イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

イェレナのプロフィール・人物像

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。長身と金髪のおかっぱ頭が特徴の女性。目的のためなら寝食を共にした友人でも躊躇なく殺害する冷酷な性格で、義勇兵の仲間でも彼女の本心を読み取ることはできない。
元々は自国をマーレに併合され徴用された兵士だったが、強大な巨人の力を持つジークに心酔し、彼の立ち上げた反マーレ派義勇兵のリーダーとなった。反マーレ派義勇兵は「エルディア人の解放」を目的に掲げ、密かにパラディ島の支援を行っていたが、ジークの真意を知っていたのはイェレナのみであった。
その真意とは、「始祖の巨人」の能力でエルディア人から生殖能力を奪うという「エルディア人安楽死計画」である。世界を救うというジークの思想に深く感銘を受けたイェレナは、安楽死計画の実現のため仲間すらも欺き、ジークとその異母弟であるエレン・イェーガーとの接触に尽力した。
その過程でエレンを支持する「イェーガー派」と手を結び、パラディ島の兵団幹部達にジークの脊髄液入りのワインを飲ませてイェーガー派に兵団の実権を奪わせた。
イェレナの工作の甲斐あって、ジークとエレンの接触は果たされる。しかし予想外にも「始祖の巨人」の主導権をジークではなくエレンが握り、安楽死計画ではなく世界を滅ぼす「地鳴らし」が発動してしまう。イェレナは兵団を乗っ取ったイェーガー派によって拘束され、安楽死計画の首謀者として処刑されそうになるが、間一髪のところで「地鳴らし」を阻止しようとする一派に救出された。
彼らからエレンの行き先を聞き出そうと拷問されるも当初は口を割らなかったが、最終的にはエレンの攻撃目標がスラトア要塞であることを自白した。その後は船で避難するも、ファルコ・グライスの巨人化による船の転覆に巻き込まれ、ボートで漂流することになる。
実はマーレに併合された国出身という経歴は真っ赤な嘘であり、正体はごく一般的な家庭で生まれ育ったマーレ人である。マーレに失望していたイェレナは、自らにとって不都合な経歴を抹消し、ジークと共に世界を救ったヒロインとなろうとしていたのだった。

イェレナの来歴・活躍

ジークとの出会い

マーレの一般家庭で生まれ育ったイェレナ。マーレ軍に属しながらもマーレに失望していた彼女は、ある時戦場で「獣の巨人」に変身したジークと出会う。その圧倒的な力に魅了されたイェレナはジークを「神」と仰ぎ彼の信奉者となった。
ジークは以前から思い描いていた「エルディア人安楽死計画」の協力者としてイェレナを利用し、マーレに併合された国出身の兵士達を集めて反マーレ派義勇兵を組織させる。反マーレ派義勇兵の表向きの目的は、敗戦国のマーレの支配からの脱却とエルディア人の解放であり、イェレナ以外の者はジークの真意を知ることなく義勇兵に加わった。

パラディ島上陸

上官を撃ち殺すイェレナ

851年、イェレナとオニャンコポンら義勇兵は、マーレから派遣された第一次パラディ島調査船に潜り込みパラディ島に上陸した。
イェレナはマーレ軍上官を射殺し、義勇兵を率いて調査兵団に投降する。ジークの目的はイェレナ達義勇兵を通じてパラディ島政権に接触し、自分がパラディ島に入る下地を作ることにあった。イェレナ達はジークの要求をパラディ島政権側に伝え、その見返りとして技術や情報の提供、友好国との橋渡しなどの支援を行うと告げる。
パラディ島の中には、かつて多くの兵士を殺傷したジークに対して反感を持つ者も多かったが、マーレの調査船から島を守るためにやむなくイェレナ達義勇兵の提案を飲むことに決定した。
イェレナ達は宣言通り島に様々な最新技術を持ち込み、パラディ島の近代化に貢献した。また、パラディ島の友好国であるヒィズル国の大使キヨミ・アズマビトを島に招くことにも寄与した。

イェレナの暗躍

パラディ島が急速な発展を遂げる裏で、イェレナは真の目的である「エルディア人安楽死計画」のために暗躍していた。トロスト区での鉄道開通祝賀会の際、監視役となったフロック・フォルスターを味方に引き込み、エレンとの接触を図った。
そこでエレンに安楽死計画について打ち明け、自分達に協力するよう要請する。エレンはその計画に同意し、自ら「イェーガー派」を率いてジーク受け入れに消極的な兵政権の改革に乗り出した。
単身マーレに潜入したエレンはレベリオ区を襲撃し、マーレ軍高官を一掃し「戦鎚の巨人」を奪取するという戦果を挙げた。調査兵団も遅れてマーレに乗り込み、エレンとジークの回収に成功する。
イェレナは襲撃の直前、マーレ軍兵士に成りすまして「顎の巨人」継承者であるポルコ・ガリアードと「車力の巨人」継承者ピーク・フィンガーを誘導し、落とし穴にはめるという妨害工作を行っていた。

イェーガー派の台頭

パラディ島帰還後、エレンの独断行動に危機感を抱いた兵団上層部は彼を投獄する。同時にジークの行動を制限するため、イェレナら義勇兵を拘束し人質とした。
軟禁されたイェレナは、駐屯兵団司令官であるドット・ピクシスからエレンの行動について尋問を受ける。イェレナは素直にエレンとの接触を認め、その動機は自分の好奇心であると弁解した。
そんな中、兵団トップであるダリス・ザックレーがイェーガー派によって暗殺されるという事件が起こる。さらにイェレナがマーレから持参したワインの中にジークの脊髄液が混入していたことが発覚。これを飲んだ兵団幹部や憲兵達は、ジークの「叫び」によっていつ無垢の巨人と化してもおかしくない状態に陥った。
脊髄液ワインを飲んだ幹部達は義勇兵によってシガンシナ区の兵団本部に監禁され、イェーガー派が完全に政権を掌握する。
イェレナはエレンの同期であるアルミン・アルレルト、ミカサ・アッカーマンら104期の牢を訪れ、ジークの真の目的である安楽死計画について語った。その時、イェレナの元に侵入者を発見したという知らせが入る。

マーレ軍侵攻

侵入者の正体はパラディ島に潜入していたピーク・フィンガーだった。エレンの味方に付くと言ってきたピークに対し、イェレナは「この女を信用するのはあまりにも危険」とエレンに進言する。
イェレナの予想通り、ピークはエレンに味方すると見せかけて罠にはめようとしていた。罠を回避したエレンだが、パラディ島に侵攻してきたマーレ軍の総攻撃を受け追い詰められてしまう。そこにジークが現れ、投石攻撃によってマーレの巨人や飛行船を粉砕していく。
エレンとジーク、マーレ軍、牢を脱出したパラディ島兵士、ジークが「叫び」によって巨人に変えた兵団幹部達と様々な勢力が入り混じるなか、ついにエレンとジークが接触を果たす。「始祖の巨人」の継承者であるエレンとエルディア人の王家の血を引くジークが接触したことにより、始祖の能力発動の条件は整った。
「座標」で始祖の主導権を巡るやり取りが繰り広げられた結果、勝利したのはジークではなくエレンだった。エレンは「安楽死計画」を否定し、世界を超大型巨人の群れによって踏み潰す「地鳴らし」を発動させる。

「地鳴らし」発動後

処刑されそうになるイェレナ

イェレナはジークが生み出した巨人が制御不能になっている様子を見て、ジークが始祖の主導権争いに敗れたことを悟る。イェレナら義勇兵はイェーガー派によって拘束され、イェーガー派に従わない者は処刑されることになった。
ジークを失ったイェレナは生きる気力を失い、処刑を受け入れようとする。しかし間一髪のところで「地鳴らし」を阻止しようとするピークや調査兵団団長ハンジ・ゾエらによって救出された。
「地鳴らし」を阻止しようとする一派には、かつて敵同士だった調査兵団とマーレ軍2つの勢力が混在していた。イェレナはエレンの行き先を聞き出すために彼らの元に連れてこられたが、マーレへの反発心からその要求を拒否する。
しかしピークとマーレ軍元帥テオ・マガトはすでに、イェレナの正体がマーレの敗戦国民ではなくただの一般的なマーレ人であることを知っていた。そんな自分の素性を暴露された腹いせに、イェレナはパラディ島勢力とマーレ軍の因縁を掘り返し彼らの対立を煽ろうとする。そのせいで仲間達は一時険悪な雰囲気になるが、本音をさらけ出したことでかえって結束が深まるという結果になった。

翌朝、「地鳴らし」が予想以上に速いペースで侵攻している様を見たマガトは、イェレナの腕の骨を折ってエレンの行き先を聞き出そうとする。イェレナは激痛にむせびなきながら、「気が変わった この成り行きを見届けるまで死にたくない」と、自分も連れていくよう求める。
船に乗ってマーレ沿岸のオディハ港に着いたところで、イェレナはエレンの攻撃目標がスラトア要塞であることを明かす。情報の代わりとして、イェレナは「ジークの安楽死計画は正しかった」ことを認めてほしいとハンジに懇願した。
その後「地鳴らし」阻止派が飛行船で飛び立ったのを見届けたイェレナは、そのまま船でヒィズル国に避難しようとする。しかし途中で「顎の巨人」継承者のファルコが巨人化した衝撃に巻き込まれ、乗っていた船は転覆してしまう。救命ボートに乗り込み命はとりとめたものの、その後無事に陸地にたどり着けたかは定かではない。
世界を救った英雄として歴史に名を刻むことを夢見ていたイェレナだが、その末路は誰にも顧みられることのないままひっそりと退場するというものであった。

イェレナの関連人物・キャラクター

ジーク・イェーガー

イェレナが「神」と崇める人物。マーレに失望していたイェレナはジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」に深く感銘を受け、彼と共に歴史に名を残すために自分の経歴すら抹消した。そしてその計画実現のために反マーレ派義勇兵を組織し、パラディ島側との交渉を一手に行っていた。
ジークが始祖の主導権を失ったと知った後は自暴自棄になり、「地鳴らし」阻止派をかき回すような言動を繰り返した。敗れはしたものの、イェレナは最後までジークの安楽死計画が正しい事であると信じ続けていた。

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エレン・イェーガー

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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミルとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の兵士。主人公エレン・イェーガーと同じ104期訓練兵団の卒業生で、そばかすと鋭い目つきが特徴の少女。打算的な性格で、世間ずれした攻撃的な言動が多い。同期のクリスタ・レンズに強い執着心を抱いており、本来ならユミルが成績上位10位以内に入るべきところをクリスタに譲ったという経緯があった。その正体は60年以上もの間壁外を彷徨っていた巨人の1人であり、偶然「顎の巨人」を継承したことで人間に戻った巨人化能力者である。

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