ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説まとめ

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『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。
バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

『ジュラシック・パーク』の概要

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。
SF以外にスリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作で、2018年現在5作目まで公開されている。
製作はユニバーサルであり、テーマパークのユニバーサル・スタジオにもアトラクションとして公開されている。VFX(視覚効果)は『スター・ウォーズ』シリーズの監督ジョージ・ルーカスが所有していた映像スタジオ「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」。

最も成功した恐竜映画シリーズであり、恐竜映画の代名詞とも言える金字塔的作品。
それまではストップモーション、マペット、着ぐるみ、アニマトロニクス(機械仕掛け)などで表現されるのが主流だった恐竜が史上初めてフルCGにより描かれた作品である。

作り物とは思えないほどのリアルな恐竜の映像は当時の映画業界を震撼させ、映像革命の一つに挙げられている。後の作品に与えた影響は大きく、例としてジョージ・ルーカス監督を『スター・ウォーズ』シリーズに復帰させたことで有名。
ルーカスは『スター・ウォーズ』のエピソード1~3の構想があったが、1980~90年代の映像技術ではエピソードを表現することは不可能と考え、シリーズから身を引いていた。しかし、親友のスピルバーグが制作した本作を観賞したルーカスは衝撃を受け、復帰を決意したという。1997年の『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望 特別篇』でも本作の技術が使われている。

ストーリーはバイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖の中で、子供をはじめとした仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。マイケル・クライトン著の同名小説を原作としていて、クライトンは脚本にも参加している。大筋は原作に沿っているが、原作ではアクションよりも科学技術に関する議論の要素も多く、生存するキャラクターや結末など変更点も多い。

全世界興行収入10億2915万ドル。公開当時は全世界歴代興行収入1位となった作品であり、スピルバーグ監督作品では最大のヒット作である。同興行収入は1997年に『タイタニック』が更新し、2015年には『ジュラシック・ワールド』が本シリーズ最大のヒットを記録。

公開20周年にあたる2013年4月5日には、3D版に変換され再上映。『Jurassic Park: An IMAX 3D Experience』のタイトルでIMAX 3D版でも公開。日本では劇場公開はされなかったが、2015年に『ジュラシック・ワールド』公開に合わせて日本版ソフトが発売。

『ジュラシック・パーク』のあらすじ・ストーリー

オープニング:ケージの中の生物

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引きずり込まれる職員の手を必死に引き止めるマルドゥーン。

コスタリカから120マイル西に位置する島「イスラ・ヌブラー」で、インジェン社の「パーク」と呼ばれている施設建設のために、ある生物が入った大きなケージが運ばれていた。多数のパーク職員と、生物の監視員であるロバート・マルドゥーンが見張る中で、ケージの中の生物はパドック(生物を囲って飼育するための閉鎖された場所)の中へと移動が行われていた。その作業中、ケージ内の生物が職員の一瞬の隙をつき暴れ始めた。職員の男性の1人が生物に捕えられ、ケージの中へ引きずり込まれそうになる。マルドゥーンが必死に引き止め、なんとか助けようとするが生物の力は異常に強かった。マルドゥーンは引き止めながら他の職員に、「(ケージ内の)彼女を撃て!」と叫び、職員は非致死性のショックガンをケージの中に撃つが、生物は力をゆるめない。遂には職員の手を押さえきることができずに離れる映像でシーンは終わる。

ケージの中の生物は、姿がはっきりと映されることはなく、謎のままだった。

前半:「ジュラシック・パーク」とは?

専門家の推薦、琥珀の中の蚊

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琥珀の中の蚊。

ドミニカ共和国、マノ・デ・ディオス琥珀鉱山にインジェン社の顧問弁護士ドナルド・ジェナーロが訪れていた。インジェン社の社長に会うために来たはずだったが、社長は既に帰社してしまったことを鉱山の発掘人であるファニート・ロスターノから告げられる。

ケージ内の生物が暴れた事故に巻き込まれた職員の男性は一命を取り留めたらしいが、大ケガをした男性の家族から訴訟を起こされたという。今回の事故で保険会社の信用を失い、投資家もインジェン社を離れそうになっているという。その対処として、専門家をパークに案内して視察してもらい、パークは安全だと言う承認を貰えれば事態は収束するという。保険会社はアラン・グラント博士という専門家を指名していた。
それを聞いたロスターノは、「グラントはモンタナの外には出ない。俺と同じで掘るのが仕事だからだ」と言いながら、ある琥珀(化石の一種)に光を当てる。その琥珀の中には蚊が閉じ込められていた。

グラント博士とサトラー博士

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モンタナで発掘されたヴェロキラプトルの化石を分析するグラントとサトラー。

アメリカ・モンタナ州のスネーク・ウォーターの近く、バッドランドでは恐竜の化石の発掘が行われていた。
古生物学者のアラン・グラント博士とその恋人にして古植物学者のエリー・サトラー博士は発掘された化石の調査を仕事としていた。コンピュータによりスキャンされた化石の映像を見たところ、それはヴェロキラプトル(通称:ラプトル)という体長2.7メートルほどの小型の肉食恐竜だった。グラントは以前からラプトルを研究しており、後に鳥に進化することになる種だと考えていたが、周囲からはその学説を信じてもらえず、失笑を買っていた。グラントが化石を分析し意見を述べていると、発掘にボランティアで参加していた1人の少年(ボランティア・ボーイ)が「ラプトルなんてちっとも怖そうじゃない、デカい七面鳥みたいだ」と言う。それを聞いたグラントはやや脅し気味にラプトルの恐ろしさを解説する。

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ボランティア・ボーイにラプトルの恐ろしさを教えるグラント。

ラプトルは非常に知能の高い恐竜だという。有名なティラノサウルス(通称T-レックス)は、仮に遭遇しても息を潜めて動かずにいれば襲われることはないと言われていたが、ラプトルにはその手段は通用せず、鋭い爪で無残に食い殺されることになる。その話を聞かされたボランティア・ボーイは恐ろしさを理解し、「デカい七面鳥」という認識を改めた。
グラントは子供を苦手としており、やや大人気ない態度をとってしまった。

そこに突然ヘリコプターが現れた。

ハモンドとの出会い

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ハモンドとの対面シーン。

突然のヘリの来訪に驚いたグラントとサトラーは、ヘリに乗っていた人物であるジョン・ハモンドとトレーラーハウスで対面する。
初対面だったが、ハモンドはインジェン社の社長で、グラント達に年間5万ドルの援助金を寄付していた。

ハモンドは2人に用件を伝える。
自分が所有する島「イスラ・ヌブラー」にコスタリカ政府の許可を得て、ある「パーク」を建設した。来年オープン予定だが、投資家の信用を得るために社外の専門家の意見が必要だという。そのため、今週末に2人でパークの視察ツアーに参加して、その内容を踏まえて推薦状を書いてほしいという依頼だった。
グラントとサトラーは新しい化石を発掘したばかりで忙しいと断ろうとしたが、ハモンドは報酬として3年分の発掘資金全額を用意していた。2人は視察を了承し、資金が得られたことを喜ぶ。しかし、パークに何があるのかは語られなかった。

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デニス・ネドリーにデータを盗むための装置を渡すドジスン。

一方、コスタリカのサン・ホセでは、ハモンドのパークの管理システムエンジニアであるデニス・ネドリーがルイス・ドジスンという男と会っていた。
ドジスンはインジェン社のライバル会社であるバイオシン・コーポレーションの遺伝学者であり、インジェン社の研究データを盗もうと画策していた。そのためネドリーには大金を支払うことで産業スパイを依頼し、シェービング・クリームのスプレーに偽装したデータ保存用の冷却ガス容器をネドリーに渡す。
ネドリーはスパイ工作には大いに乗り気で、ドジスンには自信あり気に「俺を安く見るなよ。ハモンドのようにな」と告げる。ハモンドとネドリーには何らかの確執があるらしい。

パークへ飛行中のヘリにて

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イアン・マルコムとの対面シーン。

ハモンドのパークがある島「イスラ・ヌブラー」へ向かうヘリコプターの機内では、グラント、サトラー、ハモンド、ジェナーロ、そしてイアン・マルコム博士が対面していた。マルコムはカオス理論学者(数学者の一種)で、ジェナーロに頼まれて視察に来たというが、全身黒ずくめにサングラスの学者らしくない人物だった。

グラントとサトラーはカオス理論のような分野は専門外で知らなかった。「ストレンジ・アトラクター(複雑系理論の一種)」も知らないというサトラーにマルコムは「男と女のアトラクター(attractor=くっつく現象)なら知ってるだろ?」とジョークを飛ばす。呆れたハモンドはジェナーロに「わしは科学者2人を連れてきたのに、君はロック・スターを連れてきたのか?」と語る。

やがてヘリは島に到着。急降下で着陸するにあたって、機器の類が苦手なグラントはシートベルトの付け方がわからず、帯のように結ぶことでベルト代わりとしてしまった。
こうして一同は着陸し、ハモンドのパークを見学することになる。

ようこそ、我が『ジュラシック・パーク』へ

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