【ジョジョの奇妙な冒険】ディオ・ブランドーのカリスマ的魅力と彼の人生を徹底解説【DIO】

「ジョジョの奇妙な冒険」に登場し、初代・ジョジョとの死闘を繰り広げ、血の因縁を作り上げた巨悪、ディオ・ブランドー。底なしの野心のため、人間を辞めて怪物へと変貌した彼の奇妙な人生と「悪のカリスマ」として多くの人々を突き動かした、彼が持つ独特の魅力について、解説する。

ディオが毒薬を入手していたという証拠を探すため、「オーガストリート」と呼ばれる暗黒街に旅立つジョナサン。
そんな中、ジョースター邸に取り残されたディオは焦りを感じ、ついにジョナサンを殺害することを決意する。
だが、明らかに他殺だと分かると自身が疑われかねないと判断したディオは、ジョナサンを事故に見せかけて殺すため、彼が研究を続けていた「石仮面」に目をつけた。
石仮面はジョースター邸に古くから飾られていたもので、当初は古代の民が作った飾りだと思われていた。
しかし、かつてジョナサンとディオが殴り合いを行った際、飛び散ったディオの血を浴びた石仮面から「針」が飛び出す姿をジョナサンは目撃し、石仮面の持つ秘密について研究を続けていた。
ディオはこれを悪用し、ジョナサンが石仮面の研究中に「仮面の針によって事故死した」と偽装することを思いつく。

石仮面の力にて、人間をやめるディオ

出典: blog.zige.jp

追い詰められたディオは、最後の手段に出る

ジョナサンの殺害計画を思いつくも、一向にジョナサンが帰らないことに焦りを感じ、酒に溺れていくディオ。
そんな中、街でゴロツキに絡まれた彼は、ゴロツキの体で「石仮面」の力を試すことを思いつく。
ゴロツキの一人に石仮面をかぶせ装置を作動させると、飛び出した針は頭に突き刺さった。
これによって石仮面の殺傷能力を認識したディオだったが、石仮面を被ったゴロツキは死なずに起き上がり、ディオに襲いかかる。
石仮面は脳の「ツボ」を刺し貫くことで人間の秘めた力を解放する装置で、ゴロツキは異常なパワーを持つ怪物に変貌していた。
ゴロツキに殺されかけるディオだったが、日の出によって差し込んだ光でゴロツキの体は崩壊し、九死に一生を得る。
ディオはこの偶然の出来事をきっかけに、石仮面は人間を怪物に変え、太陽によって消滅するという特性を持たせることを知った。
予想外の出来事に驚愕しつつも、ジョースター邸に帰還するディオ。
そこには暗黒街から帰還したジョナサンの姿と、ジョースター卿、警官隊とディオが毒を買い付けていた密売人が待っていた。
全ての証拠が揃い、言い逃れできない状況の中、ディオは最後の抵抗としてナイフでジョナサンに襲いかかる。
だが、すんでのところでジョースター卿が盾となり、ジョナサンの代わりに凶刃に倒れた。
ジョナサンが悲しみに暮れる中、ディオは石仮面を被り、ジョースター卿の血を仮面に塗りつけた。
ディオは野心のため石仮面の持つ力を利用し、人間を超越する「怪物」に変貌した。

吸血鬼・ディオの誕生

吸血鬼となったディオ。人間の良き血をすすり、自身と同じ怪物を生み出していく

ディオは石仮面によって不死身の「吸血鬼」と呼ばれる存在へと変貌する。
その戦闘能力は人知を超えており、無数の弾丸を体に浴びても再生し、圧倒的な身体能力で警官隊を惨殺していく。
さらにディオは「吸血鬼のエキス」を死体に注ぎ込むことで、血に飢えた怪物を生み出し、ジョナサン達を追い詰めていく。
常軌を逸した怪物に苦戦するジョナサンだが、全身全霊をかけてディオを阻止することを決意。彼は館に火を放ち、自分の身を犠牲にディオを炎の海へと沈める。
業火に焼かれ、崩れゆくジョースター邸の下敷きとなるディオ。
ジョナサンは瀕死の重傷を負いながらも燃せ盛る屋敷から脱出し、生還。二人の因縁はここで潰えたかに見えた。
しかし、ディオは怪物の生命力によって瓦礫の中に身を潜ませ、生き延びていた。
ジョースター邸の残骸から石仮面を掘り起こしにきた毒の密売人・ワンチェンをゾンビに変え、配下として逃亡するディオ。
全身に火傷を負ったディオは、身を隠し治療につとめることとなる。

波紋の戦士となったジョナサンとの戦い

出典: livedoor.blogimg.jp

波紋の力を身につけたジョナサンを、吸血鬼として迎え撃つディオ

ディオが生きている、ということを突如現れた男・ツェペリ男爵から聞かされたジョナサン。
ツェペリは「石仮面」を破壊するために旅を続けていた男で、吸血鬼に対抗する唯一の力「波紋」を操る達人だった。
ディオと戦うため、ジョナサンはツェペリの元で修行を積み、波紋の戦士として成長。
そんな中、ディオは「ウィンドナイツ・ロット」と呼ばれる小村に身を潜ませ、傷を癒すと共に配下となる吸血鬼達を着実に増やしていた。
ディオの居場所を突き止め、進んでくるジョナサン達に刺客を次々と送り込むディオ。
しかし、その全てを打ち倒され、ウィンドナイツ・ロットにてジョナサンと再会する。
ディオは吸血鬼の持つパワーに加え、瞬時に触れた箇所の水分を蒸発させ凍らせる「気化冷凍法」という独自の戦術を編み出し、ジョナサンが使う波紋のパワーを封じ、有利に立つ。
だが、自身の肉体を燃やして氷を溶かすという捨て身の策に出たジョナサンによって波紋の一撃を叩き込まれ敗北。ディオは粉々に砕け、崖下へと姿を消した。

首だけとなっても生き延びる執念

出典: i0.wp.com

ディオを抱きかかえ、客船と共に沈むジョナサン

戦いを終え、平和な日常を取り戻していたジョナサンは恋人であるエリナと結婚し、新婚旅行のために豪華客船へと乗り込む。
仲間達に見送られ、航海へと出発するジョナサンとエリナ。
幸せな旅になると思われたが、ジョナサンは船の中でかつてディオの側近として動いていた吸血鬼・ワンチェンを発見する。
戦いが終わっていないことを察し、ワンチェンを追うジョナサン。
そんな彼の前に、首だけになったディオが姿を現した。
ディオは吸血鬼の力で首のみとなって生き延び、執念からジョナサンへと襲いかかる。
ディオの考えた最後の策はジョナサンの首から下を乗っ取り、生き延びるというものだった。
奇襲によりジョナサンに致命傷を与えるディオ。
しかし、ジョナサンも最後の「波紋」の力によってディオの側近・ワンチェンの肉体を操り、客船のタービンを暴走させる。
ジョナサンは首だけとなったディオを抱きかかえ、爆発する船と共に海に散ることを決意していた。
必死にもがき、ジョナサンを説得するディオであったが、すでにジョナサンは事切れており、船の爆発から逃れることができず海の底へと沈む。
少年時代から続いた二人の戦いは、こうして幕を閉じた。

第3部「スターダスト・クルセイダーズ」での活躍

ジョースター家の血筋・空条承太郎の物語

出典: cdnx.natalie.mu

100年の歳月を経て、蘇ったディオ

第1部から約100年の時が流れた日本を舞台に、ジョナサンの血筋を継ぐ日本人の高校生・空条承太郎を主人公として再び物語は動き出す。
第2部の主人公であり、承太郎の祖父であるジョセフ・ジョースターは日本を訪れ、留置所に拘束されていた孫・承太郎の元を訪ねる。
承太郎は自身に「悪霊が取り憑いているので危険だ」と主張し、牢屋を出ようとしなかった。
これに対し、ジョセフは「悪霊」の正体が「スタンド」と呼ばれる特殊な力であることを明かす。
「スタンド」とは精神を具現化したヴィジョンであり、一般人には見えない超能力のようなものであった。
ジョセフは承太郎達に突如としてスタンド能力が目覚めた「きっかけ」について明かす。
それは、かつてジョナサンと共に海底に沈んだはずのディオが、ジョナサンの肉体を乗っ取り復活したためだった。

出典: i1.wp.com

主人公・空条承太郎らが目覚めた能力「スタンド」

第1部最終話にてジョナサンと共に豪華客船の爆発に巻き込まれたディオだったが、ジョナサンの遺体の首から下を奪い、客船に積んでいた棺桶型のシェルターに身を隠すことで逃げ延びていた。
ディオは復活後、エジプトを拠点として活動していくなかで、側近となる老婆・エンヤから「スタンド能力を覚醒させる太古の矢」を受け取り、この力によってスタンド能力に覚醒していた。
ジョナサンの体を持つディオがスタンドに目覚めたことで、ジョースター家の血筋を持つ空条承太郎やジョセフにもスタンド能力が覚醒していた。
ジョセフが目覚めたスタンド「ハーミット・パープル」を使うことで、カメラの写真に遠方の景色を「念写」すると、そこには復活したディオの影が写っていた。
ジョナサンの肉体を乗っ取ったことにより、ディオもまた遠方にいながらジョースターの血筋を感じ取ることができるようになっていた。
そんな中、ジョセフの娘であり承太郎の母である空条ホリィの体にも異変が起こる。
彼女もまたジョースター家の血を受け継ぐことから「スタンド」能力が覚醒したが、ジョセフや承太郎とは違いスタンド能力に適応できなかったため、能力が「呪い」のように肉体を蝕みはじめていた。
これを解決するためには、スタンド能力の暴走の一員となっているディオを倒す必要があった。
承太郎ら一行は日本を旅立ち、ディオとの決着をつけるため、彼が潜んでいるエジプトを目指す。

ディオに陶酔した刺客たち

出典: i0.wp.com

ディオを崇拝する刺客・ンドゥール。彼は自身の死より、ディオを裏切らない道を選んだ

エジプトに向かう空条承太郎達の前に、次々とディオの刺客であるスタンド使い達が立ちはだかる。
多種多様な能力を使いこなす彼らを打ち倒しながらディオの元を目指す承太郎一行。
倒した敵から幾度となくディオが持つ「スタンド能力」の正体を聞き出そうとするも、誰も口を割らなかった。
彼らは皆、ディオの圧倒的な力と彼が持つ「悪の帝王」としてのカリスマ性に惹きつけられており、ディオを崇拝している者も少なくはなかった。
ディオは第1部にて、吸血鬼たちを従えていた「カリスマ性」にさらに磨きをかけており、出会った人物に身の毛が逆立つほどの恐怖と生への執着を起こすほどのオーラを持っていた。
また、人の心の隙へ侵入し巧みに操る術までも身につけ、自ら命を差し出すほどの忠誠心を植え付けることで、優秀な「スタンド使い」を部下として従えていた。
敵のスタンド使いの一人・ンドゥールは敗北した際、ジョセフの能力「ハーミット・パープル」で心を読まれ、ディオの能力を漏らしてしまうことを防ぐため、自身のスタンドで己の頭を貫き、自決した。
その行為に驚愕する承太郎に対し、ンドゥールは「死ぬのは怖くない。だが、あの人に嫌われたくはない」と、死よりも重いディオへの信頼をあらわにする。
さらには「悪には悪の救世主が必要だ」と、ディオが闇の世界で生きる者達にとっての救い主である、ということを伝えた。

究極の能力「ザ・ワールド」

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「時」を支配するディオのスタンド「ザ・ワールド」

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