おもひでぽろぽろ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1991年公開のスタジオジブリ作品。監督・脚本は高畑勲。制作プロデューサーとして宮崎駿も参加している。ひとり旅に出た27歳の私が“小学5年生のワタシ”と一緒に、それまでの歩みを振り返るストーリー。
声優として今井美樹や柳葉敏郎が参加していることも上映当時には話題となった。
キャッチコピーは「私はワタシと旅に出る」。

『おもひでぽろぽろ』の概要

1991年に公開されたスタジオジブリによる劇場アニメ作品。
監督・脚本は高畑勲が指揮を執っている。
原作は「週刊明星」に1987年3月19日号から同年9月10日号まで連載されていた漫画を元にしている。
主題歌はアマンダ・マクブルーム作詞作曲(歌:ベット・ミドラー)の「The Rose」を監督である高畑勲が日本語に訳し、都はるみが歌った「愛は花、君はその種」。
2016年2月に北米で劇場公開された。
企画立案者はオムニバスプロモーションで、宮崎駿は「アニメ化するには難解な原作で、高畑勲にしか監督できない」と言っている。

作品の舞台は1982年の山形県山形市高瀬地区。全編に徹底したリアリズムが貫かれ仙山線高瀬駅など緻密に描かれている。
作中で基本となるのは1982年。主人公のタエ子が27歳の時であるが、ところどころタエ子が小学5年生だった1966年の回想として描かれている。
1966年のパートは淡い色調で描かれており「思い出の中の風景」という雰囲気を醸し出し、1982年のパートでは、はっきりした色調で描かれており、ここでもリアリズムが貫かれているのがわかる。

興行収入は31億8000万円を記録し、公開中の動員数は約217万人を記録している。

『おもひでぽろぽろ』のあらすじ・ストーリー

生まれも育ちも東京の岡島タエ子は3姉妹の末っ子。東京でOLをしている27歳。小学生の頃から夏休みに友人が田舎のおばあちゃんの家へ行くことに憧れていた。
東京の会社で10日の休暇を取り、姉のナナ子が山形の田舎へ嫁いだ縁もあり、嫁ぎ先の親類の家へ2度目の滞在をさせてもらうことになった。そこで、念願だった田舎暮らしをしながら農家の手伝いを体験させてもらう。
その所々で小学5年生だったころの『ワタシ』の思い出がぽろぽろとでてくる。

27歳のタエ子は未婚。タエ子が結婚しないことを心配し母が縁談の話を持ちかけてくるが、断り続けているため、余計に母が心配していることを姉から聞かされる。

山形へ向かう夜行列車の中でふと小学5年生の頃(1966年)のことを思い出した。
当時、珍しかったパイナップルを父が買ってきてくれたのだが、その味(酸っぱさ)にガッカリし、やはり果物の王様は「バナナ」であると感じたこと。さらに、長女であるナナ子は美大に通っていて、いつも流行の最先端を走っていたこと。次女のヤエ子は宝塚にはまっていたこと。野球上手な広田くんに恋をしたことなど。

思い出に浸っていると小学5年のタエ子が現れ、27歳のタエ子は気がつけばその小学5年の『ワタシ』を連れて、滞在させてもらう山形県の「高瀬」におりたったのだった。
高瀬に着いたタエ子を待っていたのは義兄・カズオの又従妹でタエ子より2歳年下のさわやかな好青年・トシオだった。トシオは元サラリーマンで、今は有機農業を営みながら冬はスキーの指導員をしていた。
トシオの送迎で高瀬への到着直後、早朝のベニバナ摘みを体験すべく直接畑へ向かうタエ子。
タエ子は農作業をすることで「自然の中での生活」に惹かれていった。
滞在先のナナ子の義兄の家(作中では本家と呼ばれている)では、ナナ子の義兄の娘である中学生のナオ子が「みんなが履いているプーマのスニーカーが欲しい」と言って親を困らせていた。タエ子はそんなナオ子に自分の恥ずかしい過去の話をする。
3姉妹の末っ子であるタエ子はいつもおさがりばかりで家族に文句を言っていたこと。成績が悪かったことやタマネギが食べられなかったこと。さらに、家族で食事に行く際にタエ子が行くか行かないかでグズグズしていると家族に放っておかれそうになり慌てて裸足で飛び出し父にビンタされたこと。
タエ子も昔は我儘だったという話を聞かされたナオ子は、プーマのスニーカーを諦めたのだった。

そんな思いでと共に過ごしていくうちに、次第にタエ子は農家の人々の暮らしに強い魅力を感じるようになる。そんなタエ子の心境を見抜いたトシオの祖母は、トシオと結婚してこちらへ永住を考えてみないかと打診する。しかし、タエ子の気持ちは所詮『都会育ちの人が田舎暮らしに憧れている』だけに過ぎず、時として重労働にもなる農家の仕事に、遊び感覚で来ているだけの自分が到底務まる訳がないと悩み、思わず家を飛び出してしまった。

雨の降る中、飛び出してしまったタエ子は本家に向かうトシオと遭遇する。そして車の中でトシオと話をするうちに、少しだけ同級生だった「あべくん」の思い出話をトシオにする。
あべくんは転校してきた男の子で家が貧乏らしくいつも汚い格好をしていた。みんながコソコソと陰口を言っていることにタエ子は賛同できずにいた。
あべくんはすぐに転校が決まり、クラスのみんなと握手をしてお別れをすることになった。最後にタエ子と握手をすればそれで終わりだったのだが、「お前とは握手してやんねーよ」とあべくんから言われてしまう。タエ子はその言葉で、みんなと陰口を言わなかったのは偽善者ぶっていただけで、実は自分が一番あべくんを軽蔑視していたことに気づかされる。これに対してトシオはあべくんがタエ子に好意があったのだと言い切った。先生のいうことで仕方なくみんなとは握手したけど、好きだったタエ子とは恥ずかしかったのだろう、タエ子にだけは本音が言えたんだとトシオに言われたことにより、あべくんに対するタエ子の罪悪感は薄れていった。

そんな話をトシオにしていると、トシオは自分が農業を始めた経緯を話し、「祖母の言ったことなど気にする必要はないし、万が一そうなってもタエ子はタエ子のペースとやり方でやって行けばいいし、無理ならば素直に辞めたっていいんだ」と優しく励ましてくれた。あべくんからは「お前とは握手してやんねーよ」と言われたが、タエ子が握手したいのはトシオだと感じていた。トシオの言葉に勇気を貰ったタエ子は、彼の明るく真っ直ぐな所に少しずつ惹かれ始め、トシオが自分より年上に思えるほど頼もしい存在だと感じていた。

しかし、タエ子は自分の本当の気持ちを言うことができないまま、東京に帰ってしまおうと列車に乗り込む。小学5年生の『わたし』に背中を押され、列車の中で自分の気持ちの答えを出したタエ子は、途中で列車を降りて永住の話に同意する連絡をし、迎えに来たトシオの車で元来た道を戻っていく。そして、精神的に自立し始めたタエ子の姿を、小学5年生のタエ子とその同級生たちの面影がしずかに見守るのであった。

『おもひでぽろぽろ』の登場人物・キャラクター

岡島タエ子(27歳)

CV:今井美樹

東京の会社に勤めるOLで、本作品の主人公。1956年2月22日生まれ。
親の代から東京生まれの東京育ちのためか田舎に憧れを持っている。
姉のナナ子の夫の親戚の家がある山形に滞在する。

岡島タエ子(10歳)

CV:本名陽子

1966年当時の10歳の頃のタエ子。
ごく普通の明るい女の子で、作文は上手だが算数(特に分数の割り算)が苦手。
岡島家の三女として育ち、タマネギが嫌い。やや我儘な一面も持っている。

トシオ

CV:柳葉敏郎

ミツオ(ナナ子の夫)とカズオの又従妹にあたる。
脱サラし農業を始め、有機栽培農業を目指している。
冬場にはスキーのインストラクターも引き受けている。
タエ子より2歳年下ではあるが、タエ子のよき相談相手となっている。

タエ子の父

CV:伊藤正博

サラリーマン。タエ子を「ター防」と呼んでいる。
口数が少なく昭和の父親。

タエ子の母

CV:寺田路恵

専業主婦。着物や割烹着姿での登場シーンが多い。
普段は物静かだが、タエ子の我儘や好き嫌いに呆れており、小言が尽きない。

ナナ子

CV:山下容莉枝

岡島家の長女。1966年の時点で美大の1年生。
常に流行の最先端を歩き、ミニスカートが流行りだした当初に真っ先に着用するなどミーハーな面も見られる。
ナナ子の嫁ぎ先の本家にタエ子はお世話になる。

ヤエ子

0tRoom373
0tRoom373
@0tRoom373

Related Articles関連記事

ジブリの歴代ヒロインまとめ

ジブリの歴代ヒロインまとめ

ジブリの歴代ヒロインとは、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』といったジブリ作品に登場する女性キャラクターたちのことである。ジブリのヒロインは主人公として登場することも多く、その存在はファンたちから憧れを抱かれることも多い。主に10代の女子が活躍しているが、その他にもポニョやメイのような幼い女の子やマダム・ジーナのような大人の女性も作品を盛り上げている。

Read Article

火垂るの墓(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

火垂るの墓(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『火垂るの墓』とは、自身の戦争体験を題材にした野坂昭如の短編小説を元に、監督と脚本を高畑勲、新潮社とスタジオジブリが製作した劇場用長編アニメーション映画。1988年4月16日から東宝系で公開された。第二次大戦下の兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、父の出征中に母が亡くなってしまった14歳の兄・清太と4歳の妹・節子が、終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとする姿を描いた物語。

Read Article

天空の城ラピュタ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天空の城ラピュタ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1986年公開、スタジオジブリ作品。宮崎駿氏が監督、脚本、原作を手掛けた長編アニメです。飛行石という不思議な石を持つシータと、彼女を助けた少年パズー。空に浮かぶとされる島ラピュタ発見を夢見て、飛行機を作っていたパズーはシータと共にラピュタ探しを提案します。そこに空中海賊、政府軍などが飛行石、そしてラピュタを狙い介入。ただの冒険活劇でないところが、数十年経っても衰えない人気を誇っています。

Read Article

崖の上のポニョ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

崖の上のポニョ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「崖の上のポニョ」とは、宮崎駿監督によるスタジオジブリ製作の長編アニメーション映画作品。2008年に公開された。藤岡藤巻と大橋のぞみが歌うエンディング主題歌「崖の上のポニョ」は、オリコン週間3位になり話題になった。崖の上の一軒家に住んでいた5歳児の少年「宗介」は、海で魚の女の子「ポニョ」に出会う。ポニョは宗介に恋をし、人間になろうとするのであった。

Read Article

となりのトトロ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

となりのトトロ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1988年公開。昭和30年代、緑豊かな農村に引っ越してきた草壁さつき、メイの姉妹は奇妙な生き物トトロと出会います。ネコバスも含め、子供の時にしか会えない彼らとの交流、そして少しの成長を描いたもの。爽やかな自然の描写と、それに相反する多くの暗い都市伝説を持つ作品でもあります。宮崎駿の原作、脚本、監督アニメ映画。

Read Article

風の谷のナウシカ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

風の谷のナウシカ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『風の谷のナウシカ』とは、1984年トップクラフト制作の日本アニメーション映画で、宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作である。原作は「アニメージュ」に連載していた宮崎の同名漫画『風の谷のナウシカ』。遥か遠い未来、近代文明が崩壊し「腐海(ふかい)」と呼ばれる菌類の森に世界は覆われていた。その辺境にある「風の谷」で生き抜く少女の生き様を描く。

Read Article

風立ちぬ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

風立ちぬ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『風立ちぬ』とは、2013年にスタジオジブリが公開したアニメーション映画で、監督は宮崎駿。キャッチコピーは「生きねば。」。主人公の堀越二郎は、幼い頃から飛行機が大好きで飛行機乗りになりたかった。しかし近眼という決定的な欠陥から飛行機乗りの道を諦め、設計者を志すこととなる。そして大学生のころ関東大震災にあい、その時に出会った結核の少女、里見菜穂子と恋に落ちる。大正から昭和へと流れゆく時代に、生と死の間で苦悩する青年を描いた感動作となっている。

Read Article

コクリコ坂から(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コクリコ坂から(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コクリコ坂から』とは、2011年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画。監督は宮崎吾朗で、キャッチコピーは『上を向いて歩こう。』。 港南学園高校2年生のメルこと松崎海は、毎朝庭で旗を揚げていた。それは戦争に行ったきり、帰ってこない父親へ向けた信号旗だった。ある日、学校新聞「週刊カルチェラタン」で、自分が旗を揚げる少女として取り上げられていることに気が付く。それは同じ高校の3年生、風間俊が書いた記事だった。メルはこの記事をきっかけに俊を気にするようになり、だんだんと彼に惹かれていく。

Read Article

君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君たちはどう生きるか(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。 太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。

Read Article

かぐや姫の物語(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

かぐや姫の物語(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『かぐや姫の物語』とは、日本最古の物語と言われている『竹取物語』を題材に、高畑勲が14年ぶりに監督を務めたスタジオジブリ制作のアニメーション映画。2013年11月公開。キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。竹から出てきた娘・かぐや姫が美しく成長し、男性たちからの求婚をかわし、やがて月に帰って行くという『竹取物語』の筋書きはそのままに、何のために地球に来てなぜ月に帰ることになったのか、誰も知ることのなかったかぐや姫の「心」と、物語に隠された真実を描き出す。

Read Article

千と千尋の神隠し(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

千と千尋の神隠し(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『千と千尋の神隠し』とは、2001年の夏に劇場公開されたジブリの長編アニメーション映画。この映画は千尋という10歳の少女が神々の世界に迷い込んでしまう物語である。興行収入は300億円を超える業績を生み出し、2003年にはアカデミー賞を受賞した。まさに大作中の大作である。その名作ぶりは2016年のイギリスBBCの投票で、「21世紀の偉大な映画ベスト100」の4位に選ばれたほど。

Read Article

魔女の宅急便(魔女宅)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

魔女の宅急便(魔女宅)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『魔女の宅急便』は、1989年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画。キャッチコピーは「おちこんだりもしたけれど、私は元気です」。13歳の魔女キキは満月の夜に自分の住む街を出て、海の向こうの街コリコにたどり着く。そこで「魔女の宅急便」を開業し、挫折を味わい、成長していく。角野栄子の『魔女の宅急便』が原作で、映画では原作よりファンタジー性が抑えられているのが特徴。

Read Article

ハウルの動く城(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ハウルの動く城(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ハウルの動く城」とは宮崎駿監督、スタジオジブリ製作の日本の長編アニメーション映画作品である。2004年11月20日に全国公開され、興行収入は196億円。スタジオジブリ製作アニメでは「もののけ姫」を抜き、「千と千尋の神隠し」に次ぐ第2位の記録を樹立した。 物語は魔法と機械が混在する架空の世界が舞台。呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの戦火の恋を描く。

Read Article

もののけ姫(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

もののけ姫(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『もののけ姫』とは、宮崎駿、スタジオジブリ原作の長編アニメーション映画作品である。 1997年7月12日全国公開され、1998年の春先までロングラン上映を実施した映画館もあったことで、 興行収入193億円を記録し、20世紀日本映画歴代興行収入第1位となった。 アシタカという人間ともののけに育てられたサンが出会い、人間と自然の対立を描いた壮大な作品になっている。

Read Article

ゲド戦記(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゲド戦記(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2006年公開、スタジオジブリ作品であり、宮崎駿氏の息子である宮崎吾朗氏が初監督を務めた長編アニメーション映画。国を捨て旅に出た王子アレンと、その旅の途中で出会った顔にやけどを負った少女テルー。二人は旅をするにつれ、自身が抱える辛い過去と向き合いながらお互いの理解を深めていく。互いの心に歩み成長していく姿や、メッセージ性に様々な考え方をもたらす作品。

Read Article

紅の豚(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

紅の豚(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『紅の豚』は、1992年7月18日に劇場公開された、スタジオジブリ制作・宮﨑駿監督による日本の長編アニメーション作品である。舞台は世界大恐慌に揺れるイタリア・アドリア海。自分自身に魔法をかけて豚の姿になったイタリア人・マルコが偽名「ポルコ・ロッソ」を使い、飛行艇を乗り回す空中海賊「空賊」たちを相手に、賞金稼ぎとして空中戦を繰り広げる。

Read Article

耳をすませば(耳すま)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

耳をすませば(耳すま)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「耳をすませば」は、1995年に公開されたジブリ映画。原作者は柊あおいである。この映画は、ジブリ作品を作画で支えていた近藤善文の最初で最後の監督作品で脚本・絵コンテは宮崎駿が担当している。ストーリーは、主人公「月島雫」を中心に恋や夢、悩みなどを描いている。誰もが一度は経験したことがある甘酸っぱい青春ストーリーで未だに人気の高い作品だ。

Read Article

借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『借りぐらしのアリエッティ』とはメアリー・ノートン著書の『床下の小人たち』を原作として、米林宏昌が監督のスタジオジブリ制作アニメーション映画である。最終興行収入は92億5000万円で2011年に日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。とても美しい映像は劇中の音楽とよく合い、見ている人を夢中にさせた。人間に見られてはいけない小人が、人間の家で物を借りながらどのように隠れて暮らすのか、そして短い間に築かれていく小人であるアリエッティと少年の翔との友情と絆を描く。

Read Article

ナウシカが招いた死の未来【漫画版 風の谷のナウシカ(ネタバレあり)】

ナウシカが招いた死の未来【漫画版 風の谷のナウシカ(ネタバレあり)】

初めてのジブリ作品で、代表作の一つである『風の谷のナウシカ』。ナウシカには映画版と漫画版があり、映画版の内容は漫画版全7卷の中で第1巻のストーリーです。 漫画版では、王蟲や腐海の蟲はなぜ生まれたのか、巨神兵は何のために生まれたのか、ナウシカたちは何者なのか、など映画では描かれなかった衝撃の事実が明らかになります。それを知ったナウシカはある行動に出ます。それは逃れられない滅びの道です。 この記事では、漫画版で描かれた衝撃の結末・ナウシカの決断を解説します。

Read Article

もののけ姫のシシ神の謎についてネタバレ解説・考察まとめ

もののけ姫のシシ神の謎についてネタバレ解説・考察まとめ

スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画「もののけ姫」。人間と森に住まう神々「もののけ」との対立を描く。劇中の神々の頂点としてシシ神という存在が登場する。シシ神は多くの謎を覗かせつつも最後までその存在がどういうものかを劇中で語りつくされることなく、物語は終了する。人にとって、また神々にとってどういう存在なのかについて掘り下げていく。

Read Article

未来少年コナン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

未来少年コナン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『未来少年コナン』とは、宮崎駿監督が初監督をした作品で、小説家アレグザンダー・ケイの「残された人々」を原作にしています。NHKによって1978年4月から10月まで放送された作品。この作品は核兵器を上回る超磁力兵器によって文明が崩壊して20年が経った後の世界で、野生児コナンとその仲間たちによる冒険アクションアニメです。

Read Article

思い出のマーニー(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

思い出のマーニー(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

イギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンの古典的名作「思い出のマーニー」をスタジオジブリ制作・米林宏昌監督により2014年に劇場アニメ化。内気な少女杏奈は喘息の療養のため夏休みの間だけ釧路に住む事になった。そこにあった湿っ地屋敷と呼ばれる廃墟で不思議な少女マーニーと出会う。

Read Article

猫の恩返し(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

猫の恩返し(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『猫の恩返し』とは、2002年に上映されたスタジオジブリのアニメーション映画作品。監督は森田宏幸。本作は、同じくジブリ作品である「耳をすませば」の主人公「月島雫」が書いた物語という、ジブリでは珍しいスピンオフ作品。主人公「住吉ハル」は車に轢かれそうになった猫を助けた事が原因で、猫の国へ連れて行かれる事になってしまう。ハルが助けを求めたのは猫の事務所の主「バロン」であった。

Read Article

ルパン三世 カリオストロの城(Lupin III: The Castle of Cagliostro)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ルパン三世 カリオストロの城(Lupin III: The Castle of Cagliostro)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ルパン三世 カリオストロの城』とは、モンキー・パンチ原作の漫画「ルパン三世」の劇場用アニメーション映画化第2作。1979年12月東宝系公開。 宮崎駿が初めて劇場用作品の監督を手掛け、映画史上に残る不滅のアニメーションとして世界的に親しまれている名作。ゴート札なる偽札を製造し、世界経済の裏側で暗躍していると伝えられるカリオストロ公国で、カリオストロ伯爵の妻にさせられようとしている公女クラリスを救うため、そして国の秘密を暴くため、ルパン三世とその仲間たちの活躍を描く。

Read Article

ザ・トラベルナース(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ザ・トラベルナース(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・トラベルナース』とは、テレビ朝日にて放送された、トラベルナースを主人公とした医療ドラマ。コロナウイルスによるパンデミックや高齢化社会における看護がテーマとなっている。 アメリカ帰りの那須田歩はさまざまな街を渡り歩き、医療現場を改革していくトラベルナースである。その相棒は伝説の看護師・九鬼静。2人は良きパートナーとして、勤務先である天乃総合メディカルセンターに変革を起こす。 テレビ朝日の大ヒットシリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の産みの親である中園ミホが脚本を担当している。

Read Article

ガリバーの宇宙旅行(アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガリバーの宇宙旅行(アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガリバーの宇宙旅行』(ガリバーのうちゅうりょこう)とは、1965年に東映系の劇場で公開された劇場用アニメ映画。東映動画の劇場用アニメ映画第8作目であり、初の宇宙SF作品でもある。スタジオジブリで長年監督を務めている宮崎駿も製作に参加していた。 主人公の少年テッドは、生きることに”希望”を持たない少年だった。ある日テッドは、かつてさまざまな冒険をしたことで有名なガリバー博士に出会う。そしてのら犬マックや兵隊人形の大佐などの仲間と共に、宇宙に浮かぶ「青い希望の星」に向けて冒険の旅に出るのだった。

Read Article

アリババと40匹の盗賊(アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アリババと40匹の盗賊(アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アリババと40匹の盗賊』(アリババとよんじゅっぴきのとうぞく)とは、1971年に「東映まんがまつり」の内の1作品として公開された、東映動画の劇場用アニメ映画。有名な『千夜一夜物語』の中の『アリババと40人の盗賊』をギャグアニメ化した作品である。 舞台はアリババの子孫アリババ33世が治めるアリババ王国。主人公のアル・ハックは、かつて40人の盗賊の首領をしていた人物である。かつてアリババに奪われた先祖の財宝を奪い返すため、お供のネズミ・カジルや38匹のネコ達と共に40匹の盗賊を結成するのだった。

Read Article

未来少年コナンの料理・食事・食べ物・飲み物まとめ

未来少年コナンの料理・食事・食べ物・飲み物まとめ

『未来少年コナン』とは、宮崎駿が監督を務めた1978年のアニメ作品。アメリカの小説家アレグザンダー・ケイのSF小説『残された人びと』を原作としており、文明崩壊後の世界を舞台に繰り広げられる野生児にして快男児たる主人公コナンの大冒険を描いている。 印象的な食事シーンが多いのも作品の特徴で、ケーキやボルシチといった凝ったものからカエルの干物のような野趣溢れるものまで、場面に合わせて様々な料理が登場する。ここでは、『未来少年コナン』に登場する料理・食事・食べ物・飲み物をまとめて紹介する。

Read Article

ネットで話題になった「ジブリ映画のタイトルを組み合わせる」大喜利が面白い!秀逸なネタを多数紹介!

ネットで話題になった「ジブリ映画のタイトルを組み合わせる」大喜利が面白い!秀逸なネタを多数紹介!

本記事ではネットを中心に大人気となった大喜利企画「ジブリ映画のタイトルを組み合わせて面白い文章を作る」というネタについて、秀逸な作品の数々をまとめて紹介している。記事中では殿堂入りした歴代の優秀作品のほか、思わず笑ってしまう面白い文章を多数掲載した。

Read Article

【風の谷のナウシカ】ジブリ映画にまつわる衝撃的な裏設定・都市伝説まとめ【となりのトトロ】

【風の谷のナウシカ】ジブリ映画にまつわる衝撃的な裏設定・都市伝説まとめ【となりのトトロ】

本記事ではスタジオジブリが制作した数々の作品にまつわる、衝撃的な都市伝説や豆知識をまとめて紹介している。記事中では「『風の谷のナウシカ』の舞台は実は火星だった」「『となりのトトロ』のサツキとメイは死んでいる」「『崖の上のポニョ』のポニョは死神」など、様々な都市伝説を掲載した。

Read Article

スタジオジブリ制作映画の英語版タイトルとキャラクター名を紹介!カオナシの英語名は「No-face」

スタジオジブリ制作映画の英語版タイトルとキャラクター名を紹介!カオナシの英語名は「No-face」

本記事ではスタジオジブリ制作映画の英語版タイトルと、登場するキャラクターの名前をまとめて紹介している。記事中では各作品の英語版のタイトルのほか、「カオナシ」「まっくろくろすけ」「ネコバス」「かかしのカブ」などのキャラクターたちの英語名を多数掲載した。ぜひ豆知識として覚えてみてはいかがだろうか。

Read Article

スタジオジブリ制作映画をネタにした「bokete」のおもしろ画像まとめ!あまりの内容に衝撃が走る!?

スタジオジブリ制作映画をネタにした「bokete」のおもしろ画像まとめ!あまりの内容に衝撃が走る!?

本記事ではスタジオジブリが制作した映画作品をネタにした「bokete」の面白い画像をまとめて紹介している。「bokete」では頻繁にジブリがネタにされており、作品のイメージが根底から覆るほど衝撃的な内容のボケも少なくない。記事中では『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』などの作品のおもしろ画像を掲載した。

Read Article

スタジオジブリ制作映画『おもひでぽろぽろ』の内容と魅力を紹介!ラストシーンには深い意味があった!?

スタジオジブリ制作映画『おもひでぽろぽろ』の内容と魅力を紹介!ラストシーンには深い意味があった!?

本記事ではスタジオジブリ制作映画『おもひでぽろぽろ』の情報や作品の魅力などについて、まとめて紹介している。本作は27歳の女性が小学校5年生の頃の出来事を振り返りつつ旅に出るというストーリーで、リアルな里山の風景や巧みな心理描写がとても魅力的な作品だ。記事中では簡単なあらすじ・ストーリーやキャストの紹介のほか、映画のラストシーンに込められた深い意味について考察している。

Read Article

ジブリ映画の壁紙アート画像まとめ!色彩鮮やかなデザインに癒される

ジブリ映画の壁紙アート画像まとめ!色彩鮮やかなデザインに癒される

本記事ではスタジオジブリ映画の名シーン・名場面をモチーフにした壁紙アート画像をまとめて紹介している。『となりのトトロ』や『平成狸合戦ぽんぽこ』『おもひでぽろぽろ』といった里山が目立つ懐かしい風景や、美しい海辺に佇む『魔女の宅急便』のトンボとキキなど幅広い作品からチョイスしているので、ぜひお気に入りの画像を見つけてみてほしい。

Read Article

【風の谷のナウシカ】ファンによる「ジブリっぽい光景」の画像・ツイートを紹介!【となりのトトロ】

【風の谷のナウシカ】ファンによる「ジブリっぽい光景」の画像・ツイートを紹介!【となりのトトロ】

本記事ではスタジオジブリ制作映画をこよなく愛する人たちがTwitterに投稿していた、「ジブリっぽい光景」の画像や面白いツイートをまとめて紹介している。記事中では「剥いたタケノコがどう見ても王蟲」「大トトロのぬいぐるみにしれっと混じっているペット」「ニシンとカボチャの包み焼きの再現画像」などを掲載した。

Read Article

目次 - Contents