めだかボックス(Medaka Box)のネタバレ解説まとめ

原作:西尾維新、作画:暁月あきら。
週刊少年ジャンプに掲載、コミック全22巻。ジャンル「学園異能インフレ言語バトル漫画」。
ありとあらゆる事を完璧に出来る、黒神めだかが生徒会長となり学園の問題を仲間達と解決していく物語。超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」編から「能力者」と呼ばれるキャラがめだかと戦う。原作者は「物語シリーズ」で有名、キャラの独特な名前、推理、言葉遊び、パロディが豊富。

概要

「箱庭学園」を舞台とし、一年生にして脅威の98%の支持率で98代目の生徒会長になった黒神めだかが、生徒の悩みを解決する為に目安箱を設置しそれを解決する物語。
目安箱は通称「めだかボックス」と呼ばれ、話の初期ではなんでも出来てしまう完璧超人の黒神めだかが一話ごとにその中の悩みを解決していく読みきり方式だった。

その後は、超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」が学園で研究されていると知り、生徒会の仲間と解決しに行くバトル展開や、黒神の永遠のライバルが登場したりなど少年漫画特有のストーリーになっている。
その事に対してキャラクター自身が発言するメタフィクション的な台詞回しが特に多い傾向にある。
(例・それはこの世が週刊少年ジャンプだとしたら彼女は主人公だからだよ)

単行本は全22巻、2011年にはテレビアニメ化されている。
話数カウントは「第○箱」。

世界観

超能力めいた得意な才能が存在しており、それらを「スキル」または「スタイル」と呼び、戦闘での要となる。

「箱庭学園」が舞台であるが授業風景などはほとんどなく、特別なクラス編成により1~9組「通常/普通(ノーマル)」10~12組「特例/特別(スペシャル)」13組「異常(アブノーマル」が分かれている。
後に、球磨川禊によって「過負荷(マイナス)」のスキルを持った生徒が集まる-13組が設立される。

通常/普通(ノーマル)

特に何の能力も持たない一般生徒。
1から4組は「普通科」、5・7・9組は「体育科」、6・8組は「芸術科」となっている。

特例/特別(スペシャル)

箱庭学園が特待生として迎え入れた、言わば「エリート」。
部活の部長や格委員会委員長などが在籍している、特殊なスキルが使用できる生徒も居る。
10組は「特別普通科」 11組は「特別体育科」 12組「特別芸術科」

異常(アブノーマル)

箱庭学園が特待生として迎え入れた中でも「才能や資質のではなく物理的に不可能な事すら実行してしまう」、人間では到底不可能な行い「偉業ではなく異常」な能力を持った生徒のみ在籍している。13組生は学費免除どころか登校義務さえ免除されている。主人公のめだかも13組に属している。
注目すべきは「その能力があるから不可能な事を実現できる」のではなく、「生まれながら異常である故にそれができてしまう」というところにある。
例えばめだかの異常性は「全てを完璧にできてしまう」というものであり、数学者が数年かけて解いた難問を一目見ただけで解いてしまったり、ドラムを叩いた際には寸分の狂いもなく譜面通りに演奏をした。しかし、これはめだかの異常性が成せる事であり、めだかが努力の故に獲得した能力ではない。それ故、めだかは出来ない人の気持ちが分からないなど、ただ単に「優れた人物」ということではなく、まさに「異常(アブノーマル」なのである。

過負荷(マイナス)

球磨川禊が中心となり全国の高校から転校してきた生徒が所属。
「異常(アブノーマル」並みの能力を持っているが、その全てが「欠点にしかならない」能力の持ち主。「異常(アブノーマル」が「生まれついての異常者」ならば「生まれながらの敗者」が過負荷(マイナス)である。
世界屈指のマイナスを持つ球磨川は人生において一度も勝利したことがない。それは球磨川が「弱いから」、「才能がないから」という理由があるわけではなく、「生まれついての敗者」であるため「勝つことができない」というのが正しい。
過負荷は劣等感まみれで馴れ合うこともほぼ不可能であり、クラスには席の上に携帯電話が置いてありそれで会話するなどクラスとしてなりたっていない事がしばしばある。
モットーは「ぬるい友情・無駄な努力・むなしい勝利」

主要人物

黒神 めだか(くろかみ めだか)

CV・豊崎愛生
本作のヒロイン兼主人公、1年13組、10月2日生まれ、身長166.2cm、体重56kg、スリーサイズはB98/W59/H87。
箱庭学園第98・99代生徒会長であり容姿端麗、才色兼備、身体能力もオリンピック選手並みであり実家は世界経済を担う大金持ちと全てにおいて完璧な人物。

「見知らぬ他人のために生まれてきた」を信条にし、誰からの相談でも24時間365日受け付けると公言し一年生にして98%の支持率で箱庭学園の生徒会長になった。
一般常識には疎く、信者は多いが友達は幼馴染の人吉善吉しかいなかった。
そして、最終的に「見知らぬ他人」の為なら親友でも足蹴にしてしまう彼女は、本来の異常性も相まってどんどん人間離れしていき物語の中盤では孤立してしまう。

その後、善吉に「見知らぬ他人の役にたつために生まれてきた」信条を粉々に打ち砕かれ、生きる意味を失った彼女に善吉は「それはお前自身が決めることだ」と一喝し、黒神めだかは今まで他人の為に生きてきた人生から脱却し自分の目標を探すこととなる。
最終回で大人になってからは異常性が失われたが、本来の優秀さで黒神グループの総帥として働いている。

黒神めだかの真骨頂(善吉談)
主に彼女の性格をあらわす特徴。

その1「上から目線性善説」
悪事を行った人間に対して「仕方なくそうなった責任は必ずある」と勝手に考え、力ずくで更正させようとする特有の性質。

その2「ツンデレ」
普段は古風で男勝りな口調、性格だが、感謝を現す際などはデレて乙女口調にスキンシップが激しくなる。

その3「行きすぎ愛情表現」
全人類を家族だと思っており(対象は敵見方問わず)愛情表現がハグからのキスと激しい。
小学校に入る前は誰にでも行っており、善吉に止められめったに行うことはなくなった。

その4「乱神モード」
本人の怒りが最高潮に達したときになる、自力で感情のコントロールができない暴走状態。
髪の色が青白く変色(アニメ版では赤白く発光)し、身体能力も向上する。

スキル 「完成(ジ・エンド)」

他人のスキルを本来の持ち主より使いこなし完成された状態で体現・会得できる。
後に、直接観察しなくても他人のスキルの情報を聞くだけで、推理と仮説を立てることによりそのスキルを体現することができるようになったり、過負荷も自由に体現できるようになるなどチート並の使い方も会得している。
ただしこのスキルは解析によるものであるため、めだかの「見知らぬ他人の役にたつために生まれてきた」信条のため、「必要でなければ幼馴染すら容赦なく切り捨てる」という非情な性格があだとなり技術的なものしか複製・昇華できず、芸術的な要素は全く学習できないという欠点も存在する。

人吉 善吉(ひとよし ぜんきち)

CV・小野友樹(幼少期・真堂圭)
本作のもう一人の主人公であり語り手、1年1組。身長約173cm。
箱庭学園第98・99代生徒会庶務、箱庭学園第100代生徒会長。
めだかの幼馴染であり2歳から彼女が多大な信頼を置いている人物。

中学の頃は不良めいたこともしており、斜に構えた態度だが基本的には熱血で善人である、また努力家でもある。
ずっとめだかの傍にいて問題点も良い点も見てきた、そしてめだかを傍で支える事が自分の役目だと思い汚れ役を率先として引き受けている。
めだかやその他スキル持ちと比べどこまでも「凡人」である。

スキル 「欲視力(パラサイトシーイング)」

生徒会戦挙で球磨川禊と共に瀕死状態になった際、安心院なじみが与えたスキル。
球磨川禊から奪われた視力を回復するだけでなく、他者の視線を覗くスキル。

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