Sound Horizon(サウンドホライズン、サンホラ、SH、幻想楽団)の徹底解説まとめ

「Sound Horizon」とは主宰Revoを唯一のメンバーとし、作品ごとに沢山のゲストヴォーカルや声優を呼ぶ音楽ユニット。作品はほぼ全て物語になっており、難解な歌詞や台詞は思わず考察してしまう魅力を持つ。別名義「Linked Horizon」も有名。アルバムやシングルは毎回オリコンランキングで上位に入る。

4th Story CD「Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜」(エリュシオン らくえんげんそうものがたりくみきょく)

左から、ソロル(紫)・バロ子(青)・ルド子(緑)・アビス(仮面)・エリス(白)・サクリ姉(オレンジ)・スタダ子(赤)と呼ばれている。ソロル・アビス・エリス以外は名前が無いためファンの間の通称名。

概要

2005年4月13日に発売した、メジャーデビュー後初のストーリーCD。
オリコンランキング、週間29位・デイリー10位。

テーマは「楽園と奈落」
時代や舞台などの詳細は無く不明である。
近未来を思わせる表現がある曲もあり、サンホラのアルバムの中でも考察が難しいアルバムである。

仮面の男アビスと少女エリス、そして楽園と奈落をめぐる物語。
病弱な娘エリスは誕生日に絵本が欲しいと言う。
仮面の男アビスは娘エリスの薬代を稼ぐために悪事にも手を染めている。それが禍し、背中を刺されてしまう。
誕生日を祝うためにアビスは満身創痍で家に帰るが、家の中で絶命してしまう。
エリスはアビスが死んだことに気づかず「ねぇパパその楽園ではー…」と話しかけ続け、エリスもまた死んでしまうのだった。
エリスが憧れ続けた「楽園」のまたの名は「奈落」であった。
そして5人の少女の物語が、エリスとアビスの物語の合間に明かされていく。
「Ark」では妹「ソロル」が兄フラーテルと禁断の恋愛をするが、フラーテルはソロルを拒みソロルはフラーテルを刺し殺してしまう。
「Baroque」では「歪んだ真珠の乙女」が同性の友人に恋をするが、拒まれ階段から落とし殺してしまう。
「Yield」では「収穫を誤った娘」が三角関係の末、悲惨な結末を招く。
「Sacrifice」では「妹を犠牲にされた姉」が、殺された妹の復讐をし村を焼く。
「StarDust」では「星屑に踊らされた女」が、浮気をした恋人を銃殺し、彼の白い服を自分の服と同じ赤色に染めた。
いずれの物語も難解であり、聞き手を悩ます。
そして物語の重要な鍵になるのが「エルの絵本 【魔女とラフレンツェ】」で、冥府の門番をするラフレンツェの物語が描かれる。

全体的にゾクッとするような退廃的な雰囲気が強く、登場キャラの殆どがヤンデレで愛憎劇が中心になる。
タイトルを略して「エリ組」と呼ばれることもある。

【コンサート】
「Elysion 〜楽園パレードへようこそ〜」

【PV】
エルの楽園 [→ side:E →]

収録曲

1、エルの楽園 [→ side:E →]
2、Ark
3、エルの絵本 【魔女とラフレンツェ】
4、Baroque
5、エルの肖像
6、Yield
7、エルの天秤
8、Sacrifice
9、エルの絵本 【笛吹き男とパレード】
10、StarDust
11、エルの楽園 [→ side:A →]

隠しトラック:44トラック目。

参加メンバー

■全作詞・作曲・編曲
Revo

■ジャケットイラスト
yokoyan

■ヴォーカル・ナレーション・台詞
Aramary
Jimang

備考

曲目の「エルの~」を抜かし、英語タイトルだけを縦に読むと「ABYSS(アビス)」になる。
名前のないキャラクターの通称名は「タイトル」+「子」である。
作中に出てくるアビスの「残念だったねぇ!」という台詞が日常会話にも混ぜ込み易いため人気。

アビスとエリスの頭文字AとEをアダムとイヴ(エヴァ)と掛けており、以降サンホラの中ではAとEは惹かれあう存在とされている。
タイトルのエリュシオンはギリシャ神話の「楽園」で、アビスには「奈落」という意味がある。
エリス(愛称エル)はエリュシオンというタイトル名にも掛かっている。
女と男、楽園と奈落という対のテーマを持つ。

「魔女とラフレンツェ」はサンホラの他の作品との繋がりがあると考察される事が多い。
主人公ラフレンツェは「Märchen」に出てくるキャラクターの娘説や、祖母オルドローズは「Märchen」に出てくるアルテローゼの老いた姿である説や、ラフレンツェを騙した男オルフェウスは「Moira」で出てくるオルフと同一人物とされる考察がある。

もう一つのジャケット。少女達の背景のでそれぞれに起こった(起こした)事が考察できる。

マキシシングル「少年は剣を…」

キャラクター名が特に無いためシンプルに「少年」と呼ばれる。

概要

2006年10月4日に発売した、タイアップ作品を収録したマキシシングル。
オリコンランキング、週間9位・デイリー6位 。

サンホラ二期始動の先駆け的な作品でもある。
この作品から、あらまりが参加メンバーから抜ける。
ヴォーカルは新しくKAORI・YUUKI・REMIが加わり、この三人は今後もサンホラの歌姫として活躍していく。
声優もナレーション参加し、大塚明夫・深見梨加は、今後のサンホラ作品に何度も呼ばれているサンホラ常連メンバー。
外人ナレーションの「Ike Nelson」も同じくサンホラ作品の常連となり、ライブではラップを歌うこともある。

「終端の王と異世界の騎士 〜The Endia & The Knights〜」は、プレイステーション2専用ソフト「カオスウォーズ」 主題歌。
「神々が愛した楽園 〜Belle Isle〜」は、MMORPG「ベルアイル」オープニングアクトテーマソング。
「緋色の風車 〜Moulin Rouge〜」は次作「Roman」からの先行収録。

タイアップ作品であるが、クロニクルセカンドなどを彷彿とさせる歌詞がありサンホラの世界観ともリンクしている。

収録曲

1、終端の王と異世界の騎士 〜The Endia & The Knights〜
2、緋色の風車 〜Moulin Rouge〜
3、神々が愛した楽園 〜Belle Isle〜

参加メンバー

■全作詞・作曲・編曲
Revo

■ジャケットイラスト
yokoyan

■ヴォーカル
KAORI
YUUKI
REMI
RIKKI

■ナレーション
Jimang
Ike Nelson
大塚明夫
深見梨加

ジャケット裏。クロニクルセカンドに登場したクロニカが再登場。

5th Story CD「Roman」(ロマン)

左から、ヴィオレット・イヴェール・オルタンス

概要

2006年11月22日に発売した、サンホラ二期活動初のストーリーCD。
オリコンランキング、週間19位・デイリー10位。

テーマは「物語」
舞台はフランスで、台詞や歌詞にフランス語がある。
タイトルのRoman(ロマン)はフランス語で物語という意味がある。

生まれる前に死んでしまった「Hiver Laurant(イヴェール・ローラン)」は、この先自分が生まれるに至る物語があるのかを探している。
イヴェールの変わりに双子の人形「ヴィオレット」「オルタンス」が人々の人生を観測する物語。
これまでのサンホラの雰囲気と比べると、優しくて悲しい雰囲気になっている。
それぞれの作品がオムニバス形式であり、他の曲との同じキャラが出てくるなどの繋がりがある作品もある。

「少年は剣を…」のメンバーが続投し、ゲストに(ジブリのトトロやラピュタの主題歌で有名な)井上あずみが参加。
さらに有名な声優陣が多く参加している。
またこの作品から「似非」キャラが登場するようになる。

【コンサート】
Roman 〜僕達が繋がる物語〜

【PV】
見えざる腕

keeper
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