ヱヴァンゲリヲン新劇場版(ヱヴァ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』とは、2007年から公開されているアニメ映画シリーズである。
1994-1995年のTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』が原作。総監督はTVシリーズと同様に庵野秀明が担当している他、主要スタッフや声優もほぼ同一でリメイクではなく「リビルド(再構築)」作品。
全4部作予定で、現在3作目まで公開済み。巨大人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットの少年少女を主人公とし、人類の敵「使徒」との闘いや人間同士の争い、陰謀の謎解き、主人公の苦悩や成長を描いたストーリーである。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の概要

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』とは、1994年10月から翌3月までテレビ東京系で放送されたTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』を原作とした劇場アニメーション作品シリーズ。

2006年に発表された仮称にあった「REBUILD」という語句は後にタイトルから消えたが、2007年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』までは新劇場版について、リメイクではなく「リビルド(再構築)」と紹介された。その理由は、通常のリメイク作品と異なり、総監督・庵野秀明をはじめ監督・摩砂雪、鶴巻和哉、キャラクターデザインの貞本義行、音楽の鷺巣詩郎など、中心的なスタッフはTVシリーズと同一であるため。声優も新キャラクター以外は同声優が担当。

アニメーション制作は株式会社カラー。旧シリーズ(TVシリーズ+旧劇場版)の制作会社はGAINAX(ガイナックス)だったが、同社の取締役だった庵野秀明が取締役を辞して2006年5月に株式会社カラーを設立。2006年9月にはアニメーション制作スタジオ「スタジオカラー」を設立し、本シリーズの第1作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はスタジオカラー制作の第一回作品となる。
旧シリーズのアニメーション制作会社GAINAXおよび製作のテレビ東京は本シリーズには関わらず、近年のアニメ製作の主流である「製作委員会方式」もとられておらず、興行形態としては庵野秀明の出資による自主製作(インディーズ)映画となる。原作者である庵野が権利も保有しているため、旧シリーズとの差別化が図られている。

全4部作構成予定で、2007年4月に序破急にちなむ「序、破、急、?」と発表され、2009年6月には『急』が『Q』に、2012年11月に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?』が『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(略称『シン・エヴァ』)に改められた。

「ヱヴァンゲリヲン」という表記はタイトルのみで、劇中に登場する機体は従来どおりの表記「エヴァンゲリオン」または「エヴァ」と呼称される。
前編『序』はTVシリーズの第壱話から第六話までのストーリーを踏襲していたが、中編『破』は既存のストーリーを元にしつつ新たな機体やキャラクターが登場し、後編『Q』では序・破の14年後の世界を舞台とした全く新たな物語が展開される。

大災害「セカンドインパクト」後の世界を舞台に、人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットの少年少女を主人公とし、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との闘い、14年後の世界における人間同士の闘いが描かれる。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

略称:『序』
副題(英題):EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.
2007年9月1日公開。上映時間 98分。最終興行収入20億円。
TVシリーズの第壱話から第六話までのストーリーを再現したストーリー。主人公の碇シンジが父ゲンドウに呼ばれて第3新東京市に来てから、ヤシマ作戦(第6の使徒との戦い)までを描く。

DVD/Blu-rayが2種類発売されている。

DVD/Blu-ray 1.01

ジャケット表紙:碇シンジ
映画本編時間98分。劇場公開版。

DVD/Blu-ray 1.11

ジャケット表紙:綾波レイ
映画本編時間101分。完全版。劇場公開版に約3分の新作カットが追加され映像もデジタルリマスターされている他、映像特典も収録。
DVD特装版も発売されており、そちらには解説テロップ付きバージョン『Explanation of EVANGELION:1.01』とヤシマ作戦場面BGM『Angelof Doom』PVを収めた特典ディスク、解説ブックレット、劇場上映生フィルムコマが封入。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

略称:『破』
副題(英題):EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
2009年6月27日公開。上映時間 108分。最終興行収入40億円。
新たに新キャラクターの真希波・マリ・イラストリアスが登場し、式波・アスカ・ラングレーの来日から第10の使徒との闘いおよびエヴァ初号機の覚醒(ニア・サードインパクト)までが描かれる。
TVシリーズの第八~拾九話のいくつかのストーリーを原案としているが、新たなエヴァの機体やTVシリーズとは大きく異なった展開も描かれており、シリーズで最もエンタテインメント性の高い作風となっている。

DVD/Blu-ray 2.22

新たに新規カットと映像特典が追加され、映画本編時間111分49秒。
『序』の様に別途に劇場公開版は発売されていない。
初回限定版には初回生産分特典として劇場上映生フィルムコマが封入されている。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

略称:『Q』
副題(英題):EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.
2012年11月17日公開。上映時間 95分。最終興行収入52.6億円(現段階で新旧含めた劇場版の最高記録)。
TVシリーズとはまったく異なる、完全オリジナルストーリー。
『破』終盤のニア・サードインパクトから14年後の世界で、NERVと反NERV組織・ヴィレによる人間同士の戦いや、エヴァ第13号機によるフォースインパクトの発動が描かれる。『序』『破』とは異なり、使徒とはほとんど闘わない。タイトルの『Q』は「Quickening」の略であり、「急」とほぼ同義。
特撮短編映画『巨神兵東京に現わる 劇場版』が同時上映された。
前作から一変し、終始ダークな雰囲気で展開される難解なストーリーとなっている。

DVD/Blu-ray 3.33

映像特典の他に、劇場公開版から再調整を施されているが、映画本編時間は劇場版と同様に95分。
初回限定版には初回特典CDとしてBGMをすべて劇中で使用された演奏時間で収録した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q オリジナル・サウンドトラック』が付属。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

副題(英題):EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME
2021年3月8日公開。
タイトルの「𝄇」は音楽用語におけるリピート記号であり、曲を繰り返すことを意味している。
2014年9月5日に『Q』がTV放映されたのに合わせて公式サイトが更新され、副題が「FINAL」から「3.0+1.0」に変更された。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のあらすじ・ストーリー

『序』

使徒襲来、シンジと初号機

世界の総人口の半分が失われた大災害「セカンドインパクト」から15年後の世界、第3新東京市で父親の碇(いかり)ゲンドウに呼び出された主人公・碇シンジは途方に暮れていた。自分を迎えに来るはずの女性・葛城(かつらぎ)ミサトと連絡がつかなかったからだ。困っていたシンジの前に、巨大な謎の生物・使徒が現れ、街を破壊し始めた。自衛隊が応戦しているが、使徒にはほとんど効果がない。
そこに車に乗ったミサトが現れ、シンジを車に乗せ避難する。シンジはミサトの手引きで第3新東京市の地下施設「ジオフロント」に存在する国連直属特務機関「NERV」に到着する。ミサトはNERV所属の軍人で二佐だという。

初号機との対面シーン。

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@kei_55468

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