に放送開始25周年を迎えた『ウルトラマンダイナ』とも関わりが深い作品。キャッチコピーは「輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー!!」「やるしかねぇ!今、やるしかねぇんだ!」。

『ウルトラマンデッカー』の概要

『ウルトラマンデッカー』とは、2022年7月9日から2023年1月21日にかけてテレビ東京系列ほかにて放送されたウルトラシリーズの特撮ドラマ作品。制作は円谷プロダクション。
この作品は、令和ウルトラマン作品の第4作目、ニュージェネレーションヒーローズ作品の第10作目にあたる。また2022年に放送開始25周年を迎えた『ウルトラマンダイナ』の要素を多く取り入れた作品として製作された。例えば、『ウルトラマンダイナ』は『ウルトラマンティガ』の最終回から7年後が舞台という設定だったのと同様に、『ウルトラマンデッカー』は前作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』から10年後が舞台という設定となっている。
主人公アスミ・カナタは、突如宇宙から襲来した謎の物体スフィア討伐のため、ウルトラマンデッカーの力をその身に宿し、対スフィア部隊GUTS-SELECTの新人隊員として若き仲間たちと共に地球の脅威に立ち向かう。
ウルトラマンならではの迫力ある戦闘シーンだけでなく、丁寧な人物描写なども評価されている。
メイン監督は『ウルトラマンR/B』でもメインを務めた武居正能。主演は松本大輝。
キャッチコピーは「輝け、弾けろ、飛び出せ、デッカー!!」「やるしかねぇ!今、やるしかねぇんだ!」。

『ウルトラマンデッカー』のあらすじ・ストーリー

宇宙浮遊物体「スフィア」の襲来

地上に現れたウルトラマンデッカー

ウルトラマントリガーの最後の戦いから7年が経った。
怪獣災害が消えた地球は平和な日常を取り戻し、人類の目は宇宙へと向けられていた。地球防衛組織・地球平和同盟TPUが怪獣対策の規模を縮小し、宇宙開発活動に舵を切るなど、宇宙進出が飛躍的に進んだ現代を世間は「ネオフロンティア時代」と称した。
アスミ・カナタは、彼の祖父が営む老舗のせんべい屋で働らく気さくな好青年だ。ある日、カナタは看板商品「宇宙せんべい」の納品のために宇宙港を訪れる。奇しくもその日は第2の火星コロニー開発のために開発チームが火星へと飛び立つ日であった。カナタは空のロケットを見つめながら、現在火星旅行に行っている両親に思いを馳せる。その後、カナタは宇宙港の警備にあたっていたTPU訓練生、キリノ・イチカとリュウモン・ソウマに出会うのだった。
その時、火星のレッドシティに正体不明の物体が飛来し、攻撃を仕掛けてきたという臨時ニュースが流れる。それを見て戸惑うカナタたちだったが、謎の飛翔体・宇宙浮遊物体 スフィアが出現した。スフィアは、精強宇宙球体スフィア・ソルジャーとその母機・巨大宇宙球体キングスフィアにわかれ、襲撃を始める。イチカ、ソウマをはじめTPU訓練生は一般市民の警護や飛翔体への迎撃に務める。
一般市民として非難シェルターへ誘導されたものの、瓦礫に埋まった女性を助けようと奮闘していたカナタのもとに、イチカ、ソウマ、さらにTPU訓練校校長のムラホシ・タイジが現れ、協力する。なんとか女性を救出するも、カナタたちはスフィアソルジャーの群れによる砲撃、怪獣・精強融合獣 スフィアザウルスの出現などスフィアの猛攻を受ける。なすすべなくスフィアに攻撃、吸収されるTPU地上兵を見て、カナタは落ちた銃を拾い、単身でスフィアに挑むが、健闘虚しくカナタも1体のスフィアに取り込まれてしまう。
スフィアの中で自我を失いそうになるカナタだが、強い精神力で耐えようとする彼の前に光の巨人・ウルトラマンデッカーが現れる。デッカーの声を聞いたカナタは、デッカーに変身する力である、ウルトラDフラッシャーとウルトラマンデッカーフラッシュタイプのウルトラディメンションカードの2つを手にし、ウルトラマンデッカーへと変身する。
デッカーの奮闘によりスフィアザウルスを撃破するが、スフィアは日本以外にも、アメリカ、フランス、エジプトなど世界各国に出現しており、地球はスフィアが発するバリアで覆われ、火星や宇宙と一切の交信や往来が出来なくなる「孤島の惑星」となってしまう。この事件を経て、TPU訓練校では宇宙開発課の訓練が中止され、イチカ、ソウマたち訓練生は怪獣対策課に合流することとなる。カナタもまた、一連の行動と勇敢さをムラホシに評価され、TPU訓練生の一員になったのだった。

新生GUTS-SELECT誕生とスフィアとの闘い

スフィア襲来の厄災から1年が経ち、かつてウルトラマントリガーとともに怪獣と戦った「GUTS-SELECT」(以下「旧GUTS-SELECT」)が、対スフィア部隊として「新生GUTS-SELECT」(以下「GUTS-SELECT」)として再結成される。カナタ、イチカ、ソウマの3人は、「新生GUTS-SELECT」の新人隊員として選抜され、隊長のムラホシ、副隊長兼対怪獣用戦闘艇・ナースデッセイ号の操縦士を務める怪獣研究者・カイザキ・サワ、TPUより出向してきた科学技術・「アサカゲ・ユウイチロウ、対スフィア用AI・HANE2(通称ハネジロー)たちと怪獣災害対策に乗り出していく。
GUTS-SELECTにカナタたち新人隊員が3人も任命され実質的に新人部隊となったGUTS-SELECTに、TPUの上層部などからその実力を懸念する声も上がったが、それに対しムラホシは、新たな戦いがいつまで続くかわからないため、今目の前にある問題だけでなく未来のことも想定し備えておくために、若い人材を育てておくべきだと考えていた。事実、旧GUTS-SELECTから受け継いだ膨大な資料と強固なチームワークにより多数の怪獣討伐の功績を収め、3人はアサカゲが後に「素晴らしいチーム」と賞するほどの成長を見せた。

スフィアは、地球に生息する怪獣などの生命体、またはメカなどの物体に寄生することで、スフィア合成獣を生み出すことができる。
それらに対して、ウルトラマンデッカーは基本のフラッシュタイプに加え、強いパワーを持つストロングタイプ、超能力とスピードに秀でたミラクルタイプを習得し、戦況に応じて姿を使い分けて戦う。また、GUTS-SELECTの兵器にも、スフィアへの有力な対抗手段がある。その代表は2機の戦闘機・GUTSファルコンとGUTSホークが合体したGUTSグリフォンであり、GUTSグリフォンから放たれるハイパーソーンレーザーはスフィア合成獣を一撃破壊する威力を持つ。

ウルトラマントリガーとの邂逅

ウルトラマントリガーと共闘するウルトラマンデッカー

カナタは任務の途中、旧GUTS-SELECTの元メンバーで、ウルトラマントリガーの変身者・マナカ・ケンゴと出会う。ケンゴは火星にいたが、ある時彼の前に、トリガーと共に闇の軍勢と戦った古代人・ユザレが現れ、長剣・ウルトラデュアルソードとウルトラマントリガーのウルトラディメンションカードを託される。それらを手にしたケンゴは、かつて倒した邪神・メガロゾーアのヴィジョンを見て、ユザレの「地球へ…」という言葉を聞き、新たな危機を察知して地球に降り立ったのだ。カナタとケンゴは、互いがデッカー、トリガーの変身者であることを知り、そのことについて周囲には秘密にすると決める。
同じウルトラマンの変身者であるという共通点で2人は意気投合するが、ケンゴはカナタに何のために戦うのかを問いかける。カナタは自分には戦うための力があり、目の前に困っている人がいるから、と一旦は答えるが、すぐに、考えたことがなかったと吐露する。それに対してケンゴは、人それぞれにできることは違い、自分に何ができるのか、何をしたいのかを、いつか自分自身で答えを出さなきゃならない時が来ると優しく諭す。カナタは、これを機に自分が何のために戦う理由について考えはじめるのだった。
町にメガロゾーアが現れ、カナタ、ケンゴはデッカー、トリガーに変身して立ち向かう。スフィアを取り込み復活したメガロゾーアには、トリガーの宿敵にして、彼が笑顔にできなかった存在・カルミラが取り込まれていた。彼女をメガロゾーアから救い出そうとするトリガーの姿を見て、カナタは「俺はまだ戦いの先に何があるのかも、何をやるべきなのかも、本当のとこ、 なんもわかんねえけど、今は、これが俺のやりたいことだ!」と言い放ち、カルミラの救出に協力。デッカー、トリガー、カルミラの3人でメガロゾーアを撃破するのであった。
戦いの後、ケンゴは先の問いの答えが見つかるまで預かっていてほしいと、カナタにウルトラデュアルソードとトリガーのウルトラディメンションカードを託し、カルミラとともに宇宙に旅立った。

アサカゲの裏切りと未来のウルトラマンデッカー

怪獣災害やスフィア事件が頻発する中で、アサカゲを中心としてTPUは対怪獣用人型巨大ロボット兵器・電脳魔人テラフェイザーを開発する。実戦での操縦はGUTSホーク及びGUTSグリフォンのパイロットで実践を積んだハネジローが務めることとなった。GUTSーSELECT隊員やデッカーとの連帯で怪獣撃破の功績を積んでいくテラフェイザーであった。
ある日、新たに現れたスフィアザウルスにいつものようにテラフェイザーと挑むデッカー。怪獣を追い詰めたところで、突如テラフェイザーに異変が起こり活動が停止してしまう。ハネジローも操縦の接続を切断され、機体から追い出される。全員が困惑する中、アサカゲ博士が姿を現す。
アサカゲはテラフェイザーに搭乗し、テラフェイザーと怪獣からの猛攻によってデッカーは倒されてしまう。地上に降り立ったアサカゲは、困惑するカナタにとどめを刺そうと迫る。
緊迫した空気の中、2人の前に1人の男が現れる。謎の男は、アサカゲのことを知っているようで、2人はしばし問答を行う。「スフィアはもうじき地球を飲み込む」と語るアサカゲに、男は「そんなことをレリアが望んでいると思うか?」と問う。アサカゲは男が「レリア」という名を口にしたことに激昂し、テラフェイザーに乗り込む。
男はそれを見ると、カナタのようにウルトラDフラッシャーとウルトラディメンションカードを召喚し、ウルトラマンデッカーと変身する。突然のことが重なり呆然とするカナタは、スフィアザウルスとテラフェイザーに立ち向かうデッカーを見ることしかできなかった。
デッカーの必殺技・セルジェンド光線とテラフェイザーの切り札攻撃・TRメガバスターがぶつかる。ふたつのエネルギーの衝突で、デッカーは変身解除され、テラフェイザーも姿を消すのであった。
傷を負った男に駆け寄るカナタ。男は、自分のことを「おっさん」と呼んでくるカナタを「ガキ」と言って厭うが、「アスミ・カナタ」の名を聞いて途端に嬉しそうな態度を見せ、自分が未来人であることを打ち明ける。

未来人の男は、カナタにスフィアとアサカゲについて話す。
男によれば、地球人は数百年後宇宙進出を果たすのだが、そこでスフィアと遭遇するという。スフィアの目的は、文明が発展した惑星や怪獣のような強い力を持つ生物を取り込み、自分のものとすることであった。現在の地球のようにスフィアが惑星にバリアを張るのは、スフィアザウルスが惑星のエネルギーを吸収することでバリアを縮小させ、やがては更に巨大な本体・マザースフィアが時空を超えて現れ、惑星そのものを飲み込んでしまうというのだ。宇宙に進出した地球人は、様々な星の人類と結束し、スフィアに立ち向かうことになる。その仲間の中には、ケンゴが火星で出会ったユザレやもう1人のウルトラマン・ウルトラマンダイナもいた。
また、アサカゲの正体は、バズド星人という異星人・アガムスだった。アサカゲもといアガムスは、時空移動システムを開発し、それを使って未来よりスフィアを引き連れてカナタたちの時代の地球を滅ぼそうと目論んでいる。アガムスは時空移動の際にシステムを破壊し、男たち他の未来人が追跡できないようにした。しかし、かろうじて非生命の物質は転送可能だったため、男はアガムスが向かった時代の「光」であるカナタにウルトラマンデッカーの力を託したのである。後に時空移動システムを復旧させるもそれは不完全で、それによって時空移動してきた男には滞在時間に限界があった。
カナタは、なぜアガムスが地球を滅ぼそうとしているのか、その理由を男に問い詰める。そのとき、2人のまえにアガムスが現れる。アガムスは、バズド星が滅んだのは、地球人が宇宙に進出したからであり、自分が地球の破滅を目論むのは復讐だと話す。バズド星はまだ滅んでおらず、スフィアバリアに包まれただけで、他のバズド星人達はまだ勝利を諦めずに戦っているという男の説得も虚しく、アガムスは「スフィアは宇宙の摂理…勝利することなどできない!」と声を荒げて諦めが混ざったような否定の言葉を言い捨ててテラフェイザーに乗り込み、活動を再開したスフィアザウルスが呼び出したスフィアソルジャーと侵攻を始める。

デッカーの新たな力

専用武器デッカーシールドカリバーを構えるデッカー ダイナミックタイプ

テラフェイザーに、ウルトラマンデッカーに変身して応戦しようとする男だったが、カナタは満身創痍の身体の男を案じて止めに入る。自分の世界を守りたいと言い放つカナタに、男は再びウルトラDフラッシャーとカードを託す。ウルトラマンデッカーに変身しテラフェイザーに立ち向かうカナタだが、苦戦を強いられてしまう。テラフェイザーのTRメガバスターを真っ向から受け止めるデッカー。男は残った力を振り絞り、デッカーのなかのカナタに激励する。その言葉に応えるように覚悟を決めたカナタの前に、光の力が顕現し、デッカーは新たな姿・ダイナミックタイプに変貌する。
強化されたデッカーはテラフェイザーを終始圧倒し、必殺技・ダイミュード光線でテラフェイザーを撃破するのだった。

戦いのあと、男はカナタにアガムスはまだ倒されていないことを忠告する。男は別れ際にデッカー・アスミと自分の名を名乗る。彼は、カナタの遠い子孫であった。デッカー・アスミは「アガムスを救ってやってくれ」と言い残し、元の時空へと帰っていった。

アガムスとの決着

アガムスとの激しい戦いが何度も繰り返される中で、カナタはアガムスの過去を知る。
バズド星は優れた科学力で栄えた星であった。ある日、宇宙でスフィアから襲撃を受けた未来の地球人の船が墜落してきた。アガムスをはじめバズド星人たちは、自分達の科学力が地球人を救うためになるのならと地球人への援助を決めたのである。こうしてスフィアと戦いに加わったバズド星は、スフィアの次なる標的になり襲撃されてしまう。スフィアの攻撃によって、アガムスは最愛の妻・レリアを失ってしまうのだった。
アガムスは愛する妻を失う原因、つまりバズド星にスフィアを招く要因を作ってしまった地球人を恨み、地球滅亡のため過去の地球へ来訪。現生の地球人を滅ぼすことによって、この次元のバズド星が存続、妻レリアが生存する未来に繋げようとしたのである。アガムスは、バズド星の科学力を過信した自分自身への罪の意識も抱えており、罪の清算という名目で目的のためであれば己の命も投げ出す覚悟でいた。
アガムスは強大な光の力を持つデッカーに対抗するため、さらなる力を求めてテラフェイザーにスフィアを吸収させる。それは、機体と接続している自身の肉体もスフィアに侵食されることでもあった。スフィアを吸収したテラフェイザーは、地球滅亡の最終段階として地球のエネルギーを吸い取るための3本の巨大な支柱・スフィアオベリスクを生成。
地球を覆うバリアの収縮が加速する。この時のアガムスはスフィアに侵されてもはや意識はなく、スフィアの傀儡も同然だった。GUTS-SELECTの奮闘によって2本のオベリスクの破壊に成功するが、テラフェイザーの反撃により母艦ナースデッセイ号が攻撃を受け、搭乗していたムラホシが負傷、さらにカイザキなど作戦に参加していた地上隊員幾名にも被害が及ぶ。
カナタはウルトラマンデッカーに変身する。デッカーはダイナミックタイプにタイプチェンジし、戦いはTRメガバスターとダイミュード光線の撃ち合いとなる。カナタからの心からの呼びかけに応えるように、アガムスは自我を取り戻し始める。彼の目の前に現れたのは、レリアの幻影だった。アガムスがスフィアの支配から抜け出すと同時に、ダイミュード光線が打ち勝ちテラフェイザーは撃破される。
デッカーは立つのも精いっぱいの状態で、第3のオベリスクに迫る。その背後には、テラフェイザーがTRメガバスターを構えてい放たれた光線はデッカーをすり抜け、オベリスクを破壊する。
テラフェイザーは倒れそうになるデッカーを支え、操縦者のアガムスは涙を流しながらも笑顔で「ありがとう。」と呟いた。地球を覆うスフィアバリアは消滅したのだった。

マザースフィアザウルスの降臨

マザースフィアザウルスに立ち向かうウルトラマンデッカーとGUTS-SELECTのメカたち

2人の前に満身創痍のウルトラマントリガーが墜落してくる。続けて最強スフィア獣・マザースフィアザウルスが降臨する。
マザーはテラフェイザーからスフィアを吸収しさらに自信を強化する。マザーは立ち上がったトリガーを蹂躙しビームを放って撃破、さらにデッカーにもビームを打ち込もうとする。
そのとき、テラフェイザーがデッカーを弾き飛ばし、代わりに光線を受けてしまう。コックピットのアガムスは、デッカーを見ながらレリアとの過去に思いを馳せる。マザーの光線は、テラフェイザーをアガムスごと貫き、機体は爆発する。そしてデッカーもマザーの攻撃によって変身を解かれてしまう。この時、地に伏せるカナタの目の前でウルトラDフラッシャーは消えてしまい、カナタはデッカーに変身する術を失ってしまった。また、この時のカナタは、マザーの攻撃でスフィアを取り込んでしまい、身体を蝕まれてしまっていた。
マザーは地球の超古代文明の強大なエネルギー体・エタニティコアを入手し更なる強大化を目論んでいた。かつてスフィアを取り込んで復活したメガロゾーアが取り込んだトリガーと接触したことで、スフィアを通じてその存在に気付いたのである。
アガムスが残したデータによれば、マザーの弱点は胸部のコアらしいが、主力戦力ナースデッセイ号が十分に機能できない現状の地球の戦力ではコアの破壊は不可能に等しかった。しかし、ウルトラマンであればそれが可能かもしれないと、そうソウマは提言した。それに対し、ムラホシはウルトラマンとどうやってコンタクトをとり、協力を仰ぐのかと問う。それを聞いたカナタは、仲間たちに自分がウルトラマンデッカーの変身者であることを打ち明けるのだった。だが、カナタはスフィアに浸食されていて、命の危険もある状態だった。ムラホシやイチカはカナタの身を案じて止めようとするが、カイザキの肯定もあってカナタはこれが自分のやるべきことだと一層決意し、それに感化された仲間たちも覚悟を決めるのだった。

マザーの前にウルトラマントリガーが現れる。トリガーはマザーの胸のコアを直接掴み、エタニティコアのエネルギーを吸収する。マザーはトリガーを迎撃、引きはがすことに成功するが、トリガーの真の目的は吸収したエネルギーをデッカーに託すことだった。トリガーからのエネルギーを受け取り、再びデッカーに変身するカナタ。ナースデッセイ号、GUTSグリフォン、ハネジローが操縦するテラフェイザーと、仲間たちも一緒だった。しかし、マザーはスフィアソルジャーの大群を召喚し、デッカーやGUTS-SELECTの隊員を周囲の町ごと取り込もうとする。
「全てを、1つに…全宇宙の全ての命を、1つに…。悲しみを、争いを、止める為に…。個々のまま存在しては、争いや悲しい未来は避けられない…。全てを融合し、完全無欠の存在、完全なる生命体に…。これこそが未来…未来は1つに…未来は1つに…」や「悲しみや争いを止める為、全宇宙の全ての命を一つに融合し、完全なる生命体へと昇華させる事が幸福への道だ」とマザーはカナタやGUTS-SELECTの隊員に言い放つ。
カナタは、意識を侵食してくるスフィアに抗い、マザーに「俺達の未来を、勝手に決め付けるな!!」と反発する。カナタの言葉に同調するように、他のGUTS-SELECTのメンバー達もスフィアの支配から脱出する。その時、デッカーの身体から黄金の光が放たれ、街のスフィアをすべて取り去る。ナースデッセイ号のナースキャノン、GUTSグリフォンのハイパーソーンレーザー、テラフェイザーのTRメガバスターと立て続けの攻撃で、マザーのコアに亀裂が入る。最後はマザーの光線とデッカーのセルジェンド光線のぶつかり合いになるが、黄金に輝くデッカーの金色の光線が圧倒し、コアを破壊、ついにマザースフィアザウルスを倒すのであった。マザーの消滅に伴い、地球中や火星のスフィアも消滅したのだった。

変身を解いたカナタの前に、身を寄せ合い彼に微笑みかけるアガムスとレリアの幻が現れる。アガムスの顔からはかつての復讐の色は消え去っていた。戦いの後、カナタはケンゴに、戦う理由という先の問いの答えはまだ見つかっていないと話す。だが、「目の前にあることをひとつひとつ」が未来に繋がると信じてこのまま進んでいきたいと続けた。ケンゴはその答えに微笑みながらそれでいいと返した。
合流したGUTS-SELECTの隊員たちが空を見上げると、宇宙から帰還する船が多々向かってきており、カナタたちはそれらに向かって大きく手を振るのだった。

『ウルトラマンデッカー』の登場人物・キャラクター

新生GUTS-SELECT

アスミ・カナタ(演:松本大輝)

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ウルトラマンダイナ(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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1997年(平成9年)9月6日から1998年(平成10年)8月29日までの間にTBS系で放送。 『ウルトラマンダイナ』の制作は、円谷プロダクション・毎日放送。全51話が放送された。 前作『ウルトラマンティガ』が闇の力を倒し、世界に光を取り戻してから7年後の2017年。アスカ・シン=ウルトラマンダイナ、スーパーGUTSメンバーと、謎の生命体スフィアとの戦いを描いた作品。

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ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンブレーザー(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンブレーザー』とは、光の巨人ウルトラマンへの変身能力を得た防衛隊の隊長が、巨大な怪獣や悪しき宇宙人と戦う様を描いた特撮作品。「コミュニケーション」をテーマとしており、立場の異なる様々な人々の衝突と和解を描いている。 怪獣や地球外生命体の脅威から地球を守る、地球防衛隊GGF。その特殊部隊の隊長であるヒルマ・ゲントは、ある日ウルトラマンブレーザーに変身する力を得る。特殊怪獣対応分遣隊SKaRDに異動することになったゲントは、その勇気とウルトラマンとしての力で人々を守っていく。

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クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。

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おいしい給食(ドラマ・映画・小説・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

おいしい給食(ドラマ・映画・小説・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『おいしい給食』とは、2019年と2021年に放送された日本のテレビドラマ。1980年代の中学校を舞台に給食絶対主義者の男性教師と給食マニアの男子生徒の給食にまつわる対決を描いた学園グルメコメディ。教師・甘利田幸男は毎日の給食を何より楽しみにしている。同じく給食を愛し、美味しく食べるアレンジを得意としている生徒・神野ゴウと、どちらがより美味しく給食を食べられるかバトルするというストーリーとなっている。テレビドラマシリーズ、映画、ノベライズ、コミカライズなど、さまざまなメディアで展開された。

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仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。

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マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。

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ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ(ジェネスタ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ(ジェネスタ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ』とは、日本の特撮作品。『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』に登場したウルトラマンの活躍を描いている。キャッチコピーは「新時代は新たな次元へ━。掴め!未来からのメッセージ!」、「燃やせ!ULTRA PRIDE!」。 ウルトラマンたちの暮らす光の国のシステムに何者かが侵入し、過去のデータが失われる。ギンガたち若い世代のウルトラマンが自分たちの戦いを振り返って記憶を回収する一方、彼らと共に戦った人間たちも過去の記録の検証を始めていた。

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ウルトラマンZ(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンZ(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンZ』とは、円谷プロダクション制作で2020年に放送された『ウルトラシリーズ』の特撮テレビドラマで、令和ウルトラマンシリーズとしては第2作目にあたる。キャッチフレーズは「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」。 対怪獣ロボット部隊、ストレイジに所属する主人公のナツカワハルキは、地球にやってきた怪獣との戦いの中で若きウルトラマン、ゼットと運命の出会いを果たす。巨大ロボット『特空機』の戦いと、その裏で暗躍する影に果敢に立ち向かうハルキとゼットの熱血コンビの活躍を描いた作品。

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ウルトラマンネクサス(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウルトラマンネクサス(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウルトラマンネクサス』とは、円谷プロダクション制作で2004年から2005年にかけて放送された特撮テレビドラマ。新たなウルトラマン像を目指す新プロジェクト「ULTRA N PROJECT」の先駆けであり、シリアスなストーリーや対象年齢の引き上げなど、従来のウルトラマンから大きな変化が話題となった。ストーリーは人を襲うスペースビーストと、ウルトラマンネクサスの戦いを描く。また主人公である孤門一輝の成長と、彼を中心とする人間関係も大きな話題を呼んだ。

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シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ

シン・ウルトラマンの禍威獣まとめ

禍威獣(かいじゅう)とは、『シン・ウルトラマン』に登場する敵性大型生物。ある時を境に日本各地に出現するようになり、多大な被害を生み出した。その姿は爬虫類のようなものから鳥に似たもの、巨大な植物まで多種多様。既存の生態系から完全に独立した生物であり、放射性物質を食べたり破壊光線を発したりと個々が地球の常識では考えられない能力を秘めている。 その正体は、外星人こと地球外の知的生命体が、人類発祥以前に後に日本となる土地に不法投棄していった生物兵器。日本にしか出現しないのもこれが理由である。

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ウルトラマンブレーザーの怪獣・宇宙人まとめ

ウルトラマンブレーザーの怪獣・宇宙人まとめ

人類と地球を脅かす敵と戦う防衛隊と、それを助ける光の巨人の活躍を描く『ウルトラマンブレーザー』には、姿も能力も異なる怪獣や宇宙人が毎回登場する。巨大な怪獣が暴れ回る様は、日本でもっとも有名な特撮作品である『ウルトラマン』シリーズの見せ場であり、その圧倒的なスケール感で長年ファンを魅了し続けてきた。 ここでは、時に凶悪な暴威を振り撒き、時に邪悪な侵略の魔手を伸ばし、時には友好的に接しようとしながらも擦れ違いから悲劇を生む『ウルトラマンブレーザー』の怪獣と宇宙人を紹介する。

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大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

大人向けウルトラマン?ウルトラセブンの印象的なエピソード集

モロボシ・ダンの名を借りて僕らの幸せを守るウルトラセブン。 この深紅のヒーローは当時の子供たちは勿論、現代の大人までも魅了している。 何故子供たちだけでなく大人たちの心までも掴むのか。 それはただ単にかっこいいだけでなく、深い問題提起に富んだエピソードが多いからである。 本記事ではウルトラセブンの印象的なエピソードたちを紹介する。

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AKB48グループ・坂道シリーズのスキャンダルまとめ

AKB48グループ・坂道シリーズのスキャンダルまとめ

AKB48グループ・坂道シリーズは、秋元康がプロデュースする女性アイドルグループ・AKB48および姉妹グループ、坂道シリーズのことである。恋愛禁止を掲げるアイドルグループとしても有名であるが、スキャンダルや騒動が後を絶えない。ついにはグループに在籍しながら結婚宣言を行ったメンバーも現れ、世間を騒がせている。

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