グレムリン(Gremlins)のネタバレ解説まとめ

『グレムリン』とは、1984年にジョー・ダンテ監督による映画作品。当時、大学生だったクリス・コロンバスが書いた脚本をスティーブン・スピルバーグが気に入り映画化された。スピルバーグは制作総指揮として参加している。発明家の父親ランダル・ペルツァーから主人公の息子ビリーの元に、クリスマスの贈り物として「モグワイ」と呼ばれる地球外生命体がやってきた。素直で愛らしい姿を気に入り、ビリーは「ギズモ」と名付けて世話を始めるが、次第に予想不可能な事態へと発展していくというコメディーSFパニック映画である。

クリスマスイブを楽しんでいたファッターマン夫妻にグレムリンが襲う

信号機の電線を破壊するグレムリン

フランク保安官とブレット保安官補佐がファッターマン家に向かう途中、目にしたのは家から椅子ごと飛び出して倒れているディーグル夫人だった。
婦人宅の電動階段昇降機の機械を、グレムリンが細工したのだ。
唖然としているフランク保安官達に、今度は隣家から数匹のグレムリンにしがみつかれた状態で「助けてくれ」と外に飛び出してきた人物がいる。
毎年、サンタの役を演っているというデイブという住民らしい。
フランク保安官達は目の当たりにした光景に、呆然とするばかりだった。
その頃、フランク保安官達が乗ったパトカーに、一匹のグレムリンが車体の裏側から何か細工をしたようだ。

ピートの家にも、沢山のグレムリンが襲っていた。窓によじ登るグレムリンにピートは果敢にもゴムパチンコで一人で応戦していた。
もう街のあちこちがグレムリンに溢れている。

ブレット保安官補佐が、「こういうのはダメなんだ。早く署に戻ろう」と怯えながら言う。
フランク保安官が「これがグレムリンか?」と信じられない様子で車の窓を急いで閉じ、とりあえず署に戻ろうとしたところ、途中何故かブレーキがきかずに横転してしまう。

ビリーは家に戻ると、自分の車にギズモを乗せて走らせた。
カーステレオからは、ローカル番組のDJ.リッキーがご機嫌なトークを弾ませている。
番組に一本の電話が入り、軽快にリッキーが応じると電話口の声はピートだった。
「街中に小さなモンスターがいて、大変なんだ」とピートがリッキーに訴える。
リッキーは「ハロウィーンじゃないんだから」と、ピートの声を聞こうとしなかったが、突然リッキーの周囲でガラスの割れる音が聞こえる。
リッキーの叫び声がカーステレオから響き、ビリーとギズモは静かに嘆息した。

ランダルは何度も家に電話をしているが何故か通じず、イラついていた。
立ち寄ったガソリンスタンドで、応答しない電話にイラつきつつガソリンスタンドの店員に目を移すと、煙草を吸いながら仕事をしている。
かなりの吸い殻が散乱していてヘビースモーカーと見える。
ランダルは身に付いた行動なのか、ガソリンスタンドの店員に、ランダルが発明したノンスモーク灰皿を売り込み始めた。
ランダルが乗っている車の中には、昨晩ビリーが心配しないように知り合いに預けていた愛犬バートも乗っている。

ドリーのパブでは、ケイトが一人で混乱していた。グレムリン達が押し寄せ、好き放題に暴れていたのだ。
煙草を吸い、酒をまき散らし、店中のあらゆるものを破壊して楽しんでいた。
中にはどこで覚えたのか、人間のようにダンスをしたり、ハードボイルドを気取ってみたり、と高い知能をみせる。
ケイトはカウンターをグレムリンに取り囲まれて、グレムリンの応じるままに酒や煙草を提供しつつ耐えていた。
一匹のグレムリンが煙草を数本口に咥え、ケイトにどうにかしろと催促したので、ケイトは「わかったわ」と慌ててマッチを擦り、煙草に火をつけようとグレムリンに差し出すと、火に怯えてグレムリンが後ずさる。
火や眩しい光に弱いのではないかと気づいたケイトは、カウンターの奥からポラロイドカメラを取り出し、辺りのグレムリンに向けてフラッシュを焚いた。予想通り、グレムリン達は怯えている。
ケイトは不意をつき、ポラロイドカメラを片手にフラッシュを焚きながら、カウンターを脱出した。
玄関を出ようとした時、一匹のグレムリンがどこから手に入れたのが分からないが、拳銃をケイトに向けていた。
ポラロイドカメラのフラッシュで応戦しようとするケイト。
しかし、ポラロイドカメラが壊れたのかフラッシュが焚かれない。
その時、外から車のライトが店の中を照らした。
ビリーとギズモが乗った車だ。
難を逃れたケイトは、店を飛び出しビリーの元へ走り寄った。
ビリー「早く車に乗って」
ケイトを車に乗せ、発車しようとエンジンをかけるが、壊れたのかかからない。
ケイト「きゃっ。何これ」
ケイトは車内にいたギズモに驚き、叫んだ。
ビリー「大丈夫。こいつはいい奴なんだ」
ケイトにとって、ギズモとの初めての顔合わせだった。

もう動かない車を諦めたビリーはギズモを抱き、ケイトに外に逃げようと提案する。
車から走り出したビリーとギズモとケイトは街中がグレムリンだらけとなり、パニック状態になっている惨状を縫うように走った。
とりあえず、一件の建物に逃げ込む2人とギズモ。

グレムリンの仕業だと思われる、荒らされた部屋を見たケイトは「何てひどい」と、呟いた。
ビリーは「グレムリンだよ。ファッターマンさんが言っていた」と答える。
ケイト「だから、クリスマスって大嫌いよ」
呆然としていたケイトは、荒らされ倒れているツリーの残骸を見つめ、嫌な思い出が蘇ったように語り始める。
ケイト「今まで一番嫌な想い出の日、それがクリスマスなの」

ケイトが9歳の時のクリスマスイブ、ケイトの母とケイトはクリスマスの飾り付けをして父の帰りを待ったが、父はその夜帰らなかった。
その翌日も帰らず、仕事にもいっておらず、行方不明になった。警察にも連絡し、探して貰ったが数日間見つからなかった。
ある大雪が降った寒い日、ケイトは暖炉に火を点けようとして臭いに気がついた。
猫か鳥の死骸だろうと、消防士に煙突を壊してもらったところ、プレゼントをいっぱいに抱え込みサンタクロースの格好をした父親だった。
脚を滑らせ、首の骨を折って亡くなっていたそうだ。

それを聞いたビリーとギズモは、涙を流すケイトに同情するしか術はなかった。
ケイトの話に、悲しげな鳴き声をあげて相槌をうつギズモ。何を話しているのか理解しているらしい。

そうして建物に身を隠していたビリー達は、暫くして街に出てみる事にした。

グレムリンが潜んでいるらしき映画館に向かうビリーとギズモとケイト

街に出ると、先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返っていた。
グレムリンの陰も形もない。
ビリー「もうすぐ夜が明ける。どこかに隠れてるんだ」
不安げに街をあるくビリー達に、ギズモが口を開いた。
ギズモ「モグワイ、ココニイル」
二人が目を向けた先は、「白雪姫」が上映されている映画館だった。

館内に入ると、受付で一匹のグレムリンがポップコーンを貪り食べていた。
恐る恐る中に入るビリー達。
すると、映画館の上映室には数百匹というグレムリンが「白雪姫」を観てそれぞれに騒いで楽しんでいる。
帽子を被りお洒落をしたり、煙草を吸い、歌い、食べ物を食べ、好き放題だった。

映画内で白雪姫の小人が歌う「ハイホー」が流れると、グレムリン達が一斉にリズムにのって歌い騒ぎ始める。
ビリー達はその様子を、物陰から伺い呆れていた。
ビリーの背中のリュックの中で、ギズモも合わせて歌いだす。

ケイト「ここに全部いるの?」
ケイトが小さくビリーに問いかけると、ビリーは思いついたようにケイトに言った。
ビリー「ここにボイラー室はある?」
ビリー達はボイラー室を探しにまた館内を歩きだす。

上映室で、他のグレムリンと一緒に「白雪姫」を楽しんでいたストライプがポップコーンを食べようと席を外す。
受付でポップコーンを食べようとしてストライプはポップコーンがなくなった事に気づく。
顔をあげたストライプは映画館の近くの店の「CANDY(飴)」という看板に目を奪われた。
「ありゃ、うまそうだ」と、したり顔のストライプ。

ビリー達はスクリーンの裏側を通り、地下にあるボイラー室に辿り着く。
ビリーがボイラーの調整レバーを引き、ガスを漏らす事に成功する。
ビリー「ガスを吸わないようにしろよ」
漏れたガスに引火させる為、紙ゴミに火を点けた。

無事、着火した事を確認すると、ビリー達は一目散に映画館の外へ逃げようと走り出す。
すると、逃げる途中の姿を上映室のグレムリン達に見つかり、「いたぞ」という1匹のグレムリンの言葉を合図に、大勢のグレムリン達がビリー達を追いかけてきた。
ケイト「早く!」
ビリー達は、間一髪でグレムリン達を振り切り、見事映画館の爆破に成功する。
これで、映画館にいたグレムリン達が死滅した。

安堵の笑みを浮かべるビリーとギズモとケイト。
すると、ケイトがハッとした声で「ビリー、もう一匹デパートにいるわ」と目に入ったグレムリンの姿を見て言った。
ビリー達がケイトの指す方へ目をやると、そこには両手いっぱいにお菓子を抱えたストライプがいた。
ストライプ「くそったれめ」
そう言い残し、お菓子を抱えたまま店内へと姿を消した。

ビリー「今のはストライプって言って、奴らのボスだよ」
そう言いながら、ストライプが消えた店のガラスを叩き割り、ギズモとケイトと共に店内へと侵入した。

別行動をとる決意をするビリーが不安そうなケイトに口づける

ビリー「水に近付けたら、また逆戻りだ」
ストライプを探す為、真っ暗な店内を歩きだす。

ビリーはここで、決心をしたように別行動をケイトに提案した。
ビリー「ギズモの面倒を頼む。それと、照明スイッチを探しておいて」
ギズモが入ったリュックをケイトに手渡すと、不安げなケイトに愛していると伝えるようにそっと口づける。
ケイト「気をつけてね、ビリー」
ビリーは傍にあった売り物のバットを握りしめ、一人ストライプを探しに歩き出す。

ビリーが電化製品の売り場に行くと、展示品のテレビにストライプが映り「ビリーのクソッタレ」と言った。
持っていたバットでテレビを破壊するが、ストライプはどこにもいない。

その頃、ケイトとギズモは照明を探そうと動きだしていた。コントロール室らしき場所に入り、一旦ギズモを椅子に下ろすと手当たり次第に目の前にあるスイッチをいじりはじめるケイト。色々な店内放送が流れだす。そして、植物の展示コーナーに置かれていた噴水のスイッチを押してしまい、水が湧き出した。

ビリーは、店内放送が不気味に聞こえる中、おもちゃコーナーを歩いていた。そこにはストライプが潜んでいた。ぬいぐるみの合間からビリーを眺めていたストライプは、ビリーが歩き去った背中に向けて売り物のチェーンそ―の刃を投げつける。

チェーンソーは外れて壁に突き刺さる。それに気づいたビリーが振り向くと、立て続けにビリー目がけてチェーンソーの刃を投げつけた。ビリーの顔面のすぐ横の壁に突き刺さり、身動きがとれなくなるビリー。
その隙をみて、ストライプは三輪車を漕ぎながら別の場所へと移動する。

ケイトは照明のスイッチが探せず、焦っていた。夢中になっていた作業を中断して、ギズモの様子を見るとリュックはもぬけの空になっていた。
ケイト「ギズモ!」
ギズモはビリーが心配で、店内へ移動していたのだった。

リュックを抜け出してビリーを探す途中、日が差す天窓を見つけるギズモ

ビリーはスポーツコーナーに、ストライプを探しにきた。すると、背後からピッチングマシーンのボールがビリーを襲う。
強い衝撃に商品棚へ倒れ込むビリー。
そこにはピッチングマシーンを操るストライプがいた。打球を次々に身体に打ち込まれ、痛みに顔をゆがめるビリー。
すると、別の場所からクロスボウを構えたストライプが顔を出す。倒れるビリーに目がけて打ったクロウボウの矢が腕に突き刺さった。
苦悶の表情を浮かべるビリーに、今度はチェーンソーを持ったストライプが襲ってくる。
横たわるビリーに、チェーンソーを振り回すストライプ。
ストライプ「あばよ、ビリー」
チェーンソーの攻撃を、持っていたバットを盾に応戦するビリー。
ビリーのバットはどんどん削られていく。

ケイトはやっと配電盤を見つけ、全ての店内のスイッチをオンにした。一気に店内に照明が灯る。
あと、数センチで頭を切り刻まれていたビリーも、照明に当てられたストライプが力を失くした事で一命を取りとめる。
ストライプは脱力したまま、持っていたチェーンソーの回転する動きにより、ズルズルと床に引きずられてビリーから遠ざかる。

ストライプが引きずられた先は、チェーンソーのコンセントプラグを差し込んだ壁で、ストライプが壁にぶつかった衝撃でチェーンソーのコンセントが抜け、動きが止まる。
やっと起き上ったストライプの目の前には、水が吹き出す噴水があった。
ストライプ「見つけたぞ。水があった」
ニヤリとしたストライプが振り返るとそこに銃が展示されていた。
ストライプ「銃もな」

水をみつけるストライプ

ランダルの車で家路についていたバートが、ビリー達の気配を察知して突然車から飛び出しデパートへ向かう

家路を急ぐランダルの車からは、リッキーの放送が流れていた。
DJ.リッキー「昨夜はえらい目にあったけど、みんな俺はこの通り大丈夫だ。それに海兵隊が火炎放射機を持って出動してるそうだから、もう大丈夫」
運転するランダルの後部座席にいた愛犬バートが、ビリー達のいるデパートに差しかかると、突然車の窓から度び出して店内へと走って行った。
ランダルも驚いて車をとめ、バートの後を追った。

その頃、ギズモはおもちゃコーナーでみつけた車を走らせていた。ビリーの部屋で観たテレビの場面がギズモを興奮させている。
ギズモは辺りの棚に衝突をしながらも、英雄さながらの凛々しさで車を走らせ、ビリーを探していた。
ギズモがあちこち衝突しながら車を走らせていると、ランダルの車を飛び降りてデパート内に入り込んできた愛犬バートがギズモの車の後を尻尾を振って追いかけてくる。

ビリーは片手を負傷し、庇いながらフラフラとした足取りでストライプを探していた。
すると、植物コーナーの噴水にいるストライプを発見する。ストライプも近寄るビリーに気づき、持っていた銃を発砲した。
咄嗟に物陰に隠れるビリー。数発、銃弾をビリーに向けて撃ったストライプは、噴水の水に手を差し込んだ。
成す術もなく見守るビリーの目の前で、ストライプの身体に異変が起き始める。
蒸気がのぼり、背中がボコボコと波打っている。
増殖が始まるのだ。

その時、おもちゃの車を走らせたギズモが、立てかけてあったスコップに車ごと乗り上げ、盛大に植物コーナーへ突っ込んできた。
植物コーナー奥の壁にぶつかり、ギズモの車は大破する。
ストライプ「ギズモのくそったれ」
ストライプと対峙する形になってしまったギズモが怯えていると、ストライプが銃口を向けた。
ギズモ「コワイ、コワイ」
ギズモは窮地に陥り、あたふたと周囲を見渡した時、背後に天窓に続く取っ手を見つけた。
ギズモ「…デモ!」
咄嗟に覚悟を決め、ギズモはその取っ手を思い切り引いた。

おもちゃの車でビリーを探すギズモ

植物コーナーに突っ込み、ストライプと対峙するギズモが天窓の取っ手を見つける

取っ手を引くギズモ

取っ手を引いた反動で、そのまま天井まで吊りあげられるギズモ

ギズモが開いた天窓から、日差しがストライプに差し込む。
眩しい光に当てられたストライプの身体が溶け始める。
ゴボゴボと不気味な音を出し、ドロドロとした姿に変わるストライプ。

見守っていたビリー、駆けつけたケイト、追いついた愛犬バート、そしてバートを追ってきたランダルがその場に集まった。
噴水の中に崩れ落ちるストライプを見守るビリー達。
ビリーが近くに近寄り、噴水を覗き込むと、最期の力を振り絞ってストライプが骨の状態で飛び出してきた。
驚くビリーの目の前に、倒れ伏すストライプの骨は、グチュグチュと嫌な音を立てながら全てが消えていった。
ストライプを倒したのだ。

安堵したビリーは、植物の葉の上に落っこちたギズモを抱きかかえ「大丈夫かい?」とギズモを労りながら、ランダルがしていたマフラーを借りてそっと包んだ。
ストライプだった液体が消えるのを尻目に、ビリー達はデパートを後にする。

溶けていくストライプ

家に戻り、手厚く看病されるギズモ

ランダルから渡されたお金を返すミスター・ウィング

家に戻ると、テレビでは昨夜のキングトン・フェールズで起こった大事件について生中継がされていた。
燃え上がる建物や、破壊された街を伝えるニュースに、ペルツァー一家とケイトとギズモが沈痛な面持ちで眺めていた。

リン「温かいスープを持ってくるわ」
リンがそう言ってキッチンへ向かおうとすると、そこにはミスター・ウィングが立ちはだかっていた。
悲鳴をあげるリンに、ランダルは「そのお方は、ギズモを売ってくれた人だ」と説明し、落ち着くよう宥める。
ミスター・ウィングは「売った?私は売ったつもりはないがね」と、ランダルが渡したお金をポケットから出しソファーへ投げ捨てた。

ギズモがミスター・ウィングの姿を見つけ、喜んでいる。
ミスター・ウィング「元気だったか?そうか、私も会いたかったよ」
ギズモの鳴き声と会話するように、ミスター・ウィングが愛おしそうにギズモに話しかけた。

ミスター・ウィング「それじゃあ、帰ろうか」と、元々ギズモが入っていた箱にギズモを入れて、連れ帰る準備をする。
ビリーは連れ戻されたくない一心でランダルに目配せをして助けを求めるが、ランダルは無言でビリーを制した。

ミスター・ウィングがギズモがテレビを観ていた事に気づき、ランダルに向かって怒りをぶつけた。
ミスター・ウィング「何てことだ。こいつにテレビなんか観させていたのか?」
ミスター・ウィング「警告したはずだ。モグワイを飼うことは並大抵の事ではないと。それを破るからこんな目に合うんだ」
テレビの大惨事を指しながら、ランダルに言い募るミスター・ウィング。
ランダルは、「悪かったと思ってる」とミスター・ウィングに謝罪をする。

ミスター・ウィングはさらに重ねて、ランダルも含めその場の全員に対して声を張り上げた。
ミスター・ウィング「あんたらはいつもそうだ。自然を破壊してまで、自分達の快楽を得ようとする。モグワイを飼うのも同じことだ。何にもわかっとらん。人間は愚かだよ。」
そう言い放ち、帰ろうとするミスター・ウィングをギズモが引きとめた。
ビリーにギズモが何か言いたいらしい。

ミスター・ウィングがギズモが入っている蓋を開けてやると、ギズモがビリーに向かって一言だけ「さよなら、ビリー」と寂しげな笑顔で言った。
本当は離れたくないビリーの心中を察して、ミスター・ウィングはビリーに声を掛ける。
ミスター・ウィング「君にもいつか飼える時がくる。その時をモグワイは楽しみにまっておるよ」
優しくビリーにほほ笑んだミスター・ウィングは、ギズモを連れてペルツァー家を出ようとする。
その時、ランダルがミスター・ウィングを引き止め、お詫びとして唯一自分の手元に残った発明品「スモークレス灰皿」を手渡した。
ミスター・ウィングは、ランダルにほほ笑みながら「素晴らしい発明品だ。喜んで使わせて頂くとも」と受け取った。

ペルツァー家を後にして、外を歩きだしたミスター・ウィングを全員が見送る。
途中、愛犬バートがワンワンと吠えた声にギズモが「バイバイ、わんわん」と答えた。

最後にランダルのナレーションが入り、こう締めくくる。

ランダル「もし君の家でもエアコンや洗濯機・ビデオが壊れたら、電気屋さんを呼ぶ前に家中の電気を消して、戸棚やベットの下を探してみるといい。もしかしたらグレムリンが忍び込んでいるかもしれないから」

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