ジョジョ第4部(ダイヤモンドは砕けない)のスタンドとスタンド使いまとめ

『ジョジョの奇妙な冒険(第4部)』とは、荒木飛呂彦の漫画作品である。副題は『ダイヤモンドは砕けない』。空条承太郎は、祖父ジョセフの財産整理の調査でジョセフの隠し子・東方仗助の存在を知る。仗助はスタンド能力を持っており、杜王町を舞台に承太郎や仲間と共にスタンド使い達、果ては殺人鬼の吉良吉影と戦うことになる。日常に潜む恐怖、奇妙さが描かれているこの部は第3部までとは違った雰囲気を持ち、人気も高い。

概要

『週刊少年ジャンプ』に1992年から1995年まで掲載された。コミックスでは29巻から47巻まで。第1部から続くジョースター一族とDIOの因縁は第3部で完結したかに思われたが、DIOの覚醒に伴い幼少期にスタンド能力が目覚めた東方仗助(第2部主人公ジョセフの隠し子であり、ジョースター家の者)が主人公。スタンド能力を引き出す「弓と矢」が登場する。矢は5部や6部にも登場し、ストーリーに大きく関わる重要なアイテムになっている。この矢の登場で、学校へ通う高校生や、町の住民など、いわゆる「普通」の人物がスタンド能力を持っている(矢に選ばれた時点で普通の人間ではないのかもしれないが)。
2016年4月から12月までテレビアニメで放映された。2017年8月に実写映画として公開が決定。実写映画版の監督は三池崇志。

あらすじ・ストーリー

1999年。かつて、エジプトの地でスタンド能力を持った吸血鬼、DIOを倒した空条承太郎は海洋冒険家になっていた。祖父ジョセフ・ジョースターが老い、不動産王として得た莫大な遺産を分配することを決める。承太郎による調査の結果、ジョセフの隠し子が日本にいると知る。承太郎の年下の叔父、東方仗助もまたスタンド使いであった。
仗助たちは、ある「矢」によりスタンド能力が引き出されることを知る。仗助が暮らすS市杜王町には、矢に貫かれたスタンド使いが多発していた。
仗助は広瀬康一や虹村億泰などの仲間に出会いながらも、片桐安十郎や音石明などのスタンド使いと戦っていく。
そんな折、仗助たちが暮らす杜王町に連続殺人鬼が潜んでいることを知る。その殺人鬼の名前は吉良吉影。
吉良は「触れたものを爆弾にする」というスタンド能力を持つスタンド使いで、女性の手首に対して異常な性癖を持つ吉良はその能力で多くの女性を殺めていた。
仗助たちは杜王町に潜む吉良吉影のことを調べ出すのであった。

用語

ジョースター一族の血

物語としては独立しているが、『ジョジョ』は各部ごとにジョースターの血統と言う繋がりがある。第1部より、誇り高い精神と、過酷で数奇な運命に巻き込まれるという色濃いジョースター一族の血が『ジョジョ』の下敷きとなっている。第4部の主人公仗助はお調子者で、時にはちゃっかりした面も見せるが、悪役に対しては容赦のない面を持つ。正義漢というわけではないが、誇り高いジョースター一族の血が、仗助に悪と戦う気概を起こさせるのだった。

振り返ってはいけない小道と杉本鈴美

杜王町にはスタンド戦の名残として多くの奇妙な名所が生まれていくが、15年前から存在しているのが「振り返ってはいけない小道」である。ここは少女の幽霊杉本鈴美と犬のアーノルドが殺人鬼に殺された当時の姿で住む、魂の通り道とされる。ここには「振り返ってはいけない」というルールがあり、何者かが色々な手を使って振り向かせようとする。振り返った場合は人間でもスタンドでも無数の手により、捕まって「あの世」へと送られる。
常にあるわけではなく、時折ドラッグストアとコンビニの間に現れる。作中では岸辺露伴と広瀬康一が入るが、何度曲がり角を曲がっても同じポストの場所に出るといった空間がねじ曲がっているかのような描写が見受けられた。

【杉本鈴美】
15年前、殺人鬼(吉良吉影)に殺された少女。当時の姿のまま、愛犬アーノルド共々小道で暮らしている。吉良の危険性を知らせ、町の誇りを取り戻したいが為現世にとどまり、小道を訪れる人物に接触する。
事件当夜、4歳だった露伴を預かっており、こっそりと彼を窓から逃がした。幼い露伴を知っている為ちゃん付けで呼ぶ。吉良により爆殺された人物の魂は破壊されるようにして天に向かうのが小道から見える為、犠牲者が出るとすぐに分かる。

スタンド概要

『ジョジョの奇妙な冒険』の代名詞的な存在。目に見える超能力であり、この能力を持つ者をスタンド使いと呼ぶ。生まれつきスタンドを持つ者もいるが、第4部では特殊な矢に貫かれて能力が発現するケースが多い。しかし誰しもが能力に目覚めるわけではない上に、能力を操りきれない者もいる。一方で、矢でも生まれつきでもなく修行の果て能力に目覚めるスタンド使いも登場する。
矢は数本あるが、そのうちの2本が作中に登場。片方は医療、福祉の発展の他ジョースター一族の援助に尽力するスピードワゴン財団に回収された。2本目の矢は意思を持ち、自ら射抜く者を選ぶ描写が存在する。
スタンドと本体は一心同体であり、スタンドが傷を負えば本体も同じ箇所にダメージを受けるのが基本。スタンドにもタイプがあり、タイプによってはスタンドが撃破されても本体がダメージを受けることはない。
第4部のスタンド名はミュージシャンや楽曲、アルバムの名前が由来となっている。

能力のタイプ

近距離パワー型

固有の能力の他、コンクリートや車さえ破壊できるパワーや、素早いスピードを持つ。弱点としては射程距離が短く、性質上本体はスタンドの近くにいなくてはならないことにある。元々スタンドが傷を負えば本体もダメージを追うが、近距離パワー型の場合は接近戦がほとんどで本体が戦闘場面にいることが多いため、より危険度が高い(本体が怪我をすればスタンドも傷を負う)。

遠隔操作型

力は弱めだが、射程距離が長く、スピードが速いスタンドが多い。能力によっては分離、変形をするスタンドやある程度自動で追尾するスタンドもいる。本体は安全な場所から隠れて攻撃することができ、奇襲攻撃に向いたタイプである。

遠隔自動操縦型

近距離パワー型の強いパワーと、遠隔操作型の長い射程距離といういいところ取りのタイプ。ただし決して無敵と言うわけではなく、精密動作に欠けた大雑把かつ単純な活動しかできない。撃破されても本体にさほど影響はない。

ビジョンのタイプ

人型

人間のような姿のビジョン。最も多い形態である。基本的に近距離パワー型が多い。「人間のよう」とはいっても、実際にはシルエットが人間に「近い」亜人もしくはロボットのようなビジョンを持つ者が多い。パワーに優れている者がほとんど。能力使用時は拳で対象を殴る、触るなどしなくてはならない場合が大半を占める。
第4部で言えば、クレイジー・ダイヤモンド、キラークイーンなどが相当する。

群体型

小さなスタンドが大量にいるタイプ。その数はスタンドによって違い、数十体のものや、数百体にまで及ぶスタンドも存在する。全てが遠隔操作型である。1体が小さく、エネルギーが分散されている為、本体へのフィードバックも少なく、数体を倒されたところで本体には大したダメージは跳ね返らない。
第4部で言えば、バッド・カンパニー、ハーヴェスト、パール・ジャムがこれに当たる。

分裂型

えどまち
えどまち
@edono78

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大柳賢(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

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大柳賢(おおやなぎ けん)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いで、通称「ジャンケン小僧」。吉良の父親がスタンド使いにした少年で、人気漫画化の岸辺露伴に勝負を挑む。露伴とのジャンケン勝負はファンからの評価が高い名勝負で、NHKのドラマ『岸辺露伴は動かない』で実写化された。 スタンドはジャンケン勝負に勝つことで相手のスタンド能力を奪う「ボーイ・II・マン」。

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東方良平(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

東方良平(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

東方良平(ひがしかた りょうへい)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の主人公・仗助の祖父。杜王町の警察署に勤める警察官で、階級は巡査だ。出世とは無縁だったが、35年間真摯に町を守り続けてきた正義漢だった。父親のいない子どもを産んだ娘・朋子と孫の仗助を心から愛している。 物語の冒頭、町に現れた連続殺人鬼・アンジェロに目をつけられ、殺されてしまった。仗助は祖父の代わりに自分が町と母親を守ると決意する。

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虫喰い/虫喰いでない(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

虫喰い/虫喰いでない(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

虫喰い/虫喰いでないとは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いのネズミたち。音石明がスタンド使いを生み出す矢で遊び半分でネズミを射たところ、凶悪なスタンドを身に着けてしまった。空条承太郎と東方仗助が駆除に乗り出し、農場を舞台に死闘を繰り広げることになる。 スタンドは一発命中すれば人間でもスタンドでもドロドロに溶かすことができる毒針を発射する「ラット」で、2匹とも同じ能力を身に着けている。

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