Sound Horizon(サウンドホライズン、サンホラ、SH、幻想楽団)の徹底解説まとめ

「Sound Horizon」とは主宰Revoを唯一のメンバーとし、作品ごとに沢山のゲストヴォーカルや声優を呼ぶ音楽ユニット。作品はほぼ全て物語になっており、難解な歌詞や台詞は思わず考察してしまう魅力を持つ。別名義「Linked Horizon」も有名。アルバムやシングルは毎回オリコンランキングで上位に入る。

収録曲

1、朝と夜の物語
2、焔
3、見えざる腕
4、呪われし宝石
5、星屑の革紐
6、緋色の風車
7、天使の彫像
8、美しきもの
9、歓びと哀しみの葡萄酒
10、黄昏の賢者
11、11文字の伝言

隠しトラック
truemessage(後に「11文字の伝言 [Le vrai message]」と表記されるようになる )
yaneuraroman(後に「屋根裏物語」と表記されるようになる)

店舗特典
Another Roman(朝と夜の物語のアレンジ曲)

参加メンバー

■全作詞・作曲・編曲
Revo

■ジャケットイラスト
yokoyan

■ヴォーカル
Hiver Laurant(似非)
RIKKI
KAORI
YUUKI
REMI
Jimang
井上あずみ

■ボイス・ナレーション
緑川光(イヴェール)
田村ゆかり(オルタンス)
能登麻美子(ヴィオレット)
大塚明夫
若本規夫
飛田展男
保志総一朗
深見梨加
ゆかな
皆口裕子
日高のり子
Ike Nelson
Sublime

備考

第五の地平線だからか、「物語」の「語」と言う字に「五」が入る。

歌詞カードには「0101」「0302」などの暗号数字が書かれているが、それはひらがな五十音表での当て字になっている(「0101」なら「あ」、「0302」なら「し」など)。
1曲の一文字だけがこの暗号になっており、それを10曲目「黄昏の賢者」で賢者の台詞の通りに並べなおすとあるメッセージになる。
「0302・0101・1001・0304・0502・0105・0501・0902・0501・0301・0102」で「しあわせにおなりなさい」→「幸せにおなりなさい」。
現在は既に見る事は出来ないが、隠しアドレス(歌詞カードの一番最後のページの一番下に書いてあるアドレス)から隠しページへ行き、上記を入力すると隠しトラック「truemessage」が手に入る。
また、メッセージはもう一つあり「しあわせにおなりなさい」を、同じく賢者の言うとおりに並び替えた「おりあわせしになさいな(折り合わせ死になさいな)」にすると「yaneuraroman」が手に入る。
「折り合わせ死になさいな」という言葉は、「Pico Magic Reloaded」「Elysion -楽園への前奏曲-」に収録された「檻の中の花」に出てくる舞台女優「ミシェル・マールブランシェ」というキャラを彷彿とさせる言葉で、ミシェルはRomanの世界観と深く関わっている物と考察されている。
Romanの中ではミシェルは持ち主を殺す呪いの赤い宝石として登場するが、これがどういう意味なのかは各々の考察ポイント。

また紫は「し」青は「せい」と読めて、ヴィオレットは死の象徴、オルタンスは生の象徴的なニュアンスがある。
間に立っているイヴェールは生まれてくる前に死んでしまった存在で、死と生の狭間にありどちらにも傾く事が出来ない「天秤」とされている。
今後のサンホラにもこの概念は続き、紫は死の色、青は生の色とされている。
またイヴェールはフランス語で冬という意味で、作中生まれる前に死んだ子供の事を「冬の子」と言い表す所がある。

イヴェールの台詞の中に「嘘をついているのは誰か?」という台詞があり、作中の誰かが嘘をついている可能性がある。
しかし具体的に誰がどういう嘘をついているのかは明確ではなく、考察ポイント。

登場人物たちの名前がローランであったことから、ここからサンホラファンの公式名が「ローラン」になる。

店舗特典「Another Roman」のジャケ絵。双子の人形は壊れ、骨になったイヴェールの首元には呪われた宝石が…。

Story Maxi「聖戦のイベリア」(せいせんのイベリア)

左のお爺さんが「サァディ」、中央の少女が「ライラ、隣の悪魔が「シャイターン」、その下が流浪の三姉妹(上からサランダ、トゥリン、エーニャ)

概要

2007年8月1日に発売された、サンホラ初のストーリーマキシシングル。
オリコンランキング、週間8位・デイリー8位。

時代はレコンキスタ運動が行われている中世のイベリア半島、ヒロインの「美しき夜の娘」は憎しみ合う二つの宗教に挟まれていた。
しかし、どちらの宗教も憎むことの出来なかった「美しき夜の娘」は「弱い私は何を憎めば良い?」と考える。
そしてある晩、家から飛び出し敵から矢を受けて瀕死になる。
生と死の狭間にいた「美しき夜の娘」は悪魔「シャイターン」と契約し、永遠の命を手に入れ「ライラ」と名乗る。
そしてシャイターンはライラに憎むべきは敵なのか同胞なのか、それとも争いそれ自体なのか問う。

参加メンバーはRomanのメンバーが続投している。
ヴォーカル陣にそれぞれにキャラ名が与えられ、歌以外に台詞も担当した。
イメージはクロニクルセカンドに近く、戦争や歴史がメインで描かれ全体で一つの話になっている。

【PV】
石畳の緋き悪魔

収録曲

1、争いの系譜
2、石畳の緋き悪魔
3、侵略する者される者

参加メンバー

■全作詞・作曲・編曲
Revo

■ジャケットイラスト
yokoyan

■ヴォーカル/キャラクター
Shaytân(石畳の緋き悪魔:シャイターン)(似非)
YUUKI(焔と契りし少女:ライラ)
RIKKI(流浪の三姉妹長女:サランダ)
REMI(流浪の三姉妹次女:トゥリン)
KAORI(流浪の三姉妹三女:エーニャ)

■ナレーション
Jimang(離散の老預言者:サァディ)
Ike Nelson
飛田展男
深見梨加

備考

歴史色の非常に強い作品で、世界史の教科書やネットの世界史の文献などを読み漁れば大体どういう状況なのか考察することが出来る。
三曲目「争いの系譜」はイベリア半島の歴史を歌っているため、覚えれば受験やテストに役立つかもしれない。

シャイターンとはイスラム教で「悪魔」であり、サタンやルシファーと同じ物。
しかしライラがシャイターンの名前を聞きとれず「悪魔(シャイターン)?」と言ったため、キャラクター名がシャイターンになっている。本当の名前は不明。
ライブではシャイターンとライラはラブラブカップルとしてMCで喋ったりする。
ライラは若干ツンデレ気味で、シャイターンはライラの作ったハートのハンバーグが好物らしい。

CDケースを解体するとアドレスが書いてあり、そこから隠しページへ行くことが出来る(現在は閉鎖された)。
とてつもなく難しい問題が出され、ファン達が協力して問題を解くも最後の問題だけは問題文すら無く(詩と解答欄のみであった)誰も解けなかった。
元々答えが用意されていなかったとも言われているが、謎のまま。

初回限定盤のジャケ絵と歌詞カードの絵を合わせると、シャイタンとライラが出会ったシーンを再現できる。

6th Story CD「Moira」(ミラ)

20人以上の個人名のあるキャラクターが出てくる。

概要

2008年9月3日に発売した、6番目のストーリーCD。
オリコンランキング、週間3位・デイリー1位。

テーマは「運命」
架空の古代ギリシャが舞台の作品で、ホメロスの著作物「イーリアス」やギリシャ神話、考古学者シュリーマンの話などの元ネタが存在する。

双子の兄妹「エレフセウス」と「アルテミシア(愛称ミーシャ)」をメインに、運命に翻弄される人間達を描く物語。
仲良く野山で駆け回って遊んでいた双子のエレフとミーシャは、家に帰るとサソリの様な髪を持つ男「スコルピオス」に出会う。
スコルピオスに両親を殺され、奴隷市場に並べられたエレフとミーシャは別々に売られ離れ離れになってしまう。
ミーシャは高級娼婦ヘタイラ(教養のある娼婦)の見習いになり、エレフはイーリオン(現在のトルコのあたり)で奴隷として城壁を作らされていた。
エレフは死神が見える特殊な目を持っており、死期の近い人間の下にいつも死神が居た。
エレフとミーシャはイーリオンで奇跡的に再会し、エレフと同い年の友達オリオンと三人で海へ逃げる。
しかし嵐に巻き込まれ、3人はバラバラになってしまう。
ミーシャはレスボス島へ流れ着き、そこで女性の詩人「ソフィア」の元で人生を学び、巫女になった。
エレフは老人の「ミロス」を師匠とし人生を学んだあと、ミーシャを探す旅に出た。
オリオンは弓の名手として名をはせていた。
数年後、大きくなったエレフはついにレスボス島へ辿り付く。
しかしエレフと入れ違い状態でミーシャは神の生贄としてスコルピオスに殺されてしまう。
エレフはミーシャの死に深く嘆き世界を憎んだ。
エレフは名を捨て、復讐者「アメティストス」と名乗り各地の奴隷を解放し、自身についてきた奴隷達からなる軍を作った。
アメティストスは嘗て自分が奴隷として働かされていたイーリオンへ出向き、そこで宿命の相手・ギリシャの英雄「レオンティウス」に出会う。

双子のエレフとミーシャが、運命に対して別々の結論を出すという物語になっている。
ミーシャは自分の死期を悟り、運命を受け入れる。
しかしエレフはミーシャを殺した運命を憎み、運命に抗う。
サンホラはいつも、「生と死」「朝と夜」「光と闇」など対になるようなテーマを持っている。

複数のヴォーカル・声優、コンサートではさらに沢山のアクターが参加する、壮大な世界観且つ大規模な作品になっている。
全体で一つの物語になっておりかなり複雑な内容で、一度や二度聞いただけでは理解できない。
時代背景などは古代ギリシャの歴史を学ばないと分からず、なかなかとっつき難い作品であるが、それ故にハマり込むと抜け出せない魅力がある。
歴史的な面ではそのまま古代ギリシャの世界観であるが、架空のギリシャであるため神話の内容はサンホラオリジナルのものとなっている。

収録曲

1、冥王 -Θανατος-
2、人生は入れ子人形 -Матрёшка-
3、神話 -Μυθος-
4、運命の双子 -Διδυμοι-
5、奴隷市場 -Δουλοι-
6、雷神域の英雄 -Λεωντιυς-
7、死と嘆きと風の都 -Ιλιον-
8、聖なる詩人の島 -Λεσβος-
9、遥か地平線の彼方へ -Οριζοντας-
10、死せる者達の物語 -Ιστορια-
11、星女神の巫女 -Αρτεμισια-
12、死せる乙女その手には水月 -Παρθενος-
13、奴隷達の英雄 -Ελευσευς-
14、死せる英雄達の戦い -Ηρωμαχια-
15、神話の終焉 -Τελος-

ボーナストラック
神の光 -Μοιρα-

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