テイルズ オブ デスティニー2(Tales of Destiny 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『テイルズ オブ デスティニー2』とはナムコから発売されたPlayStation 2用のRPGゲームで、『テイルズ オブ デスティニー』の続編である。
ゲームの他にドラマCDやコミック等にメディア展開している。
今から18年前、巨大レンズ「神の眼」を巡る騒乱があった。主人公のカイルは神の眼の脅威から世界を救った四英雄の内の2人、スタンとルーティの間に生まれた息子で両親の様な英雄に憧れていた。ある日遺跡で「英雄を探している」と言う謎の少女リアラと出会い、カイルの英雄になる為の旅が始まる。

『テイルズ オブ デスティニー2』の概要

『テイルズ オブ デスティニー2』とは2002年11月28日にナムコから発売されたPlayStation 2(以下PS2)用RPGゲームで、『テイルズ オブ デスティニー』の続編である。
2007年2月15日にはPlayStation Portable(以下PSP)版が発売された。テイルズオブシリーズのマザーシップタイトル第4作目で、シリーズ内のジャンル名は「運命を解き放つRPG」である。
本作は1997年12月23日にPlayStation用ソフトとして発売された『テイルズ オブ デスティニー』の18年後が舞台となっており、『テイルズ オブ』シリーズ初の続編タイトルとなっている。前作に登場したキャラクターが数多く登場し、前作をプレイした経験のあるユーザーが楽しめる要素がたくさん盛り込まれている。しかし、前作のプレイ経験がないユーザーでも舞台背景が把握できる様に作中で説明がしっかり語られるという工夫がされている。

本作の戦闘システムには「SP(スピリッツポイント)ゲージ」という独特のシステムが存在し、味方のSPを保ちながら、いかに敵のSPを減らしていくかが勝敗を分ける。少々難易度の高い戦闘システムとなっているが、ユーザー達の間では『テイルズ オブ』シリーズ最高峰の戦闘システムだと評価されている。また、戦闘勝利後のキャラクター同士の掛け合いや2周目以降をより楽しむ為のGRADEショップ等、後の『テイルズ オブ』シリーズでお馴染みとなるシステムの基礎を取り入れたのも本作である。

OP主題歌は倉木麻衣の「key to my heart」が起用されており、Production I.Gがアニメーションを制作している。いのまたむつみがキャラクターデザインを務めている。ゲームの他にアンソロジードラマCD、ライトノベル、漫画にメディア展開されている作品である。

今から18年前、強大なエネルギーを持つ巨大レンズ「神の眼」によって地上が死滅しかけるという騒乱が起きた。神の眼を破壊して世界を救ったのはソーディアンという特殊な剣を持つ4人の冒険者達だった。4人の冒険者達は後に四英雄と呼ばれる存在となる。そんな四英雄の内の2人、スタンとルーティの間に生まれた主人公カイルは、両親の様な英雄になりたいと強い憧れを持つ元気な少年である。
ある日、親友で兄貴分のロニと共に巨大なレンズがあると噂のラグナ遺跡へ向かうと、そこで「英雄を探している」と言う謎の少女リアラと出会う。リアラの探している英雄に自分がなると決めたカイルは少女を追いかけて旅に出る。やがてその旅は世界の未来を左右する大きな冒険へと発展し、カイルは英雄とは何か考え成長していく。

『テイルズ オブ デスティニー2』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

18年前、4人のソーディアンマスターが神の眼を壊し世界を救った

今から18年前。世界最大のレンズ「神の眼」を巡る大きな戦いがあった。ソーディアンと呼ばれる特殊な武器を携えた4人の剣士が立ち上がりその戦いを終わらせる。「神の眼」を使って、地表を削り取って空中都市を作り上げようとした天上王ミクトランを倒し、地上世界の平和を守った4人は「四英雄」と呼ばれる存在となった。

カイルの旅立ち

巨大なレンズが割れ、中から少女が現れる

そして月日が流れ、現在。四英雄のスタンとルーティの息子カイルは街の子供達と一緒に街の外へ冒険に出掛けていた。しかし冒険の途中でモンスターに襲われ危機的状況に陥ってしまう。そこへカイルの兄貴分で親友のロニが現れてこの危機を救う。カイルは緊張の糸が切れると気を失ってしまうが、気が付くとロニに背負われてクレスタの街に戻ってきていた。
ロニはカイルの両親が切り盛りする孤児院で幼少期を過ごした青年で、今は孤児院を離れてアタモニ神団の騎士団に所属している。クレスタの近くにあるラグナ遺跡という場所で発見された巨大なレンズの調査を行う調査団の護衛任務で近くまで来た為故郷に帰ってきたのだった。ラグナ遺跡にある巨大レンズには300万ガルド以上の価値があると判明しており、そのレンズを手に入れられれば、ボロボロの孤児院も修繕できるだろうとロニは話す。カイル達の暮らす孤児院は建て直しができる程のお金がなくボロボロの建物であった為、カイルはロニの話を聞くとその巨大レンズを探しに行こう言い出す。ロニは仕方なく了承するが、母ルーティの許可を得てからと条件を出す。久しく会っていなかったロニとルーティは再会を喜び会い話をするが、カイルのラグナ遺跡行きは却下されてしまう。しかし諦めきれないカイルは翌朝、ルーティには内緒でロニとラグナ遺跡へと出発する。
ラグナ遺跡に到着するとロニが護衛してきた調査団も調査の為ラグナ遺跡を訪れていた。カイル達は調査団より先に巨大レンズの下へ到着することに成功する。カイルがレンズに近づくとレンズが光出して割れてしまう。そしてレンズの中からピンクの服を着た少女が現れ「歴史を変えられる程の英雄を探している」と呟く。英雄の両親を持つカイルは自分が英雄になってみせると名乗り出る。しかしリアラはカイルを見ると「あなたは英雄なんかじゃない」と告げ、カイル達の前から去ってしまう。カイルは急いで少女を追いかけようとするが、調査団と出くわしてしまい、レンズ泥棒の容疑でダリルシェイドという街まで連行されてしまった。

ルーティはいないはずのスタンと息子カイルについて話す

ダリルシェイドの地下牢に閉じ込められたカイルとロニ。捕まっているにも関わらずカイルは冒険が始まったのだとワクワクしていた。先程の少女が求めていた英雄は未来の自分なのだと信じ込み、この牢を出てクレスタに戻ったら英雄になる冒険の旅に出るとカイルは語った。話を聞いたロニはカイルに付いて行くと言い、今所属しているアタモニ神団を抜けると決意する。
そこへ2人の話を聞いていた仮面の少年が突然姿を現し「英雄はなりたいと思ってなるものではない」と言う。仮面の少年はカイルの顔を見ると両親が四英雄の内の2人だと気付き、カイルとロニに牢屋を出る手引きをしてやろうと言い出した。仮面の少年が名乗らなかったので、カイルは「ジューダス」と呼ぶことに決め、3人で牢の扉を破壊して脱走する。しかし、見張りがいて建物の外には出られそうになかった。そこでジューダスはカイルとロニをとある部屋の壁の前まで連れてくると、隠し通路を教えそこから水路を辿って街の外へ出ることに成功する。ダリルシェイドを出た所で、カイルはジューダスにお礼を言って別れると、ロニと共にクレスタへ戻る。
クレスタに到着する頃にはもう夜になっていた。怒られる覚悟で孤児院に戻ると、ルーティはカイルとロニをとても心配していたと頬を叩いて叱る。カイルはそんなルーティに怯まず、父の様な英雄になる為に冒険に出たいと真剣に伝える。ルーティはそれを聞くと押し黙って孤児院の外に出ていってしまった。ロニはカイルに明日また話そうと助言し寝室へ戻る。外のベンチではルーティが夫スタンにカイルの様子を伝えるかの様に1人で話をして、明日カイルがまた冒険に出たいと言ってきたら送り出す覚悟をしていた。
翌朝、カイルがルーティに旅に出たいと切り出そうとすると、ルーティからスタンが昔使っていた道具と軍資金を渡し、ロニと旅に出ることを許し送り出す。こうしてカイルとロニは「英雄になる為の旅」に出発するのだった。

大男はバルバトスと名乗って去っていた

まずはラグナ神殿で出会った少女を探そうとする。ロニは彼女が言った「英雄を探している」という言葉をヒントに、四英雄の誰かに会いに行ったのではないか推測する。ルーティの所には来ていないし、行方が分からないスタンはカイル達も探す手がかりがない。残りの2人、ファンダリア地方のウッドロウ王かアタモニ神団の女性司祭でストレイライズ大神殿にいるフィリアのどちらかに会いに行ったとロニは考えた。ファンダリアに行くには船に乗る必要があり、ストレイライズ大神殿はアイグレッテという街にある。2人に会う為、一先ずアイグレッテという港を目指すことになった。
途中にあるハーメンツヴァレーという谷にやってきたカイルとロニだったが、橋が壊れてしまっていて通れなくなっていた。近くにいた商人に「ピンクの服を着た少女が崖を降りていった」と話すので、カイル達も後を追って崖を降りる。そこで少女が身に付けていたペンダントが落ちているのに気付いたカイル達は少女と会った時に渡そうと持っていく。先に進むと少女が泣きながら探し物をしていた。カイルがペンダントを少女に渡すと少女はお礼を言いながらも、もう関わらないでほしいと言って去ってしまう。
再び少女を追いかけてハーメンツヴァレーを抜けるとアイグレッテの街に到着する。宿屋に向かうと、アタモニ神団の現指導者である女性神官のエルレインが街に来ているとの情報を得る。ロニの話では、エルレインは人々に奇跡を見せて信者を集めているらしく、彼女が指導者となってからアタモニ神団はおかしくなったという。街の広場には人だかりができており、カイルとロニもその中に紛れると、エルレインが現れ祝福の言葉を口にすると集まっていた何人かの人々の体調が良くなる奇跡を起こす。カイルとロニはエルレインの身に付けていたペンダントが先程会った少女のペンダントと同じ物だと気付くと、エルレインの前に飛び出しペンダントを返せと叫ぶ。慌ててロニが同じペンダントをしている少女がいるのだとエルレインに説明すると誤解が解け、お互いに自己紹介をした後に別れる。
カイルはエルレインと追っている少女が似ていたと感じながらもロニと宿屋へ向かう。すると宿屋の主人がエルレインと同じペンダントをした少女がストレイライズ大神殿へ向かったのを目撃したと言う。カイルが慌ててストレイライズ大神殿へ向かうが門番の兵士に追い返されてしまう。ロニが騎士団にいた頃に隊長から街の下に古い遺跡があって、そこが大神殿の中に繋がっていると聞いたことがあることを思い出す。
街を捜索し遺跡の入口を見つけて中に入ると話の通り、大神殿の中へと繋がっていた。カイル達が少女を探していると、扉の向こうから少女の声が聞こえてきた。少女はフィリアと面会し、世界を変えられる程の力を自分も得る為に英雄に出会いたいと少女は話す。そんな強大な力を得たとして、何にその力を使うのかとフィリアが尋ねると少女は黙り込んでしまう。そんな2人の前に謎の大男が現れ、フィリアの武器を向ける。外で彼らのやり取りを聞いていたカイルとロニは乗り込み、大男と対峙する。圧倒的な力の差にカイル達が押されていると、ジューダスが突然現れカイル達を救う。大男は「自分はバルバトス=ゲーティアだ」と名乗り姿を消した。
バルバトスの攻撃を受けて倒れたフィリアを彼女の私室まで運ぶと、少女は自分の力が足りないばかりにフィリアに怪我を負わせてしまったことを悔やむ。カイルはそんな少女に「反省はしても後悔はしちゃいけない」と励ましの言葉をかける。フィリアも目が覚めると少女に「英雄に会う術は知らないが自分が強くなる為には仲間を得ることだ」と伝える。カイルが仲間になることを申し出ると、少女は「リアラ」と名乗りカイルの手を取り仲間となることを決めた。フィリアはリアラに「私の命はリアラさんが守った。あなたには確かな力がある。自分を信じてあげて」と告げ、カイル達を送り出した。その後で、フィリアはカイルがスタンとルーティの息子だと気が付くとリアラの求めているものは近くにあるのかもしれないと思っていた。

スタンの強さは力だけではなく、信じることを最後までつらぬける心なのだとロニはカイルに語る

カイルは突然助けに現れたジューダスにお礼を言おうとするが、ジューダスは偶然通りかかったから気まぐれで助けただけだとぶっきらぼうに答える。カイルはその言葉を嘘だと言い、何故ジューダスが自分達を助けてくれるのかジューダスに尋ねる。ジューダスはカイル達があぶなかっしくてイライラすると答える。遠くで見てないで仲間になればいいと提案するカイルに乗せられ、ジューダスも旅に同行することになった。
リアラはファンダリア地方を治める四英雄の1人ウッドロウ王に会いたいと言うので、カイル達はファンダリアへ船で渡る為アイグレッテの港へ向かう。ファンダリアへ行く船に乗ると、カイルとリアラは2人でお互いのことを話し合う。リアラが英雄を求める理由を話そうとした時、いきなり船が激しい揺れに見舞われる。慌てて舳先を見に行くとデビルズ・リーフの主と呼ばれるモンスターの触手に船が襲われていた。カイル達が触手を倒すと、今度は船底にモンスターが現れたと言うのでカイル達が向かうとモンスターの本体が船に穴を開けて襲ってきていた。モンスターの本体を倒すことには成功するが、船には穴が開き、沈みかけている。カイルとロニが船員を甲板まで避難させに向かうと、船底に残ったジューダスはリアラに「何故力を使わない。おまえの力ならここにいる全員を救うことができるはずだ」と問いかける。リアラが「今の私の力では…」と自信なく答える。付いてこないリアラとジューダスを心配してカイルが迎えに行き、船員を全員甲板に上げるが、船はどんどん沈んでいく。ジューダスがリアラに力を使えと促すとリアラは戸惑いながらも自分の持つ力を使う。すると船が一瞬浮き上がる。リアラは必死に力を使い続けるが、今の自分ではこれ以上無理だと弱音を吐く。カイルはそんなリアラを励まし支えると、船は無事に近くの砂浜まで飛んで行き、全員が助かった。奇跡の力を使ったリアラは力尽き気を失ってしまう。
船の一室でリアラを休ませ、今後のことを話し合うカイル達。船長の話をするが、船には穴が開いてしまっている為これ以上海路を進むことはできないと言う。倒れて意識の戻らないリアラも放ってはおけないと考えていると近くにリーネという村があるので、そこでリアラを休ませてはどうかと船長に教えられる。船長はリアラの回復を待っている間に船の応急処置を済ませ、ノイシュタットという港町でカイル達を待つと約束してくれた。リーネ村はカイルの父スタンの生まれ故郷でスタンの妹リリスがいた為、彼女の家を訪ね、リアラを休ませてもらう。リリスは快くカイル達を招き入れ、そこでスタンについての昔話を聞かせる。その夜、なかなか寝付けないカイルとロニはスタンについて話をする。ロニはかつてスタンが自分に「自分と相手を信じ続けろ。そうしたら最後はきっとうまくいく」と語ったことを教え、スタンが英雄と呼ばれるのは心が強い人だからだとカイルに伝えて眠りについた。
翌朝、カイルは目を覚ますと、一人で考え事がしたいと家の外に出たというリアラを呼びにいく。カイルはリアラに声をかけて元気になったことを確認すると、船を救ったことを褒める。リアラは今回はたまたま上手くいっただけだと自身なさ気に答えると、カイルは「自分と相手を信じ続けろ。そうしたら最後はきっとうまくいく」と昨夜ロニに教えてもらったスタンの言葉をリアラにも教え励ました。

カイルのことでジューダスとロニは口論になってしまう

カイル達は朝食を済ませた後、リーネ村を出てノイシュタット方面へ向かう。霧深い山道を歩いていると山小屋を見つけたので休憩を取ることになった。ジューダスが見張りを買って出たので残りの3人はは睡眠を取る。ジューダスはカイル達が眠っているのを確認すると「シャル」と呼ばれる剣を抜き会話を始める。その声に起きたロニはジューダスとカイルについて口論を始めてしまう。2人の声に起きてしまったリアラはロニの強張った顔と今にもジューダスに殴りかかりそうな勢いだった様子を見て何事か問いただす。ロニはなんでもないと大声でリアラを突き放してしまい、3人の間で不穏な空気が流れる。そこへカイルが寝言を言ったことで緊張の糸が切れ、ロニが見張りを交代してジューダスとリアラも再び仮眠を取った。
その後ノイシュタットへ到着するが船の修理にはまだ時間がかかるとのことだった。しかしウッドロウのいるファンダリア地方へ向かうには船を使うしか方法はない為、ノイシュタットで待つことになった。そこへ商人の男がカイル達に近付いてきて、かつてこの街にあったオベロン社という会社の支部から消えた金庫が廃坑にあるらしいので取ってきてほしいと依頼を受ける。カイル達が廃坑の奥へ向かうと箱の様な物が見つかった。ジューダスは箱の中身はこの鉱山でのみ採掘される特殊な鉱石で、18年前に空中都市の中心ダイクロフトにあった地殻を破壊する兵器ベルクラントに使うレンズの力を増幅させる石なのだと教える。この石があれば、ベルクラントと同じ様な兵器が作れると言うが、実際には石の使い方を知る者は誰もいない為ベルクラントの復活は無理だと言われていた。商人に頼まれた金庫を入手すると、廃坑の奥が光っているのが見えた。奥へ向かうと、岩の切れ目から光が入り花が咲いている場所があり、その奥には石碑が建っていた。その石碑には、オベロン社のノイシュタット支部長だったイレーヌが鉱石の使い道とノイシュタットの貧富の差をなくして繁栄をもたらす様にとの願いが書かれていた。それを読んだカイル達はこの場所が綺麗な状態で残っていることが本当の宝なんだと話す。ジューダスはそれを聞いて穏やかに微笑むのだった。
カイル達はノイシュタットに戻って商人に廃坑の金庫の中身である鉱石を渡して報酬を受け取ると。船着き場まで向かう。船の修理は完了しており、船長に声をかけるとファンダリアのスノーフリアまで乗せていけると言うので、早速乗船する。

ジューダスが正体を明かさなくてもカイルは一緒に旅を続けたいと説得する

船の上ではロニがジューダスと話をしていた。スタンが冒険に出ていたことやイレーヌがオベロン社の幹部だったことは10年以上前のことなのに、ジューダスが当事者だったかの様に知っている訳をロニはどうしても知りたかった。しかしジューダスは「信用できないなら、はっきりそう言え」と突け放す。カイルはそんな2人を見つけると仲裁に入る。ジューダスはロニだけではなく、リアラもまた自分の正体を探ろうとしていることを明かす。そこへリアラも現れ、自分の持つ力のことを何故知っていたのかジューダスに問う。ジューダスはリアラに自分が何者なのか正直に話すことができれば自分も正体を明かそうと言うがリアラは口を閉ざしてしまった。その後ジューダスは正体がわからないと駄目だと言うならこれ以上一緒に旅はできないとカイル達に告げてその場を離れる。カイルはジューダスを追いかけて「年齢や正体は関係ない。オレはジューダスを信じてる。だから一緒に旅を続けよう」と声をかける。ジューダスが正体を明かさないことを責めないのかカイルに尋ねるがカイルはその秘密も含めてジューダスが好きなのだと答えた。ジューダスはカイルの答えを聞いてロニに謝罪すると、旅に再び同行することに決めた。

前向きなカイルにリアラは元気をもらっていると語り、自分の探している英雄がカイルならいいのにと本音をもらす

スノーフリアの港に到着すると、陸路を通ってウッドロウのいるハイデルベルグという街へ向かう。ハイデルベルグにある王城へ行って見張りの兵士に「スタンの息子のカイルが来た」と陛下に伝える様ロニが頼むとすぐに謁見の許可が下りる。ジューダスはカイル達だけで会ってこいと言って城を出ていってしまったので、カイルとロニとリアラの3人でウッドロウに会うことになった。謁見の間に向かうと、ウッドロウはエルレインと面会していた。エルレインは人々の幸福の為にレンズの提供を求めていたが、ウッドロウは18年前の神の眼を巡る動乱が信仰心の篤い大司祭から始まったことを理由にレンズの提供を拒んだ。エルレインは出直すと言って謁見の間を後にすると、そこでカイル達に遭遇する。リアラを見たエルレインは何かに気が付いた顔をするがそのまま何も言わず去ってしまった。
改めてカイル達がウッドロウに会いに行くとウッドロウは「戦友であるスタンとルーティの息子なら自分の息子も同然だ。これからは気軽に会いに来てほしい」と言ってカイル達の訪問を快く受け入れた。リアラがウッドロウを確認するが、残念ながら探していた英雄ではなかった。カイルはリアラを励まし、ウッドロウにリアラが英雄を探していることを説明する。その話を聞いてウッドロウはカイルに英雄になる素質を受け継いでいると伝え、英雄探しは難しいだろうが諦めないことが肝心だと助言した。ロニが先程エルレインがウッドロウを訪ねてきた訳を聞くと、彼女がレンズを求めてきたことをウッドロウは話す。18年前の動乱後、人々がレンズに依存しなくなったがむやみに捨てれば拾って悪用する者が現れると考えた結果、一先ずハイデルベルグ城で回収したレンズを保管していた。カイル達はウッドロウの誠実な人柄に触れ、国民が王を信頼していることを実感した。
ウッドロウとの面会を終えるとジューダスと合流する。カイルはジューダスにウッドロウの人柄や自分に英雄の素質があると言われたことを嬉々として話す。それを聞いたジューダスは「カイルに『英雄スタンの息子』だという後ろ盾があるからそう言われたに過ぎない。仲間のことを考えられない様な奴は決して英雄になれない」と叱責する。ジューダスの叱責にカイルは走ってその場から去っていく。ロニがジューダスに正論だが言いすぎだと掴みかかるが、ジューダスはカイルがなりたがっているのはスタンの様に常に仲間を思いやる英雄なのだから、たとえカイルが傷つく言い方になったとしてもはっきり言ってやらなければならないと話す。
リアラはカイルを追って声をかける。カイルはジューダスに言われたことが正論で、旅に出たことで一人前になったつもりでいた自分が恥ずかしくなって逃げ出してしまったとリアラに話す。カイルが街をぶらついて頭を冷やすと言うのでリアラはそれに同行する。高台にある公園まで来ると、辺り一面真っ白な雪原を見てリアラは「先が見えなくて不安になる」と言うがカイルは逆に「この先に何があるのか分からなくてワクワクする」と言う。リアラはそんなカイルの前向きな考え方がみんな好きなんだと思い「あなたが私の探している英雄ならよかったのに…」と呟いた。

騒動の最中、突如としてエルレインが姿を現す

2人が公園で話をしていると、突然街の鐘が鳴り響き、空からモンスターが城めがけて突っ込んできた。ロニとジューダスと合流してハイデルベルグ城に向かうと攻め込んできたモンスターにやられて怪我をした兵士に事情を尋ねる。兵士はモンスターを率いてきた男がウッドロウの命を狙っていると言うので、カイル達はウッドロウの下へ急ぐ。謁見の間まで行くとサブノックという男がカイル達に勝負を挑んできた。カイル達はサブノックを倒すと、ウッドロウはバルバトスに刺されていた。カイルはバルバトスに突っ込んでいくが、バルバトスは「後はあの女が勝手にすること」だと言って去っていった。ジューダスがウッドロウに駆け寄ると傷は深かったが急所は外れている為なんとか助かると判明する。
リアラはフィリアに続いてウッドロウまでも襲撃されたことを「あの人の仕業なの?」と言う。するとカイル達の前にエルレインが姿を現す。エルレインは刺されたウッドロウを見て「あの時素直にレンズを渡していればこんな目に遭わずに済んだものを…」と呟いた。リアラはエルレインに「あなたはは間違っている。こんなやり方で人々は救えはしない」と指摘する。しかしエルレインはリアラの指摘を払い除け、「未だに何も見出せないおまえに救いが語れるのか?」と問う。ロニはエルレインが黒幕だと睨み斬りかかるが、突然エルレインの前に現れたガープという男に阻まれ押し返されてしまう。エルレインは帰れと言うとリアラを謎の光で包み込む。リアラを助けようとカイル、ロニ、ジューダスも光の中に飛び込むとハイデルベルグ城からカイル達の姿は消えてしまった。

10年後の世界

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『ヴィーナス&ブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~』とは、ナムコから発売されたPlayStation2用RPGゲームである。 2000年に発売された『7〜モールモースの騎兵隊〜』の基本システムや設定の一部を継承している作品。 バルクウェイという鉱山都市に住んでいる主人公ブラッドの下に女神アリアが現れ、100年後に世界が破滅してしまう「大災厄」が起こると告げられる。精霊の血を受けて不老不死の体を持つブラッドは騎士団を結成し、多くの出会いと別れを繰り返しながら100年間の戦いへと挑むことになる。

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7〜モールモースの騎兵隊〜(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『7〜モールモースの騎兵隊〜』とはナムコから発売されたPlayStation2用RPGゲームである。 ローテーションバトルシステムという戦闘システムで戦い、独特な世界観が魅力的な作品である。 アルメセラ王国の騎士見習いである主人公は軍の演習の為に訪れた「モールモース」という辺境の村で不思議な事件に巻き込まれてしまう。 主人公は事件をきっかけに知り合った戦士の少年バルと神官の少女フィルと共に凶悪な魔物から世界を救う旅に出るのであった。

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テイルズオブシリーズのマスコットキャラ+グッズまとめ

我らがバンナム様の大人気ゲーム、テイルズオブシリーズですが、その壮大でリアルな世界観はRPGとして最高峰です。そんな中、いくつかのシリーズに登場するマスコットキャラクターがいます。それは今ではマスコットの範疇で収まる事無く、数多くのグッズとして制作・販売され、そのかわいさも抜群なのです。今回は、そんなテイルズオブシリーズのマスコットキャラの紹介とグッズをまとめてみました。

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【テイルズシリーズ】ファン以外が見たら意味不明な画像まとめ

『テイルズシリーズ』とは、バンダイナムコエンターテイメントが製作する、1995年の『テイルズ オブ ファンタジア』を1作目とするRPGの総称である。 ほぼ全ての作品が完全に独立した世界観を持ち、ゲームごとにまったく異なる場所での冒険をすることになるという特徴があるため、個別の設定や専門知識が無いと「何これ?」と首をかしげたくなるような光景も時に見られる。またシリーズの歴史と人気から、様々なファンアートも作られている。ここではその一部を紹介する。

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