テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-(TOS-R)のネタバレ解説・考察まとめ

『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』とはバンダイナムコゲームスから『テイルズ オブ シンフォニア』の続編として発売されたWii用のRPG。ゲームの他に小説や漫画も出版された。
2つの世界が1つになり平和を取り戻した再生の神子達。しかし世界が1つになったことで自然環境の変化や文明レベルの違いからくる衝突等が後を絶たなくなった。
世界再生から2年後、「血の粛清」と呼ばれる事件をきっかけに物語は幕を開ける。

『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の概要

『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』とは、2008年6月26日バンダイナムコゲームスから発売されたWii用のRPGゲーム。
2013年10月10日に『テイルズオブシンフォニア』10周年記念としてPlayStation 3用のソフト『テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック』が発売された。こちらは前作『テイルズ オブ シンフォニア』とその2年後である本作『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の同時収録である。シリーズ内のジャンル名はWii版は「響き合う心を信じるRPG」、PlayStation 3版は「君と響きあうRPG」である。

本作は『テイルズ オブ シンフォニア』の2年後の世界が舞台であり続編となっている。
前作に登場したキャラクターが数多く登場し、世界統合後に彼らがどう過ごしていたか等、前作をプレイした経験のあるユーザーが楽しめる要素がたくさん盛り込まれている。
しかし、作中で世界統合前にどんな出来事があったのか等の説明がしっかり語られるので、前作のプレイ経験がないユーザーでも舞台背景が把握できる様に工夫されて制作されている。

OP主題歌はmisonoの「二人三脚」を起用しており、Production I.Gがアニメーションを制作している。藤島康介と奥村大悟の2人がキャラクターデザインを務めている。ゲームの他にライトノベルとコミックにメディア展開している作品である。

かつて2つに引き裂かれていた世界「シルヴァラント」と「テセアラ」。再生の神子達の活躍により世界は1つにまとまり、平和を取り戻したかに見えた。しかし世界統合の結果、異常気象や人々の衝突や差別がひどくなっていき、シルヴァラント人の中には再生の神子コレットとそれを取り巻くマーテル教やテセアラ人を憎む者達まで現れた。
世界統合から2年後、シルヴァラント人を守る為の抵抗運動組織「ヴァンガード」が結成され、彼らとマーテル教会が激しく衝突した「血の粛清」と呼ばれる事件が起き、多くの人々が殺害された。この事件で両親を殺された主人公エミルは、マルタと出会い、事件の首謀者とされるロイドの真意を確かめる為に旅に出る。

『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

ヴァンガード兵から逃げるマルタは持っていたラタトスク・コアに助けを求める

再生の神子達により、繁栄世界テセアラと衰退世界シルヴァラントが統合されてから2年後。あるべき姿に戻った世界であったが、統合による異常気象や人々の衝突が絶えなくなり、決して平和とは言えない状況になっていた。特に、テセアラ人の一部はシルヴァラント人を蛮族と蔑む様になり、シルヴァラント人の中には今の世界を生み出した神子達とそれを容認するマーテル教会を憎む者が出てきた。虐げられたシルヴァラント人は身を守る為、テセアラとマーテル教会に対抗する「ヴァンガード」という組織を立ち上げた。やがて、後に「血の粛清」と呼ばれる事件がシルヴァラント領にあるパルマコスタで起こる。
燃え上がる町中を主人公エミルとその両親が逃げ惑う。しかしそこへ双剣を振りかざすロイドが現れ、町ぐるみでヴァンガードに加担し神子やマーテル教会を蔑ろにした罪だと言ってエミルの両親を斬りつける。時を同じくして、マルタという少女もヴァンガードの兵に追われていた。マルタの手には赤い珠が握られており、追い詰められた彼女はその珠を「ラタトスク」と呼び助けを乞う。すると辺りは光に覆われ、気が付くと持っていた赤い珠はマルタの額に宿っていた。追手も全員倒れ、目の前にエミルが立っている状態だった。どこからか獣の鳴き声が聞こえると、エミルは名前も告げずマルタの前から去ってしまう。エミルは倒れた両親の前まで戻るが、母ラナはエミルにルインの叔母の所へ逃げる様伝えると息を引き取ってしまう。

第1章 響き、届かぬ世界

血の粛清の時に助けられたことをマルタは覚えているがエミルは思い出せない

自室で眠っていたエミルは獣の遠吠えで目を覚ます。エミルはパルマコスタから逃げ、半年もの間、ルインに住む叔母のフロルの下に身を寄せていた。フロルと挨拶を交わした後、エミルは家を出て獣の遠吠えがする方へ向かう。噴水広場までくるとそこにあるロイドの銅像を見て両親を殺した仇として憤りを覚える。するとそこへジダとモルの双子がやってきて、ルインで英雄視されているロイドの像を敬わないエミルの態度に腹を立てる。町の近くのシノア湖が枯れて魔物が住み始めたのはエミルのせいだと2人は因縁をつけ、ロイドに忠誠を誓う様指示する。しかし両親の仇であるロイドに忠誠を誓う気になれずエミルが拒否すると2人はエミルを突き飛ばす。エミルが倒れ込んだ先には剣を携えた長髪の男性がおり、エミルを助け起こすとジダとモルを追い払い去っていく。助けてくれた礼をする為にエミルが男性を追いかけると、男性は額に赤い宝石の様な物を付けた少女を探していると言う。心当たりのないエミルが首を横に振る。常に何かに脅えた様に振る舞うエミルを見て男性は「勇気は夢を叶える魔法」だと呟き、昔誰かがそう言い残したと教える。ロイドへの忠誠を拒んだ時、勇気があったから自分の気持ちを口にできたのだと言うと、人の顔色ばかり窺う様な奴にはなるなと伝え去っていった。
その後、町の近くにある干上がったシノア湖からまた遠吠えが聞こえた。自分が呼ばれている様な気がするエミルはシノア湖へ向かおうとする。しかし町の出入口で血相を変えて走ってきた叔父のアルバに出くわしてしまう。アルバはシノア湖の湖底に見たこともない魔物が現れて自警団の何人かがやられたのだと門番に伝え応援を呼ぶ為に町の中へ入っていった。エミルは叔母夫婦に怒られる覚悟で遠吠えに導かれるままシノア湖の湖底へと向かう。
その途中、大柄の熊の様な魔物に襲われるが、そこに少女が現れエミルを助ける。少女はパルマコスタの事件でヴァンガード兵に追われていたマルタで、エミルを見ると自分のことを覚えていないかと尋ねるがエミルには記憶にない様子だった。マルタはエミルに「ここは危険だから逃げた方が良い」と告げる。エミルはマルタにお礼と「危険な場所ならマルタも逃げた方が良い」と伝えるがマルタは急いでいる様で背を向けて湖底へと向かっていった。その時、マルタの額に赤い宝石が見え、先程の長髪の男性が探していた少女だと気付くと、エミルは知らせる為にルインへと戻る。

目の色も変わり、雰囲気も普段のエミルとは別人の様になる

帰り道、自警団を引き連れたアルバと出会い激しい叱咤を受ける。落ち込みながらルインへと戻ると長髪の男性はルインの町長と会話をしていた。リヒターと呼ばれた長髪の男性にマルタのことを知らせると、リヒターにマルタと会った場所までの案内を頼まれる。2人で湖底へと続く洞窟を進み扉の前まで行くと突然リヒターの名を呼ぶ声が聞こえた。驚くエミルに対して「魔物の鳴き声だろう。気にするな」とリヒターが答え、そのまま扉を開けて中へ入っていった。残されたエミルが疲労感で座り込んでいるとマルタの叫び声が聞こえた。マルタと以前に会った記憶はないが、エミルは心配になり扉の中へと入る。そこにはマルタとリヒターが武器を構えて対峙していた。リヒターはマルタに額に宿る「ラタトスク・コア」と呼ばれるものを渡す様要求するがマルタは拒否する。するとリヒターはマルタに斬りかかろうとするので、エミルが仲裁に入り訳を尋ねる。リヒターは世界を滅ぼすであろうラタトスクをマルタが目覚めさせようとしているのだと話す。マルタは「ラタトスクは魔物の王ではあるが世界を滅ぼそうとはしない」と否定する。エミルはリヒターを止め、口論をしているとその隙にマルタは洞窟の奥へと逃げてしまう。
リヒターはマルタを追いかける為、共に旅をする仲間でセンチュリオンの「アクア」を呼び出してエミルを足止めする。扉の外まで追い出されてしまい、途方に暮れているエミルの前に今度は黒い獣が現れ声をかけてきた。獣はセンチュリオンの「テネブラエ」だと名乗り、扉の奥に向かいたければ、契りを結び「ラタトスクの騎士」になれと言う。マルタを助けたい一心で契約に応じたエミルはテネブラエによってラタトスクの騎士として力を得る。
アクアが立ち塞がっている所まで戻ると、エミルは人が変わった様に勇ましくなりアクアに戦いを挑む。アクアは配下の魔物をしかけるがエミルに倒され、アクア自身も力をそがれて気を失ってしまう。エミルは訳が分からずうろたえていると、テネブラエは「ラタトスクの力がエミルに憑依していた」と説明し、マルタを救う為洞窟の奥を目指す。

両親の仇であるロイドを見つけるとエミルは剣を向けてロイドと対峙する

洞窟の奥へ向かうとリヒターが倒れているのを発見する。助け起こすと、ロイドにやられてしまったと言って気絶してしまう。テネブラエにリヒターを助ければ後悔することになると言われながらも放ってはおけないエミルはマルタの捜索をテネブラエに任せ、アクアの下まで戻る。アクアに事情を説明してリヒターの介抱を任せると自分はマルタを探して洞窟の奥へ向かう。
洞窟の奥ではマルタがロイドと戦っていた。エミルはロイドの姿を見ると、パルマコスタでの恨みをぶつけ勝負を挑む。しかし力の差がありすぎた様でエミル達は負けて気を失ってしまう。気が付くと洞窟にあったはずの光のセンチュリオン・コアはロイドに持ち去られた後だった。テネブラエが持ち去られた光のセンチュリオン「ルーメン」のコアの気配を追うが感知できない程、ロイドは遠くに逃げてしまった様だった。
エミルにとってセンチュリオン・コアやラタトスクが何なのかよくわからない状態なので、マルタとテネブラエは説明をする為に洞窟を出てルインに戻ることになった。洞窟を出るとそこはかつてマナの守護塔が立っていた場所に繋がっていた。マナの守護塔跡を抜け、ルインに向かう途中で休憩をとり、そこでエミルはマルタとテネブラエからラタトスクについて説明を受ける。ラタトスクは古の大樹に宿るの精霊で魔物達の王であり、はるか昔に勇者ミトスが世界を2つに分けた時にコア化して眠りについていて、今はマルタの額に宿っている状態であった。マルタ達はラタトスクのしもべである全てのセンチュリオンを目覚めさせ、ラタトスクを目覚めさせる為に旅をしていた。ラタトスクが眠ったままだと自然界がバランスを崩し世界が滅ぶ危険があるのだと言う。ラタトスクの監視が消えてセンチュリオン達は配下の魔物との縁をほとんど失い、その結果、魔物が暴走してマナのバランスを崩していると説明する。水のセンチュリオンであるアクアは目覚めてはいるがリヒターに付き従い、職務を放棄している為、水害が絶えないのだとテネブラエも加えて説明する。マルタとテネブラエの旅はラタトスク復活に加えて、センチュリオン・コアをリヒターやロイド達に渡さない様回収する目的もあった。

ルインでのマーテル教会騎士団の言動に怒り、エミルは豹変して騎士団長マーグナーに挑む

ルインに到着するとヴァンガードのホークに遭遇する。ホークはマルタにラタトスク・コアを返せばヴァンガードに戻れると声をかけるが、マルタは拒否してエミルを連れて逃亡する。するとホーク達ヴァンガードとは別にマーテル教会所属の騎士団と団長マーグナーまでラタトスク・コアを狙って現れた。マーグナーはロイドと教会の命令でラタトスク・コアを回収に来たらしく、大人しく従えばルインはパルマコスタの様にはならないと話す。エミルがマーグナーの言葉に疑問を持つと、ヴァンガードがラタトスク・コアを使ってマーテル教会と神子の殲滅を企て反乱を起こした為にロイドがラタトスク・コアの奪取と制圧目的でパルマコスタの住人にまで手をかけたということが判明する。エミルの両親が死んだ背景を知ったエミルは怒るが、一先ずマーテル騎士団から距離をとる。
マーグナーはルインの人々に「ヴァンガードに加担する者が町にいるとロイドから報告を受けてやってきた。よって反逆罪で町を裁く前にマルタという少女を連れてこれば見逃す」と演説をする。遠くで聞いていたエミルはルインをパルマコスタの二の舞にしない為にマルタにラタトスク・コアを差し出す様声をかける。マルタは決心した様にルインへ歩き出し、ラタトスク・コアを渡してくると言う。テネブラエからラタトスク・コアを差し出せばラタトスク・コアの養分になっているマルタの体は死んでしまうと教えられエミルはマルタを追いかける。マルタは既にマーグナと接触し騎士団によって取り押さえられていた。マルタを捕えたマーグナーはルインに用はないと言い焼き払おうと部下達をけしかける。住人達が襲われる中、戻ってきたエミルは人が変わった様に乱暴な言動と強力な力で騎士団を圧倒し町から追い出した。
マルタとルインを守ったエミルだったが、ルインの町の人々はエミルの先程の言動に恐れて今まで以上に避ける様になっていた。ルインの町長に「自分の知っているロイドは目的の為に略奪や虐殺をする様な人ではない。真相を探ってほしい」と頼まれ、エミルは町を追放同然で出ることになる。これは、エミルを町から出すことで殺気立っている町人達との間で混乱が起こるのを回避させようとする町長の優しさでもあった。マルタとテネブラエはエミルを追いかけ、「センチュリオン・コアを探していればロイドとも会う機会があるだろう」と持ち掛け、3人で旅に出るのであった。

第2章 風、波立つ心

マルタの母はコレット達が再生の旅の途中で起こした大樹の暴走で死亡してしまい、その怒りをマルタはコレットにぶつける

ルインを出たエミル達はアスカードの町へと立ち寄りロイドの足取りを追う。町を歩いていると水色の長髪の男性とエミルはぶつかってしまう。男性は町中では姿を消しているテネブラエが見えるかの様な発言をしてエミル達を驚かせるが、そのまま去ってしまう。何者なのか疑問に思うエミル達だったが、町の中を歩いていると突然の突風に襲われ、マルタが吹き飛ばされそうになる。エミルが必死にマルタを引き寄せ、テネブラエに教えられた「壁画の間」という洞窟に様な場所まで避難する。風が弱まってきたことを確認したエミル達が人の話し声に気が付き壁画の間を出ると、外にはヴァンガードの戦闘部隊隊長アリスとその仲間達が再生の神子コレットを探していた。コレットの名前を聞いたマルタは何かを思い詰めた様に顔を暗ませる。
町の中を捜索すると一軒の民家の中にコレットはいた。コレットを見つけるとマルタはコレットを突き飛ばし、母親の仇だと言う。2年前の世界再生で大樹が一時的に暴走した時、パルマコスタは暴走で伸びた大樹の枝や根により壊滅する事件があった。その事件に巻き込まれてマルタの母親は死亡してしまったのだった。コレットは謝ることしかできず、その態度にマルタは家を飛び出していった。
マルタの過去の一片を知ったエミルはマルタを追いかけ声をかける。事件当時エミルはパルマコスタにいなかったから巻き込まれなかったと話すが、自分の記憶が曖昧で当時のことが思い出せずにいた。マルタは再生の神子が大変な思いをしながらディザイアンという、かつての悪の種族を封印し世界を統合したことのだと理解しながらも、母を死なせた事件の原因であることが許せなくてヴァンガードに入隊したと語った。そこへヴァンガード兵の1人が現れ、コレットの行方を尋ねられるが、マルタは神子は町を出たと嘘をついた。マルタはコレットを許せないけど、今のヴァンガードの活動の方が許せないと話す。以前のヴァンガードはシルヴァラント人を守る為に組織されていたが、総帥であるブルートの考え方が変わってしまい、今では人道を外れた犯罪行為でも平気で行う過激組織になってしまっていた。

ロイドをよく知るコレットはエミル達の話を聞き、何が真実なのか迷いながらもどちらも信じたいと話す

アスカードでロイドの足取りは掴めないと分かったエミル達はパルマコスタまで足を延ばそうとする。町を出ようとすると少年に呼び止められ、マルタがコレットを突き飛ばしたのを見たと言い神子に対する謝罪を求めてきた。エミルが動揺していると突風が吹き少年が吹き飛ばされてしまう。助けようと手を伸ばすマルタに助力しようとエミルとテネブラエも近づこうとするが、そこへアリスが魔物を操って現れる。そこへコレットがマルタと少年を助けに現れる。アリスはマルタとコレットの両方を捕まえてヴァンガードに持ち帰ろうと部下に命令するがあっさり負けてしまい撤退する。コレットもマルタと少年が無事であることを確認すると去っていく。
エミルとマルタはコレットにお礼を言いにアスカード町長の家まで行くと、コレットは町に吹く突風の原因を探る為に町にある石舞台を調査しに行くと言う。以前、石舞台には魔物が住みついていたことがあったので、今回の異常現象も石舞台が関係しているのではないかと考えていた。エミルとマルタはコレットに助けられた恩を返す為にコレットに同行する。石舞台を調査する3人だったが、そこへ大柄な鳥の魔物が襲ってくる。何とか逃げて町へ戻ってきたが、魔物はバリアの様な皮膜にで守られていて倒すことはできなかった。テネブラエが「先程の魔物はインセインという名前で、皮膜に守られているので攻撃が効かない。飛竜の爪でのみ破ることができる」と教えられる。
以前、コレットはハイマで飛竜使いの人に会ったことがあると言うので、エミル達は飛竜を求めて冒険者の町ハイマへ向かった。しかしハイマは魔物だらけで人の姿が見当たらなかった。ハイマの高台まで行くと大きな魔物が襲ってくる。その魔物を倒すと、飛竜の子供がやってきてエミル達の仲間になる。アスカードの石舞台まで戻るとエミルがインセインを引き付けている間に飛竜の子をぶつけて皮膜を破り倒す。普段は大人しいはずのインセインが襲ってきたことに疑問もつテネブラエに飛竜の子が石舞台の奥にある何かの力に呼び寄せられていると告げた。
石舞台に詳しいライナーという人に話を聞くと、石舞台の地下に何かあるかもしれないと教えられ、マルタが扉を開く儀式を行うことになる。マルタが準備している間にエミルとテネブラエはコレットに自分達の旅の目的とラタトスクについて説明した。石舞台でマルタが儀式を行うと以前にはなかった入口が現れ、マルタに額にあるラタトスク・コアが光った。ラタトスク・コアはセンチュリオン・コアに反応するとテネブラエが言うので、4人で石舞台の地下遺跡へと潜入する。テネブラエが風のセンチュリオン「ウェントス」の気配を感じた為、ロイドにとられる前にコアの回収に向かおうとする。コレットも行方不明となっているロイドを探していた為、エミル達はコレットにロイドがセンチュリオン・コアを回収していることとマーテル教会に命令してルインを襲わせた話をした。ロイドをよく知るコレットはロイドはそんなことをする人ではないと否定するが、エミル達が嘘を言っているとも思えず、ロイドのことはアスカードの突風が落ち着いたら考えることにして先に進む。遺跡の奥へ行きウェントスのセンチュリオン・コアをふ化させるとアスカードの突風は落ち着き、町は元に戻った。

エミル達の危機に颯爽と助けに入るテセアラの神子ゼロス

遺跡を出ると、エミルはロイドを探しているなら一緒に行こうとコレットに提案する。しかしコレットはエミル達とは別行動でロイドを探すと言い、パーティーから外れる。マルタはコレットと一緒にいて、母の仇ではあるが、大樹の暴走はコレットの悪意で起こったことではないと信じる様になっており、2人はすっかり友達になっていた。
エミル達は突風の件を町長に報告するとコレットと別れてロイドの故郷があるイセリアを目指す為、ハコネシア峠を通ってパルマコスタから船に乗ろうとする。ハコネシア峠を抜ける時、出口でヴァンガードのアリスとホークがいるのを発見する。アリス達に見つからない様にパルマコスタへ向かうことになるが、少し歩いた所でエミルはリヒターに斬りかかられる映像を見る。何故その様な映像が急に見えたのか分からなかったが、心配するマルタに白昼夢だろうから大丈夫と言いパルマコスタへ向かう。
パルマコスタでロイドの情報収集をする為、マルタと別行動になったエミルはテネブラエを連れて町を捜索する。するとそこでリヒターと再会する。リヒターと会話しているとそこへアリスが現れる。エミルにマルタの居場所を吐かせようと近づくアリスにリヒターは剣を向けて引くよう命令する。リヒターもヴァンガードの一員でアリスとは顔見知りだった様で、アリスはあっさり手を引く。リヒターはエミルにラタトスクの一件を忘れ手を引けと提案するが、エミルは頷けない。リヒターはエミルと敵対することになるが、こちらも引けないと告げて去っていった。
別行動のマルタにアリスのことを知らせる為エミルはマルタを探す。テネブラエがマルタのラタトスク・コアの気配を辿るとマルタは集合場所の酒場にいると判明し、エミル達は急ぐ。マルタと合流してアリスやリヒターのことを話すと急いでパルマコスタを出た方が良いという結論が出る。しかしそこへ船員が声をかけ、最近海は荒れていて船はしばらく出せないだろうと言う。どうしても船を出したいなら総督府にいるドア婦人を訪ねろと教えられ総督府へ向かう。
マルタはドア婦人と会うのを渋るが船を出してもらう為に仕方なく面会する。ドア婦人のクララに面会すると、マルタは父が血の粛清の時に迷惑をかけたと謝罪するが、クララはマルタは悪くないので謝ることはないと話し要件を聞く。マルタはエミルと共にイセリアがある大陸に渡る為に船を出してほしいと頼む。クララはエミルを見ると少し驚く。エミルもパルマコスタ出身だったので面識があるはずだったが、クララはエミルの印象が当時のものと違ってしまっていたのでエミルだと気付かなかったと言う。クララは海が大シケになっている原因をトマスという漁師が見つけ、カミシラ山地の王朝跡へ出かけて行方不明になっていると説明する。トマスはかつてエミルの隣に住んでいたと言うがエミルは思い出せずにいた。
トマスを探す為にエミル達はカミシラ山地へ向かおうと総督府を出るとそこにリヒターが襲い掛かってくる。エミルは咄嗟にマルタを庇い、マルタを守る為にラタトスクと契約して騎士になったと明かすとリヒターは驚く。そこへどこからかリヒターに向かって剣が飛んでくる。リヒターが剣を払い除けると、そこにテセアラの神子ゼロスが立っていた。ゼロスがエミル達を助けるとリヒターはアリスに気を付けろと助言して退散した。ゼロスは総督府に用事があると言ってエミル達と別れると、エミル達もカミシラ山地の王朝跡へ急いだ。

ロイドを悪く言うやつとは付き合わないとゼロスは告げるとそのまま去っていく

エミル達が王朝跡を進むとトマスが倒れているのを発見する。エミルがトマスを助け起こすとエミルを見て驚くが、すぐに気を失ってしまう。そこへアリスが魔物を従えて襲ってくる。エミル達はなんとかアリスを抑え込むと、アリスが魔物を従える時に使う機会ヒュプノスが壊れてしまった様で、それまで味方だった魔物がアリスに襲い掛かる。アリスの危機にゼロスが現れ、魔物を一撃で仕留める。ゼロスはアリスがヴァンガードだと知っており、今回は見逃すから逃げろと促し、アリスはそのまま去っていく。ゼロスはクララに頼まれてエミル達を助けに来たが、エミル達がロイドを追っている理由を聞くとこれ以上は協力できないと告げ、連れてきた仲間にトマスの介抱を任せ去っていった。
トマスが気を失う前に海の大シケの原因がレモラという魔物だと告げていたので、王朝跡の奥へ進む。するとテネブラエは海のシケの原因が魔物同士の縄張り争いだと気付く。地底湖までやってくるとマニトウという魔物が暴れており、シケの原因の大本だと判明する。エミル達はマニトウを抑えようとするが逆に飲み込まれてしまう。気が付くとエミル達は浜辺に打ち上げられていた。浜辺を歩いていた人物にここがどこか尋ねるとイセリアの北であることが判明する。マニトウに飲み込まれてエミル達は海を渡ってきたのだった。

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『テイルズ オブ レジェンディア』はバンダイナムコゲームス発売のPS2用専用RPGであり、『テイルズ オブ シリーズ』の第7作目のマザーシップタイトルである。ジャンル名は「絆が伝説を生み出すRPG」。遺跡船と呼ばれる巨大な船に流れ着いたセネルとシャーリィの兄妹が、世界の命運をかけた戦いに巻き込まれていくストーリーである。

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テイルズ オブ ゼスティリア(Tales of Zestiria)のネタバレ解説・考察まとめ

『テイルズオブゼスティリア』とはバンダイナムコエンターテイメントが開発したロールプレイングゲームである。テイルズシリーズの15作目にして、20周年記念作品であり、キャッチフレーズは「伝承はいつしか『希望』になる」。壮大な世界観で、自由にフィールドを駆け巡ることができる上、新しいシステムを使用し、おなじみのスキットも楽しめる作品だ。天族に育てられた人間スレイは、純粋かつ大きな夢を抱いた少年だった。少女との出会いをきっかけに彼は災厄に見舞われる世界を救う導師になることを決意する。

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テイルズオブシリーズのマスコットキャラ+グッズまとめ

我らがバンナム様の大人気ゲーム、テイルズオブシリーズですが、その壮大でリアルな世界観はRPGとして最高峰です。そんな中、いくつかのシリーズに登場するマスコットキャラクターがいます。それは今ではマスコットの範疇で収まる事無く、数多くのグッズとして制作・販売され、そのかわいさも抜群なのです。今回は、そんなテイルズオブシリーズのマスコットキャラの紹介とグッズをまとめてみました。

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【テイルズシリーズ】ファン以外が見たら意味不明な画像まとめ

『テイルズシリーズ』とは、バンダイナムコエンターテイメントが製作する、1995年の『テイルズ オブ ファンタジア』を1作目とするRPGの総称である。 ほぼ全ての作品が完全に独立した世界観を持ち、ゲームごとにまったく異なる場所での冒険をすることになるという特徴があるため、個別の設定や専門知識が無いと「何これ?」と首をかしげたくなるような光景も時に見られる。またシリーズの歴史と人気から、様々なファンアートも作られている。ここではその一部を紹介する。

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