空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

空条承太郎(くうじょう じょうたろう)とは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』の主人公であり、時間を止めるスタンド「スタープラチナ」の使い手。
感情は表に出さず冷たく見えるが、実は仲間思いであり正義感あふれる人物。頭脳明晰で強靭な精神力を持つが、一度怒ると手がつけられなくなる事もある。
第3部で宿敵DIOを倒した後も、第6部まで何らかの形で再登場しており、頼れる味方キャラクターとして圧倒的な存在感を持つ。

空条承太郎のプロフィール・人物像

空条承太郎とスタンド「スタープラチナ」(左)

生年 1970年
星座 みずがめ座
血液型 B型
身長 195cm
職歴 高校生→海洋学者(海洋冒険家)
家族 父:空条貞夫(ジャズ・ミュージシャンの日本人) 母:空条ホリィ(伊英ハーフのアメリカ人)、祖父:ジョセフ・ジョースター、祖母:スージーQ・ジョースター、娘:空条徐倫
瞳の色 ややグリーン
趣味 飛行機とか船に関する本をみるのが好き
好きなスポーツ選手 千代の富士
好きなミュージシャン 久保田利伸
好きな映画 ネバー・クライ・ウルフ
好きな色 透明感のある色ならぜんぶ
性格 承太郎は、とりたてて自分の感情を外に表す必要はないと考えており、それは誰の目にも明らかだと思っているため、人から誤解を受けやすい。他人は彼のことを、冷淡で反抗的で無関心なヤツと思ってしまう。トラブルを起こしやすいのはそのためである。
好きな女の子のタイプ いわゆる日本人的な女性が好き。ウットーしい女は大キライ(第6部ではアメリカ人女性と結婚している)
スタンド スタープラチナ

空条承太郎は、第3部『スターダストクルセイダース』の主人公であり、この時点(1989年)では高校3年生である。
不良学生としてケンカやトラブルに明け暮れる日々を送っていたが、ジョースター一族の宿敵DIOが復活した影響でスタンド「スタープラチナ」が発現。衝動的に破壊を起こしてしまうため自ら留置所に入っていた。
その後、祖父ジョセフ・ジョースターらとの邂逅を経て、母の空条ホリィがDIOの影響で死に瀕している事を知り、DIOを倒し母を救うため、ジョセフらと共にエジプトへの旅に出る。

DIOとの最終決戦で「スタープラチナ」が時間停止能力に目覚め、戦いに勝利した承太郎は海洋学者となる。
10年後の第4部『ダイヤモンドは砕けない』では、ジョセフの隠し子である東方仗助に事実を告げるため、日本の杜王町に出向き、片桐安十郎、音石明、吉良吉影といった町に潜むスタンド使いと戦っている。

第5部『黄金の意志』では物語冒頭に登場し、広瀬康一にジョルノ・ジョバァーナ(第5部主人公。DIOの息子)の調査を依頼している。

第6部『ストーンオーシャン』では、主人公の空条徐倫の父親として登場。徐倫が刑務所に収監される事になった罠と因縁について語るが、敵スタンド「ホワイトスネイク」の陰謀にかかり、その記憶とスタンド能力を奪われる危機に陥っている。

空条承太郎は『ジョジョ』シリーズにおいて、味方キャラクターとしては最も長く活躍しており、敵役のDIOと並んで『ジョジョ』を代表する看板キャラクターとなっている。
性格は沈着冷静なタフガイそのもので、高校生時代から精神力と状況判断能力の高さで、多数の強敵との戦いに勝利してきた。唯一第3部ラストのDIO戦だけは、祖父ジョセフを殺された事もあって怒り、凄まじい爆発力を発揮してDIOを完全敗北させている。

空条承太郎のモデルはアメリカの映画俳優クリント・イーストウッド(集英社ムック『JOJOmenon』より)。
スタンド「スタープラチナ」の元ネタは、タロットカードの大アルカナ17番目のカード「星」。希望、ひらめき、願いが叶う、絶望からの再生などを暗示している。

空条承太郎の来歴・活躍

第3部『スターダストクルセイダース』の空条承太郎

第3部の承太郎

承太郎、スタンドに目覚める

自ら留置所に入る承太郎(左上)

不良学生の空条承太郎は、ケンカをして留置所に入っていた。母ホリィが迎えに来るが「自分はここを出ない。俺には悪霊がとりついているからだ」と断る。
そこに祖父ジョセフ・ジョースターが友人アブドゥルと共にやってきて、牢から出るよう促すが承太郎は拒否。ジョセフは承太郎の悪霊の正体が「スタンド」であると告げる。承太郎はアブドゥルのスタンド「マジシャンズレッド」とやり合うが、戦っている最中牢屋の外に出てしまう。
ジョセフは承太郎に、自分たちにスタンドが出現したのは、100年前にジョナサン・ジョースターの肉体を乗っ取って生き永らえた宿敵DIOが復活したためだと明かす。

vs花京院典明

卑劣な花京院に怒りを燃やす承太郎

DIOから承太郎抹殺のため、花京院典明が送り込まれてくる。承太郎のスタンドは花京院のスタンド「ハイエロファント・グリーン」の必殺技エメラルド・スプラッシュでダメージを受けるも、二度目の攻撃は弾き飛ばし、圧倒的なパワーを発揮して勝利。
傷ついた花京院を承太郎は自宅へ連れて帰るが、ジョセフとアヴドゥルは、花京院の脳にDIOの細胞「肉の芽」が埋め込まれているため救出は不可能だと言う。そこで承太郎は自身のスタンドの精密動作で、花京院の「肉の芽」を脳を傷つけずに摘出する事に成功。花京院の命は助かった。

母ホリィにスタンドが発現、昏睡状態に

承太郎たち4人は、エジプトへ旅立つ

花京院を救出後、今度は承太郎の母ホリィにスタンドが発現。背中に植物のようなものが生え、昏睡状態に陥っていた。ジョセフはDIOが復活した影響でホリィもスタンドが目覚め、自分たちと違い性格が穏やかな彼女の場合、スタンドが害になってしまっており、50日後には死亡してしまうと話す。
承太郎に「言え! 対策を!」と言われ、ジョセフは「50日以内にDIOを倒すしかない」と答えるが、ジョセフのスタンド能力で念写をしてもDIOはいつも暗闇に潜んでいるため、正確な居場所が分からない。そこで承太郎は自分のスタンドの精密な「目」で、DIOの写真の暗闇にエジプトに生息しているナイル・ウェウェバエが写り込んでいる事を突き止める。
復活した花京院からの情報提供もあり、DIOの居場所はエジプトだと判明。承太郎、ジョセフ、アヴドゥル、花京院の4人はDIOを倒すため旅立つのだった。なおこの時、アヴドゥルはタロットカードを用いて承太郎のスタンドに「スタープラチナ」と命名している。

vsキャプテン・テニール

流星指刺(スターフィンガー)を使うスタープラチナ(右)

最初、承太郎たちは飛行機に乗りエジプトに向かおうとするが、敵スタンド「タワーオブグレー」の襲撃に遭う。「タワーオブグレー」は花京院が倒すものの、飛行機は香港沖に墜落してしまう。
承太郎たちは香港で次なる刺客「シルバー・チャリオッツ」のスタンド使いポルナレフと戦う事になるが、アヴドゥルが勝利。ポルナレフにも「肉の芽」が埋め込まれており、承太郎の「スタープラチナ」で摘出して救助。ポルナレフはDIOに利用されていた事を知り仲間になる。
シンガポールまで船旅をする事になる承太郎たち。密航者の家出少女と悶着を起こすが、海の中にスタンドと思しき怪しい影が映る。家出少女を捕らえたテニール船長を、承太郎は機転を用いてスタンド使いだと暴く事に成功。テニール船長は偽者で、水中戦を得意とする「ダークブルー・ムーン」のスタンド使いキャプテン・テニールであった。
承太郎は「ダークブルー・ムーン」に水中に引きずり込まれ、不利な水中戦を強いられる。しかし承太郎は罠にハマったと見せかけ敵を油断させ、十分に引きつけてから「流星指刺(スターフィンガー)」を使い、「ダークブルー・ムーン」の頭部を引き裂いて勝利した。

vsフォーエバー

オランウータンを殴る承太郎(中央)

承太郎たちの乗っていた船は偽テニール船長が爆薬を仕掛けており、やむなく一行(家出少女、船員たちも含む)は救命ボートに乗る。
やがて巨大な貨物船が救助のためタラップを下ろしてくれたが、船の中には檻に閉じ込められたオランウータン以外、誰ひとり人間が乗っておらず、にも関わらず船の計器類は正常に作動しているという異常事態であった。
実は貨物船自体がスタンドであり、オランウータンこそが「ストレングス」のスタンド使いフォーエバーだったのである。フォーエバーは船員を全員殺害し、承太郎を除く4人を行動不能にし、家出少女を襲おうとする。が、承太郎に阻まれ、最後は「スタープラチナ」にラッシュを叩き込まれて敗北する。

vsラバーソール

「オラオラ」でトドメを刺す承太郎(中央)

シンガポールで承太郎と家出少女は、花京院と行動を共にしていたが、花京院は財布を盗んだチンピラにバックブリーカーをかけたり、ココナッツジュースを食べるついでにカブト虫も食べたりなど、奇妙な行動を取り始める。この花京院は偽者で、肉を身にまとい変身できるスタンド「イエロー・テンパランス」の使い手ラバーソールであった。
「イエロー・テンパランス」は打撃も熱も氷も通じない無敵のスタンドだったが、承太郎はケーブルカーの床を壊し水中へ落下。一緒に落ちたラバーソールは呼吸ができなくなり息を吸うためスタンドのガードを解いた所に一撃を食らう。
承太郎はこの時「ハングドマン」のスタンド使いJ・ガイルがポルナレフの妹の仇であるという情報を得る。この後ラバーソールは悪あがきをして承太郎を追い詰めるものの、結局逆転され「スタープラチナ」のラッシュを浴び再起不能となった。なお本物の花京院は無事であった。

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