吉良吉影(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

吉良吉影(きら よしかげ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の敵キャラクターで、スタンド使いである。高い知能を持つが、目立つことを嫌いひっそりと生きてきた。その一方で強い殺人衝動を持ち、特に美しい手を持つ女性を殺すことに異常な執着を見せる。触れたものを爆弾に変えるスタンド「キラークイーン」を持ち、15年前から誰にもバレずに殺人を続けてきた。異常殺人鬼ではあるが、性癖を抜きにすれば「平穏に生きたい」という吉良の人生観に共感する読者も少なくない。

吉良吉影の人物像・プロフィール

吉良吉影本来の姿(左)と、スタンド使いたちから逃げるために成り代わった川尻浩作の姿(右)。

CV:森川智之(TVアニメ版 / ゲーム『ラストサバイバー』)、小山力也(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 / ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)

生年月日:1966年1月30日
血液型:A型
身長:175cm
体重:65㎏
最終学歴:D学院大学文学部卒業
勤務先:デパート「カメユーチェーン」
住所:杜王町浄禅寺1-128(先祖伝来の土地)

吉良吉影(きら よしかげ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する悪役で、スタンド(目に見える超能力)使いである。知能も含め高い能力を持ちながら、目立つことを嫌い、静かに暮らしたいとの考えから、敢えて能力以下の大学や就職先を選んできた。
その一方で「人を殺さずにはいられない性を持つ」と自称するように強い殺人衝動を持ち、美しい手を持った女性を殺しては手首から先を持ち帰り、愛玩する性癖を持つ。手首のことを「君」もしくは「彼女」と呼んで生きている恋人のように接し、指輪や腕時計をプレゼントする、一緒に昼食のサンドイッチを選び、「彼女」の掌にサンドイッチをのせて食べるといった異常行動を見せる。
高い能力を持つためかプライドの高い面があり、目立ちたくないと思う半面見下されたくない気持ちもある。幼い頃からバイオリン、作文のコンクールやマラソン大会などにも出ており、トロフィーや賞状を受け取っている。とはいえ、「目立ちたくない」との気持ちからか決して1位になることはなく、すべて銅賞どまりであった。
それでも侮られたくない思いはあり、自分の追うスタンド使いの一人・広瀬康一(ひろせ こういち)に名前を知られた時は彼を徹底的に叩きのめしながらも強い敗北感を覚えていた。また、写真の中に入る能力を持った幽霊の父・吉廣(よしひろ)から「このままではいずれ嗅ぎ付けられるから逃げよう」と提案された時には「この私が逃げるだと!?」と口にしており、「負ける」ことを厭う面が見受けられる。出世欲はなく「どうでもいい」「気苦労の方が多い」と考えている。

性癖を除けば比較的常識人で、男性の一人住まいながら家中をきちんと整頓するなどまめな一面もある。健康には気を使っており、毎日8時間は睡眠をとるようにしている他、寝る前に温かいミルクを飲んで20分ほどストレッチを行ってから寝るなどしていた。また、日当たりのよい公園で昼食をとりながら杜王町を「美しい街だ」「こんないい街が他にあるかな」と高評価しており、一般人寄りの感性も持ち合わせていることを伺わせる。
どこか気品のある佇まいと顔立ちである為、職場の女性からはモテるのだが、手以外に興味がないためか、昼食に誘われても「仕事があるから」と断っている(実際には「彼女」と一緒に昼食をとるという「約束」をしていた為)。男性の同僚からは「あいつは付き合いが悪い」「いるんだかいないんだか、よくわからない奴」と評された。
異常殺人鬼ではあるが、「激しい喜びはいらない。そのかわり、深い絶望もない」と目立たず、植物のように生きていたいと考える吉良の思想に対し、殺人癖や手への性癖を除けば共感できると考えるファンも少なからず存在する。

後に発表された『デッドマンズQ』という作品では、幽霊となって登場した。記憶の一部とスタンド能力を失い、手への執着心はなく、数字へのこだわりを見せている。

吉良吉影の来歴・活躍

「手」に対する執着と殺人衝動

『モナリザ』の手に興奮を覚えた少年時代の吉良。以降、彼は女性の美しい手に執着を見せる。

1966年、吉良吉影(きら よしかげ)は吉良吉廣(きら よしひろ)とその妻の一人息子として生を受けた。幼い頃から高い能力に恵まれていたが、吉影は目立つことを嫌い、集合写真では目立たないポジションで写るなどしていた。それでも自尊心がないわけではなく、作文、バイオリン、マラソンなどで少しだけ本気を出し、銅賞を取ってきた。
近隣住民から「仲の良い家族」とだけ目されていた吉良家の長男に、ある性癖が芽生える。モナリザの手を見た際異常な興奮を覚えた吉影は手の部分だけを拡大して部屋に飾っていた。いつしか女性の美しい手に対して異常な執着を抱くようになり、それは最悪の形での発露をしてしまう。
17歳になった吉影は、自身の爪が合計30cm以上伸びる年には殺人衝動が抑えられなくなることを知り、最初の殺人を実行する。杉本家に忍び込み、杉本夫妻と愛犬のアーノルド、そして一人娘の鈴美(れいみ)を殺したのだった。
両親を失い、成人した後も吉影の女性の手に対する執着と殺人衝動は収まらず、周囲からは「いるんだかいないんだか分からない」といった評価を受けながらもひそかに人を殺し続けていた。そして、幽霊となった父・吉廣が手に入れた“宇宙由来のウイルスが付着した矢”で「スタンド」と呼ばれる力を手に入れる。スタンドとは、個々に異なる特殊能力を持った一種の超能力で、スタンド能力を持つ者にのみ"その力を象ったヴィジョン"として視認することができる。吉影の特殊能力は触れた物を何でも爆弾に変え、起爆できる「キラークイーン」であった。

正体を知られる

自分の正体を知った重ちーを始末し、吉良は新たなターゲットを見つける。

「恋人」である手首と共に昼食のサンドイッチを購入した吉良は、日当たりのよい公園の木陰で「彼女」と水入らずのランチタイムを過ごしていた。物音に驚いて袋に「彼女」をしまうが、現れたのは犬だった。その犬は吉良の眼光に驚いて逃げ出す。気が付くと、袋がそばから消えていた。重ちーと呼ばれる中学生が、吉良の袋を自分のものと勘違いして持ち去ったのだ。「彼女」を見られる前にと重ちーこと矢安宮重清(やんぐう しげきよ)から袋を取り返そうとする吉良だが、そのたびに重ちーの友人の東方仗助(ひがしかた じょうすけ)と虹村億泰(にじむら おくやす)が現れたり、ぶつかってしまったと重ちー自身に謝られたりしてうまくいかなかった。
重ちーは、体育教師が備蓄されているコーヒーやココアをこっそり飲んでいるという体育倉庫にやってきてサンドイッチを食べようとする。途中で仗助と億泰も中学の体育倉庫の飲み物を求めて現れるアクシデントもあったが、どうにか「彼女」の回収に成功した吉良は、中学校を去る。「自分は、何か強い運に守られている」と実感する吉良だが、そんな彼の後を重ちーがつけてきた。
重ちーは、吉良の袋を自分のサンドイッチが入ったものだと言い、群体型のスタンド「ハーヴェスト」に袋を奪わせようとする。吉良との引っ張り合いの果てに袋が破れて、吉良の「恋人」である手首が落ち、重ちーに見られてしまう。
吉良は、自分のスタンドを出した。ハーヴェストは何百体もおり、数体潰した程度ではダメージが本体にフィードバックされないようだった。吉良に恐れを感じつつ、数の利で勝とうとした重ちーだったが、「何かを持っている」と吉良から取り上げた100円玉がすでに爆弾に変えられていることを聞かされる。慌ててハーヴェストに100円玉を捨てさせたが間に合わず、かなりの数の個体が爆破される。重ちー本人はまだ生きていたが重傷だった。
吉良は、自分は静かに生きたいだけだと主張し、目撃者となった重ちーを殺す腹づもりを話す。重ちーから「街のスタンド使いが杉本鈴美を殺した殺人鬼を探している」と聞いた吉良は、「一緒にいた二人もスタンド使いなのか」「しゃべらなければ、君の両親も始末する」と尋ねた。
その途端重ちーはハーヴェストで壁を作り逃走する。仗助たちのいる高校に向かった重ちーだが、吉良は先回りをしており、仗助らのいるドアノブを爆弾に変えていた。重ちーはドアノブを握り、仗助の名を叫んで爆破された。重ちーを始末した吉良は、「今夜も熟睡できる」と口にし、学校を後にする。しかし、自分のボタンがハーヴェストにちぎり取られ、杜王町に来ていた空条承太郎(くうじょう じょうたろう)らに「倒すべきスタンド使い」として認識されたことまでは知らなかった。

第2の爆弾・「シアーハートアタック」発動

新たな能力「シアーハートアタック」(右)で康一(左)を攻撃する。

スーツのボタンがちぎれていたことに気付いた吉良は、服の簡単な仕立て直しを行う「靴のムカデ屋」という店にボタンの直しを依頼した。しかし、店には吉良の調査を行うスタンド使いの空条承太郎(くうじょう じょうたろう)、広瀬康一(ひろせ こういち)もいた。康一と承太郎の会話を聞き、彼らが自分を追っているスタンド使いだと知った吉良は、物陰に隠れてキラークイーンの左手の甲から第2の爆弾「シアーハートアタック」を放ち、攻撃をさせる。康一のスタンド「エコーズ act2」により一度は能力を封じられるが、承太郎と康一に深手を負わせることに成功する。
シアーハートアタックは自動追跡型で、吉良が見ていなくとも対象を攻撃できるスタンドだったが、見ていない分「何が起きているか分からない」との弱点もあった。急に左手が重くなったことに異変を感じた吉良は、靴屋の辺りに戻る。シアーハートアタックは、康一の進化したスタンド「エコーズ act3」の特定のものを重くする能力によって地面に沈められていた。シアーハートアタックと連動し、左手が重くなり、出血した吉良は図らずも人に正体を晒すこととなった。
吉良は自分を追うスタンド使い東方仗助(ひがしかた じょうすけ)と虹村億泰(にじむら おくやす)の存在と家を知っていた。彼らがもうすぐ到着するであろうことも分かった上で、吉良は康一に宣戦布告をする。
エコーズact3は2つを同時に重くすることはできないため、康一は本体かシアーハートアタックのどちらか迷い、シアーハートアタックを攻撃させようとした。しかし、左手が重くなっただけでキラークイーンを動かすのには何の不足もなかった。吉良は、「ここまで追い詰められたのは初めてだ。なんか…ちょっとした敗北感まで感じるよ。まったく大した奴だ。敬意を表するよ君には」と言い、康一を痛めつける。悲鳴を上げないよう口を靴で塞ぐ、鼻血を出した康一の顔にティッシュを押し付ける、顔を地面に打ち付けるなど、吉良の攻撃は執拗で陰湿であった。
ところが、康一も負けてはいなかった。吉良の財布を抜き取り、運転免許証に記されていた名前という情報を得ていた。「こんな僕にさえ名前が分かったんだ。あんたは大した奴じゃあないのさ」との康一の言葉に怒った吉良は康一を更に痛めつける。とどめを刺そうとしたが、康一が靴下を裏返しにして履いているのが気になり、直そうとした。そこに、重傷を負っていた承太郎が現れる。「康一君。君は精神的にはその男に勝っていたぞ」との言葉と共に攻撃を仕掛ける。
その攻撃をガードした吉良は、勝ち誇って「そんなに弱ってて私のキラークイーンに勝てるのかね?」と言うが、そのあと繰り出された承太郎のスタンド「スター・プラチナ」のスピードには対応できなかった。凄まじいラッシュを受ける。承太郎は康一の精神性を誉め、その場に倒れ込む。
吉良もまた、激しいラッシュにより重傷を負った。そこに、仗助と億泰が現れる。怪我を治せるスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」を持つ仗助は承太郎と康一の治療を始めたが、あまりに大きな怪我なので時間がかかると言った。
なんとかその場から逃げ出そうとした吉良だが、仗助らに呼び止められる。咄嗟に靴のムカデ屋の爆発に巻き込まれた一般人を装った吉良だが、「俺が治してやる」との仗助の言葉に縋り付いてしまう。仗助は、「どっからどう見ても高校生にしか見えない俺に何故頼む?」と聞いてきた。
クレイジー・ダイヤモンドが見えていたスタンド使いで、杉本鈴美と重ちーを殺し、承太郎と康一を痛めつけた張本人だということがばれるが、吉良は自らの左手を切り落とした。「自分は、人を殺さずにはいられない性を持っている」と口にしながらシアーハートアタックを放ち、これに相手をさせることで仗助たちの追撃を振り切る。
杜王町には、人の顔を変えるスタンド使い辻彩(つじ あや)もいた。自分と似た背格好の男を彩の前で殺した吉良は、彼女の能力で自分とその男の顔と指紋を無理矢理入れ替えさせて逃走した。仗助はシアーハートアタックを殴り、「治す」ことで左手が吉良の下へと戻っていくようにしたが、既に顔と指紋の交換は済んでいた。キラークイーンに腹部を殴られていた彩は、吉良の顔を言おうとした瞬間爆死する。
吉良は、会社帰りのサラリーマンに紛れ逃走に成功した。
吉良の父・吉廣は息子を守るべく、矢を使ってスタンド使いを増やし、仗助たちを襲わせる。

川尻浩作としての生活

吉良は、川尻浩作(かわじり こうさく)という人物に成り代わり生活を始める。浩作には妻と息子がいたが、どちらも浩作との関係は冷めたものであった。それでも筆跡を真似するために一人寝室でサインの練習をし、靴のサイズを少しずつ変えていくなどして妻子にバレないようにする。

そんな折、川尻家に大家が訪れる。家賃滞納と、妻のしのぶがこっそり猫を飼っていることを理由に大家は立ち退きを要求してきた。しのぶは金庫にある金を渡そうと言ってきたが、暗証番号は浩作しか知らず、「泥棒はすぐ見つける」からとの理由でメモもなかった。
吉良は金庫へは行かず「今はお金が少ししかない」と言い、キラークイーンで大家のカバンを破壊し、徴収済みの金を奪い取って2カ月先の家賃まで払った。大家は金を受け取り、領収書を渡すと上機嫌で帰って行った。一部始終を見ていたしのぶは、スタンドこそ見えないが大家から金を奪い取ったことは察した。それでも彼を軽蔑せず、むしろ「なんてロマンチックなの」と感じる。この時以降、しのぶは「夫」に好意を寄せるようになった。その一方、息子の早人(はやと)は「父」の行動を疑問視するようになる。早人にはメカの知識があり、両親の寝室にカメラを仕掛けていた。

「ストレイ・キャット」登場

吉良が帰宅すると、しのぶが「怖いことがあった」と泣きついてきた。地下室に物を取りに行った際、我が物顔でジャガイモの袋に乗っていた野良猫に不気味な点があった、ホウキを無茶苦茶に振り回して逃げてきたから見てほしいと言われる。地下室に行くと猫は死んでいた。吉良はしのぶをなだめ、死体を庭に埋める。
翌朝。死体を埋めた辺りに、猫とも植物ともつかない奇妙な生物・猫草(ねこぐさ)が発生した。吉良猫草の観察を始める。猫草の見せた行動は猫を思わせるものだった。「放っておいても害はなさそうだ」と一度は判断した吉良だが、猫草はしのぶへの強い敵愾心から彼女を攻撃する。猫草は空気を操作し、弾丸のようにして飛ばすスタンドを持っていた。しかも、サボテンなどに空気弾を当てて破裂させ、よりダメージの高い攻撃もやってのける。
咄嗟にしのぶを庇った自分に驚いた吉良だが、「今ここで彼女に何かあれば、承太郎たちに疑われるからだ」と自分に言い聞かせ、猫草の近くにあった石を爆弾に変えて吹き飛ばそうとした。しかし、石は爆発しなかった。空気がないと爆発はしない。本能でスタンドの使い方を知ったのか、猫草は自分の周辺の空気をなくして爆発を防ぎ、空気の幕をバリヤー代わりにして身を守るといった防御を行う。吉良の血管にわずかながら空気を入れるといったこともし、吉良は自身の腕の血管をキラークイーンで破裂させ空気を逃がした(血管に10cc以上の空気が入ると死ぬ)。いよいよ殺意を持って攻撃してくる猫草は、吉良が転がしたゴルフボールを見るや先ほどまでの敵意を捨てそちらに夢中になった。
猫草が何かに使えると踏んだ吉良は、猫草に「ストレイ・キャット」の呼び名とスタンド名を与え、川尻家の屋根裏でこっそり飼い始める。

後日、出勤した吉良は早人と同じ学校の子供たちが帽子をかぶって登校していることに気付く。出掛けに早人の帽子はコート掛けに掛かっていた。単に帽子を忘れたのか、それとも早人はまだ家にいるのかもしれない。自分を探っているかのような早人の行動を思い出し、胸騒ぎを覚えた吉良は家に引き返す。記憶の通り、帽子はコート掛けに掛けられたままだった。屋根裏に通ずる寝室へと向かい、屋根裏に入ると、キャットフードが散らばっている他は特に異変はなかった。
暗くしていれば眠ってしまうストレイ・キャットだが、腹が減って自ら空気操作でキャットフードを食べようとしたようにも見えた。わずかに光が入っていると見た吉良は、ストレイ・キャットに布をかけて独り言ちる。「早人がここにきてるのではと思ったが、思い過ごしでよかったという所か。もしあの小僧が私のことに気付いたのなら、殺さなくてはならない所だった」その呟きを、ほかならぬ早人が聞いていた。

ここ最近の「父」の様子を訝しんだ早人が、学校へ行ったふりをして鉢植えを探していたのだった。寝室のクローゼットに屋根裏に通ずる梯子があることを知っていた早人はそこを調べる際、暗くてよく見えないからと窓を開け、ストレイ・キャットを目覚めさせてしまっていた。
窓を閉めようとした途端に空気の塊で空中に磔にされるが、自分を締め付けているのが空気だと知った早人はコンパスの針で空気の塊を刺す。風圧で窓が閉まり、眠ったストレイ・キャットの周りにキャットフードをぶちまけた早人は、吉良が入ってくる寸前に素早く箱に入ったのだった。
「パパの顔をしているけどパパじゃあない。誰なんだ?あいつは」恐怖に震えながら、早人は箱の中で呟いた。

早人殺害

吉良の爪の伸びが早くなり、本来なら衝動のまま殺人を行う時期だが、捜査されている以上それは控えねばならなかった。電車の中で、何事もなければターゲットになっていただろう女性を横目で見ながらどうにか耐える吉良は、あるカップルに目をつける。膝の上に乗った女性のバッグを押しのけると、持ち主の女性から「何勝手に人のバッグに触ってるんだ」といちゃもんを付けられる。降りる時には男性にぶつかり、「すっとろく降りてんなよ」と文句を言われた。彼らは、吉良が持っていたボーリングのピンがついた爪切りを見て「ダサい」とあざ笑い、去っていく。
彼らの後をつけた吉良は、男性を爆殺した。目の前で恋人が消え去ったのを目撃した女性・美那子(みなこ)は何が起きたか分からず怯える。吉良に名前を聞かれ「お願いがあるんだ」と渡されたのは、先ほど「ダサい」と嘲った爪切りだった。吉良に言われるまま爪を切る美那子は、泣きながら「許して」と命乞いをする。吉良はそれに対し、「私は別に怒っているわけではないよ。趣味なんだ。君を選んだのも趣味だし、持って生まれた趣味なんで、前向きに行動してるだけなんだよ。前向きにね」と返した。
美那子が恋人にイヤリングをせがんでいたのを思い出し、爆破の際残った彼氏の耳をピアスもろとも美那子の耳につけると、吉良は「しゃべらない君はとてもかわいいよ」と手だけを残して美那子を消滅させる。爪が伸び始めてから、吉良は久しぶりに清々しい気分になった。

川尻の家に「美那子」を連れ帰るのはまずいが、家の前まで一緒に行こうと考えた吉良は、アパートの近くで早人を見かける。この辺りは学校や川尻家とは反対の方角であった。必死の形相、手に持ったカメラを見て、吉良は部屋に鍵をかけていなかったことに思い至る。
美那子の手を消滅させて帰宅し、早人の部屋を調べるがどこにもビデオテープはなかった。入浴中の早人に「一緒に入ろう」と言ってそれとなく様子を探る。早人は以上に汗をかき、震えていた。「汗っかき」「(パパに背中を現れて)くすぐったい」と誤魔化されるが、「今日お前を見た。ビデオカメラを持っていたな。何をしていたんだね?」とカマをかけると、早人は悲鳴を上げた。その表情からも、早人が殺人を目撃したことを察した吉良は、早人の髪の毛を一本爆弾に変えて爆殺しようとする。
ところが、早人は「僕も殺すのかい?今だってとってるのに」と言った。見れば、ふろの中にビデオカメラが仕掛けられていた。早人は最近の父の様子を探っていたこと、猫草のこともビデオに収めたこと、ビデオは他にもあり、自分しか知らないところに隠したと言い、「ボクに手を出すな!いいな!」と言った。「ママにも手を出させない」と言った早人だが、吉良はキラークイーンを起爆させ、早人を殺してしまう。

息子と接触した吉廣は、漫画家でスタンド使いの岸辺露伴(きしべ ろはん)が早人のことを調べ始めた、これ以上川尻家にいるのはまずいと言う。吉良は震えながら、自分の爪を血が出るほど噛んでいた。どうにもならない時、血が出るほど爪を噛むのは、吉良の子供の頃からの癖だった。吉廣は息子に「この街を出るしかない」と告げるが、吉良は追ってくる者を気にして背後に怯える人生はまっぴらだと激高し、父に詰め寄る。
その時、吉廣の手にしていた矢が吉良に刺さった。
キラークイーンが第3の能力を得たと実感した吉良は、余裕をもってこの街を出ないと決める。

第3の爆弾「バイツァ・ダスト」発動

爆弾である早人(左)を自動的に守るバイツァ・ダスト(右)。

翌朝、吉良は川尻浩作としての生活を続行していた。殺したはずの早人は生きており、殺人現場を目撃された事実も変わらないが吉良は上機嫌だった。しのぶが早人が自分を無視して電話に出ない、おかげで大事にしていたウェッジウッドのポットセットが割れたと怒っても「割れたならまた買ってあげるよ。早人は無口な年ごろってだけなんだよ。家族なんだから、仲良くしなくっちゃあな」と理解ある父親を演じる。早人を挑発するようにしのぶにキスをし、家を出た吉良を追おうとした早人だったが、吉良は「途中まで一緒に行こう」と言って共に歩き出す。
「これからは安心した気分で生活できるよ。昨夜君に追い詰められたおかげで成長できたんでね」と言い、吉良は自分の名を名乗る。早人は自分を殺す気かと尋ねるが、吉良は「そんな必要はない」「君がどこで何をしようと、私は無敵になった」「もう君には興味はなくなった。もし殺す気なら、昨夜とっくに君を始末していたよ。これからは、みんな仲良く生活するんだよ。安心してね。親子のように」と返す。
吉良と別れた直後、早人は露伴に声をかけられた。

吉良の第3の能力は「バイツァ・ダスト」。早人自身を爆弾にし、もし早人が口述、或いは筆記の形で吉良のことを誰かに教える、知られるなどすると聞いた者が爆死するというものだった。早人が何も言わずとも、探りを入れたら爆発する。爆殺の瞬間から時間は1時間程度巻き戻るが、バイツァ・ダスト発動中すべてのものは同じ運命をたどる。ウェッジウッドのポットは割れる、しのぶはキスをされる、そして一度バイツァ・ダストで吹き飛ばされた者は、その後早人に接触せずとも爆死するという運命で、それは決して覆せなかった。
接触していないにもかかわらず爆死する露伴を見せ、「バイツァ・ダストはお前には危害を加えない」と言い、吉良は去っていく。
何度も同じ朝を行き来する中、早人は吉良を追うスタンド使いを皆爆死させてしまう。運命を変える方法は、吉良自身が死ぬか、バイツァ・ダストを解除するかしかなかった。

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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『炎炎ノ消防隊』とは、2015年9月より『週刊少年マガジン』にて連載しているダーク・ファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。突如発生した人体発火現象によって体を炎に包まれた「焔ビト」と呼ばれる存在が人々の脅威となっている世界を舞台に、第8特殊消防隊の消防官・森羅日下部が焔ビトの発生原因とその裏側にある真実を追求していく物語を描く。単行本は世界累計発行部数1300万部を記録しており、漫画を原作としたアニメ作品・舞台作品など様々なメディア上で人気を集めている。

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レベルE(LEVEL E)の宇宙人種族まとめ

『レベルE』とは、冨樫義博による宇宙人を題材とした漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。 ある日、天才的な頭脳を持ちながら、人が真剣に悩んだり苦しんだりする姿を見るのが大好きな宇宙人・バカ王子が地球へやって来る。バカ王子は様々な悪戯を繰り広げて周囲の人間を困らせていく。 この作品では様々な宇宙人が地球に来訪している。登場する宇宙人には、冨樫義博らしく綿密でユニークな設定がつけられており、それが人気の要因の1つになっている。

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炎炎ノ消防隊の特殊消防隊まとめ

『炎炎ノ消防隊』とは、『少年週刊マガジン』にて連載されている大久保篤による漫画作品である。 世界中で人体が発火し、「焔ビト」と呼ばれる怪物と化す事件が相次ぐようになって数十年。東京皇国は、専門の対策班である「特殊消防隊」を結成して焔ビトによる大規模火災に対応していた。かつて火災によって母と弟を失った少年「森羅 日下部」は、自身がヒーローとなって焔ビトから人々を守ることを志して消防士になる。幾多の現場で焔ビトと相対する中、森羅は弟が生きていることを知り、それを追う過程で世界の謎にも迫っていく。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

第一部冒頭より名言と迷言、そして名シーンの宝庫である『ジョジョ』。まさにタイトル通り、「ジョジョ」の異名を持つ者が過酷な運命に身を投じるというサーガ。「宇宙が一巡りする」前の第六部までの「ジョジョ」と、各部を盛り上げてくれたラスボス、並びに名言と迷言をまとめました。ジョジョ立ち、スタンド戦、頭脳戦ばかりがジョジョの魅力ではない!?

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『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

資生堂といえば日本が誇る化粧品メーカー。ところが資生堂が“本気”を出した「ジョジョ」のコスプレ(?)を、それも18人にも及ぶキャラクターを披露していた事実をご存知でしょうか? その本気クオリティたるや「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」レベルなうえに、実はコスプレをしたモデルやスタッフなどにも大きな秘密があったのです。

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子供、動物、ゾンビまで?『ジョジョの奇妙な冒険』異質のスタンド使いまとめ(第六部まで)

『ジョジョ』のスタンドバトルは知略戦、意外な能力などで見ていて白熱します。基本的にスタンド使いといったら10代半ば以降の人物、人間が多いのですが、中には「こいつがそうだったのか!」となるような「スタンド使い(本体)」も。動物だったり子供だったりと、そんな異色のスタンド使いをまとめました。能力を操れていなかったり、修行の果てに能力が目覚めた人までいて、奥の深いスタンド道です。

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『ジョジョの奇妙な冒険』第3部スタンドの「暗示」まとめ

『ジョジョ』第3部で初めて登場し、今やパロディやたとえで使われる「スタンド」ですが、初期のものはタロットカードがモティーフで、各スタンドの「暗示」が語られていました。が、「イエロー・テンパランス」以降何でか暗示を言わなくなりましたね。「いや、何の暗示だよ」と。気になりますよね。主人公側も特に語られていませんし、ネット上で散々解釈されているかもしれませんが、まとめました。

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はたらく細胞(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

『はたらく細胞』とは、鈴木健一監督、david production制作によるアニメ作品である。ナレーションは能登麻美子。講談社の『月刊少年シリウス』にて、2015年3月号より連載中の清水茜による漫画が原作となっている。 舞台は、人間の身体の中。細胞たちが擬人化、侵入した病原体などがモンスター化・怪人化して描かれている。酸素を運ぶ赤血球や、細菌と戦う白血球。傷口をふさぐ血小板や、殺し屋のキラーT細胞など、そんな約37兆2000億個もの細胞たちの知られざるドラマが展開される。

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アニメ・漫画に出てくる、見ているだけでよだれが出てくる美味しそうな食べ物たち

アニメ・漫画で度々登場するのが、食べ物のシーン。しかし食べ物は現実、色のグラデーションや光の吸収率や反射率などがまちまちで、絵として表現するのは至難の技なのです。けれども、そんな中でもその独特な食べ物たちを極めて美味しそうに書いたアニメや漫画があるのです。今回はそんなシーンにこだわって、たくさんの美味しそうな食べ物をまとめてみました。

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昔と今の「週刊少年ジャンプ」の表紙の変化まとめ

長い歴史を持つ「週刊少年ジャンプ」。ジャンプといえば、1968年に『少年 ジャンプ』として連載が開始され、少年少女たちに夢を与える熱血or白熱漫画の代表格としてとても有名でした。しかしながら、50年ほど経とうとしている今現在、その漫画や内容・ジャンルの扱いは、時代とともに大きく変わりました。そんな中、今回は「ジャンプの表紙」に注目して、その変遷や変わり様をまとめてみました。

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はたらく細胞(第3話『インフルエンザ』)のあらすじと感想・考察まとめ

体内を偵察していたナイーブT細胞が、インフルエンザウイルスに感染した細胞に襲われた。しかし、そこへ現われた白血球に救われる。マクロファージや、ナイーブT細胞の先輩であるキラーT細胞たちも応援に駆けつけるが、ナイーブT細胞は恐ろしさに逃げ出してしまう。号泣するナイーブT細胞に、樹状細胞は昔の写真を取り出して見せる。そこには、今のナイーブT細胞のように泣いている、キラーT細胞たちが写っていた。 今回は「はたらく細胞」第3話『インフルエンザ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第13話『出血性ショック(後編)』)のあらすじと感想・考察まとめ

傷口の近くに到着した白血球は、目撃者である一般細胞に話を聞く。彼は見ていた。たくさんの血球が、あっというまに傷口に向かって、吸い込まれるように飛ばされていくのを。「ボクら細胞が生きていくのに不可欠な酸素を身体中に巡らせる、赤血球たちがいないんだ」と一般細胞は言った。そのころ赤血球は後輩赤血球をはげましながら、酸素をひたすら運んでいた。やがてあたりは、雪に包まれる。 今回は「はたらく細胞」第13話『出血性ショック(後編)』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第4話『食中毒』)のあらすじと感想・考察まとめ

赤血球と白血球は、一緒に胃の見学をしていた。すると白血球のレセプター(細菌レーダー)が反応する。近くに細菌がいるのだ。好酸球は侵入した細菌を排除しようと、ひとり戦っていた。細菌が好酸球にとどめを刺そうとしたとき、現われた白血球に助けられる。周囲にいた細胞たちは、弱い好酸球の陰口をいった。そんな時、胃壁を食い破り、白血球でもかなわない寄生生物アニサキスが侵入しようとする。好酸球はアニサキスに立ち向かう。 今回は「はたらく細胞」第4話『食中毒』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第2話『すり傷』)のあらすじと感想・考察まとめ

毛細血管に養分を運んでいた赤血球が表皮に近づいたとき、大きな音とともに地面がゆれ、血管の外壁がくずれた。やがて大きな穴があき、その穴へ吸い込まれそうになった赤血球を、白血球が血管へと連れもどす。赤血球たちを逃がし、傷口のそばで侵入してきた細菌たちと戦っていた白血球は、彼らの動きに疑問をもっていた。血管の奥にいる白血球も、捨て身で向かってくる細菌たちは、何かがおかしいと考えていた。 今回は「はたらく細胞」第2話『すり傷』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第7話『がん細胞』)のあらすじと感想・考察まとめ

幼いころ、免疫細胞に仲間を殺された辛い思い出を抱えていたがん細胞は、免疫細胞に恨みをもっていた。殺される側から、殺す側になる機会をうかがっていたのだ。その正体を早くに見破ったNK細胞は、現場の偵察に来ていたキラーT細胞と白血球をうまく逃がし、自分一人でがん細胞と戦おうとしていた。一方、赤血球は大量の栄養分を運ぶ仲間を手伝っていたが、途中でマクロファージに声をかけられる。 今回は「はたらく細胞」第7話『がん細胞』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第1話『肺炎球菌』)のあらすじと感想・考察まとめ

酸素を動脈に届けていた新人の赤血球は、細菌に襲われる。しかし、そこへ現われた白血球に救われる。仕事に戻った赤血球は偶然、細菌の生き残りである肺炎球菌に出くわすが、ふたたび白血球に助けられる。迷子の赤血球を、肺へ案内し終わった白血球は、レセプター(細菌レーダー)の反応に違和感をもっていた。 今回は「はたらく細胞」第1話『肺炎球菌』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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[誰が好き?]ジョジョの奇妙な冒険・敵キャラクターまとめ[第8部(ジョジョリオン)]

濃いキャラクター達や歴史に残る名言を残した人気マンガ、『ジョジョの奇妙な冒険』の敵キャラクターを各部、登場順でまとめました。 第3部からは「スタンド」の概念が登場したので、見えるスタンドは本体の下に表示してあります。 第8部は現在連載中のため、不明なスタンドが多めです。随時更新します。

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はたらく細胞(第8話『血液循環』)のあらすじと感想・考察まとめ

『いつまでも半人前じゃ、足手まといになってしまう。迷わず最後まで一人で、この循環器を一周してみせる!』そんな熱い思いを持った方向音痴の赤血球を、ひそかにサポートする心配性の白血球。ふたりは、下大静脈から心臓へ行き、次に肺へと向かわなければならない。キラーT細胞は、免疫細胞が他の細胞や血球たちと仲良くすることに、なぜか不満のようだ。 今回は「はたらく細胞」第8話『血液循環』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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②《vol.16〜30》「アメトーーク」DVD別《アニメ・漫画》ネタ芸人まとめ

「アメトーーク」DVD別《アニメ・漫画》ネタ芸人まとめですが、今回はvol.16〜vol.30までをまとめてみました。15巻までで、とりあえずガンダムネタは一段落ですが、まだまだたくさんネタは存在しますよ。ちなみにDVDは全て2枚組、さらにテレビでは放送されていない完全限定特典映像などもついてきますb

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はたらく細胞(第6話『赤芽球と骨髄球』)のあらすじと感想・考察まとめ

偶然迷い込んだ赤色骨髄で、赤血球は自分が幼い頃のことを思い返していた。そして、緑膿菌に殺されそうだったところを救ってくれた、骨髄球の男の子のことを思い出す。一方、白血球は変な姿をした細胞に襲われていた一般細胞を助ける。その一般細胞の案内で、キラーT細胞やNK細胞とともに、変な細胞の仲間が潜んでいる現場へやってくる。二手に分かれ偵察をはじめたとき、一般細胞とふたりきりになったNK細胞が口を開いた。 今回は「はたらく細胞」第6話『赤芽球と骨髄球』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第5話『スギ花粉アレルギー』)のあらすじと感想・考察まとめ

今年もスギ花粉の季節がやってきた。眼から入った花粉がアレルゲンとなり、さまざまな症状を引き起こす。スギ花粉アレルギー緊急対策本部には、被害報告が次々と寄せられていた。記憶細胞は『言い伝え』を口にする。『宇宙より災いの流星飛来せし時、山は怒り、大地は荒ぶり、海はうごめく』。ヘルパーT細胞は、B細胞を現場へ向かわせた。血球や細胞たちは自分の仕事をまっとうしようとするが、災害はどんどん広がってゆく。 今回は「はたらく細胞」第5話『スギ花粉アレルギー』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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彼女が出来て幼なじみと修羅場!?『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』

2013年冬に放送されたアニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』に関する記事です。この作品は、色恋沙汰を毛嫌いする主人公に彼女が出来て、それを知った主人公の幼なじみが、その彼女と修羅場を繰り広げる物語です。この記事では、個性豊かなキャラクターと彼女らが描く青春について紹介します。

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【ジョジョの奇妙な冒険】心に残る名言・珍言・擬音集【名セリフ&迷セリフ】

荒木飛呂彦による人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。アニメ化もされますます話題を集めているこの作品ですが、他の漫画にはない印象的なフレーズが多数登場します。そんな名言・珍言・擬音を集めてみました。印象に残る名言、珍言、時にはあり得ない擬音を堪能して下さい。

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はたらく細胞(特別編『風邪症候群』)のあらすじと感想・考察まとめ

風邪が流行り出す季節が訪れた。ウイルスに狙われやすい咽頭付近に住居をかまえる細胞の一人が、細胞分裂という自分の仕事の単調さに不満を持っていた。何か面白いことはないかと考えていたある日、一人の青い細胞と出会う。細胞は青い細胞と一緒に、キラーT細胞やマクロファージなどにイタズラをして楽しむ。友達のいなかった細胞は、これからも仲良くしようと青い細胞に話す。しかしその青い細胞の正体は、とんでもないものだった。 今回は「はたらく細胞」特別編『風邪症候群』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第10話『黄色ブドウ球菌』)のあらすじと感想・考察まとめ

赤血球は全速力で逃げていた。細菌に追われているのだ。逃げ場を失った赤血球を細菌が殺そうとした時、何者かが細菌に強烈なパンチをお見舞した。その者は黄色い防護服をまとい、マスクで顔を覆っている単球と呼ばれる細胞だ。とても頼れる人だと白血球に教えてもらう。傷口から黄色ブドウ球菌が侵入し、白血球がピンチに陥った瞬間、単球が現われ、そのマスクを取る。 今回は「はたらく細胞」第10話『黄色ブドウ球菌』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第9話『胸腺細胞』)のあらすじと感想・考察まとめ

「キラーT君、もうちょっとクールにやれないの?」「こっちも仕事なんでね。アンタの司令に合わせて、キチッと攻撃できるように鍛えなきゃならんのですよ」と、ヘルパーT細胞とキラーT細胞が口喧嘩をしていた。その上司と部下ではない様子に、困惑するナイーブT細胞たち。「彼らはね、胸腺学校時代の同期だったんだよ」と樹状細胞は一枚の写真を取り出すと、ナイーブT細胞たちに昔話をはじめた。 今回は「はたらく細胞」第9話『胸腺細胞』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第11話『熱中症』)のあらすじと感想・考察まとめ

外気温上昇のせいで貯水槽の水分は尽き果て、身体は熱中症の危機をむかえていた。肝腺細胞たちは、体温調節機能を取り戻そうと奮闘し、赤血球たちは毛細血管を歩いてなんとか放熱しようとする。白血球も暑さには相当こたえているようだ。そんな中、熱に強いセレウス菌が侵入した。セレウス菌は細胞たちが高体温でパニックを起こしている隙に、身体を乗っ取ろうと企んでいた。 今回は「はたらく細胞」第11話『熱中症』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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はたらく細胞(第12話『出血性ショック(前編)』)のあらすじと感想・考察まとめ

「この新人赤血球さんの教育係をしてもらいます」と先輩は言い、赤血球に新人を紹介した。ドジでおっちょこちょいの自分とは違い、とても優秀な後輩にプレッシャーを感じながらも努力する赤血球。その時、大きな音とともに爆発が起こる。周囲は明るく照らされ、気を失う赤血球。目を覚ますと辺りは破壊され、細胞たちは倒れていた。 今回は「はたらく細胞」第12話『出血性ショック(前編)』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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