スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還（SW6）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

オビ＝ワン・"ベン"・ケノービ（演：アレック・ギネス）

銀河帝国が猛威を振るう前の時代、銀河系の平和維持のため設立された銀河共和国で、共和国のために尽くしていたジェダイの騎士の一員。ジェダイの騎士だった頃のダース・ベイダーの師であった。銀河帝国が設立される際、対抗勢力だったジェダイの騎士は殲滅され、マスター・ヨーダと共にわずかな生き残りの一人となってからは、辺境の星タトゥイーンに身を隠し、ベン・ケノービと名乗っていた。また、タトゥイーンのオーウェン夫妻の元に預けた、フォースの暗黒面に落ちたベイダーの息子であるルーク・スカイウォーカーの成長を見守る役目も担っていた。反乱軍の一員であるレイア姫からのメッセージを受け取り、銀河帝国設立以来十数年振りに戦いの場に趣く。その後、弟子であったダース・ベイダーと対決し戦いに敗れるが、フォースの霊体という特殊技能を身に付けていたため、死後も肉体は消滅するものの、その魂と自我を維持する事が出来た。死後も霊体となってルークの元にたびたび現れ、ルークがジェダイの騎士として成長出来るように助言をしている。しかし霊体としての活動には限界があり、ルークがダース・ベイダーと対決する際には、自分は助けることは出来ないと語っていた。

ヨーダ（操作・声：フランク・オズ）

銀河帝国が猛威を振るう前の時代、銀河系の平和維持のため設立された銀河共和国で、共和国のために尽くしていたジェダイの騎士の一員であり、ヨーダはその中でもジェダイを統率する役目である「マスター」と呼ばれていた。銀河帝国設立の際、シスの暗黒卿ダース・シディアスとその弟子ダース・ベイダーによりジェダイの騎士抹殺が行われ、ヨーダはオビ＝ワン・ケノービと共に抹殺を逃れ生き延びた数少ないジェダイの生き残りの一人である。ヨーダは抹殺を逃れた後、辺境の惑星ダゴバに身を隠していた。やがて、自分の元を訪れた、ダース・ベイダーの息子であり強いフォースの力を持つ青年ルーク・スカイウォーカーを、ジェダイの騎士に育て上げる修行を開始する。銀河帝国設立の時点ですでに900歳を超える老齢であり、本作ではフォースの力も肉体も衰え、死に至る。その後、オビ＝ワン・ケノービと同じく、フォースの霊体となって銀河帝国を打ち破ったルークを祝福する。

ランド・カルリジアン（演：ビリー・ディー・ウィリアムズ）

雲に覆われた惑星ベスピンの、その雲の中に浮かぶ空中都市で、執務官を勤めていたが、かつての仲間だったハン・ソロが反乱軍のレイア姫らと共に空中都市を訪れたことをきっかけに、自らも反乱軍と行動を共にすることになる。ベスピンに駐在する以前はハン・ソロと同じく密輸業社でありギャンブル好きな性格の持ち主で、ハン・ソロの愛機ミレニアム・ファルコン号は元々カルリジアンの持ち物だったが、賭けに負けてソロに譲ることになった。本作では、かつて自分の愛機であったファルコン号に乗り込み、第2デス・スター壊滅のため出撃する反乱軍を率いるリーダーとなる。

C-3PO（演：アンソニー・ダニエルズ）

人間型のドロイドで、あらゆる祭事・儀礼に通じており、600万語を超える言語を理解することが出来る。生真面目な性格で、基本的に危ないことは避けようとする傾向にある。しかし、相棒であるドロイドR2-D2と行動を共にするうち、銀河系の運命を左右する一大事件に関わるようになる。危ないことは避けようとする性格であるが、その反面なぜか危険な場面に遭遇する機会が多い。エピソード4では惑星タトゥイーンの狩猟民族に片腕をもぎ取られ、エピソード5では惑星ベスピンの空中都市で帝国軍に遭遇しバラバラに破壊され、本作でもジャバ・ザ・ハットの飼っている凶暴な小動物に目玉を食いちぎられそうになるなど、祭事・通訳用ドロイドゆえに武器を装備していないせいもあるが、生傷の耐えないドロイドでもある。

R2-D2（演：ケニー・ベイカー）

円柱型の胴体に丸い頭部を持つ、アストロメク型と呼ばれるドロイド。主に飛行艇に乗り込み、パイロットの補佐や艇の補修を担当する。R2シリーズは優秀で人気があり、その中でもR2-D2の性能は際立って優れていた。飛行艇を操縦するパイロットのナビゲーターや故障した際の補修が主な仕事であるが、R2-D2は危機管理能力に優れており、シリーズ全般を通じて、主人公たちを危機から救う場面が多い。本作でも、第2デス・スターを護るシールド発生基地へ侵入しようとするハン・ソロとレイア姫を手助けするため、電子ロックされた扉にアクセスして解錠しようと試みるが、帝国軍に銃撃され重症を負ってしまう。

チューバッカ（演：ピーター・メイヒュー）

惑星キャッシークに住む、猿人の姿をした民族・ウーキー族の出身。ウーキー族はみな長い体毛に覆われ、背が高く腕力が強くて、その言語はウーキー語を理解出来ない者には唸り声としか聞こえないため、下等生物と思われることもあるが、人間と変わらない高い知能を持っている。ウーキー族では種族をまとめるリーダーの一人だったが、銀河帝国が設立される際に捕らわれ、奴隷の身となる。その後ハン・ソロにより奴隷の身分を解放され、ソロの相棒として行動を共にするようになる。

皇帝 / ダース・シディアス（演：イアン・マクダーミド）

圧倒的な軍事力をバックに、銀河系を支配する銀河帝国の総統。銀河系の平和維持のためフォースの力を用いていたジェダイの騎士とは逆に、人々を支配し、意のままにするためにフォースの力を用いる「フォースの暗黒面」の使い手であり、暗黒面を極めたマスターである。フォースの暗黒面を極めた者をシスの暗黒卿と呼び、皇帝はダース・シディアスというシスの称号を持っていた。前作ではホログラムの通信により姿を見せるだけだったが、本作では帝国軍の巨大要塞・第2デス・スター建設中に、その完成を急がせるため姿を現し、自らデス・スター建設現場に訪れる。また、第2デス・スターに足を運んだのは、ダース・ベイダーの息子であり強いフォースの持ち主であるルーク・スカイウォーカーに興味を持っており、ルークをフォースの暗黒面に自らの手で引き込もうという算段もあった。銀河帝国設立前には、フォースの力による青白い稲光のような電撃波・ライトニングの攻撃で自分に止めを刺そうとしていたジェダイのマスターを、アナキン・スカイウォーカーに殺させることによってアナキンをフォースの暗黒面に引きこみ、自分の弟子＝ダース・ベイダーに仕立て上げたが、本作では逆に皇帝自身がルークに止めを刺すべくライトニング攻撃を仕掛けている最中に、ダース・ベイダーによって命を絶たれてしまう。

ジャバ・ザ・ハット（声：ラリー・ワード）

砂の惑星タトゥイーンの裏社会を牛耳る、犯罪王。タトゥイーンだけでなく、銀河系の辺境地帯にある惑星全体に影響を及ぼすほどの大物。銀河帝国が猛威を振るう以前、銀河共和国の時代からタトゥイーンの陰の実力者であり、年に一度大金を賭けるポッド・レースを開催していた。銀河帝国時代になってから、密輸業社のハン・ソロを雇い入れたが、ソロが帝国の検問にあって荷物を破棄してしまったことに怒り、破棄した分を多額の借金として返済を迫る。賞金稼ぎのボバ・フェットも、ジャバに雇われていた一人である。