フロック・フォルスター(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

フロック・フォルスターのプロフィール・人物像

担当声優:小野賢章

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦前の募兵に応じ、サンドラやゴードンという仲間と共に調査兵団に入団した。
性格は臆病で調子に乗りやすい。募兵に応じたのも、ウォール・マリア奪還は目前に迫っているという世間の雰囲気に押されてのことだった。しかし、歴戦の兵士さえも一瞬で無意味に死んでいく実際の戦場を目の当たりにして、自分の認識の甘さを思い知らされる。
自暴自棄になったフロックは馬を守るという任務を放棄し、「どうせ死ぬならどうやって死のうと命令に背いて死のうと意味なんて無いですよね」とエルヴィン団長に歯向かうような言動を取っていた。
しかしその臆病さが功を奏してか、決死の突撃作戦において新兵達の中で唯一の生き残りとなった。その際の壮絶な経験から、「巨人を滅ぼすことができるのは人間性を捨てた悪魔だけだ」という価値観を持つようになり、悪魔を再び蘇らせることが自らの使命だと考えるようになる。
壁内人類を脅かす敵が大国マーレを始めとした壁外の世界各国だと判明すると、過激な反マーレ思考を持つようになり、「新生エルディア帝国(壁内人類による新国家の名称。正式にはエルディア国)」の存続が全てだという愛国主義に傾倒していく。
後にフロックは、エレンこそパラディ島の救世主だと唱える「イェーガー派」の中心人物となり、ザックレー総統を暗殺して兵団の実権を握った。「地鳴らし」で世界を滅亡させるというエレンの計画を兵団内で唯一事前に聞かされていた人物であり、最後までエレンに殉じる形で命を落とした。

フロック・フォルスターの来歴・活躍

ウォール・マリア最終奪還作戦の生き残り

1人だけ生き残ったフロック

104期訓練兵団を卒業したフロックは、850年駐屯兵団に入団。その後、旧王政が打倒され体制が変わったのに伴い、調査兵団は大規模な募兵を実施する、その募兵に応じたフロックは調査兵団に移籍した。
そしてウォール・マリア最終奪還作戦決行当日。フロックは他の新兵達と共に移動手段である馬を護衛していたが、「獣の巨人」の投石攻撃により前衛は壊滅してしまう。戦意を失っていたフロックたちだが、エルヴィン団長の指示により陽動のための決死の突撃作戦に駆り出された。周りの新兵達が次々と投石に当たって死んでいく中、フロックだけは運良く生き残った。そして奇襲を任されたリヴァイ兵長の活躍により、「獣の巨人」を撤退に追い込むことに成功した。

フロックはリヴァイの元に瀕死のエルヴィン団長を連れていく

生存者を探していたフロックは意識のないエルヴィン団長を発見。初めは自分たちを死地に追い込んだエルヴィンにとどめを刺して復讐しようとしたが、殺すだけでは生ぬるいと思ったフロックはリヴァイ達の元へエルヴィンを運ぶ。
リヴァイの持つ巨人化の薬でエルヴィンを巨人化させ、「超大型巨人」の継承者であるベルトルトを捕食させることでエルヴィンを生き返らせてほしいと頼んだ。ちょうどそこには同じく瀕死状態のアルミンもおり、一同はどちらを復活させるべきかで紛糾する。
結局、エルヴィンにこれ以上生き地獄を味合わせたくないというリヴァイの私情により、アルミンが「超大型巨人」の力を受け継ぎ生き延びることになった。
その場ではリヴァイの決断に異を唱えずにいたが、後の叙勲式の席でアルミンの復活を主張したエレン・ミカサに対し「合理性に欠ける判断を下した」と恨み言を述べている。

マーレ奇襲作戦

マーレ奇襲作戦に臨むフロックとジャン

調査兵団によるマーレ奇襲作戦にもフロックは参加し活躍を見せている。しかし民間人も関係なく手あたり次第に攻撃する姿勢を同期のジャンに咎められ、「ここにいるのは敵と敵の住む建物だけだ」と反論している。
作戦終了後、ジャン達が味方側に6名の死者が出たことを嘆いているのに対し、フロックは「敵に与えた損害と比べてみろよ」と言って無邪気に勝利を喜んでいる。
飛行船に乗り込んできたマーレの戦士候補生・ガビが104期のサシャを射殺した際は、ガビともう1人の戦士候補生・ファルコを外に放り投げようとした。しかしジャンの取り成しで2人は拘束され、パラディ島に連行されることになる。

イェーガー派の台頭

エレンと合流するフロックとイェーガー派のメンバー

パラディ島に帰還した後、単独でマーレに潜入していたエレンは独断行動の罪で牢に入れられる。エレンを指示するフロック達の一派はエレンの処遇に強く反発。パラディ島の危機に有効な策を打ち出せないでいる既存の兵団幹部に代わり、エレンが実権を握るべきだと主張する。しかしフロックらの主張は聞き入れられず、兵団内部の情報を外部に漏らした罪で懲罰房に入れられてしまう。
しかし水面下でエレン支持派(通称イェーガー派)が兵団を乗っ取る計画は着々と進んでいた。まず新兵達が椅子に爆弾を仕掛けて兵団のトップであるザックレー総統を暗殺。
その混乱に乗じてエレンは脱獄し、同じく懲罰房を抜け出していたフロック達と合流する。
また、エレンの兄・ジークを信奉する勢力「反マーレ義勇兵」と手を組み、兵団幹部にジークの脊髄液入りのワインをふるまわせた。王家の血を引くジークの脊髄液を体内に入れると、ジークの「叫び」により無垢の巨人と化してしまうのだ。これにより兵団幹部達はイェーガー派と反マーレ義勇兵に服従せざるを得なくなった。

フロックは新兵達にキース教官を痛めつけるよう命じる

フロックはエルヴィンの後任の調査兵団団長ハンジを脅し、自分達をジークの元に案内するよう要求する。その道中シガンシナ区に立ち寄り、兵団支部を占拠。訓練兵達にイェーガー派への服従を示させるため、キース教官を痛めつけさせた。
そしてジークの収容先である巨大樹の森に着くと、そこには爆発の痕跡と重傷を負ったリヴァイ兵長の姿があった。フロック達はイェーガー派の脅威となるリヴァイにとどめを刺そうとするが、一瞬の隙にハンジとリヴァイに逃げられる。
しかし本来の目的であるジークを発見したため、フロック達はリヴァイ追討に数人を割くだけにとどめてシガンシナ区に帰還した。
シガンシナ区では先日の報復に来たマーレ軍との戦闘が始まっていた。ジークの「叫び」により兵団幹部達が巨人化し戦況が混乱する中、ついにエレンとジークは接触を果たす。

「地鳴らし」の発動

勝利宣言をするイェーガー派

「始祖の巨人」の継承者であるエレンと王家の血を引くジークが接触したことで、「始祖の巨人」の真価である「地鳴らし」が発動される。「地鳴らし」が世界を滅ぼすために進行を始めたことで壁は崩落し、付近にいたフロックも怪我を負った。
しかし一命をとりとめ、反マーレ義勇兵の粛清のため動き始める。「ジークとエレンの接触」という共通の目的のために手を組んでいたイェーガー派と反マーレ義勇兵だったが、その目指すところは大きく異なっていた。エレンとイェーガー派は「地鳴らし」でパラディ島以外の全人類を絶滅させることを願っており、一方ジークは「始祖の巨人」の能力でエルディア人から生殖能力を奪う「エルディア人安楽死計画」を企てていた(ただし計画の全貌を知るのはジークとその腹心であるイェレナだけであり、ほとんどの義勇兵はマーレに蹂躙された故郷の復興のためジークに従っていた)。
エレンとジークによる「始祖の巨人」の主導権の取り合いにエレンが勝利したことで、エレンを信奉するイェーガー派も勢いづく。
フロックは義勇兵達を集め、「地鳴らし」で義勇兵達の故郷は破壊されるが、それでもエルディア帝国のために力を貸してくれる者がいるなら歓迎すると宣言する。そしてフロックの言葉に従わない者は容赦なく粛清した。
反マーレ義勇兵の中心人物だったイェレナとオニャンコポンの処刑が行われようとする中、処刑会場に「車力の巨人」が乱入。「車力の巨人」はイェレナとオニャンコポン、ジャンを口内に入れて奪い去った。

かつての仲間との戦闘

フロックは先回りして港を占拠していた

「車力の巨人」乱入の背後にはミカサやアルミン達104期の仲間がいると考え、彼らが「地鳴らし」の停止を狙っていると察知したフロックは、パラディ島を守るため自らイェーガー派を率いて動き始める。機関車で先回りして彼らの目的地である港を占拠し、飛行艇を整備できるアズマビト家の技術者たちを監禁した。
しかし一瞬の隙を突かれてアズマビト家の当主キヨミ・アズマビトの反撃を受け、それを皮切りにかつての同期達との戦闘が始まった。
乱戦状態の中、彼らが船で逃げようとしていると察したフロックは雷槍で船底に穴を空けようとするが、かつて殺し損ねたマーレの戦士候補生・ガビによって海に撃ち落とされてしまう。
それでもフロックは執念で船にしがみつき、マーレ沿岸にあるオディハ港にたどり着いた。そして離陸準備をしていた飛行艇の燃料タンクに拳銃で穴を空けるも、即座にミカサによって立体起動装置のアンカーを首に撃ち込まれ、命を落とした。フロックは最後まで、自分達の悪魔であるエレンこそが島を守る唯一の希望だと信じ、エレンの意志に殉じて息を引き取ったのだった。

フロック・フォルスターの関連人物・キャラクター

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミル(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユミルとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の兵士。主人公エレン・イェーガーと同じ104期訓練兵団の卒業生で、そばかすと鋭い目つきが特徴の少女。打算的な性格で、世間ずれした攻撃的な言動が多い。同期のクリスタ・レンズに強い執着心を抱いており、本来ならユミルが成績上位10位以内に入るべきところをクリスタに譲ったという経緯があった。その正体は60年以上もの間壁外を彷徨っていた巨人の1人であり、偶然「顎の巨人」を継承したことで人間に戻った巨人化能力者である。

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