スタジオジブリ作品の都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

スタジオジブリは数々の名作を生み出してきた。宮崎駿や高畑勲を筆頭に、生み出される作品の造詣は非常に深い。それ故に、一度見ただけでは理解できない描写や、そもそも何を意味しているのかが説明されていないシーンが多数存在する。
ジブリにまつわる都市伝説・豆知識・裏設定を一挙紹介。

スタジオジブリ作品の都市伝説・豆知識・裏設定

『となりのトトロ』の都市伝説・豆知識・裏設定

トトロは死神で、サツキとメイは死亡している

トトロが死神で、メイとサツキは死亡しているという都市伝説が存在している。
この都市伝説が騒がれるようになったのは、以下のような理由からである。

作中でメイは行方不明となる。サツキがメイを探しているとメイのものと思われるサンダルが池に浮いているのが発見される。これは結局メイのものではなかったが、実はサンダルはメイのもので、メイはこの時、溺死してしまっている。さつきはその後、トトロに会い「メイん所に連れてって!」と発言している。この「メイん所」が「あの世」を意味しており、その後サツキも死亡してしまっている。これがこの都市伝説の始まりである。

それを裏付けるように、メイには最初からトトロが見えていたが、さつきがトトロを目にするのは映画の途中からである。また、主題歌である「となりのトトロ」には「子供の時にだけ貴方に訪れる不思議な出会い」という歌詞があるが、近所の子供であるカンタにはトトロやネコバスの姿が見えていない。
これは、サツキとメイに死期が近づいた故にトトロを目にすることができたとすると説明がつく。

また、サツキをメイの所へ連れて行くネコバスにも不可解な点が一つある。
ネコバスの頭には行き先が表示されるが、そこへ「墓道」という行き先が一瞬表示されるのだ。

そして物語の最後、サツキとメイは母親の病院へと行くが、2人は両親に会うことなく木の上から見守っている。その時、母親が「今、サツキとメイが笑った気がする」と発言しているが、生きている人間に対するセリフと考えると不自然である。それもメイとサツキが死亡していると考えると辻褄が合う。

『狭山事件』と類似している

『狭山事件』とは、1963年5月に起きた誘拐殺人事件である。
この事件では、高校生の少女が誘拐され、犯人との取引をその姉が行なっています。その後、妹は殺害されてしまいます。その遺体が発見された時、姉は「猫の化け物」「大きな狸を見た」と話していたとされています。
「行方不明となった妹」「妹を探す姉」「猫の化け物」「大きな狸」というキーワードはトトロに大きく関連しています。また、劇中には「狭山茶」という文字を見つけることも出来ます。

他にも事件が起きたのは5月と「サツキ」「メイ」が関連していること、母親が入院している病院の名前は「七国山病院」だが、事件が起こった町には「八国山病院」という病院があった事など、偶然と思えないほどに共通点があります。

これらの事も、トトロが死神である説、姉妹が死亡している説に説得力を持たせています。
しかし、監督の宮崎駿は狭山事件との関連性を否定している。

『風の谷のナウシカ』の都市伝説・豆知識・裏設定

ナウシカ達が生きる世界で生息している生物全ては改造されている

これは映画では語られておらず、漫画で明らかになる事実である。

ナウシカ達が生まれるはるか前、旧人類達は戦争により星を汚染した。汚染された星では人類は生きることができなかった。そうした事態に、旧人類達は星の浄化を試みる。その為には全てを0に戻す必要があった。それが巨神兵が引き起こした『火の七日間』である。
全てを破壊した後、星の浄化が始められる。その浄化する為に必要なのが『腐海』である。 腐海は王蟲などの昆虫の死骸を苗床とし、いずれ地上全てを覆う。そして地中の毒素を吸い上げて星を浄化するのだ。
作中では腐海はまだ広がっている途中である。つまり、まだ星の浄化は終わっておらず、人類はまだ地上で暮らすことはできない筈なのだ。では何故ナウシカたちが存在しているのか、それは旧人類達が毒に耐えれるように改造を施した人間だからである。その役割は地球を浄化する腐海を監視するためである。

全ての生命体は絶滅してしまう

実は、ナウシカが生きている時代に生息している人間や動物、植物などの生命体は「汚染に耐えることができる生命体」ではなく「汚染下でしか生きることができない生命体」である。つまり、いずれ腐海が世界を浄化すると現存している生命体全ては死んでしまうのである。
旧人類は「墓所」という場所で眠っている。墓所には旧人類だけではなく、植物や動物、あらゆる生命体が眠っている。旧人類は全ての浄化が終わった後に新たに文明を築こうとしていた。ナウシカ達が浄化された世界で生きれないようにしたのは、旧人類達との争いを起こさないようにするためであった。

墓所で旧人類と対話したナウシカは、命を操作して生き抜こうとする行為が最も生命を侮辱していると激怒する。そしてナウシカは墓所を破壊しようとする。そこで旧人類はナウシカ達を浄化された世界で生きれるように改造することを提案するが、その行為自体を「生命に対する侮辱」と考えるナウシカはそれを拒否する。そしてナウシカは墓所を破壊してしまう。
それにより世界の浄化が終了すると共に、全ての生命体が滅亡することが決定した。

ラストは決まっていなかった

劇中で、怒りに駆られた王蟲たちの前にナウシカが立ち塞がる場面があるが、宮崎駿はそこで物語を終わらせるつもりだった。
そこで終わってしまってはカタルシスが無さすぎるために、プロデューサーの鈴木敏夫と高畑勲は「ナウシカが死んで伝説になるエンディング」と「ナウシカが死んで蘇るエンディング」を考え、宮崎に提案した。公開が間近に迫っており、それを聞いた宮崎は「ナウシカが死んで蘇るエンディング」をあっさりと採用した。
ナウシカのエンディングはそうやって出来上がった。しかし、宮崎は「ほんとにあのラストでよかったのかな」とその後も悩んでいたらしい。

王蟲の鳴き声は布袋寅泰のギター

王蟲の特徴的な鳴き声は、実は『BOØWY』のギタリストである布袋寅泰のギターの音である。

『風の谷のナウシカ』の舞台は火星説

作品の冒頭に「錆とセラミックに覆われた…」という説明がされるが、これは火星の特徴と一致している。
また、メーヴェは物理法則的観点から地球では実現不可能だが、火星の重力は地球の3分の1であり、メーヴェのような小型のエンジンでも飛行が可能と考えられる。
また、火星には人工建造物や生物の化石があるとされている。これらの事から、ナウシカの舞台は火星ではないか、という説が生まれた。

『ハウルの動く城』の都市伝説・豆知識・裏設定

『時をかける少女』を作った細田守が監督だった

宮崎駿は『千と千尋の神隠し』で引退を発表した。そこで様々なアニメの演出を務め、『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』で評価を高めた細田守が『ハウルの動く城』を監督することになった。
細田がハウルを手がけていた時、ジブリは『千と千尋の神隠し』にかかりっきりで、細田は全てのスタッフを自力で集めて製作を始める。しかし、結果的にプロジェクトは頓挫し、細田は監督を解任される。その後、宮崎駿が代わりに監督となり、0から映画を作り直すこととなった。この事について、宮崎は「用意したスタッフが解体しちゃったんで、しょうがないから僕が出ていったっていう…。心情を持って恋愛を描ける人間がやらなければいけないから、監督は若い人がいいと、僕は最初にそう思ったんです。ところが、そうじゃない人がやったから話がややこしくなったんですね。」と話している。細田はこの事に関して「もう俺は終わりだ!」「これからは大きな事を言わずに、業界の隅っこで細々とビジネスライクにやっていこうと思ったわけですよ」とインタヴューで話した。

その後、細田は『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の監督を務めているが、細田は「『オマツリ男爵』という映画は、なんの映画かというと、僕のジブリ体験がね、基になってるの」とインタヴューで話している。
この作品は、麦わらの一味が仲間割れを起こし、一味が瓦解していくストーリーであり、瓦解していく麦わらの一味が「『ハウルの動く城』の製作チーム」を表している。

原作とは大きく違ったストーリーになっている

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