東方仗助(ジョジョの奇妙な冒険)とは【徹底解説・考察まとめ】

東方仗助(ひがしかた じょうすけ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の主人公で、特定の幻像を持つ「スタンド」と呼ばれる超能力の使い手である。能力は傷を癒し、壊れた物を直す「クレイジー・ダイヤモンド」。基本的にお調子者かつ温厚で優しい性格だが、憧れの人を真似た自身の髪形を貶されると激怒する一面もある。時にはズルもするが強い正義感を持ち、自分の怪我を治せないのを承知で友のために体を張る。スタンド使いの仲間と共に街に潜む殺人鬼と戦うこととなる。

東方仗助のプロフィール・人物像

CV:小野友樹(TVアニメ版)、大地葉(TVアニメ版幼少期)、羽多野渉(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』 / ウルトラジャンプCM)
演:山崎賢人(実写映画版)

生年:1983年(作中での年齢は16歳)
身長:185cmだったが、後に180cmに変更になった。
血液型:B型
趣味:TVゲーム、「プリンス」の曲を聞くこと、パチンコ(お得意様)
口癖:「グレート」

杜王町内にあるぶどうが丘高校の1年生。基本的には温厚で、母や友人を気遣う優しい性格をしている。普段の振る舞いはお調子者的だが、髪型を貶されると相手が誰であろうと「プッツン」して激しく怒る。これは幼い頃の名も知らぬ恩人に憧れて同じ髪形をしていることに起因しており、「(この髪型を貶すのは)誰であろうと許さねえ。あの人を貶すのと同じことだからよぉ~」と語っている。
不良ではないが清廉潔白な聖人君子でもなく、時にはイカサマやズルをすることもある。それでも根は熱血漢で、強い正義感を持つ。人質を取り、他者の精神に脅しをかけてくるタイプの敵は「ムカつく」とのこと。高身長で優しい為か同じ学校の女子生徒からはモテる方だが、本人曰く「純愛タイプ」で誰彼構わず付き合うようなことはしない。
父親はニューヨークの不動産王であるジョセフ・ジョースターだが、両親は俗にいう不倫の関係であり、仗助は生まれてから一度も父親に会ったことはない。ジョセフの孫にして、仗助にとっては年上の甥にあたる空条承太郎(くうじょう じょうたろう)の出現により父との出会いが実現した時も「どう接したらいいか分からない」と考えていた。尚、自身がジョセフと対面した際「遠くから見るのはいいけど、お袋には会わないでほしい」と言った。それでも、紆余曲折を経て打ち解けていく。
おしゃれに気を使う性格で、「ミスター・ジュンコ」、「フェラガモ」、「バリー」といったブランド物を身に着けている。
承太郎のことは「一緒にいると誇り高い気持ちになる」として敬意を抱き、共にスタンド絡みの案件に関わることもある。間抜けな一面もあるが、決める時はビシッと決める。敵スタンド使い「虫食い」(ネズミ)を倒したときは「仗助が頼りになるやつで助かったと言うところか」と承太郎に評された。
承太郎が関わっておらずとも、何らかの形で他のスタンド使いと戦闘になることがあるが、自身の能力と知略を使って逆転することが可能。

東方仗助の来歴・活躍

高熱に苦しむ中出会ったヒーロー

1983年、東方仗助(ひがしかた じょうすけ)はアメリカの不動産王ジョセフ・ジョースターと大学生であった日本人女性・東方朋子(ひがしかた ともこ)の間に生まれた。世間的には不倫の子ではあるが朋子は真剣にジョセフに恋をし、仗助を生んだ。
父親のことは何も知らず祖父の良平(りょうへい)と母と3人で暮らしていた仗助だが、4歳の頃原因不明の高熱にかかってしまう。朋子は雪が降りしきる中仗助を車に乗せて病院へ向かった。
当時杜王町は開けておらず、民家もまばらであった。その上、タイヤが雪にとられ車が立ち往生してしまう。そこに、つい今しがたまで喧嘩をしてきたような傷だらけの少年が現れた。少年は、助手席の仗助を見、「その子、病気なんだろ?車押してやるよ」と言うと学ランを脱ぎ、迷うことなくタイヤの下に敷いてアクセルを踏むよう朋子に言った。結果、車は再び走り出すことができた。
高熱に苦しむ仗助は、ミラー越しに少年のリーゼントヘアを目にし、彼のとった行動をヒーローだと感じた。その後、朋子は必死になって少年を探したが、どうしても見つからなかった。
時が過ぎ、仗助はその少年に憧れて、彼と同じリーゼントヘアをするようになる。仗助は、基本的には温厚でお調子者な性格だが、自身の髪形を貶されるとブチキレて相手を叩きのめす直情型の性格となっていた。
絡んできた不良に髪型を悪く言われた仗助は、彼らを叩きのめす。しかし、変形した不良の怪我はすぐに治った。仗助には、怪我を治し、壊れた物を直す能力があった。

年上の「甥」空条承太郎との出会い

年上の甥・承太郎(左)から事情を聞く仗助(右)。

1999年。仗助の前にある男が現れる。男の名は空条承太郎(くうじょう じょうたろう)といい、アメリカの不動産王ジョセフ・ジョースターの孫で、仗助はジョセフの息子だと語った。ジョセフが高齢となった為に身辺の整理をしていた際に朋子と仗助のことが発覚し、ジョセフが死んだら仗助が遺産の3分の1を受け継ぐと承太郎は言った。
ジョースター家が騒ぎになっていると聞き、仗助は「俺のせいですいません」と承太郎に頭を下げた。「家族がトラブルを起こすのはやばいですよ。俺のおふくろは真剣に恋をして俺を産んだと言ってます。俺もそれで納得してます」と言い、自分たちに気を使わないでほしいという仗助に、祖父の代わりに殴られる覚悟で来た承太郎は驚く。
その場に現れた女子生徒とのやり取りの中で仗助に「下らねえ髪型の話なんかやめにしろ」と言った途端、仗助が怒り出し、人型のビジョンを出して承太郎に攻撃を仕掛ける。同じようなものを出した承太郎が言うにはその人型のものは「スタンド」といい、精神エネルギーが具現化したものだという。仗助の怪我や物を「なおす」能力もまたスタンドであった。髪型のことを貶されたと怒る仗助を止めた承太郎は、日本に来たもう一つの理由を語る。それは、仗助の父ジョセフのスタンドで念写された写真だった。そこにはある男が写っていたが、仗助には心当たりがなかった。
「こいつを見かけても近づくな。カッとなって手を出すな」と承太郎は言った。キレやすい性格から、承太郎は仗助のスタンドに「クレイジー・ダイヤモンド」と名をつける。
通学の途中で承太郎とぶつかり、すべての一部始終を見ていた高校生の広瀬康一(ひろせ こういち)は、仗助と共に登校する。

アンジェロ戦

承太郎が追っている男の名は、アンジェロこと片桐安十郎(かたぎり あんじゅうろう)。強盗、殺人といった凶悪な事件に手を染めてきた。三人の少年のうち二人を辱めて殺害し、金持ちの息子だった三人目は身代金要求の為誘拐されるが、警官が駆けつけた際、少年は局部を切断され殺されていた。アンジェロは逮捕されて死刑を宣告される。しかし、刑は失敗して逃走したという。承太郎は、アンジェロがスタンド使いとなり逃走して、何故かは分からないが杜王町に潜んでいると言った。
学校の帰り道、仗助と康一は騒ぎを聞きつけそちらに向かう。コンビニ強盗が、女性店員を人質に立てこもっているらしかった。強盗は仗助に「そこの、変な頭をしたガキ!車から離れろ!」と言い、仗助の逆鱗に触れてしまう。
怒りながら近づいてきた仗助におののきつつ、強盗は人質の女性店員の腹にナイフを刺すと言った。クレイジー・ダイヤモンドは、女性店員の肉体ごと強盗をパンチする。しかし、女性店員には傷一つなく、強盗の腹にナイフが埋まるという事態が起きた。強盗事件は解決したが、強盗の口からスタンドが現れた。そのスタンドは強盗のものではなく、彼に取り付いて悪事をさせていただけであった。気持ちよく強盗をしていた邪魔をされたと怒るスタンドは仗助を見張ることに決める。そのスタンド「アクア・ネックレス」の本体こそ、アンジェロであった。
承太郎との電話でそのことを話した仗助は、アンジェロのスタンドが遠隔操作型で、何かに潜むタイプであることを聞く。自分が行くまで何も飲み食いをするなと言われていたが、すでに牛乳配達員を装ったアンジェロと接触した朋子の口に、アクア・ネックレスが潜んでいた。
仗助はいったん朋子の腹をぶち抜いてアクア・ネックレスを瓶に閉じ込め、一瞬で朋子の傷を治す。スタンドを閉じ込められたことに憤るアンジェロは、家に帰ってきた良平を見てあることを思い出す。かつて、自分を逮捕した東方巡査であった。アンジェロは積年の恨みを燃え上がらせる。
東方邸では、仗助が良平と話をしていた。「目や耳の内部が破壊され死亡する怪事件が起きている」とのニュースを見た良平は、「何か事件の匂いがする」「この街には、やばいやつが潜んでいる気がする」と言った。
良平が帰宅後にブランデーを一杯飲むことを知っていたアンジェロは、瓶に入ったままのアクア・ネックレスをブランデーに擬態する。少し仗助が目を離した隙に、良平はアクア・ネックレスの擬態したブランデーを口にし、重傷を負った。
「俺から目を離したお前が悪いんだぜ」と挑発するアクア・ネックレスを殴るが、クレイジー・ダイヤモンドが持つすさまじいパワーでも液状になれるアクア・ネックレスにダメージを与えることはできず、逃がしてしまう。
仗助は良平の傷を治すが、すでに良平はこと切れていた。クレイジー・ダイヤモンドで治せるのは怪我のみで、失った命までは戻せなかった。
35年間、警官としてこの町を守ってきた良平が、アンジェロのニュースを聞いた時には町を守る男の目になっていた。承太郎から、このままではアンジェロの犠牲者が増え続けると聞いた仗助は、「俺がこの町とお袋を守りますよ。この人の代わりに。どんなことがあろうと」と口にする。

良平の葬儀が終わり、ひと段落したところで承太郎は仗助のもとを訪れる。朋子には親戚の家に行ってもらっていた。承太郎は、仗助の能力が自分自身を治せないことを知る。体内に侵入されたら自分が死ぬ。仗助はそう言った。
アンジェロは東方家を見張り、雨の日に襲撃をかけてきた。アクア・ネックレスは、液体や蒸気の中を自在に行き来できる能力を持っていた。アクア・ネックレスはいつの間にか家に侵入し、湯を沸かすなどしてどこから襲撃を仕掛けられるか分からない状況を作り出す。

家じゅうが湿気る中、仗助は壁を破壊した。壊した壁の向こうには加湿器があり、そこからアクア・ネックレスが仗助の口に入り込む。しかし、仗助は口に飛び込まれるのを予期して、刻んだゴム手袋を口にのみ込んでいた。クレイジー・ダイヤモンドで元通りにしたゴム手袋の中にアクア・ネックレスを閉じ込めて窓の外に放り出すと、スタンドの動きにつられてアンジェロも姿を現した。
アンジェロは二人のスタンド使いに追い詰められて逃げ出す。「いくら自分が死刑囚だからと言って、お前たちに俺を裁く権利はない」と言うアンジェロに対し、仗助は「オメーを死刑にはしないさ。刑務所に入ることもない。永遠に供養しろアンジェロ。俺の爺ちゃんも含めてテメーが殺した人間のな!」と言い、クレイジー・ダイヤモンドで激しいラッシュを食らわせる。
「爺ちゃんの守ったこの町で永遠に生きるんだな」と仗助に言われたアンジェロは、すぐ近くにあった巨大な岩と一体化させられた。

虹村兄弟との出会い

アンジェロの件は片付いたが、承太郎の帰国はまだ先になりそうだった。岩と一体化させられたアンジェロは自分が生まれついてのスタンド使いではなく、独房に侵入してきた学生服の男にスタンド能力を与えられたことを話していた。その男の持つ古い弓と矢に貫かれたことでスタンドが発動したのだとアンジェロは言う。
男は「生きていたな。おめでとう。素質がなければ死んでいた」「お前は今、DIO(ディオ)という男がスタンドと呼んでいた才能を身に着けた」と話した。アクア・ネックレスを放置していたため通りすがりの子供を人質にされるが、髪型を貶されたこともあり仗助はアンジェロにさらなるラッシュを加え、完全な「岩」にしてしまう(時折うめき声が聞こえる「アンジェロ岩」として、杜王町の名所となった)。

仗助は弓と矢の話をホラだと思っていたが、DIOの名を聞いた承太郎はホラではないと言う。DIOは、100年以上前からジョースターの一族と因縁のある男で、スタンド能力を持っていた。既に倒しはしたが、DIOが1987年何故突然スタンドを身に着けたのかまでは分からなかった。弓と矢に何かありそうだと、承太郎は自身と関わりのある組織・スピードワゴン財団に連絡をした。尚、幼い頃仗助に突如起きた高熱もDIOのスタンド覚醒が原因であった。幼かった仗助にはスタンドを操り切るだけの力がなく、発熱したのだった。

康一は杜王町で起きた事件を調べ、行方不明者が他の町より多いことを知る。仗助が思ったよりも元気そうなことに安心した康一は、一緒に登校する。その最中、ここ数年空き家になっているという屋敷を見つけた。だいぶん荒れた家で、もう売れるわけがないと仗助は言ったが、康一は窓のところに人がいたと言った。
誰かが引っ越してきたなら挨拶があるはずだし、ホームレス対策で不動産屋が見回っていると仗助は言うが、康一は気になって門の中を覗いてみた。すると、住民だという少年が現れる。「この家は俺の親父が買った家だ」「妙な詮索はするんじゃねーぜ」と少年が言った途端、どこからか矢が飛んできて康一の喉に刺さった。
康一を射抜いたのは、少年の兄だった。兄は、「そこにいるのが東方仗助だから、連れのそいつを矢で射抜いた」と口にした。アンジェロを倒したことは彼らにも伝わっていた。兄は弟の虹村億泰(にじむら おくやす)に仗助は厄介なスタンド使いだから倒すよう命ずる。康一を刺したのは、ともすれば自分たちの手ごまになると考えたからだが、康一は白目をむいたまま動かなかった。素質がないものを矢で射抜くとスタンドが目覚めるどころか死んでしまうらしい。

仗助は康一が死んでしまう前に治そうとするが、億泰が自身のスタンド「ザ・ハンド」を出して応戦してくる。隙を見て康一を治そうとした仗助だが、ザ・ハンドは右手で空間を削り取る能力があり、兄をして「恐ろしいスタンド」と言わしめるにふさわしいものだった。相手との距離を縮めることもでき、クレイジー・ダイヤモンドのスピードに対処できなかった億泰でも十分に戦える能力であった。
しかしいかんせん億泰の頭が悪く、それが元で自滅した。

康一は、億泰の兄・形兆(けいちょう)により矢を回収するため家の中に引きずり込まれていた。形兆は、この矢は大切な目的に必要で、自分は一本しか持っていないと言った。矢を引き抜こうとする形兆だが、仗助は康一を死なせない為に矢を抜くなと言った。それでも、「几帳面」だと自称する形兆は矢を抜いてしまう。
そこに、億泰が現れた。まだ自分と仗助との決着がついていないと言うのだが、形兆は自身のスタンド「バッド・カンパニー」で弟を攻撃する。「無能な奴は傍の奴の足を引っ張る」「人は成長してこそ価値ありと何度も言ったよなあ~」と形兆は言った。実弟ではあるが、形兆は、億泰がこのまま死んでもいいとまで言った。
仗助は億泰を連れていったん外に出、兄のスタンドの秘密を話せば傷を治してやると言う。「誰が言うもんか」と言った億泰だが、仗助は彼の傷を治した。仗助は「邪魔だけはするな」と言うが、億泰は「俺を庇って怪我をしたんだろ!?何でそこまでして俺を助けた」と尋ねた。仗助はそれに対し「なにも死ぬことはねえ。そう思っただけだよ」と返した。
億泰からなぜ自分の手の怪我を治さないのかと聞かれた仗助は、「自分の怪我は治せないし、死者蘇生もできない」と言った上で、「もし康一が死んだら、お前の兄貴に何をするか分からない。こいつは、お前の兄貴が原因のトラブルだ」と億泰に言い聞かせた。

康一はのどに穴をあけた状態で部屋の中央に置かれていた。明らかに罠だったが、それでも飛び込むしかなかった。そこに億泰が現れて、仗助と康一の距離を縮めた。「一回だけ借りを返す」「これで終わりだ」と億泰は言った。仗助は億泰に「グレートだぜ」と礼を言い、康一を治した。

そこに小さな何かが現れる。形兆のスタンドであるバッド・カンパニーであった。サイズこそ小さいが、おもちゃの兵隊のような群体型のスタンドで、手にした武器は本物並みの威力を持っていた。仗助と形兆のスタンド戦は、康一にも見えていた。スタンドは、スタンド使い同士ではないと見ることも触ることもできないものであった。
形兆は、康一の能力が自分の求めているものかもしれないとスタンドを出すように言うが、康一にはさっぱり分からない。形兆の攻撃により、康一から卵が出現した。
形兆は康一のスタンドである卵にひびが入ったことに気付き、仗助だけを殺そうとした。総攻撃を仕掛ける形兆だが、仗助は撃ち込まれたミサイルを直し、スタンドに戻すことで形兆に傷を負わせた。

形兆が気絶している間に家を出ようと言う仗助だが、康一は弓と矢が残ったままだとまた誰かが射抜かれることを心配した。虹村兄弟には父親がいると言っていたが、今この家にはいないだろうから自分が弓と矢を取ってくると言う。仗助は、そんな康一の勇気に敬服し、一緒に弓と矢を探そうと言った。

弓と矢は屋根裏部屋にあったが、その部屋からはうなり声と鎖の音がした。康一の足をつかんだのは、スタンドではなく生身の腕だった。仗助はクレイジー・ダイヤモンドで切断するが、腕は再生する。現れたのは、醜怪な肉の塊のような生物だった。
目を覚ました形兆が現れ説明する。その生物こそが、虹村兄弟の父親だった。形兆は、父の為に弓と矢を使いスタンド使いを増やしていた。
虹村兄弟の父は、昔から仕事が長続きしない性質で、日本がバブル経済に浮かれていたころも金がなかったという。しかし、ある時期から宝石や多額の金が舞い込むようになった。後でわかったことだが、虹村兄弟の父はDIOに雇われていたのだった。しかし、体内に埋め込まれたDIOの細胞である肉の芽が、DIOの死に伴い暴走してしまう。虹村兄弟の父は、息子のことも分からないほど知能が減退し、意味のない行動を繰り返すだけの不死身の怪物となってしまった。
人として死なせてやりたい。形兆は、自身の父親に人としての死という尊厳を与えてくれるスタンド使いを探していたのだった。

そんな話をしている間にも、虹村兄弟の父は古い箱をひっかきまわしていた。形兆はそんな父を叱り、蹴飛ばす。箱の中に何かの破片を見つけた仗助は、その破片をクレイジー・ダイヤモンドで直す。それは、母も存命中の頃の幸せだった虹村家の家族写真だった。写真を見た父は号泣し、仗助は「親父さんを直すスタンド使いを探すと言うんなら手伝ってやってもいい」と言った。
いつの間にか部屋に入ってきていた億泰も、「もう(スタンド使いを増やすのは)やめよう、体は無理でも心は昔の親父に戻るかもしれない」と言い、弓と矢をつかむ。しかし、目的のためとはいえ、多くの人間を弓と矢で射抜き、殺した経緯が形兆にはあった。「お前を弟と思っていないから殺せる」とまで言う形兆だが、そこに新たなスタンドが現れる。

形兆は億泰を殴り飛ばし、新たなスタンドに胸を貫かれる。そのスタンドの名は「レッド・ホット・チリ・ペッパー」。形兆からもらったスタンドが成長したと言い、レッド・ホット・チリ・ペッパーは弓と矢を奪い、形兆の体も含めて電気にした。助けようとした億泰に、形兆は「来るんじゃねえ!おめーも引きずり込まれるぜ!」「おめーはよ…。いつだって俺の足手まといだったぜ」と言いコンセントに引きずり込まれた。
形兆は、近隣の電線の上で感電死していた。
兄のことを「ああなって当然の男だった」と言う億泰だが、それでも死の直前に自分を庇ってくれたことに複雑な思いを抱くのだった。

サーフィス戦

仗助(左)に変身するスタンド「サーフィス」(右)。

ある朝、仗助たちはかつて康一を脅したスタンド使いの小林玉美(こばやし たまみ)に出会う。ある事情で康一の舎弟となった玉美は、仗助たちの学校にスタンド使いがいると告げに来た。そのスタンド使いの名は間田敏和(はざまだ としかず)と言い、間田の好きなものを貶した口論の相手が自分自身の目をシャーペンで抉ったと玉美は語る。被害者が一般人であるため実際にスタンド使いの仕業かは分からないが、放っておくわけにもいかないと仗助と康一は調査を始めた。

間田のロッカーを調べると、中には大量の漫画の他、等身大のデッサン人形のようなものがあった。見る間に、その人形が仗助そっくりに変わっていく。見かけや口調は仗助そのものだが、よく見れば額にねじがあり、仗助の知らない漫画作品について語るなど、完全なコピー体ではなかった。
仗助に化けた間田のスタンド「サーフィス」は他者に化け、化けた相手と向かい合うと相手の動きを操ることができる能力を持っていた。サーフィスは仗助が康一を殴るようにし、「やったのは俺じゃなく、ダチのお前だ」と言った。仗助は自分で直接手を下さず他人を利用するやり口を「一番ムカつく」と口にした。
サーフィスは、クレイジー・ダイヤモンドの射程距離を見切り、「一定の距離を保っていれば仗助にやられない」「自分は人形に取り付くことで実体化しているため、一般人にも見える」と言った。サーフィスの目的は、承太郎をこの町から追い出すことだった。仗助に化けたのは承太郎に近づくためで、邪魔な本物である仗助の目にシャーペンを突き刺そうとする。
「グショオ!」とすさまじい音がした。ロッカーの陰から現れた間田は、サーフィスと共に承太郎の下へ向かう。仗助の目を刺した、というのは康一のスタンド「エコーズ」の能力による偽装であった。人や物に擬音、擬態語を張り付けることでその音を聞かせるエコーズにより、間田とサーフィスは「仗助は音を立てて目を潰した」と思い込んだのだった。仗助が康一を殴る瞬間にクレイジー・ダイヤモンドで怪我を治したためにできたことであった。

仗助は康一の怪我を治し、承太郎に連絡を入れようとする。しかし、既にサーフィスが承太郎に「学校にスタンド使いがいる」「詳しいことは駅で話すから、来てほしい」との連絡を入れていた。仗助たちは承太郎が電話に出ないことから、先にコピーを追うことにする。
仗助たちが見つけた時、間田とサーフィスは、バイカーを(間田のいら立ち紛れで)痛めつけているところだった。ガラスの破片を投げつける仗助だが、それはサーフィスへの攻撃ではなく破片を本来の姿に直すために投げたものであった。ガラスの破片は本来の形である瓶になり、サーフィスの右手を中に閉じ込める。右手は元の木に戻った。
間田はサーフィスの欠けた手をポケットに入れてそのまま駅に向かう。サーフィスと間田の会話から、彼らの目的地が駅であることを知った仗助は、康一の能力を使って一番の近道を使った間田たちよりも先に駅に着く方法を思いつく。
杜王駅への一番の近道には、開かずの踏切と呼ばれる踏切があり、エコーズで警告音を出して間たちを足止めにする。仗助は間田たちよりも先に承太郎に会い、サーフィスが指紋まで再現できるスタンドであることを話した。スタンドの右手は吹っ飛ばしたので、それで自分と見分けてくださいと言う仗助は、無意識に承太郎の胸元に会ったボールペンを抜き出すという奇妙な行動に出た。ガラスの向こうにサーフィスがおり、仗助の動きを制御していたのだ。
「ボールペンを承太郎の脳髄に刺して殺すことにした」「俺は半殺しで済ませるつもりだった」「オメーが出しゃばったせいだ」と言う間田だが、そこに間田が先ほど傷めつけていたバイカーたちが現れた。サーフィスの能力も解除されたらしく、仗助は解放される。仗助は、間田たちが痛めつけたバイカーの傷を治し、間田のことを教えていたのだった。間田はバイカーたちに連れ去られ人形は破壊される。

山岸由花子

康一が仗助と億泰に相談をしてきた。山岸由花子(やまぎし ゆかこ)という少女に告白されたという。美少女ではあるが直情型の上「一晩でセーターを編んだ」など、由花子の愛情表現は常軌を逸していた。相談を受けた仗助と億泰は、由花子に聞こえるよう「康一はバカ」「付き合わない方がいい」と噓の噂話をするが、それは逆効果となり、康一は使用されていない別荘地に監禁されてしまう。その上、「勉強」と称して問題を出され不正解だった場合は消しゴムや石鹼を食べさせられそうになる。外への連絡方法も絶たれていた。
隙を見て、エコーズの能力で仗助の家に電話をした(プッシュ音を再現した)康一だが、由花子の怒りを買ってしまう。髪の毛を自在に操るスタンド「ラブ・デラックス」と思い込みの激しさゆえに、由花子には康一のスタンドも通用しなかった。しかし、窮地の中エコーズは「act2」と呼ばれる新たな状態に進化。尻尾の文字で作った擬音語、擬態語を具現化させる能力を得た。「ドヒュウ」という音に触れた由花子を吹き飛ばす。
由花子は怒り狂うが、康一は怒れる由花子に攻撃をしつつ、彼女を助ける手段も考えていた。由花子は康一の器の大きさに改めて惚れ直す。仗助たちが駆けつけた時には、すべてが終わっていた。

イタリアンレストラン「トラサルディー」

形兆の墓参りの帰り道、空腹を覚えた仗助と億泰はイタリア料理の店「トラサルディー」を見つける。霊園近くという奇妙な場所ではあったが、その「通好みっぽいところが逆にそそる」と億泰は言い、二人はトラサルディーに向かう。
本日の料理は「お客様次第」と書かれていることに、仗助は疑問を抱く。中にはテーブルが二つしかなかった。店主でシェフのトニオ・トラサルディーはイタリア人で、あらゆる国の料理を研究し、祖国のイタリア料理に取り入れた。チャンスを求め日本にやってきたと語る。
杜王町は良質の材料が手に入る素晴らしい場所だと語り、「現地の食材を使った素晴らしい料理をお出しする」と言った。しかし、メニューはないと言う。客の状態を見て料理を出すのが、この店のスタイルだった。
億泰の指を見ただけで「昨日下痢をした」ことを当て、肌の質その他からトニオは億泰の体の状況を言い当てた。両手を見ればすべてわかると言い、トニオは水を出した。仗助はカプチーノだけを注文する。
うさん臭さを覚えた仗助は、「まずかったら金を払わずに店を出よう」と言う。
しかし、水を飲んだ億泰は「今までこんなうまい水を飲んだことはない」と語り、すさまじい量の涙を流した。目がしぼんでフニャフニャになるほど水分が出尽くしたが、何時間も眠ったかのようにすっきりしたと言う。
その後に出る料理はいずれも億泰の体に異常をきたすが、結果として虫歯が抜け、肩が軽くなるなど健康体になっていった。何か異常だと感じた仗助はトニオがスタンド使いではないかと疑い始める。激辛パスタをクレイジー・ダイヤモンドで食材にまで戻すと、やはりスタンドが現れた。するとパスタを食べていた億泰が腹痛を訴え出す。
仗助が厨房に入ると、メインディッシュである子羊のリンゴソース掛けを食べた犬が腸を吐き出していた。トニオは仗助に見られていることに気付き、怒り出す。仗助は「お前こそ何をするつもりだ」と怒るが、いつの間にか億泰も厨房に入っており、メインディッシュを貪っていた。「腹が痛いが、食わずにはいられない」と言うのだ。直後、億泰の内臓がはじけ飛ぶ。
「タダじゃおきません!」と怒るトニオは、仗助に石鹸を差し出した。トニオが怒っていたのは、手を洗わずに調理場に入った為だった。億泰は先ほどの内臓破裂が嘘のように下痢気味だった腹が治ったと喜んでいる。先の犬もまた元気になっていた。犬も下痢気味だったので、同じ料理を味見させていたのだった。トニオのスタンド「パール・ジャム」は、食べた者の体の悪い部分を治す能力を持っていた。
仗助は、トニオがスタンド使いではあるが本当にただいい料理を食べさせようとしているだけの料理人であると知る。自分たちもスタンド使いだと紹介すると、トニオは修業中にこの能力に目覚めた、同じ能力を持つ者に会えたのは初めてだと喜んだ。
しかし、手を洗わずに調理場に入り、あちこち触った仗助には怒り、調理場の掃除をさせるのだった。

レッド・ホット・チリ・ペッパー戦

仗助の家のテレビに、レッド・ホット・チリ・ペッパーが現れた。画面から現れたレッド・ホット・チリ・ペッパーは、回線を伝って色々なスタンド使いの家に行き、色々な事情を知っていた。今更現れたのは、自分がどれくらい成長をしたのか、承太郎と戦う前に腕試しをするためだと言う。少しの戦闘で、クレイジー・ダイヤモンドも成長していることを知ったレッド・ホット・チリ・ペッパーは「もう少し力をつける」と言って去った。

翌日。承太郎が仗助、康一と億泰を人気のない場所に呼び出した。仗助は「レッド・ホット・チリ・ペッパーのことだろう」と言う。兄を殺されている億泰は、何故兄の仇であるレッド・ホット・チリ・ペッパーが現れたことを自分に言わなかったと仗助に問い詰める。言わなかったのは「電気の通った街中で奴の話をするのは危険」と判断した承太郎の指示だった。
レッド・ホット・チリ・ペッパーは、誰にも気づかれずに他者の家を自由に行き来しては物を奪っていた。その気になれば、気に入らない人間を形兆のように殺すこともできるだろうと推察された。本体を見つけ出さなくてはならない。
承太郎は、レッド・ホット・チリ・ペッパーの本体を探し出せる人物を呼んだ、今日の正午杜王町の港に到着すると言う。その人物のスタンドは「ハーミット・パープル」。本体はもう年老いて戦うことはできないと言う。仗助たちを呼んだのは、ハーミット・パープルの本体を守らせるためだった。既に80歳近いその老人こそ、仗助の父親であるジョセフ・ジョースターであった。
そこに、レッド・ホット・チリ・ペッパーが現れる。バイクのバッテリーに潜みついてきたのだった。ジョセフ殺害の為にバイクで港に向かうレッド・ホット・チリ・ペッパーを、億泰が追う。ザ・ハンドのスピードはレッド・ホット・チリ・ペッパーにとっては遅いものだったが、億泰はバイクを破壊し、レッド・ホット・チリ・ペッパーの逃走経路を奪い、一旦は弱体化させることに成功するが、「本当に俺にとどめを刺さなくていいのか?」と言われて混乱してしまう。
破れかぶれで攻撃したところには地下ケーブルがあり、そこから電気を得て復活したレッド・ホット・チリ・ペッパーを取り逃がす結果となった。レッド・ホット・チリ・ペッパーに完全敗北したと悔やむ億泰だが、康一に言われて今はジョセフを守ることに徹することにする。

承太郎は億泰と二人で船に向かうことにし、仗助と康一には港で待機するように言う。本体が隠れている可能性に備えてのことだった。バッテリーが付いていて、モーターボートよりスピードが出るラジコンを盗んでいるだろうと承太郎は推測した。
仗助は何かが飛んだら本体を探すよう指示を受ける。自分の父親を陸地で守れと承太郎は言った。
港で待つ仗助は、一度も会ったことのない父親についてはあまり実感がわかなかった。とはいえ、命を守るというのなら話は別だとジョセフを守る決意を固める。そこに、レッド・ホット・チリ・ペッパーが現れた。ラジコンを飛ばす作戦が読まれていると、本体も共にいた。
本体の名は音石明(おといし あきら)。5分で船に着くラジコンを持っていた。ギタリストを目指しているという音石は、肌身離さず持っているというギターを鳴らしつつ、「小指一本しか使わずに勝つ」と余裕の宣言をした。
仗助は「俺の方もルールを決めとく」と言うが、音石は「お前にルールは必要ない」と返す。仗助は音石の小指を折り、「俺にルールは必要ねえって言うからよ。それでどうすんだ?」と音石を煽った。音石は折れた指をも使ってギターをかき鳴らし、「自分の怒りを表現できた」と喜ぶ。
仗助は攻撃を加えるが、一つも当たらなかった上いつの間にか音石が背後に来ていた。スタンドではなく本体が素早く動くことに驚く仗助だったが、康一は動かされているのはクレイジー・ダイヤモンドの方だと言う。
港の排水溝の下には電線が張り巡らされており、そこからレッド・ホット・チリ・ペッパーが出て、クレイジー・ダイヤモンドを動かしていたようだった。クレイジー・ダイヤモンドのスピードもかなりのものだが、レッド・ホット・チリ・ペッパーの方が上回っていた。
仗助はアスファルトを破壊し、康一に「レッド・ホット・チリ・ペッパーがどこから来るか教えろ」と言った。速すぎるため自分にも見えないと康一は言うが、見れば殴られたアスファルトは原材料のコールタールに直されていた。コールタールが膜を張る箇所が、レッド・ホット・チリ・ペッパーの出る場所であった。スタンドのレッド・ホット・チリ・ペッパーを殴り、本体の音石にダメージを与えることができた。

音石は、「自分は今までふざけていたようだ。ふざけていた考えは改めなくちゃあな」と言い、町中の電気を自分のスタンドに集めて仗助たちを倒すと宣言する。眼が眩むほどに光るレッド・ホット・チリ・ペッパーと、クレイジー・ダイヤモンドによる超速クラッシュが繰り広げられるが、仗助が競り負けてしまう。
カートの上に落された仗助だが、パンクしたゴム製タイヤを直し、レッド・ホット・チリ・ペッパーを閉じ込めた。大した厚みでもないとタイヤに穴をあけたレッド・ホット・チリ・ペッパーだったが、空気圧でタイヤもろとも海に落下する。塩水は電気を流しやすいため、レッド・ホット・チリ・ペッパーの電気は散り散りになる。音石明は、そのまま燃え尽きたように立っていたが、死んではいなかった。

父子初対面

えどまち
えどまち
@edono78

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