【スタジオジブリ】『風の谷のナウシカ』の原作と映画版の違いから読み解く「都市伝説・裏設定・豆知識」まとめ

本記事ではスタジオジブリ制作映画『風の谷のナウシカ』にまつわる「都市伝説」や「裏設定」に関して、原作となった宮崎駿による漫画と照らし合わせながら検証している。映画で公開された部分は原作漫画のほんの一部分であり、この先ナウシカは思いもよらないような世界の秘密に触れることになるのだ。記事中では「ナウシカは人造人間説」などの都市伝説を原作漫画と映画の両面から検証している。

映画と原作で違いから見える風の谷のナウシカを検証する。

出典: www.amazon.co.jp

風の谷のナウシカとは。

『風の谷のナウシカ』(かぜのたにのナウシカ)は、宮崎駿による日本の漫画作品。通称『ナウシカ』。アニメーション監督・演出家でもある同氏が、徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』誌上にて発表したSF・ファンタジー作品。科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を描く。1984年には宮崎自身の監督による劇場版アニメ『風の谷のナウシカ』が公開された。

ナウシカは特に映画と原作を見ている人の仲で大きな差がある作品です。ぜひとも原作も読んでみることをお勧めします。

ナウシカで渦巻いている様々な豆知識や都市伝説を検証・解説していく。

現在、ジブリ映画は様々な都市伝説や裏設定などで持ちきりだ。勿論ナウシカを映画で見てきた人にとっては様々な怖い話で持ちきりだろう。
しかし、原作の漫画を読んでいくとさらに面白く考察することが出来る。逆に映画だけでは全く意味が通じないものもあるのだ。勿論ナウシカが悪い人間に見る捕らえ方もあるだろう。
今回はそんなナウシカの怖い話などの噂を検証していく。

ナウシカの都市伝説を見る上で知っておくべき基礎知識。

出典: blog.livedoor.jp

映画版のナウシカは原作で2巻程度で終わる物語。

風の谷のナウシカは、原作で非常に重要な鍵を握る巨神兵などの情報だけをピックアップする内容が多い。
その上で都市伝説という言葉がささやかれているが、実際は映画の黄金の穂を歩くシーンに似たものは漫画版では2巻で出てくるもので、そう考えれば映画版と原作の情報量はかなり違うものになっている。
漫画版の最終回も実際はひとまず終わりにするという終わり方だが、最期まで見るとナウシカがどの様な人間だったかという答えは2つに別れるだろう。

ナウシカの胸が大きいのには理由があった。

確かにジブリシリーズにしては胸が大きい。

アリエッティや、ラピュタなどのキャラクターがいる中でナウシカはなぜか異様に胸が大きいのではないかと言う声もあるようだ。
これにはきちんとした理由があり、ロマンアルバム「風の谷のナウシカ」収録インタビューでは、胸が大きい理由は子供や男を抱くための物ではなく死ににゆく人に対して安心して死ねるような胸にしたかったと話している。確かにナウシカは人が死ぬ描写が多いのでこういった事は非常に理解できる。
そういう意味でも、映画のオームは止まったのかもしれない(笑)

王蟲の泣き声はいったい何が元になっているのか?

出典: blogs.c.yimg.jp

玉蟲の鳴き声は布袋寅泰のギターだった。

よくナウシカで出てくる玉蟲。
この玉蟲は、映画で個性的な声を発しているが、この声の元はギターなんだという事を布袋寅泰本人のツイッターで明かしている。

これは以前にも話題にもなっており、「TOMOYASU HOTEI BBS」にある2003〜2008年頃のスレッド「布袋寅泰マニアックQ&A」では、オームが怒ってるシーンで布袋がギター弾いてます。という回答も見られている。

ナウシカファンなら是非ギターで出た音と言う事を知っておきべきだろう。

ナウシカとクシャナの名称はアナグラムになっている。

アナグラムにする意味はナウシカとクシャナの対比にある。

ナウシカのスペルNausicaaの綴りを組み替えるとクシャナCusianaaになるという。
だが、ココに非常に重要な意味があるのは間違いないだろう。たいていはアナグラムなどの名前を使用する場合対比や意味を持たせるものにするはずだ。映画ではクシャナは悪役というイメージしか持たざるを得ないが、漫画では4巻などではまさしく主人公のような立ち振る舞いをしている。
漫画版を見る際には是非クシャナとナウシカの最期を是非見比べて欲しい。

ナウシカを制作しているのはスタジオジブリではなく、トップクラフトという会社

トップクラフトの歴史とは。

トップクラフトは以前にバーバパパなどの作品を制作していた会社。オランダのFrank Femhers Productionsとの合作でおよそ160本ほどの制作をしていたという。現在では風の谷のナウシカが有名になったが、wikipediaではちゃんとトップクラフト制作となっている。1985年にスタジオジブリへ移ったときに解散となり現在のスタジオジブリという名称になったようだ。
ロードショーなどでの作品の公開の際は、宮﨑駿監督の作品と言うほうが理解されやすいので、トップクラフトという名称は一般の人には知られていない事実のようだ。

キツネリスは次回作の天空の城ラピュタにも登場している。

出典: zatsu-gaku.com

キツネリスが登場しているシーン。

天空の城ラピュタでは、キツネリスが出てくるシーンが存在する。これはなぜかと言うことを考えてみると、やはり宮崎駿の思想的につながりがあると思っていたからという説とトレードマークとして気に入っていたのではないかと考えられる。
ナウシカでは遠い未来の存在として登場するので2800年代前のラピュタの世界では存在しえないものになってしまうのだ。
元々この年代も2世代を繋ぐというのは不可能なので可能性はあるが、そんな世界観のつながりを持たせるのは非常に面白いことだと思っている。

風の谷のナウシカの都市伝説 ファイルその1 ナウシカの舞台は火星だった

出典: blogs.c.yimg.jp

「火の七日間」から始まるナウシカの物語。

ナウシカの都市伝説でとても有名なものは、ストーリーの舞台になっているのが地球ではなく火星であるのではないかという都市伝説だろう。その裏付けが実に原作の矛盾につじつまがあう様に作られており、風が強く常に吹き続け、竜巻も頻繁に起こる状態も酷似しているということ。さらには、グライダーなどの存在から重力が3分の1であることから移動速度や落下時のダメージも少ないのではないかという事だ。この都市伝説は果たして真実なのだろうか?

ジブリの風の谷のナウシカにも都市伝説がありました。

それはナウシカの舞台が火星だというもの。
火星が現在の様になる前に、地球と同じように人類が暮らしていたという内容です。

出典: blog.livedoor.jp

巨神兵から東京という文字が確認できるが…。

巨人の牙に「東亜工廠」という文字が刻まれている事から、アジア系列中心の土地であった可能性が非常に強いが、結局は昔の土地等は殆ど言葉が伏せられている。元々昔の言葉が1000年後と言う設定で古代文字ということになっているので、元の言葉を使うのは無いのだろう。
いきなり東京などという単語が出てき始めたらそれはそれで世界観の崩壊になるのだが実際はどうなのだろうか。

この事については非常に分かりやすい結果が記載されている。
風の谷のナウシカの映画では、この事についての言及が非常に少なかったが、漫画版風の谷のナウシカ1巻の冒頭には、「ユーラシア大陸の西のはずれ」という文章が存在するため、結果的にこの火星説はあり得ない話になる。
もし火星ということであれば、地球と火星が1つになった世界か、火星と地球が行き来できるようになった時代という設定が一番正しいだろう。

火の7日間という出来事の前にはおよそ1000年という月日が存在し、尚且つ生命体をも射のままに作り変える巨大産業文明では、そのような事が起きても異様ではない。この都市伝説が正しいのではないかという説は漫画・原作を知っていたとしても地球という言葉が比喩なのではないかと捉えられる点だ、何処までが地球なのかということも判明していない上に漫画七巻でのオーマと飛び立つシーンは大気圏近くまでしか映し出されておらず、地球なのかどうかも判別しにくい。

この高度化した地形は殆どが不毛の地に終わり、ストーリー初めでは地上は有毒の…という表記の為このナウシカの住んでいる場所は”地球”とは明記されていないのだ(これも後に検証したい)。

また、ナウシカの腐海等の海に近い存在が確認出来るが(オームが酸の海に入りそうな時にナウシカが止めたシーン等)、火星には内海という海や水がそこまで豊富ではないだろうという意見もあるだろうが、火星も元は水が存在した事も確認されている。ナウシカのような作り替える産業文明の中では、火星を地球と同じ水の惑星にする事も可能だ。

43億年前の火星には、北半球の広大な平地を中心に地表の2割ほどを覆う、最大で1.6kmの深さの海があったようだ。

出典: www.astroarts.co.jp

しかしながら、ナウシカの世界観の土地は実際の中央アジアの土地の形に酷似している。トルコの辺りがトルメキア、グルジアからウクライナが土鬼、イスラエル辺りが辺境で構成されているようだ。この事から火星である可能性は薄れているのかもしれない。

ナウシカの世界地図にはトルコ周辺の地図と酷似しているという噂が流れたが…?

ナウシカの世界地図にはトルコの土地を逆さまにした地図と酷似しているためである。
しかしながら、この画像では信憑性が薄いため確実とは言えず、こういったナウシカの世界が地球であるのかという論争はいまだに続いている。そんな中宮崎駿監督は、風の谷のイメージを「中央アジアの乾燥地帯なんです」と発言し、腐海のモデルはウクライナ、クリミア半島のシュワージュ(腐海)としているが、結局はイメージなのでこれまた地球と言う明確な発言はしていないのだ。

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使徒とは、庵野秀明監督率いるGAINAX制作のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』及び同作の再構築版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する敵である。大きな災厄セカンドインパクトから15年。14歳の少年少女が人造人間エヴァンゲリオンに乗り、謎に包まれた敵、使徒と戦う物語が主軸となっている。使徒は戦い方やデザインが従来のロボット物の敵と一線を画しており、『エヴァ』の人気を支えた一要素でもある。

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エヴァンゲリオンシリーズの機体とパイロットまとめ

エヴァンゲリオンシリーズの機体とパイロットまとめ

『新世紀エヴァンゲリオン』とはGAINAXによるアニメ作品、及びそこからメディア展開された作品である。14歳の少年少女が、巨大な人造人間エヴァンゲリオンに乗り込み、使徒と呼ばれる謎の敵と戦うのが主軸。そこに聖書や心理学の要素を絡めた実験的な作風や人間ドラマが人気を呼び、社会現象にまでなった。2007年には「再構築」として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズが公開された。今尚アニメ界で異彩を放つ作品である。

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エヴァンゲリオンシリーズのWILLE(ヴィレ)まとめ

エヴァンゲリオンシリーズのWILLE(ヴィレ)まとめ

WILLE(ヴィレ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場する組織で、反NERV(ネルフ)を掲げて行動する軍事団体。NERVによるフォースインパクトの阻止を目下最大の目標として活動している。 サードインパクトによって世界各国がほぼ壊滅した中、元NERVの職員や軍と民間の有志によって結成された混成部隊。それだけに兵器を扱い慣れている者もいればそうでない者もいるなど練度はまちまちである。組織のイメージカラーは青で、構成員はこの色のバンダナを身に着けている。

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