バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(BTTF3)のネタバレ解説まとめ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、1990年のアメリカ映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結作である。監督はロバート・ゼメキス。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。
PART2のラストシーンで1955年に取り残されてしまったマーティの元へ届けられた一通の手紙。それは1885年にタイムスリップしたドクからの手紙だった。マーティは隠してあったタイムマシンでドクを助けるため1885年へタイムスリップする。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の概要

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、世界的大ヒットを記録しフューチャー現象と呼ばれるブームまで生まれたSF映画、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの三作目にして完結編。1990年制作、監督はお馴染みのロバート・ゼメキス。脚本はBTTFシリーズを支えてきたボブ・ゲイル。そして、製作総指揮を担当したのはスティーヴン・スピルバーグである。
前作の公開から6か月開けての公開になった。本作は映画配給元のユニバーサル設立75周年記念作品であり、初めに流れるオープニングのロゴは75周年記念のロゴが使われる記念すべき最初の映画である。『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』は『バック・トゥ・ザ・フューチャー・トリロジー』とも呼ばれ、映画の三部作の代表作として挙げられることも多い。PART1は全米で『フューチャー現象』とも呼ばれる大ヒットを記録した作品である。主人公のマーティ・マクフライとエメット・ブラウン博士(通称『ドク』)のファンは未だに多く、タイムマシンの『デロリアン』に憧れて、デロリアン・モーター・カンパニーのDMC-12を購入する人もいる。また、各国のユニバーサルスタジオにはこのシリーズをモチーフにした『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』もあり、非常に根強い人気を誇る。
今回はなんと、SF映画でありながら西部開拓時代が舞台になっている。SFを楽しみながら西部劇お馴染みのシーンが盛り込まれており、見るものを楽しませる一作。

マーティは前作で1885年へタイムスリップしてしまったドクが銃撃されて死亡することを知り、ドクを助けに向かう。タイムスリップした先は荒野が広がる西部劇の世界だった。ドクと再会したマーティは、ビフの祖先であるビュフォード・“マッド・ドッグ”・タネンとの争いながらも未来へ戻ろうとする。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のあらすじ・ストーリー

タネンからマーティを助け出すドク

前作のラストシーン、1955年にタイムスリップし、改変された歴史を無事に修正した主人公のマーティン・シェイマス・マクフライ(通称マーティ)と、その親友で発明家のエメット・ラスロップ・ブラウン博士(通称ドク)は自分たちの時代1985年に戻ろうとしていた。しかし、ドクを乗せたタイムマシン・デロリアンが飛行中落雷に打たれてしまう。雷の影響でドクは1885年に飛ばされてしまい、1955年に置いていかれたマーティは途方に暮れていた。
そこへウェスタン・ユニオン(設立1851年の金融通信会社)の電報配達員が現れマーティに"ある手紙"を渡した。手紙の内容は、70年前にタイムスリップしたドクが、鉱山にデロリアンを隠したというものだった。ドクはその事をマーティに伝えるため、ウェスタン・ユニオンに日時と場所を指定していた。

その事実を知ったマーティは、マーティを未来に送った直後(PART1のマーティ)の1955年のドクと再会し、その経緯を伝えた。ドクはマーティを未来へ送った直後に再びマーティが現れたことで卒倒していた。事情が飲み込めないドクにビフ(本名:ビフ・ハワード・タネン、ヒルバレーニ住む不良でマーティの父ジョージの同級生)が未来から持ってきたスポーツ年鑑を取り戻すためにドクと一緒に1955年にやってきたこと、本は取り返したけど1985年のドクは雷に打たれて1885年へタイムスリップしたことを伝える。
1985年のドクが1885年へタイムスリップしたことをどうやって知ることができたのかと疑問をぶつけるドクへ、マーティは1885年へタイムスリップしたドクが書いた手紙を見せた。その手紙には「デロリアンが壊れその部品が1974年まで開発されず未来へ戻ることができないこと」「同封された地図に示された廃鉱に隠してある修理方法の指示書が入ったデロリアンを1955年のドクに修理してもらい未来へ戻ること」「未来へ戻ったらマシンは破壊すること」「ドクは1885年のヒルバレーで鍛冶屋を営んでいること」「不必要なタイムトラベルは宇宙時間の繋がりが断絶する恐れがあるためドクを迎えに来ないこと」「アインシュタイン(1985年のドクの愛犬)の面倒を見ること」が記されていた。

次の日の朝、マーティと1955年のドクは墓地近くの封鎖された鉱山に行き、鉱山入口を爆破しデロリアンを探す。無事にデロリアンを見つけた二人はデロリアンの修理をするため鉱山から出した。しかし、1955年のドクが飼っていたコペルニクスという犬が墓地はらいつまで経っても戻ってこない。マーティはコペルニクスの様子を伺うと、あるひとつの墓地で一向に動かない。なんと、その墓石にはエメット・ブラウンの名が彫られていた。1955年で置き去りにされたマーティに宛てた手紙を書いた約1週間後に、ドクが80ドルを巡りビュフォード・タネンという悪党に銃殺されてしまったのだ。ビュフォード・タネンについて調べると、ビフの祖先で早撃ちの名手、その凶暴な性格から『暴れ犬』の異名を持つ人物であることが判明した。1885年でタネンに殺されてしまったドクを救うため、マーティは1955年のドクの協力の下、修理したデロリアンで1885年のドクが手紙を書いた翌日にタイムスリップする。

1955年のドクから1885年のこのあたりは平地だから大丈夫と言われ安心してタイムスリップしたマーティだったが、タイムスリップ直後、目の前にインディアンの大群が現れパニックに陥る。どうにかしてインディアンから逃げ、ほら穴に隠れ入り込むが、今度は熊が出てきて襲われ、慌てて逃げて坂から転げ落ち気絶してしまう。気絶したマーティを介抱してくれたのは、マーティの祖先にあたるシェイマスと、その妻のマギーだった。マギーに名前を聞かれた際、話がこじれると思ったマーティは咄嗟に『クリント・イーストウッド』という偽名を使う。優しい夫妻は1885年で鍛冶職人になっているドクを探すマーティの手伝いまでしてくれた。

彼らの協力で1885年のまだ開拓途中にあるヒルバレーにたどり着いたマーティは、酒場でビュフォード・タネンに出くわしてしまった。店主とタネンの会話を聞いてマーティはつい「あの暴れ犬のタネン?」と言ってしまい、その異名に怒ったタネンはマーティに因縁をつけ追い掛け回される。走るマーティが馬で追いかけてくるタネン達から逃げ切れるわけもなく、縄で首を絞められ殺されかける。しかし、そこにドクが現れマーティを助ける。タネンたちは去り、マーティとドクはやっと再会ができた。

汽車強奪後、デロリアンを押す準備にかかるマーティとドク

タネンは以前ドクに馬の蹄鉄を依頼したが、蹄鉄が外れてしまって落馬していた。タネンはその時に無駄にしたウイスキーと、腹が立って殺してしまった馬の代金、締めて80ドルをドクに請求していた。それが後にドクが殺される原因になるとわかったマーティはドクに墓石の写真を見せると、ドクは軽い口調で「80ドル払えばよかった。」と言うだけであった。

肝心のデロリアンは燃料漏れで自走不能になっていた。来世紀までガソリンは出来ない今、どうやって帰るのかドクとマーティは様々な方法を試した。一番早い馬でもタイムトラベルに必要なスピードに全然足りず、酒を燃料にしようとするが失敗してしまった。悩むドクの後ろで蒸気機関車が通った。その時、ドクは蒸気機関車でデロリアンを押して88マイルを出す作戦を考える。
真っ直ぐな道を貨物も載せずに走れば理論的には140キロ出せることが可能だと計算したドクは、峡谷にまたがる橋を利用して蒸気機関車にデロリアンを押してもらえば、1885年にはまだできていない橋も1985年には橋が完成しているため帰れると判断した。
橋の様子を見に行ったマーティとドクは、馬が暴れて転落しそうになっている女性、クララ・クレイトンを助けた。その時、ドクとクララはお互いに一目惚れしてしまう。彼女を家まで送り届けたあと、マーティは歴史の教科書に谷底に落ちた女性教師の名前からとった峡谷があったこと、その名前がクレイトン峡谷だったことを思い出した。つまり、100年前に峡谷で転落した女性教師の名前からクレイトン峡谷になるはずだったが、ドクが助けたことでその歴史が変わってしまったのだ。

次の日、二人はドクが住む鍛冶屋で模型を使い未来に帰るための予行演習に励んでいた。そこへクララが現れ、崖に落ちそうになった際に壊れてしまった望遠鏡をドクに直してほしいという依頼があった。そこでも二人はマーティの存在も忘れ、お互いに惹かれ合う。ドクは今晩中に直すと言うが、今夜はヒルバレーの時計台の完成を祝う祭りがあった。
マーティ達はクララを連れて祭りへと出かけた。マーティとドクは記念に時計台と写真を撮り思い出を残す。その後、ドクとクララがダンスをしている間、マーティは射撃場で得意の射撃で周りを驚かせていた。そこへタネンたちが現れ、ドクの命を狙う。それに気づいたマーティがドクを助けるが、タネンに「腰抜け野郎」と言われ月曜日に決闘を申し込まれる。マーティは「腰抜け野郎」と言われたことに怒り、決闘を引き受けた。
その後、マーティがドクの墓の写真を見ると墓からドクの名前の部分が消えていた。しかし墓自体は消えていなかった事で、タネンとの決闘を引き受けた事で未来が変わり、ドクの墓ではなくマーティの墓になってしまうのではないかとマーティは思い、決闘をせずに未来へ帰ろうとする。

次の日、ドクはクララに惚れてしまったことから未来に帰るのをやめて1885年に留まることをマーティに伝えるが、自分が歴史を変えてしまったことや、マーティに科学者としての考えを諭され、悩んだ末に未来に帰ることを決心し、クララに別れを告げる。その時、ドクは自身が未来から来た事をを告げるが、クララに嘘だと思われ信じてもらえず、心に深い傷を負う。その後、ドクは酒場でヤケ酒を飲み酔いつぶれてしまう。

次の日起きたマーティは隣で寝ているはずのドクがいない事に驚く。必死でドクを探していると、酒場で酔っているドクを見つける。酔いつぶれてしまったドクを起こしている中、まだ8時前であるにも関わらずタネンに呼び出されてしまい、ドクを人質に取られる。マーティはドクを救うためビューフォードと決闘することになったが、ビュフォードに先手を取られ撃たれてしまう。しかし、以前見た西部劇の映画を思い出し、鉄板を体に忍び込ませ弾を防いだマーティはビュフォードの隙をついて倒すことに成功する。決闘前日にマーティが負けた時のために用意されていたマーティの墓石はタネンがぶつかった衝撃で壊れ、写真からも墓石が綺麗に消えていた。タネンは駆けつけた保安官により馬車強盗の罪で逮捕され、一件落着したマーティとドクは未来へ帰るため汽車の方へ急いだ。

一方クララは、ドクにふられてしまったショックから汽車に乗り街を出ようとしていた。その時、後ろの座席の男性が「女一人にあれほど真剣になれるとはね、名前はなんと言ったかね、そうクララだ。」と話すのを聞いた。その男性は酒場でドクの話を聞いていたうちの一人だったのだ。ドクが自分に対し本気だと気付いたクララは電車を緊急停車させ、ドクの作業場へ向かった。そこでクララは「ドクがタイムマシンの研究をしていたこと」「これから汽車を使い未来へ帰ること」を知り、ドクがいる汽車へ馬を走らせるのだった。

別の時代へタイムスリップするタイムマシンに改造された汽車

マーティとドクは計画通り蒸気機関車をハイジャックして列車を止め、分岐点を変え貨物と乗務員を置いていくと、デロリアンを押しながら再び出発する。汽車は後ろからデロリアンを押しながら加速して行く。予め火室に投げておいた3つの強化燃料が燃えることによって、高温に保たれたボイラーの圧力で加速することができる。その際3度の大きな爆発と衝撃を伴う。マーティはデロリアンの操作、ドクは汽車の操作をし、最初の爆発が起きたところでドクはデロリアンの方へ向かっていく。デロリアンへ向かうには汽車に捕まりながら細い足場を通っていく必要があり、途中二度目の爆発による衝撃があったがドクは持ちこたえ、デロリアンまであと一歩のところまで近づいた。その時、馬に乗ってドクを追ってきたクララが汽車へ乗り込んだ。クララは汽笛でドクに存在を知らせる。思いも寄らぬ出来事に二人は驚く。ドクはクララも未来に連れて行こうとしたが、クララが機関車からデロリアンに移動する途中、下に落ちそうになってしまう。マーティはドクに空を飛べるスケートボード・ホーバーボードを渡し、無事にクララを助けた。だが、そのせいでドクはデロリアンに乗り遅れてしまった。

一人で1985年に戻ったマーティだったが、その直後に目の前から来た電車に轢かれ、デロリアンはバラバラになってしまった。
なんとかギリギリで脱出したマーティは、恋人のジェニファーの家に向かう。ジェニファーは「自分たちが結婚してマーティがクビになってしまうというリアルな夢を見た」と話す。これは夢ではなくPART2で二人が2015年へ訪れた際に見た自分たちの未来だった。ジェニファーは自分のポケットにある「お前はクビだ」と書かれた紙を見つけ、夢ではなかったと気付いたが、この文字は消えていった。
マーティとジェニファーは粉々になってしまったデロリアンを見に線路へ向かった。2人がドクとの別れを悲しんでいると、そこに蒸気機関車の形をしたタイムマシンが現れる。ドクは1885年に取り残された後、タイムマシンを新たに作っていた。そしてクララと結婚し、2人の息子(ジュールとヴェルヌ)をもうけていた。1985年に置いてきた愛犬を迎えに来たのだった。ジェニファーはポケットに入っていた「お前はクビだ」と書かれた紙の文字が消えたことをドクに話すと、ドクは「君たちの未来は白紙さ、自分しだいでづにでもなる。いい未来を創りたまえ」といい残し、タイムマシンでどこかへ走り去って行こうとした。マーティがこれからまた未来の世界へ行くのか尋ねると、ドクは「もう行ってきた」と言い、そのまま汽車は空を飛び別の時代へタイムスリップして行くのだった。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の登場人物・キャラクター

マーティン・シェイマス・マクフライ(演:マイケル・J・フォックス)

本作の主人公。愛称は「マーティ」。
1985年時点で17歳の高校生。特技はスケボーと銃の早打ち。
基本的には常識人だが挑発に弱く「腰抜け」と呼ばれるとすぐにカッとなってしまい窮地に陥ってしまう。その癖が原因で未来においてマーティは事故を起こし、大好きだったギターが弾けなくなっていた。しかし、1985年に帰ってきたマーティは、ミュージシャンを断念する原因となった事故を回避したため、将来マーティが落ちこぼれになる未来が消えた。今作ではタネンに腰抜けと言われてしまい命をかけた決闘を受けてしまった。

PART1では親友のドクが発明したタイムマシンの実験中に偶然過去の1955年へタイムスリップしてしまう。若き日の両親を惹き合わせ、未来で殺されてしまうドクに手紙でその危機を伝えた結果ドクは殺されずに済んだ。しかし、マーティがドクの命を助けたことでドクは未来(2015年)にタイムトラベルし、マクフライ家の悲惨な未来を見てしまい結果PART2で未来の息子が起こす事件を防ぐために奮闘することになるが、その作戦をビフ老人に見られてしまい、歴史を改変される。元の歴史に戻すべく再び1955年にタイムスリップし無事にビフ老人の企みを阻止できた。
PART3では、1955年から1985年に帰る際に、雷の影響で1885年にタイムスリップしてしまったドクを助けるため1955年のドクの手を借り西部開拓時代の1885年にタイムスリップした。マーティの祖先であるジェイマスに名前を尋ねられた際に本名を言うわけにもいかず「クリント・イーストウッド」と名乗り、1885年ではではこの偽名を使っている。これとクララを助けたことが原因で1985年に帰った際、峡谷の名が「クリントン峡谷」から「イーストウッド峡谷」に変わってしまい、結果的に歴史に名を刻んだということになる。
ドクと1985年に帰るために蒸気機関車を使いタイムスリップする時に、ドクと恋人のクララが機関車から落ちてしまいマーティ一人で元の1985年に戻ることになった。

エメット・ラスロップ・ブラウン(演:クリストファー・ロイド)

マーティの親友でタイムマシンを発明した科学者。愛称はドク。町では変わり者の発明家として知られている。PART1ではマーティが先生に「関わると危険だ」と注意されたり、PART2では精神病院に入れられている。実際、デロリアンの動力のためにプルトニウムを盗んだり、目的の為には危険も顧みない人物である。そのため、まともに付き合いがあるのはマーティとジェニファーくらいしかいない。
大きな鼻とボサボサの白髪頭が特徴だが、クララには「背が高くて、茶色い大きな子犬のような目をして、銀色のつやがある髪の人」と見えているそうだ。タイムマシン・デロリアンを作った張本人であり、1955年に洗面所で転んで頭をぶつけたときにタイムマシンの理論を閃いた。PART2で2015年を訪れた際に、若返りの整形手術を受けている。同時に血液や臓器の交換もしているため、30〜40年ほど寿命が延びている。特定の専門分野はなく、自分の研究のために必要なあらゆる分野に長けている。

PART1でタイムマシンを作りその実験の様子をビデオカメラに収めるためマーティに手伝ってもらった。しかし、燃料のプルトニウムを過激派集団から騙して手に入れたため、彼らに報復として射殺されてしまう。しかし、1955年にタイムスリップしたマーティからその忠告の手紙を受け取り、そのおかげで殺されずに済んだ。
PART2では、未来にタイムトラベルし、マーティの未来が大変なことになると知り、マーティを連れ未来を変えるため奮闘する。PART2の最後で雷がデロリアンに落ち、1885年にタイムスリップしてしまった。その後、1955年に取り残されたマーティを案じて手紙を書き郵便局に託した。
PART3ではすっかり1885年に馴染んで鍛冶屋を営みながら日々を過ごしていたが、ビュフォード・タネンに因縁をつけられ殺されてしまう。その事実を知ったマーティがドクを助けるために1885年に渡った。マーティと二人で未来に帰るために試行錯誤している時にクララと出会い、一目惚れした。本来ならクララは崖から落ちて未来ではクレイトン峡谷という名前になる名所になるはずだった。ドクは未来を変えてしまったことに悩み彼女に本当のこと(タイムスリップしてきたこと)を告げるが、嘘だと思われ傷付いてしまう。しかし、最終的にドクを追ってきたクララとめでたく結ばれ、クララも一緒に未来に行くことになる。ドクとクララはデロリアンに乗りこもうとするが、間に合わずに1885年に取り残された。その後、記者をタイムマシーンへと改造し、マーティの元へクララと一緒に現れた。その時にはジュールとベルヌという二人の子供に恵まれていた。そして家族でタイムトラベルの旅へ出た。

クララ・クレイトン(演:メアリー・スティーンバージェン)

PART3で初登場の人物。1885年にヒルバレーへ赴任してきた女教師。
馬の暴走により渓谷に落ちそうになったところをドクに助けられ恋に落ちる。映画のラストシーンではジュールとヴェルヌという二人の息子も登場する。
11歳の時に病気で療養していたことがある。その時に父親から望遠鏡を買ってもらい、それがきっかけで科学に興味を持つようになった。祭りの夜、タネンと無理やりダンスをさせられた際にタネンのスネを蹴る、ドクを追いかけ走行中の汽車の荷台に飛び乗るなど、勇敢な姿も見られる。
1885年、ヒルバレーへ転任した際に馬車の馬が道に出てきたヘビに驚き興奮してそのまま峡谷の崖へ転落して死亡(1985年の教科書で彼女の名をとりクレイトン峡谷になる)してしまうはずだったが、タイムスリップしてきたドクによって助けられる。ドクに助けられた時から恋に落ち、同じ科学の趣味を通して恋人になる。
マーティが来る前の1885年では、ヒルバレー駅に着いた際に市長から頼まれ迎えに来たドクと出会っている。しかし、マーティが来たことでドクはその約束を忘れ峡谷で出会うことになった。1955年のドクの墓石に「永遠の愛と共に クララ」と刻まれていることから、マーティの介入がなくてもドクと恋に落ちていたことが伺える。
ジュール・ヴェルヌ(フランスの小説家)の愛読者であり、同じ趣味を持つドクと恋に落ちるも、未来へ帰らねばならないドクから告げられた真実を嘘だと思い込んで激怒しドクに平手打ちをして別れを告げる。傷心からヒルバレーを離れようと乗り込んだ列車で居合わせた男性らから、その後のドクのあまりの落胆ぶりを聞き、列車を緊急停止させて下車する。その後ドクの鍛冶屋でタイムマシンの模型を発見し、ドクの言葉が真実であった事に気づき彼を追う。ドクと共に1985年に行くつもりだったが、列車からデロリアンに乗り移る際にスカートが引っかかってしまいドクにホバー・ボードで助けてもらいドクと1885年に残った。その後結婚し、ジュールとヴェルヌという二人の子供をもうける。

ビュフォード・タネン(演:トーマス・F・ウィルソン)

PART3で初登場の人物。PART1、PART2で悪役として登場したビフ・タネンの祖先。マーティとドクの命を狙う悪役。
ヒルバレーの悪党で、各時代のタネン一族のなかで最も粗暴かつ非道な男。早撃ちの名手で、判明しているだけでも12人は射殺している。よだれを垂らす癖があることから「狂犬」とあだ名を付けられるが、本人はそのあだ名を嫌っている。そのあだ名で記事を書いた記者を射殺したこともある。
代金を支払わずドクに馬の蹄鉄を付けてもらったが、その蹄鉄が外れてしまったと難癖をつける。そして、蹄鉄が外れた際に落としたウイスキーと、腹を立てて殺した馬の代金80ドルをドクに請求する。しかしそれをドクに拒否された為に命を狙っている。祭りの夜、ドクを射殺しようとしている事にマーティが気付き、パイの皿をフリスビーのように投げる。皿はタネンの銃を持つ手に命中しドクの射殺に失敗した。これに腹を立てマーティの命も狙うようになる。マーティと決闘した結果、マーティに殴り飛ばされ肥料を積んだ荷車に倒れこんだところを保安官に捕まり逮捕される。

シェイマス・マクフライ(演:マイケル・J・フォックス)

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