ポケットモンスター(ポケモン)の特性まとめ

ポケットモンスターは、ゲームフリークが開発しているゲームソフトシリーズの名称である。略称はポケモン。発売20周年を迎えた長寿シリーズであるが、その戦闘システムの基本は初代である「ポケットモンスター赤・緑」から変わっていない。この記事では、第三世代こと「ルビー・サファイア」から新たに加えられた要素である「とくせい(特性)」について解説する。

『ポケットモンスター』概要

ポケットモンスターは「ポケットモンスター」(以下:ポケモン)という不思議な生き物が生息する世界において、ポケモンを自らのパートナーとして育て、ポケモン同士のバトルを行う「ポケモントレーナー」たちの冒険を描くロールプレイングゲームのシリーズである。
正式名称は日本語では「ポケットモンスター」だが、英語において「Poket monstar」は下品な意味のスラングであるため、「ポケットモンスター」を略した「ポケモン(Pokemon)」が正式名称となっている。

シリーズの原点は、1996年にゲームフリークが開発したゲームボーイ用ソフト「ポケットモンスター 赤・緑」である。
また、ゲーム本編作品だけでなく派生作品や関連作品のゲームソフトが数多く発売されている。また、ゲームのみならず、アニメ、キャラクター商品、カードゲーム、アーケードゲームと多様なメディアミックス展開がなされている。

主人公(プレイヤー)は、ポケモントレーナーとなり冒険に出る。そして様々な町にあるポケモンジムに挑戦しポケモンリーグへの出場条件を獲得し、ポケモントレーナーの頂点であるチャンピオンを目指す。その冒険の中で、伝説のポケモンとその力を利用しようとする組織と対峙するというシナリオがシリーズを通じてのお決まりの展開である。
また、「集める、育てる、戦う」のコンセプトに沿い、多数の種類のポケモンを捕まえてポケモン図鑑の完成を目指すなどの目的がある。他にも、他プレーヤーとの対戦やポケモンの交換ができる通信機能が存在する。このコンセプトのモデルとなったのは、小学生が夏休みにやるような「昆虫採集」であった。
シリーズの舞台は現実世界の特定の地域がモデルであり、地理や一部登場キャラクターの設定などがそのモデル地域と大まかに似ていることが多い。

とくせい(特性)とは

ポケットモンスター「ルビー・サファイア」から新たに加えられたバトルの要素。ステータスの計算システムの変更に加え、性格と共に新要素として追加され、ポケモンの種類ごとに「とくせい(特性)」と呼ばれる能力が付与されるようになった。
漢字表記が導入された「ブラック・ホワイト」以降では、漢字表記モードにすれば「特性」とひらがなではなく漢字で表記されるようになった(以下、漢字表記で「特性」と記述する)。

これまでポケモンの種類ごとの違いは「種族依存のステータス」「覚える技」といったものだけであった。「種族依存のステータス」とは、ミュウツーはすべてのステータスが平均より高くまとまっている、ピカチュウは素早いが攻撃力が低い、という違いのことである。「覚える技」とは、「ピカチュウは10万ボルトを覚えるがリザードンは10万ボルトを覚えない」という違いのことである。そこに新たに「特性」という要素が加わった。
特性とは、ポケモンの種類ごとに2~3種類用意された特殊な能力のことである。
戦闘時にのみ発動していて(種類によっては非戦闘時でも発動している)、バトルに様々な影響を及ぼす。

ポケモンの種類ごとに1種類から3種類の特性が定められており、そのうちのいずれか1種類を各ポケモンが持っている。
2種類以上の特性を同時に持っているポケモンはおらず、必ずどれか一つだけである。

特性はバトルにおいて様々な影響を及ぼし、場面で有利な状況、不利な状況を作り出す。
例えば特性「すいほう」を持つポケモンは炎タイプの攻撃を半減し、さらに攻撃力を低下させる「やけど」状態にならないという能力を持っている。また、ゲーム内の説明文にはないが、水タイプの攻撃の威力が上がるという隠れた効果も持っている。
「ステータス自体は高くなくても、所持している特性が強力(特性による補正によって実際のダメージが高くなる)だからこのポケモンは強い」という例も少なくはない。ステータスは平均以下でも、特性によってそれをひっくり返すことができる。
また逆に、素のステータスが高いためにハンデとしてデメリットのある特性を与えられているポケモンもいる。

こういったバトル面での性能の他に、そのポケモン自身の生態を示しているという面もある。
ガスや反重力、超能力などで宙に浮いているポケモンは特性に「ふゆう」があったり、全身が炎やマグマでできているポケモンには「マグマのよろい」「ほのおのからだ」という特性がそなわっている。
特性によって生態を表したがために、バトル面でまったく効果がない、利点が少ないという部分があるポケモンもいる。

隠れ特性(夢特性)

「ブラック・ホワイト」からはポケモンが通常持つ特性とは別に、新たに「かくれとくせい(隠れ特性)」が追加された。

隠れ特性を持つポケモンは通常の方法では入手できないことが特徴。公式からの配布や、ゲーム内での特殊なギミック(特定の時間に特定のポイントに行く)などで手に入れることができる。
通常の2枠の特性とは別に、隠れ特性という3枠目が追加されたということになるが、通常特性の2枠目がない、すなわち通常特性1個と隠れ特性1個の計2個だけもつポケモンも存在する。

隠れ特性が導入された初期の頃はこの特性を持つポケモンは主にポケモンドリームワールドというサービスにて手に入ったため「"ドリーム"ワールド限定の特性="夢"特性」と言う通称がプレイヤーの間で広まった。この「夢特性」という呼称はあくまでも通称であり公式な呼称ではない。公式では「かくれとくせい(隠れ特性)」という名称が使われている。

特性一覧

バトルフィールドに影響を及ぼす特性一覧

あめふらし

戦闘に出ると5ターンの間、天気が『あめ』になる特性。

『あめ』状態になると水タイプの技のダメージが上昇し、炎タイプの技のダメージが下がる。
威力が高いが命中率が悪い「かみなり」「ぼうふう」の技が必ず当たるようになり、天気によって技のタイプが変わる「ウェザーボール」が水タイプ扱いになる。
また、「あさのひざし」「こうごうせい」「つきのひかり」といった光を受けてHPを回復させる技の回復量が半減、日光のエネルギーを収束して打ち出す「ソーラービーム」の威力が半減する。雨雲がたちこめて雨が降っているという設定のため、十分な光を吸収できないという仕組みである。

はじまりのうみ

「オメガルビー・アルファサファイア」のカイオーガのみが習得している特性。

戦闘に出ている間、天気が『つよいあめ』になる。
通常の天気『あめ』状態よりも一段強い効果となっており、炎タイプの攻撃技のダメージが完全に無効となる。
また、天気を変える技「あまごい」「にほんばれ」「すなあらし」「あられ」が失敗し、天気を変える特性である「あめふらし」「ひでり」「すなおこし」「ゆきふらし」が発動しなくなる。それ以外の効果は『あめ』状態と変わらない。

ひでり

戦闘に出ると5ターンの間、天気が『ひざしがつよい』状態になる特性。

『ひざしがつよい』状態になると炎タイプの技のダメージが上昇し、水タイプの技のダメージが半減する。
威力が高いが命中率が悪い「かみなり」「ぼうふう」の命中率がさらに半減し、天気によって技のタイプが変わる「ウェザーボール」が炎タイプ扱いになる。
また強い日差しにより、日光のエネルギーを用いる技である「あさのひざし」「こうごうせい」「つきのひかり」といった光を受けてHPを回復させる技の回復量が上昇し、日光のエネルギーを収束して打ち出す「ソーラービーム」の溜めがスキップされるため、1ターンで即座に打てる。

おわりのだいち

「オメガルビー・アルファサファイア」のグラードンのみが習得している特性。
戦闘に出ている間、天気が『ひざしがとてもつよい』状態になる。

『ひざしがとてもつよい』状態は通常の『ひざしがつよい』状態よりも一段強い効果となっており、水タイプの攻撃技のダメージが完全に無効となる。
また、天気を変える技「あまごい」「にほんばれ」「すなあらし」「あられ」が失敗し、天気を変える特性である「あめふらし」「ひでり」「すなおこし」「ゆきふらし」が発動しなくなる。それ以外の効果は『ひざしがつよい』状態と同じ。

すなおこし

戦闘に出ると5ターンの間、天気を『すなあらし』状態にする特性。

『すなあらし』状態は毎ターン終了時、岩、地面、鋼タイプ以外のポケモン、もしくは『すなあらし』状態の時に効果がある特性を持つポケモン以外のポケモンに多少のダメージが入る。
また、岩タイプを持つポケモンの特防が1.5倍になる。

また、『あめ』状態と同じく、一部の技にも影響がある。
天気によって技のタイプが変わる「ウェザーボール」が岩タイプ扱いになる。
また、「あさのひざし」「こうごうせい」「つきのひかり」といった光を受けてHPを回復させる技の回復量が半減、日光のエネルギーを収束して打ち出す「ソーラービーム」の威力が半減する。

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