エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

エルヴィン・スミスのプロフィール・人物像

誕生日:10月14日
年齢:30代後半
身長:188cm
体重:92kg
CV:小野大輔

エルヴィン・スミスは、『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団の第13代団長である。調査兵団とは、他の団とは違い壁外に遠征し人類の活動範囲を広げることを目的とした団体。壁外の巨人と戦うことも多く、遠征後は多くの兵士が命を落として帰ってくる。
そんな調査兵団を束ねるエルヴィン団長は、優れた知能と冷静な判断力を持っている。団長として的確に兵士たちを指揮し、これまで様々な功績を残してきた。
冷静沈着で物腰柔らかな人物だが、必要とあらば手段を選ばない非情さも持ち合わせている。
女型の巨人との戦いでは、多くの一般民衆が巻き添えになると承知した上でストヘス区市街地での戦闘を許可している。この件に関して責任を問われたエルヴィン団長は、「女型の巨人を取り逃して壁が破壊されればさらに被害が拡大する」と説明している。
また、エレンが巨人化能力者であるベルトルトとライナーに拉致された際は、自分達を囮にして無垢の巨人を引き連れて特攻するという常軌を逸した作戦を敢行し、自身の右腕と多くの兵士を失いながらもエレンの奪還に成功する。
こうした犠牲を厭わない作戦は「悪魔的」と呼ばれることもあるが、人類の前進という彼の行動原理に多くの部下が賛同し、大きな信頼を寄せられている。高い統率力と戦略眼から、人類の反撃になくてはならない人物と称された。
調査兵団が壁外調査に赴く際に使用する「長距離索敵陣形」も、エルヴィン団長が考案した陣形である。この陣形は、なるべく巨人と遭遇・戦闘をしなくてもいいように、煙弾によって連絡を取り合いながら進む陣形で、巨人を発見したら赤い煙弾を撃ち進行方向を変更、緑の煙弾で進む方向を示すといった具合である。奇行種の場合は行動予測が不可能のため戦闘が必要になってしまうが、それでもこの陣形によって兵士たちの生存率は格段に上がった。

真の目的

エルヴィンの父親

人類の前進という目的を掲げて調査兵団を率いるエルヴィンだが、真の目的は別のところにあった。
それは、エルヴィンの幼少期にまで遡る。彼の父親は教師をしていた。ある日の歴史の授業中、エルヴィンは「壁外に人類がいないってどうやって調べたんですか?」と父親に尋ねた。父親はその場では質問にまともに答えなかったが、自宅に帰った後エルヴィンにある仮説を披露する。それは「壁の中の人類は王によって統治しやすいように記憶を改竄されているのではないか」という突拍子もないものだった。
どうして父がその仮説を自分だけに話したのか理解できなかったエルヴィンは、何の気なしに街の子供たちに父の話をしてしまう。父の話は憲兵にも伝わり、その結果父親は事故死という形で憲兵団によって口封じに殺害されてしまった。
自分が密告したことで父親が死んでしまったことを後悔したエルヴィンは、父親の仮説を証明することに躍起になった。調査兵団に入って団長まで上り詰めたのも、全ては父の仮説を証明するためだったのである。
他の仲間たちが人類のため命を捧げているのに対して、エルヴィンは個人的な目的のために戦ってきた。そんな自分が「人類のために心臓を捧げよ」と兵士たちを鼓舞することに罪悪感を感じつつも、最後まで「父の仮説を証明する」という夢を諦めることができなかった。
しかしウォールマリア最終奪還作戦において、エルヴィンは自分と新兵の命を犠牲にし、人類の存続に希望をつなぐことを選んだ。夢の実現にあと一歩まで迫りながら無念にも戦死したエルヴィンの表情は、長い悪夢から解放されたかのように安らかなものだった。

エルヴィン・スミスの来歴・活躍

初登場シーン

出撃するエルヴィン

エルヴィン団長の初登場は第1巻第1話本編1ページ目。冒頭で調査兵団が壁外調査で巨人と戦うシーンに団員として現れる。
アニメでも、同様第1話の冒頭で登場し、雨の中壁外で巨人に立ち向かう所が描かれていた。また、調査兵団の帰還の様子も描かれており、その時にはかなり憔悴した表情を浮かべていた。
トロスト区の扉が超大型巨人によって破壊された時は壁外調査に出ていたが、異変を察知して退却しトロスト区に駆け付けている。
トロスト区の戦いの後、エルヴィンとリヴァイは地下牢に幽閉されているエレンに面会し、彼の巨人に敵対する意志を問いただした。そしてエレンの巨人化能力の秘密がシガンシナ区にある生家の地下室にある事を知ったエルヴィンは、地下室にたどり着くためにウォール・マリアを奪還することが急務と考えるようになる。
それから程なくして、巨人化したエレンを処分するか否かという審議が行われた。人間が巨人化したという今までに例のない事実に王政は混乱し、危険なものは排除するべきだという方向に審議は傾きかける。しかしエルヴィン団長は、エレンを調査兵団で引き取ることを提案し、エレンの巨人の力を利用してウォールマリアを奪還することを主張した。
審議中「いいから黙って全部オレに投資しろ‼」と啖呵を切ったエレンは、のちに上官になるリヴァイに歯が抜けるほど痛めつけられる。もしエレンが暴走しても、すぐに殺せる算段はついているという安全保障を皆に示す必要があったからだ。
そのアピールが功を奏し、審議の末エレンは調査兵団で引き取ることが決定した。しかしその決定は、次の壁外調査でエレンが人類にとって有意義であることを証明し、必ず有益な成果をあっげるという条件付きのものだった。正式に調査兵団に配属されたエレンはリヴァイ班に加入する。

壁外調査中に女型の巨人を捕獲

女型捕獲の指揮を執るエルヴィン

エレンたち104期生が調査兵団に入隊して初の壁外調査が行われた。表向きは、ウォールマリア奪還作戦の予行演習だったが、エルヴィン団長はその裏に別の作戦を想定していた。
出発後、エルヴィン考案の長距離索敵陣形により巨人との戦闘を回避しながら進んでいく。しかし、104期の1人であるアルミンが配備された右翼で、知性を持った女型の巨人が出現。右翼索敵班は女型の巨人を倒そうとして壊滅に追い込まれる。
アルミンは同期であるジャン・ライナーと合流し、女型の巨人と戦闘するが逃げられてしまう。女型が向かった先は、エレンがいる中央後方だった。
調査兵団は女型の巨人の襲来で壊滅状態ではあったが、エルヴィン団長はそのまま進むことを指揮し、巨大樹の森へ侵入していく。エルヴィンの命令に不信感を覚える104期達だが、実はこの命令の裏にはごく一部のものにしか伝えられていない作戦が隠されていた。
巨大樹の森でエレンの所属するリヴァイ班が女型の巨人と遭遇するが、リヴァイは戦闘を避け逃げることを指示する。そしてエレンを囮に森の奥に女型の巨人を誘導すると、エルヴィンら調査兵団の古株が仕掛けた罠で女型の巨人を拘束した。
エルヴィン団長の仕組んだ裏の作戦は女型の巨人の拘束だったのだ。しかし女型の巨人は叫ぶことで多数の巨人を呼び寄せ、自らの体を巨人たちに食わせて情報隠蔽を行った。
多くの犠牲を出したにも関わらず結局女型を捕らえることができなかったことに落胆しながらも、調査兵団は撤退の準備を始める。そんな中、エルヴィンはリヴァイに立体起動装置のガスとブレードを補充するよう指示する。エルヴィンが懸念していたのは、女型の巨人の中身が蒸気に紛れて脱出し、調査兵団の装備を身にまとって兵士の中に紛れ込むことだった。
そしてそのエルヴィンの懸念は的中した。女型の巨人の本体はまんまと調査兵団の中に紛れ込み、兵士たちを闇討ちし始める。そして女型の巨人を再出現させ、巨人化したエレンとの戦いの末、エレンを拉致しようとした。駆けつけたミカサとリヴァイによってなんとかエレンは助け出されたものの、リヴァイは足に怪我を負ってしまう。
女型の巨人を仕留めることもできず、調査兵団は何も成果をあげられぬまま帰還を余儀なくされたのである。

女型の巨人との戦い

表情を変えず女型とエレンの戦いを見守るエルヴィン

壁外調査が失敗に終わったことで、エルヴィン団長と主要幹部の王都召喚と、エレンの憲兵団引き渡しが決定した。
その頃、アルミンは女型と遭遇した時の不可解な行動から、女型の巨人の正体が同期のアニだと気づく。そしてアニを地下道に誘い込んで捕獲しようとするも、アニに勘づかれて失敗する。
そして巨人化したアニとエレンの戦いが始まった。エルヴィンはその喧騒を聞きながら、憲兵団団長のナイルに淡々と兵の派遣を要求する。
街の住人や建物を巻き添えに凄まじい戦いが繰り広げられる中、調査兵団もエレンを援護する。逃げようとしたアニを追い詰めるが、アニは最後の力を振り絞って自らの周りを水晶化し、調査兵団が情報を得られないようにした。
その戦いの中、ウォール・シーナの外壁が剥がれ落ち、壁の中に特大の巨人がいることが明らかとなる。
女型の巨人を拘束した功績によって先の壁外調査の失敗は不問となるが、エルヴィンはこれで終わりではなく他にも敵が潜んでいると確信するのだった。

エレン奪還作戦において右腕を失う

エルヴィンは巨人に右腕を食いちぎられる

ウォール・ローゼ付近で巨人が現れたという報告がエルヴィンの元に入る。しかし調査の結果、ウォール・ローゼに巨人が通れるような穴を見つけることはできなかった。
エレン達はウドガルド城で戦っていた104期の救援に向かい、なんとか巨人の殲滅に成功する。しかし、壁の上でエレンと会話していたライナーとベルトルトの様子がおかしくなり、「自分たちが鎧の巨人と超大型巨人だ」と言い始めた。状況が理解できないエレンは、巨人化したライナーとベルトルトに連れ去られそうになる。エレンも巨人化し抵抗するが、超大型巨人の一撃で調査兵団ともども大きなダメージを受け、2人によって拉致されてしまった。
数時間後、そこへ駆けつけたエルヴィンによって兵団混成部隊によるエレン奪還作戦が発動される。目標は付近にある巨大樹の森。夜までにそこにたどり着ければエレンを取り戻すことができるかもしれない。
その頃エレンを攫ったライナーとベルトルトは巨大樹の森で休憩していたが、遠くに調査兵団の信煙弾を発見する。エレンを取り戻しに来たのだと察したライナー達は、巨人に変身しエレンを連れて逃走を図る。
このままではライナー達を取り逃がしてしまうと判断したエルヴィンは、自分達を囮にして無垢の巨人を引き連れたまま特攻作戦を図る。鎧の巨人が大量の無垢の巨人に襲われ身動きが取れない中、エルヴィンは兵士を率いて自ら巨人の群れの中に突っ込んでいく。
片腕を巨人に食いちぎられながらもひるまないエルヴィンに勇気づけられた兵士たちは、エレン奪還のため次々と特攻していく。そしてアルミンの機転により、エレンをベルトルトから奪還することに成功したのだった。

王政打倒クーデター

王の前に引き出されるエルヴィン

エレン奪還作戦から1週間後、右腕を失ったエルヴィンは病室のベッドの中で報告を聞いていた。結局ウォール・ローゼに巨人が侵入したと思われる穴は見つからず、今回壁内に出現した巨人の発生元が、ラガコ村という集落の住人だと言うことが判明する。巨人の正体は普通の人間だったという事実を知り、エルヴィンは歓喜の表情を浮かべる。
エルヴィンはリヴァイに、巨人化能力を持つエレンと、104期で真の王家の血を引くヒストリアを保護するよう指示。2人はリヴァイ班に配属され、人里離れた山奥に隠される。
エレンとヒストリアを狙っているのは、王政の汚れ仕事を請け負う中央憲兵だった。なりふり構わない方法で2人を手に入れようとする王政に対し、エルヴィンは反旗を翻すことを決意する。
王政打倒のために駐屯兵団のピクシス司令に自分の計画を話し、ヒストリアを女王に即位させるために暗躍する。しかし中央憲兵は調査兵団を潰すため、エルヴィンをリーブス商会会長殺人事件の犯人に仕立て上げた。
エルヴィンは拘束され、王の御前に出頭させられる。無実の罪でエルヴィンが処刑されそうになったその時、ウォール・ローゼが巨人に突破されたという報告が入る。
慌てふためく貴族たちはウォール・シーナを閉鎖して王都に避難民を入れないよう指示を出す。しかしその直後、ウォール・ローゼ突破は誤報だったという知らせが入り、貴族たちは困惑する。
実はこれは、ピクシス司令の考えた作戦だった。エルヴィンの話を聞いたピクシスは、王政を打倒するべきかしないべきか見極めるため、わざとウォール・ローゼ突破という誤報を流し、王政の対応を見極めようとしたのである。
しかし王政は自分達の身可愛さにウォール・ローゼの住民を見殺しにしようとしていた。王政に人類の未来を任せられないと判断したピクシスと憲兵団団長ナイル・全兵団の総統であるザックレーは調査兵団側に付き、クーデターを決行する。同時にエルヴィンが手を回した王政の告発記事が発表され、王政は民衆からの支持も失ってしまう。
こうして最小限の流血によって王政は打倒され、真の王家であるヒストリアが女王に即位することとなった。

ウォールマリア奪還作戦・獣の巨人との戦い

調査兵団を率いてウォール・マリア奪還に向かうエルヴィン

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コニー・スプリンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

コニー・スプリンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の兵士。坊主頭が特徴で、小柄な体格を生かした小回りの利く機動を得意としている。バランス感覚にも優れ104期訓練兵団を8番の成績で卒業したが、少々頭の回転が鈍く同期達からはバカ扱いされている。同期のサシャ・ブラウスとはバカ同士気が合うようで、よく訓練中に2人でふざけていた。当初は憲兵団を志望していたが、主人公のエレン・イェーガーに感化され調査兵団に入団を決めた。入団後はムードメーカーとして活躍する。

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